熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

5,6月コンサート

2018年07月06日 | コンサート
昨日の早朝からの大雨はまだ続いています。
防災速報が頻発です。

昨夜アメリカの友人から「○○川、大変なことになっていますよ」とライン。
え?近所の川やん!?知らんかった!

近畿に何十万人に避難勧告が出ているというヤフーニュースの見出しの写真が○○川だったのです。
水位をチェックするサイトを調べたら、まったく問題なさそうです。
どうしてこの川を選んだのかしらん。
全世界に危ない川と思われたかもしれません。

家に引きこもっているので記憶をたどり、久々にコンサート記録など書いてみます。


5月、雨の多い金沢にちなんで「雨庵」と名乗るホテルに泊まって21世紀美術館、中村記念美術館、鈴木大拙記念館をじっくり見てきました。
(予報はオール雨でしたが降らず、帰る間際に降り始めたのでラッキーでした)

◎夜は池辺晋一郎さん企画の名曲コンサート。シリーズ4回目だそう。
バロックから近代までフランスの名曲の良いとこ取り選曲、編曲で20曲。
まず池辺氏のヘアスタイルがスッキリなさって好感。
地元オケですが、チェロ首席は上森氏で、コンミスもセンチュリーの関西勢でした。
お得意のオヤジギャグを披露しつつ、お話も楽しいコンサートでした。
満席でないのがもったいないことです。


◎地元中学に通う天才チェリストのリサイタル。

例の○○川べりの市民ホール。
まさに成長期でコンサートのたびに、いろんな変化に驚き、称えたい気持ちになります。
ショスタコーヴィチのソナタが実に感動的でした。
1,000円のコンサートで満席。
客層も様々なのを考慮して、パンフにもご丁寧に楽章間で拍手無用など「お願い」が書かれてありました。
曲の長さまで何分と書かれてあるのは珍しいです。
しかし読まれていないのが残念でした。
それに、どうして演奏中、袋バリバリうるさくするのでしょうね。


◎ヴァイオリン、チェロ、アコーディオンのトリオ、リサイタル
また例の○○川べりの豪邸に付属する?小さなホール。
チェロが東京チェロアンブルメンバーの荒井結子さんなので最前列で聴いてきました。
個性的なフォームで卓越した表現力の彼女の演奏をもっともっと堪能したいと思いました。
福井から名古屋を拠点を移されたそうなので、関西、関東で益々のご発展が楽しみです。


◎6月ブルネロリサイタル
ど定番、バッハ無伴奏1番を聴きたくて。
プレリュード、アップから!?
6曲繰り返しなしで。
いろんな解釈があるものだと知りました。

それにしても、前半のドビュッシーやフランクのソナタとは別の楽器?と思うほど印象が違いました。
さすがです!
バロックはバロックらしく?やわらかくどこまでも響く音色。
憧れまくります。

黒、白の鳥の曲、ピアソラ3曲他。

アンコールが初耳ばかり。あんまり覚えてません。

チャップリン:タンゴナターシャ
ツェムリンスキー:チェロとピアノのための3つの小品より「足らん寺」いえ「タランテラ」
アーン:バルケッタ

奏者がふと見上げたバルコニー席には誰もいなかった。。。
シンフォニーホール空席目立ちお気の毒。

でもスタンディングオベーションはありました。

新鮮だったのはタブレットの楽譜。
ピアノの江口氏と両方使用されていました。

1面だけのもの。
フットスイッチ使用。
ピアノはペダルふみふみ、フットスイッチで譜めくり。
チェロの台にもフットスイッチがまずセット。

慣れないので見ている方もちょっと気になります。
チェロの台は響くように作られているので、スイッチを踏み外すと結構な雑音になります。

熟年世代で先端技術を取り入れているのには感服しました。
年と共にとかく守りがちになりますし、不測の事態が超コワイですよね。


さてと、昨日も今朝もチェロの夢を見ていて目覚ましで起きました。
いろいろ意識下でお悩みのようです。笑
弦交換どうしようかなぁ。