福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯のクリーニング その1

2006-04-17 | むし歯予防の話
最近の歯科のキーワードはインプラント、ホワイトニング、歯のクリーニング、予防歯科などが挙げられるのではないでしょうか。歯科医院のホームページを見ても、どこもこのようなキーワードが出てきますので、結局どこに行ったら良いのか決定しかねる状態で、やはり口コミになったりしませんか。
私は小児歯科が中心なので、インプラントとホワイトニングはちょっと専門ではないのですが、予防歯科は小児歯科には付き物、また歯のクリーニングはむし歯や歯肉炎の予防に効果があるので随分前から行っています。歯のクリーニングは、業界用語ではPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning :専門家による機械的歯面清掃)といいます。患者さん側にとっては、歯石や着色も無くなってすっきりピカピカで気持ちいいですよね。審美的効果も充分あると思います。アメリカでは、年齢に関係なく、歯科を定期的に受診してむし歯や歯周病のチェックを受け、クリーニングの後フッ素を塗ってもらうという予防メニューは随分以前から定着しており、「プロフィー」(清掃を意味するProphylaxisから来ている)と呼ばれています。プロフィーも患者さんにとっては大いに審美的なものではあります。
歯科医側からすると、目立たない部分、すなわち歯ぐきの中や歯と歯の間に慢性的に残っている、むし歯や歯周病の原因となるバクテリアを除去するという目的があります。
「クリーニングしても本人が簡単にはみがけないところだから、数日すればもとに戻るんじゃないの?一時的な爽快感?」という質問があっても当然です。ところがこれは違うんです。続きは次回に。
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