福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

電動ハブラシ

2006-07-05 | 歯みがきのこと

乳幼児の保護者への仕上げミガキ指導、小学2、3年生以上での本人への歯ミガキ指導など、当院の歯科衛生士は頑張って歯ミガキ指導を行っています。一般的に重要なことを話して、一般的な歯ミガキを指導しても、まず何も変わらないと思います。そこで、年齢による重要ポイントに個人差も加えて、今ここをこのようにという個別のプランを作って指導しています。でも、磨くのは歯科衛生士ではありませんので、いくら理想的なプランを提示しても実行されなければ、絵に描いた餅。ここが指導の難しく奥行きが深いところだと思います。
別に患者さんが歯ミガキおたくになる必要は無いわけで、楽に無理をせずに気持ちよく歯磨きをして、そのレベルがむし歯、歯周病を進めないものであればOKなわけです。それを助けるもののひとつとして、手用ハブラシより短時間でより歯がきれいになる電動歯ブラシがあると思います。
スタッフも私も通常の歯ブラシに加え、代表的な2種類、すなわち音波歯ブラシ系とスピンブラシ系を使用しているのですが、使用しての感想は皆様々。業界で働く人間でも意見の違いがあって意外でした。きれいになる効率でいえば、音波歯ブラシ、スピンブラシ、手用歯ブラシというのは事実なのですが、音波歯ブラシでは振動が気になるとか(通常しばらく使用すると慣れることが多い)、歯磨き粉が振動で飛んでしまいやすいとかあります。また、歯ブラシのタイプに関わらず毛先が硬いとかちくちくするとかは、振動とか回転能力とかよりメーカーが提供している毛の硬さや形状によると思われます。また、矯正治療中であると電動歯ブラシの振動や回転で歯が痛いという感想もありました。

一番上がオムロンの音波歯ブラシ。元祖ソニッケアには劣るが、実売4000円弱の充電型なのでお手頃。小型だし替えブラシも安いのでお奨め。毛先が細いので若干チクチクする感じはあります。
真ん中は、スピンブラシ元祖のブラウンのもの。3000円弱でこれも充電型。電池型は2000円くらい。これは無難によろしい。
一番下はスリムネック型歯ブラシの元祖、ドクタービー(歯科医院専用)です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする