熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン3

2011年05月30日 | チェロレッスン

前回、3ポジションの音程が危ういので強化練習を言い渡されました。
そこで思い出したのがこの楽譜。
3ポジションだけでなく、ハーフから4まで。


blogを遡ったら、何と5年前に習った楽譜!
当時、大苦戦でギブアップしましたが、今なら楽勝と思いきや全然イケテません。
かなりの大ショック。
こ、これは一体? 進歩に勝る老化なのであろうか?

レッスンで無残な姿を晒して指導を仰ぐことに。
進歩したのは楽譜に書き込まずに弾くようになったことくらい。泣

アカン左手にスポットを当てて、徹底検証。
姿勢から始まり、左肘の高さ、手の甲から肘のライン、指の角度、親指の具合、
指先のタコ、までいろいろチェック。
最後には左手が突っ張ってヘロヘロになってしまうのはなぜ?
無理のない弾き方を追求せねば。
指板に無駄なく腕の重さを伝えるには、どうすれば…
不自然な点は多々ありで、それをまず直していくことに。
体の使い方がまだまだ。。。

これだけで時間がアッという間に過ぎ去った。

最後に前の課題を少し。

オケでも、こういうのは意外とちゃんと弾けないとか。

16分音符の変化から。
弓先、ふらふら。
弓先から肩まで自分の体と思ってコントロールすること。

レッスンの後も、先生のチェロ修行の体験談がとても参考になり楽しいのです。
こういう基本的なことから、ある日大切なことを自分でつかみ取り、大きくステップアップしたそうな。
そうなると曲を弾いても、先生の言われる事に早く応じられるわけですね。


左手の試行錯誤、鏡見ながらがんばっています。
ちょっとだけ楽になってきました。
薄皮をはぐように、毎日楽になっていけばいいのに。



jazzやるべ

2011年05月28日 | チェロ

いつもはベテランチェロ友クマさんと、地味なデュオ練習をしているのですが、
ピアノが入ったら、いぐね?と思って無理やりM子さんにピアノのお願い。

チェロ2、ピアノ1の楽譜を神戸楽譜で探したのですが、
難し過ぎて弾けそうなものがほとんどなくて…

ようやく選んだのが(初級向き?)ガーシュインのジャズスタンダード4曲入った本。

1ヶ月以上経ち、3人の初顔合わせを楽しみにしていたのですが、
M子さんに急ぎの仕事が入ってかなわず残念無念。

次回ピアノと合わせる前に、ちゃんとデュオを完成させよう!
がんばるべ!と合わせてみたら。

な、な、な、なんじゃこれ?
こんな、も~~っちゃり、どんくさいの、初めて聞いた!
テンポが異常に遅いし、音が低すぎて暗い。
スウィングどころか、リズムが変(私が悪い)。
ずんどこ、どすこいデュオは、どこがガーシュインやねん?

あまりの出来に、抱腹絶倒、笑いが止まらん!
笑いが取れる演奏を目指そうかと一瞬思ったけど、モノが飛んできても困る。

ピアノが入ったら、よくなるん?と2人で茫然としました。




新レッスン2

2011年05月23日 | チェロレッスン

サポジ教本

51番 左手の強化にもなる4個スラーばかりの運弓練習曲。
音が前よりクリアに出せているとのこと。
スラー変化1:3 、3:1にまだ苦戦中。
3個の時に、どれだけ少ない弓で音を出せるかが課題。
横にばかり弾かず縦に弾く?

教本の指示では、スラーを変化させるだけで終わらず、
それぞれに下半弓だけ、中央弓だけ、上半弓だけで弾くようにとのこと。
これって入門書にしては、もの凄い要求ではありませんか?
同じパッセージでも弓の場所でどんな差があるか理解せよ、ですか。
1つの曲で9種類以上になることもザラです。

移弦について。
この本は、移弦は肘で行なわず、柔らかな手首と指の屈伸でと書いてあるけど、ゆっくりでfやmfの曲では無茶ではないかと。
むしろ私の場合は、肘を使わず手先ばかりで移弦が遅い。
肘先行を心がける。

上腕部をアクティブにする!!!
体幹を使うと全然違う。←簡単に書くけどね。

16分音符も前回、腕全体を使うよう指示を頂き、だいぶ改善。
後はもっと指先を柔らかく?

重音エチュードは音程をもっとシビアに。
一応、ズレは感じているので弾きなおしてばっかり。
1ポジション、1の指が狂い易い。

付点のエチュードは特に疑問はないから飛ばすつもりでしたが、
とてもためになる曲だからと宿題。

アルペジオの曲も、弓使いをきっちり指示通り弾いてくること。

全、上半、中、下半、楽譜に弓の指示のあるこの本くらいなのでは?
これが右手コントロールの訓練になるのですが、無理して守るとスカスカ音になって墓穴を掘ることもあるので注意が必要。

この教本、痛いとこばかり突いていて、いいですね~、と先生。

♪アリオーソ

リズムは良くなった。
フレーズ感がない。
3ポジションの音程が不安定。(特に拡張時)
個別に3ポジションのエクササイズで練習すると良い。
最近、無理な拡張を避けるあまり、出来る拡張も変になってしまった。
狂った音程に耳が慣れるのが恐ろしい。

ヴィブラートは出た音の響きを広げるようにかけること。
息をする。
(今回初めて呼吸を意識して弾いたつもりですが、窒息しているように見えたのかしらん?)
ジャストで息をすると余裕がなくて固くなる。
少しずらすのがコツだそうですが、まだ息に注意することだけで精一杯。

強弱を出しているつもりみたいだが出ていない。
特にpp、優しい音を出すこと。

柔らかく美しくお手本を弾いて下さっても、今までプロの先生なら当然と別世界に思ってましたが、アマチュアの先生なので逆に刺激される感じです。
「そんな音、私も出せるようになりますか?」と聞いたら、「出せます出せます!」と。

毎回、勇気付けて下さるのが、とても励みになり、うれしいです。
あっという間に時間が過ぎる、濃いレッスンでした。

韓国の弦楽四重奏団

2011年05月21日 | コンサート


休日で閉館中の大阪市役所です。
(最近携帯のカメラばかりですけど、傾いたビルみたい。)
なんと、ここのロビーでレクチャー付き弦楽四重奏のコンサートが無料で!!!

今開催中の大阪国際室内楽コンクール、審査委員堤氏のお話。

演奏は出場者の韓国の女性ばかりのカルテット。

ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲 8番ハ短調 op.110
ラヴェル 弦楽四重奏曲 ヘ長調

どちらも名曲ですねぇ。
パワフルで魅力的な演奏に身を乗り出して、引きこまれました。
バリッと決まる弦楽四重奏は気持ちいいですね。
感動しました。

石造りの部屋で100人にも満たない贅沢な体験。
マイクの人の声は響いて聞き取りにくくなりますが、
演奏は全員がマックスで弾いたら、オーケストラのように迫力ある響き。
ピッチカートもベースみたいに響きます。

いずみホールのコンクールも行きたくなりました。

完成してました

2011年05月19日 | 紀行

JR大阪駅。
これから待ち合わせは、ここの時空の広場・時計台が便利かしらん。
5月4日オープン以来、猛烈な人出だったそうで、
恐ろしくて近づけませんでした。


とにかくお店、お店、お店・・・
購買力がアップする時代でもないから、どこかのお店が撃沈するだけでしょうね。


北側はまだ建設中。
この広い敷地を公園にするという案もあったのに。。。

広大な操車場が、巨大な電力消費の場になりましたとさ。

友遠方より来る

2011年05月16日 | 番外

新潟に住む後輩から、珍しくメール。
普段年賀状のやり取りくらいなのに、昨年前触れもなく大量の破竹が送られてきました。(おいしかったです)
今年もタ、タ、タケノコか!?
頂き物のタケノコをやっと食べつくしたとこなので勘弁してもらおう、とメールを読んだら、急きょ本人が神戸でお茶しましょうと。
わ~ん、なつかしい。お互いどれくらい老けたかしらん。

新潟出張があって、私が立ち寄って以来11年ぶりに会いました。

彼女にとって怒涛のような月日だったとは。
その間、いろんな病気で手術を3回もするはめに。
見かけは少し太って、全然老けてなくて元気そう。
私の方が、かなり痩せたので心配されてしまった。

一昨年は、ガンの手術をして経過は順調だとか。
ガンや医療の話、家から巣立った3人の息子の話(まあいろいろあって、“渡鬼”に負けない)。
仕事をやめた話。
ガンの手術直前に、結婚後20年近く暮らしたスウェーデンへ一人旅して友達の家々を泊まり歩いた話。
昨年、トルコにも行って、ヒッタイト文明にはまって歴女ぶりも披露。
(同じ世界史の先生に習ってもエライ違い。)
それから今一番熱心なのはコーラスで、秋にはプラハの有名な劇場でモツレクを歌うツアーに参加するのだとか。
映画アマデウスのロケ地もプラハなので、とっても楽しみにしていました。
音楽専門の海外旅行会社があるんですね。
歌の人は、いいなぁ。

話題が次々あふれ出て、昔と変わらずボソボソと面白いことばかり言うので名残惜しいこと。
次々困難があっても、それをバネにして前に会った時より輝いていることに、いたく感動。

空港バスを見送る時、胸がジ~ンとしました。
やはり息子3人いて大奮闘だった亡き親友とだぶったりして。
必ず、また遊びに来てほしいです。
今度はチェロを聞きに行くからと可愛いことを言ってくれました。涙
何年後になるのかな~。お互い元気で会えますように。



医師と相談

2011年05月12日 | 健康
母の脳の検査結果を一緒に聞きに行った時、もう高齢だし抗癌剤をやめる選択肢もあると先生に言われました。
ちなみに脳には疑われた転移もなく、梗塞もなし。
高額な費用と辛い副作用、無駄な抵抗はしないと言っていても、いざとなると本人も周囲も躊躇するんですねぇ。

そこで一か八か、初回に使った抗癌剤を再度お願いしてみました。
副作用があまりに辛くて、効果がなくなるのを待たずストップした唯一の薬です。
今回は我慢してみると、闘志満々。

そして1ヶ月半。
上がり続けた腫瘍マーカーが下がってきた!!!とご機嫌で病院から帰ってきました。

白血病の夫を健気に支えている友人がいるのですが、医師も病院も変わることがあるから家族は薬くらいは把握しておくようアドバイスをもらってました。
それから気がついたことがあったら遠慮せずに医師に相談するべしと。

何だか差し出がましい気がしましたが、提案してみてよかったです。
むしろその選択を喜んで下さったみたい。
その先生は育児休暇に入られ、また先生が変わり今は3人目の先生。

これから副作用がキツくなりそうですが、耐えられることを祈るばかりです。





母の日

2011年05月11日 | チェロ

ゴールデンウィークはチェロ持参で妹が里帰りしてました。
前半は義母孝行の義弟も一緒。

母の日に娘二人が揃うのも、はるか昔以来です。

ヘルペスが出たり、体がだるくて元気がなかった母ですが、
久々にゆっくり皆と話が出来、気が晴れたのか、メキメキ盛り返してきました。
よい「気」は、何よりの薬ですね。
昨日は元気で抗癌剤の点滴に病院へ行きました。

私らは子供時代は喧嘩ばかりしてたし、思春期は何もかも正反対でまったく接点のない姉妹でした。
それが何とチェロのお陰で、まあよくしゃべること。
変貌ぶりに母もビックリ、そして喜んでました。
今回は練習もサボって仲良く遊んでばかり。

でもサボって正解。
基本的に、最初から自宅ではサイレントしか弾かないことにしてますが、
「過去2回、チェロらしき音が割に大きく響いてくる」と記録を取っておられる方がいるのでした!
それも、お隣や真下ではないのです。
このマンションはチープなアパート並みに筒抜けなのか!?
おおこわ。




子供の日、子供のチェロ

2011年05月06日 | チェロ

子供達のチェロレッスンを見学するチャンスに恵まれました。
安定したクリアサウンドで見事に歌いあげ、表現するお子様達は、この世に生を受けて10年前後。
目隠しをしたら、熟練した大人が弾いているように聴こえます。
5倍も生きてきたオバサンは、分数チェロの音楽に聴き惚れてしまいました。

どんな指をしてるのか触らせてもらったら、それはそれは細~~くて指先はマシュマロ。
私の指と比べたら、固い!とビックリされました。

これから様々なことに興味が出て、豊かな才能があっても必ずしもチェロを続けるとは限らないでしょうが、
これからの長い人生、チェロを忘れないでほしいと願うオバサンでした。


それにしても子供の上達ぶりは驚異的ですね。
私と同じころ、金婚式を弾いていた女の子は、見違えるように進化中。
出だしからコケたけど・・・大丈夫。


わずか2年後!?