はぼ毎年購入している「矯正 YEAR BOOK」ですが、昨年終わりくらいに購入しようと思ったら、品切れでした。
しばらく記憶の彼方にあったのですが、先日そうだ、と思いだしてオーダーし、昨日届きました。早速。興味あるトピックを読んでみました。
当院でも使用している審美ブラケットSilkon、最近一般化している矯正治療用のインプラントアンカー、歯並びの側方拡大など。
インプラントは若年者は適応ではないとのことで当院では行っていないのですが、ティーンエイジャー以降でしたら、インプラントして3か月以上くらい期間を置いて使用すれば、脱落率が減るとの研究結果が示されていました。ヘッドギヤーなどの患者さんの負担が減少しますし、より抜歯をしない例が増えると思いますので、要検討ですね。
歯並びの側方拡大は適する場合とそうでない場合、年齢的なもの、上下で効果が異なる、後戻りの問題などありますので、色々な例や考え方を学ぶのは有意義です。
当院の歯科矯正治療は、「痛い、高い、時間がかかる」というマイナスイメージを減らしたいと努めているつもりです。すなわち、痛くなく、治療費が安く、治療期間を短く、ということです。そのためには、通常の治療ができる知識と技術はもちろん基本ですが、使用材料や歯の移動メカニズムなどの新しい情報も取り入れつつ応用し、一人ひとりの患者さんに応じた工夫を続けることではないかと思っています。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam