熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

5回目のレッスン

2009年05月24日 | チェロレッスン
例によって、いきなり金婚式を弾く。
弾きはじめから、不調を実感。
楽器は鳴りにくいし、音程を司る神経が眠っている。
理由はさっぱりわかりません。

先生も、「いったい、どうしました?」

前回、練習の成果が出てきたと喜んでいたら、そのままズズズと後ずさり!?
あともう一息と言われながら、それがなかなか・・・
一息は青息吐息 !?

間近の注意点は良くなっていて、それ以前の不具合がぶり返す。
もぐらたたき。
改善したことを定着させることが出来ないのは練習不足もあるけど、不注意、無神経もあると思う。
集中力が足りん!
そして出来たと安心してしまうと、すぐ元に。

最後、「今回で一応、仕上げとしてもいいのですが、」と先生も気を使って下さった。

しかし、最後まで調子が出なかったし、第一、レッスンで曲が上っても素直に喜ぶようなウブな生徒でなくなっております。
すべての注意点をどれだけベストの状態でキープできるか、もう少し粘ってみたいと思います。
今まで習ったあらゆる点を復習しながら、着実に身につけたいものです。

先生もそれは望むところだったようで、少しずつでも完成度の高いレパートリーを増やしましょうと。

今回は、左手のトラブルシューティングが大収穫。

問題発覚!

◎親指が時々浮いている!
押さえる指に力がない原因の一つがそれ!
かつて、親指に力が入りすぎと言われ続け、いつのまにか親指が宙を放浪するように。
ヴィブラートの影響もあり。

◎指がバラバラ
ヴィブラートをかける場合、指が単独行動になりやすい。
指板に着地する時は一本ではなく他の指の補助も忘れない。

◎指を離す力
4~1まで順に離した時(一弓で)、いつも音がモゴモゴ。
(この曲ではありませんが)
クリアサウンドにするには?と質問。
指の強化として、1~4順に押さえ、4~1順に離す指のエクササイズ。
音が出るくらいパンパンたたいて、離す時は一本ずつ、ピッチカートっぽく。

あと、ヴィブラートのかけ方について。
これが正解というのはないけど、今はしっかり音程を確認してからかけること。
最初からかける音がボケやすい。
音程が取りにくいところは特に。

ヴィブラートは私の場合、時間ばっかりかかってかなり苦手。
かけ方が悪く逆効果のことも多い。
振ってるつもりでも、思うように効果が出てこないのですが諦めは禁物。
慣れていくしかありません。

ボウイングは良くなっているそう。
「右手、前からそんな持ち方してました?」と良い意味で言って下さった。
情けないことに、往々にして自覚がないのですねぇ。
次回のレッスンで、また元に戻ってますよ、と言われたくないものです。

同じ曲を習っていても、レッスンごとに気がつかなかった問題点を次々指摘下さるのはありがたいです。
問題点の在庫は尽きることがないとも言えます。
明らかに本人もわかっている点は敢えておっしゃらないのもありがたいことです。



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2 コメント

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離す (ひみゆ)
2009-05-24 19:54:14
こんばんは~レッスン着々と~♪ですね、レッスンの丁寧な内容を拝見しては「なるほどね~」などと読ませていただいてます。

離すってところに反応しました笑

わたしの方は、三年と半年ほどかけて、最近ようやく某○マハの大人のテキスト全三巻が無事終了して、テキストの呪縛から開放されて笑
はじめてウェルナーを始めました。
1ポジションの練習というのを先日して、指摘されまして。
開放の半音上が綺麗くない、ということで原因は「離しが遅くてあいまい」ということでした。かなり目からうろこでした。
先生にも実践して見せていただいて「こんな感じであいまいに離すと雑音が混じるんですよ」と。そしてぱっと離して弾いてくださり、その違いに目から濁流でした爆爆

押さえる、というのはつい気合が入りますが、なかなか離すところまで意識ってできないですね。
でも最近自分がチェロ弾きながら心の中で言葉をしゃべれることに気がついたのを生かし、気をつけたい場所に来たときに「離す離す」とか「返しゆっくりゆっくり・・」とかつぶやくようになりました。簡単な譜面でしかできない裏技ですが笑
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目から濁流!? (フルフルハウス)
2009-05-24 23:18:17
ひみゆさん、おひさです。

から
こんな感じ?初めてのぼきゃぶらりいです

勢い良く離すとピチカートに近くなると思いました。
鍛えてみようと思っています。
某○マハで3巻修了おめでとうございます。
ず~~~っと猛練習炸裂ですか。
もうチェロが体の一部でしょうね
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