福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

仕上げミガキのポイント その2

2006-07-22 | 歯みがきのこと

2歳後半になって乳歯が全部出揃う時期になると、いちばん奥歯のむし歯リスクが高くなってきます。一方でそれまでの上の前歯のリスクは下がってきます。ですから4歳位までは、仕上げミガキのポイントは奥歯、それも一番奥歯(第2乳臼歯)です。一つ前の奥歯(第1乳臼歯)は、統計的にもむし歯リスクはこの時期あまり高くありません。かみ合わせ部分の溝を重点的に歯みがきしてあげて下さい。他は、ホドホドで結構です。
この時期にはむし歯菌の感染は一旦終わって、どの子もむし歯リスクが上がり、歯垢の量も多くなってきます。また、奥歯の溝が深い場合、歯みがきのみでは予防効果に限界があるように思います。歯みがきはもちろん重要ですが、歯科医院で定期的なフッ素の塗布や溝の部分の積極的予防(フッ素入りセメントやシーラント)をしてもらうと安心です。

当院の患者さん(保護者)説明用ファイルの1ページです。

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