熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

謎のチェロ

2010年09月28日 | チェロ


駒の位置に
花柄に


誰の家なのか追跡調査、↓こんなんでました。


Ralph Lauren Home Collection: Bedford Manor


やっぱり花柄。
どうやって?

まさか、カーテン地とオソロ?
生地でくるんでみましたってか?

駒も形が変?
歪んでいるのか、やや右に上がっている。

駒の位置からわかるように、アメリカでもチェロの認知度は低いようである。←独断&偏見

34回目のレッスン

2010年09月26日 | チェロレッスン
例によって、ぶっつけ。
ただ無心に弾いてみたところ、今回発症したのはリズム音痴。
ノリが悪く、ものすごく弾きにくかった。
前回は、音痴だった。

その日の体調で、音程とリズムは変化しやすいそうですが、それにしても・・・

音程とリズムが合格ラインになったから次のステップに進んでいるのに、
持病が次々顔を出すとはショック。

複付点が甘くなっている。
拍がない。
3拍子を忘れない。2拍子ではない。
屁見おら←なんちゅー変換
ヘミオラという言葉は初耳です。

転調部分から。
ミ~・ミ~ファ・・・フェルマータのアウフタクトだけが取ってつけたようで異質。
ミのオクターブがうまく繋がらない。
移弦のタイミング、角度、弓の配分に問題あり。

Dur感を出す。
同じミ~ファミ~ファの繰り返し、徐々に弓のスピードを上げて明るさを。
同じ音型を同じテンポで、弓のスピードや浮かせ方を変化させ表情をつける練習。

むずかしい!
変化をつけているつもりでもついていなかったり、
変化してはいけないところまで変化したり。

転調部分のメロディは、一回目はフォルテ、エンディングの2回目はピアニッシモ。
音量だけに気をとらわれない。
ピアニッシモの時、弓の毛を少なくして弾く。
スルタスト気味に。
これも初耳語。

他、歌うようにテンポをゆるめる箇所の練習。
いわゆる「ため」ですね。

フェルマータ、ピウモッソ、リット、ペルデンドシ
テンポの変化をつけるのはリズム音痴にとっては至難の業なのです。

とまあ、いろいろ課題が増えるとユルイ土台がぐらつく。
「何だか堂々巡りになってますね。」と私。

先生「ヴィブラートは、無意識でかけてなく、かける所を考えていて、良くなってますよ。最後のトリルも練習の成果が出てきてます。」

最後の4小節のトリル、少し光明が見えてきました。
トリルの速度がワンパターンなので、速度を徐々に落とせるように。

ヴィブラートは終わりがコントロールできないので、リズムを狂わす原因かもしれません。

余談
さっきN響アワーを見ていた母「爪、きれいに切ってるね。」
ウィスペルウェイでした。
即、真似できる点であります。

結婚式

2010年09月21日 | 紀行

下の姪っ子のWeddingで、逗子までバアさん連れて。
例によって、姪っ子の2次会ドレスと自分達の服を制作。
幸せな作業でした。

若いカップル、憧れのオーシャンビュー。


最高のお天気!
ただし、暑い!
中高年は干物にならないよう早々に避難。
↓ブーケトスらしい。


下の姪っ子、ウチに遊びに来た時は、私の音楽の師匠。
拍がないと言って、ずいぶんシボラレ、呆れられました。
ブラスバンドの部活に明け暮れる高校生だったのが、ついこないだのよう。
早いものです。

トランペットを吹く花嫁、ブランクあるのに、よくがんばった!
おめでたい席、ブラスは元気があっていいね!


それは賑やかで、はじけるような披露宴でした。

今年は孫の結婚式に2回も出席できて、バアさんも達成感。
また次の目標探して生き延びてもらわねば。



これでいいのだ!?

2010年09月14日 | 番外

ワタシもサポーターだったことは、投票用紙が送られてきて思い出しました。
元ご近所の多子ママ議員の応援をしていたので、サポーターになったのでした。
数の勝負で何だか小沢さんに有利な気がしてましたが、
ママ議員の応援する菅さんに決まって、とりあえずよかった。

しかし、そもそも党首の選挙と総理の任期の関係がよくわかりません。
政治空白は出来るし、合理的でないとシロートは思ってしまう。

33回目のレッスン

2010年09月13日 | チェロレッスン
道中、冷房ヒエヒエの電車の中で腹式呼吸をがんばった。
ジュディ・オングの呼吸法を雑誌で読んだのですが、もう吐けないところからもっと吐くと良いらしい。
吸う時は、肋骨を広げるつもりで。
それらを、舌を歯と歯茎の境目に付けて呼吸する。
するとお腹からジワ~っと温かくなり手足にも伝わるのを実感。
これはエエやん! 冷え性にも効果的!
もちろん、前に書いたように、腹式呼吸で体の柔軟性と握力アップを狙っています。

マイブームは音の骨密度?を上げること。
フォルテを出せるようになりたい。
そして、全体にヘナヘナした夏バテ音をシャキッとさせたかった。
左指の押さえ方、手首の高さに気をつけたり、肩甲骨を意識して弾く練習をして行きました。

これらの狙いも空しく、ぶっつけの一回目の演奏は先生を落胆させてしまった。

「今日は音を張り上げてばっかり。ずっと同じテンション。前の方がよかったです。なぜ?」

おまけに音程のアクシデントも。
ポジション移動でミスして全体に低くなってしまった。←自覚あり
昔は、音痴の発作が出たとよく書いたものですが、さすがに書かなくなるものですね。

フォルテは確かに出るようになっているけど、鳴らすことばっかりで音の方向とか最後の処理とかが全部おろそかになっていたらしい。

ヴィブラートをこれから入れるつもりだったのに・・・とお悩みの先生。

一番入れやすい所だけピンポイントで教えて下さいと私。
自己流でヴィブラートを入れて弾いてみたところ、
「とにかくヴィブラート入れたいだけのヒト、みたいな・・・」

フレーズを考えて、鳴らしてから入れる箇所、Vib.をかけっぱなしで繋げる箇所を特訓。
がんばって練習すれば、かけられるようになるそうでホッとしました。
ただし、かかったらかかったで、やめられない止まらない。
音が間伸びしてテンポがズレるのでそれも特訓。
Vib.かけながらも、ちゃんと数える。

ところで、最後以外のトリルは入れていきましたが、ダメ出しがなかったのは救い。

新しいことを加えると、前にクリアしたことが崩れがちなので要注意です。
その原因は、ちゃんと聴いていないことにあると先生。
フレーズがデコボコしたり崩れたりしても、気がつかないようではダメ。

それから、もう楽譜を見なくなり、弦と弓ばかり見て弾く癖がついて首が痛くなりますと言いましたら、視覚に神経が行きすぎるのはよくないと言われました。
目を閉じて練習してみようと思います。

後、3の指でD線G線押さえて、交互に弾くのに再挑戦。
3や4の指で5度の重音も出来ません。
か弱い3の指ではとても無理なので、前に変更したのですが、その方が、やっぱり前後の音の連なりが良いからと。
4ポジなので弾きにくく、音も出にくい。
出来るようになるのかしらん。


小澤さんに驚く

2010年09月12日 | 音楽

NHKBShiで小澤征爾さんの番組をふたつも見ました。
音楽の話、音楽教育の話が、とても興味深かった。
聞き手の有働さんより、話が理解できる自分が嬉しくもあり、不思議でもあり。
(視聴者のために、クラシック門外漢のふりをなさってたのかもしれませんけど)
これが6年前なら、無関心だし理解もできなかったのです。

弦セレのリハーサル、もう2,3度見ました。
指揮者っていつもあんなに熱いのでしょうか。

日経新聞に大野和士さんの自伝みたいなのが連載されていて、
それも目を見張る思いで読みました。

指揮者の情熱は、演奏家のそれよりも燃えたぎるようです。

大野さんは、お若いですが、小澤さんは75才。
タフという点では、先日の横尾さん74才。

ワタシの人生、まだまだこれからだと思うことにする。



横尾忠則全ポスター展

2010年09月09日 | アート
先日のチェロコンサートの帰りは、国際美術館に行きました。
大阪クラシックは、年齢層が高いですが、この展覧会は、若い人ばかりで驚きました。
たぶん若い人には新鮮なのでしょう。

排泄物と仰せのツイッターのフォロワーが7万4千以上というのも関係あるのかしらん。
横尾氏は、なんと74才!

彼の作品は見る機会が多かったし、昔はメディアにもよく登場していたので、私の世代には懐かしい感じがします。

全ポスターって、半端な量じゃありませんよ。
約800枚が所狭し。
よく保管されていましたね。

デザイン以外も多方面に超人パワーの創作力なのですが、ご本人曰く虚弱体質。
やっぱり天才なのでしょうか。

最後には疲れてきました。
蛍光色も含む色と形の洪水。
大胆奇抜でありながら、細部のこだわりも執拗。
量が多いので、逐一観察できません。

下絵や版下も展示されていました。
コンピューターのない時代、下絵はもちろん手描きで、写植を貼っていないところは
レタリングも丁寧に色を塗り、線で縁取られたりしていました。
ものすご~~~い手間です。

1965年あたりからのアングラ劇の反モダンな作風は彼の定番で、今に至るまで不滅でした。

昔の記憶がよみがえります。
オバサンはすぐにいろいろ思い出す。

寺山修二、唐十郎、三島由紀夫、ヤクザ映画とか見たことないですが、土方巽亡き後の暗黒舞踏は京都で見たことがあります。
異様な感動体験。
音楽も衣装も覚えています。
アメイジング・グレイスでした。

マイナーな芸術が元気なのと同時に、国内外に大スターがいた時代でもありましたね。
モンロー、ビートルズ、高倉健、裕次郎・・・
作品のジュリーのお顔はキレイでした!

疲労がピークに来たころ、最後に、高校生時代から神戸新聞社時代の作品群。
(これらを保管しているのにもビックリ)
なんとロストロポーヴィッチのチェロコンサートのポスターが!
1958年、神戸の国際会館で演奏されたのですね。
1000チェロは何回目の神戸だったのかしらん。

その頃のポスターは、当時のトレンドを意識してモダンでシンプルなもの。

全ポスター、すごいものを見せて頂きました。

毒気に当てられて、同時開催の束芋さんの印象が薄れてしまいました。




白鳥といえば

2010年09月08日 | チェロ

私には、サン・サーンスの白鳥ではなく、実はこの曲が浮かびます。←変人
ヴィスコンティ監督の「ルートヴィヒ」のテーマ曲。
Ludwig - Movie Clip - Tannhauser


白鳥が出てくるお話は「ローエングリン」で、このタンホイザーの「夕星の歌」と白鳥は関係ないようですが、映画のシーンがあまりにも強烈な印象だったもので・・・
若い時の刷り込みはコワイ。

学生時代、友人仲間でヴィスコンティブームだったことがありました。

同じヴィスコンティでも「ヴェニスに死す」のマーラー5番アダージェットは有名ですが、「ルートヴィヒ」のテーマ曲はワーグナーの何の曲か長らく知ることができませんでした。
クラシックに疎い連中ばかりだったもので。

時は流れ2004年、ルートヴィヒの足跡、お城を辿る旅をしました。
動画の洞窟も行きました。
土産物店でCDを買い、やっとタンホイザーの「夕星の歌」とわかってスッキリ。
当時、チェロを弾くなんて夢にも思わなかった。。。

チェロを始めて、是非トライしてみたい曲の一つでしたが、楽譜がよくわからずそのままになっていました。

私の拙さからすると、いつ弾けるのか不明ですが、まあそれはおいておいて、goshuさんのところから楽譜がダウンロードできてうれしいです。

大阪クラシックのチェロリサイタル

2010年09月06日 | コンサート
近藤浩志氏のチェロ。
中央公会堂 中集会室にて。

シューマン:トロイメライ
チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが
フォーレ:夢のあとに
ショパン:チェロソナタ ト短調Op.65
ピアソラ:オブリビオン

ピアノ:中井由貴子さん

40分前から並んで、扇型の客席の左端。
チェリストは真横から。ピア二ストの背中と手はよく見えます。
待ち時間に、自分のレッスンの録音を聴くというM的行為。
チェロという楽器の音色は、実にピン切り。
というか、チェロの音色になっているかどうかから問題なんですが。
残酷な比較により、絡み合った満載の課題の中でも優先したいものが見えてきました。

猛暑も何のその、安定した包容力のある演奏を披露して下さった。
トロイメライとオブリビオンにシビレました。
初めて生で聴いたオブリビオン、素晴らしくカッコいい!

メインディッシュでなくて、すみません。

チェリストと共に視界に入るお客さん、音楽に合わせて天を仰ぎ、手を上げいろんな動作をするのでちょっと困りました。

楽しいディナー

2010年09月04日 | 食べ物
三宮の見た目ゴージャスなレストランで、とってもリーズナブルなフレンチ。
ランチのようなお値段で、びっくり。
ただし、材料がとても少量ずつ。
それらを思いっきり工夫して豪華に見せる。
東京からいらしたゲストにも喜んでいただけてよかった。
やりがいのある仕事に邁進している若い人と話ができて、暑さボケからちょっと覚めましたわ。

【アミューズ】サイトに書いてありません。糸みたいなジャガイモの揚げたんが乗った洋風茶碗蒸し

以下●を選択
【冷前菜】
・鮎のリエットとフォアグラとスイカの3層テリーヌ、鮎のセビーチェ添え
・キャロットとムースのコンソメのジュレのカクテル、北海道産甘海老と生雲丹添え
●長野県産信州サーモンとフレッシュマンゴーチーズのパレット、毛ガニと旬野菜のジャルディニェール
・フォアグラと淡路の地鶏シュプレームのアンブロワジー、トリュフのチップ
【温前菜】
●淡路の鱧と順才入りコンソメスープ、とうもろこしのロワイヤル
・ハンガリー産フォアグラのローストを新牛蒡のプリン、牛蒡と赤ワインのソース(+\400)
【本日の市場よりの鮮魚料理】
・トリュフを纏った平目とカボチャのエクラゼ、茸の軽いソース
・本日の鮮魚とポアレ、ブールダンジョワの大葉風味、旬野菜のエチュベ添え
●本日の鮮魚(スズキ)のポアレ、鮑のピカタトマト2種のアンサンブル、海藻のクリュソース
【肉料理】
・千葉の芋豚バラ肉とじゃが芋のリヨン風、野菜のラグー添え
・宮城県産帆立を詰めた仔羊のポワレ、スパイシーなチャツネ、フルーツパプリカのファルス
●フランスペリゴール産鴨の香草ピカタ仕立て、海老と鴨フォアグラのフラン添え
・《数量限定》フランス産鳩のロースト、エピスとシトロンの香り、ベリーのソース(+\400)
【デザート】~お好きな1品をお選び下さい~〈+\500でデザート2種盛に〉
●ショコラとキャロットのブリュレ、オレンジのソルベをのせて
・メロンのテリーヌ、フランボワーズのクーリ、カンパリのソルベ
・パッションオアインのジュレと南国のムースと軽いバジルのソルベのアンサンブル
・白桃のコンポート、爽やかシャンパーニュ、シャルトリューズのソルベと共に
・自家製アイスクリームとシャーベット盛合せ
・フランス産フロマージュ(カットチーズ)3種盛
【パン】【コーヒー】or【有機紅茶】

カタカナ語の意味を質問しました。時間かかりました。