福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

家でできるフッ素使用

2006-04-22 | フッ素について
低濃度であっても毎日のフッ素環境はむし歯予防に有効であることは、水道水にフッ素を入れている国、地域の結果で明らかです。家でできるフッ素としては、もちろんフッ素入り歯みがきがありますね。少量使用して歯みがきしその後はうがいをしないというのが、最も簡単で安上がりな家庭でのフッ素というわけです。ただし、子ども用を少量使ってもやはり子どもとしては、うがいしたくなるのでしょうか?
低年齢でむし歯リスクが高い場合は、やはり、歯科医院での定期的フッ素塗布に加えて毎日のフッ素に助けてもらうのが現実的です。
そこで、家庭用のフッ素ジェルや泡のフッ素の使用をお奨めしています(現時点では、歯科医院専用で通常の薬局等では販売されていません)。これらはフッ素濃度的にはフッ素入り歯みがきと同様なのですが、味や性状がうがいをせずとも大丈夫なように工夫してあります。1歳半くらいで初期むし歯がみられる子どもたちには、それなりの環境的バックグラウンドがあることが多いのですが、その環境をすぐに変えることは簡単ではありません。そこでフッ素の登場です。家庭で毎日使用することで、初期むし歯を元に戻す、ストップさせることを期待します。
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