熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

携帯とサイレントチェロ

2008年03月29日 | チェロ
レクイエムとアヴェマリアばかり聴いていましたが、ボチボチ復帰。
クレンゲル「賛歌」ですが、以前、有無を言わせずスコアが配られておりました。
人数が足りないらしく、枯れ木も山の賑わいのワタシ。

パート譜見た時に、難しいピッツィカートが多いのでお手上げ。
そもそも、ピッツィカートは習ったかしら。
それに、弓を持ってピッツィカートっていうのもすごく大変。

ま、ほとんど見学するだけになりそう。
あと1週間でどこまで出来るのでしょうか。

ところで、携帯に音楽を入れるのを、遅まきながら覚えました。
チェロの仕掛かり曲を入れてます。
古川さんの1人12役の「賛歌」もありますよ。

夜練が多いのですが、携帯をサイレントチェロに繋いでみました。
CDプレイヤーよりお手軽。
「賛歌」を聴きながら、自分のパートを確認。
弾けるところはちょこっと弾く。
わぁ~、複数のチェロ!す~~~~ごい臨場感!
ヘッドホンから、はずれた音が聞こえたら、ワタシなんですねぇ。
入るところをチェックするだけでも、鈍いので苦労します。

次に、M子さんから送ってもらった‘We're all alone’のピアノ伴奏。
わざわざ先生のお手本を、添付ファイルで送ってくれました。感涙!
まだまだ全部弾けないけど、ピアノがすごくシャレているのでチェロが上手くなったように錯覚します。
ノリノリで弾いているのですが、現実にはこうは行きません。
生チェロは何かと難しいのです。

体力が衰えたら、サイレントでも結構遊べそう。

ラフマニノフと共に過ごす午後

2008年03月25日 | コンサート
タイムリーに女性チェリストの演奏を間近で拝見することができました。
華奢な手、細い指でいらっしゃって、大変参考になり、勇気付けられました。
やっぱり、どうしてもこうなる!という小指の位置もあって。
手の個人差は大きいので、教えられた弓の持ち方を鵜呑みにせず、試行錯誤していきます。
深く持ったり、浅く持ったり変化をつけられるのは、さすがプロ!

それにしても、目にも耳にも何て美しいデュオでしょう。
遠藤真理さんのチェロ、三浦友理枝さんのピアノです。
演奏は、ルックスのイメージと違って、なかなか力強いものでした。
2度目(ソロは初めて)なのですが、落ち着いた素直な音色のチェロ。

お馴染みの曲が多い中、無伴奏のアイルランド民謡が印象的でした。
縦横な和音やピッチカートの中から、くっきりとしたメロディラインが浮かんできます。

遠藤さんは、ザルツブルク在住で、三浦さんはロンドン在住。
まだ20代のお二人、只今、異国で厳しい修行の真っ最中なのでしょうね。
三浦さんの指のテーピングが物語っているような。
ラフマニノフのピアノ、迫力あります。難曲ですよね。

演奏者とは関係ないのですが…
ラフマニノフのチェロソナタ、何度か聴くうちに何だかピアノコンチェルトや2台のピアノのための何とか、などの2番出汁のような気がしてきました。
初めて聴いた時、なんとドラマチックな、とドシロウト受けしたのですけどね。

プログラム

エルガー:愛の挨拶
フォーレ:夢の後に

無伴奏でアイルランド民謡3曲
・アメイジング・グレイス
・サリー・ガーデン
・ロンドン・デリーの歌


ラフマニノフ:ヴォカリーズ
オッフェンバック:ジャクリーヌの涙
シューマン:アダージョとアレグロ

休憩

ラフマニノフ:チェロソナタ 作品19

アンコール
サンサーンス:白鳥

神戸・生田文化会館
こんな素晴らしいコンサートが無料だなんて!!!
主催者の皆様、ありがとうございます。

参考:お2人が載っています。
お若くて、この美貌なのにエライ!と変な感心の仕方をしてしまいました。
これからがとっても楽しみです。

スキルフルでビューティフルなミューズ達


66回目のレッスン(通算83回目)

2008年03月22日 | チェロレッスン
ぞんざいな調弦を目撃されてしまった。
調弦のダメ出しからスタート!
チューナーに頼らずしっかり聴いて正確に調弦すること。

○Ave Maria (Bach-Gounod-Kunmmer)
中島隆久氏編曲のデュエット曲。

cello1パート
ウォーミングアップなしでスタート。
雨のせいもあってガダ兄さんの音の出が悪い。
一番の原因は、下手で鳴らせないのですけど。
このデュエットのイントロが難しくて、最初から躓く。
フィナーレのシューベルトのメロディみたいなところ、ターンで指がもつれる。

相変わらず、同じ注意の数々。
あきれられてしまったのは、付点および長く伸ばす音が短くなること。
先生の伴奏があると、遅れてはいけないと益々急いでしまう。
あれだけ、耳タコなのに。。。

ハイポジションの時、弾きやすいようにエンドピンを短く。
高音ヴィブラート、肘の位置を前に。
重さが乗って音がちょっと響いた。(うれし!)

cello2パート
ほとんどが16分音符で忙しい。
先生も、弾きながらcello1を聞いてチェックするのは大変、と本音を。

例えば、ソレシレとかソレシラシレシレなんですが、ソ~レシ~レ、ソ~レシ~ラギ~コギ~コのワタシ。
プレリュードは毎日弾いていましたが、何度弾いてもギコギコバタバタ。
そこで、ボウイングのレッスンに。

右手の小指問題はずっとクリアできない難問。
小指が固まってくるから、肘だけで弾くようになる。
肘の動きはもちろん、親指の屈伸、4本指の連動した屈伸、これが滑らかに繋がってこそ、ギコギコから脱出でき、スピードが上る。

女性のチェリストの動きを観察する方が勉強になりますね。
何人かの、見事な指さばきを思い出してみる。
大きな芋虫指だと、ピンと来ない。

やっぱり、どう考えても小指が短か過ぎて弓を持つバランスが悪い。←今さら
第二関節がペコンとへこむ。
左小指はとっくに克服できたのに。
右指のチェロ筋をしっかり鍛えないと。
このテクはなかなか身につかない。
ゆえにプレリュードが弾けない。

指運動の試行錯誤で時間切れ。


ちなみにcello2はクンマーの練習曲とバッハ無伴奏1番プレリュードで構成されています。

グノーのアヴェ・マリアはバッハ平均律クラヴィーア1番プレリュードにメロディをつけたもの。
チェロ無伴奏プレリュードに置き換えたのが、チェロ好きには愉快ですね。

↓こちらボビー・マクファーリンがグラヴィーアをスキャットして、チェロの伴奏をしていますよん。かっこいい!
Bobby McFerrin - Bach Ave Maria

習っているのよりずっとキイが高いので、よりアヴェマリアらしいです。

初ヒラリーはん

2008年03月16日 | コンサート
3月にコンサートが集中してしまいました。
仕事も立て込んで、大忙し。(その方が気が紛れますが。)
だいたい、チケットを買うのが何ヶ月も前のこと。

今回のチケットも衝動買いもいいとこ。
確か有名どころを一度チェックしておきたいと、コンビニで買ったのでした。

チラシもないし、下調べもなく、ギリギリに客席へ。
何の曲かもわからないドジぶり。

久々に大きなホールの一番後ろ。
ステージは遥か彼方、やけに遠く感じます。
さすがに、ヒラリーさんにはマイクがついています。

指揮は野瀬田さんという日系人ではありませんでした。

ヒラリー・ハーンの印象は、ラファエル前派のミレイの描いたオフィーリア。
まばゆく輝きとオーラを放つ、若きミューズでした。
ドレスもキラキラピカピカ。

美は細部に宿るという言葉がありますが、彼女にかかったら、もう隙間なく全部に宿ってしまうのですね。
チェロ贔屓で素人のワタシですが、すっかり魅了されヴァイオリンに嫉妬したほど。

オペラグラスで見ただけですが、アザもなく美しい首。
そして首から富士の裾野タイプのなで肩なのです。
なで肩って、楽器には何かと不向きって聞いたことがあります。
例外もあるとはうれしいです。
肩凝り大丈夫かしら。

BBCフィルハーモニックというのは、イギリスのN響ですかね。
ハープが男性で珍しいです。
ストラヴィンスキーの曲、四楽章で首席チェロのソロ部分があります。
甘い音色でうっとりです。

ベートーベン7は、「のだめ」のタイトルバックが浮かんで困りました。

オケの編成がプログラム進行にしたがって、小規模になります。
大編成の時の方が、集中して聴けてよかったかな。

指揮/ジャナンドレア・ノセダ
ヴァイオリン/ヒラリー・ハーン
管弦楽/BBCフィルハーモニック
曲目/ストラヴィンスキー:歌劇「妖精の口づけ」よりディヴェルティメント
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(ヒラリー・ハーン)

♪アンコール
バッハ:無伴奏ソナタ第2番 アンダンテ(ヒラリー・ハーン)

休憩

ベートーヴェン:交響曲第7番
♪アンコール
ベートーベン:祝賀メヌエット変ホ長調


於・大阪フェスティバルホール

久々に痛い!

2008年03月15日 | チェロ
左小指に負担が大きい部分練習を続けていました。
そっと弦を押さえるだけでも、小指の先にピリッと痛みが走るように。
肘も少し違和感。

2~3日練習を休むと、ピリッはなくなりました。ヤレヤレ。
最近は、トラブルが減ったと思っていましたけど、突如痛みはやってくるので油断大敵。
練習時間は分散するのが大切。

妹は昨年秋から習い始めたのですが、今年になってからチェロで右手がテニス肘。
整形外科通いで、あまり練習もできてないみたい。
テニスで鍛えた屈強な体なのに、これじゃ、軟弱な姉と変らんよ。
鍛えた体どころか、テニスで痛めた右手の後遺症が問題でした。
始めたころは、骨格がシッカリ、手足が長く、手も大きいので、先生にエラク喜ばれたとか。
関節一つ分ワタシより大きい手で、拡張なんて何の苦労もないの。
その特性に目をつけて、ワタシがチェロを強く勧めたのですけど。
ああそれなのに。
地味な基礎練ばかり徹底的に教えてもらっていたようだけど、無事乗り越えてほしいです。

若手リサイタル

2008年03月14日 | コンサート
我が県営、PACオケのメンバーのソロコンサート。
若手のソロの体験学習って感じかな。
昼間の低料金で、お客も近所のオバサンが多い気がする。

ヴァイオリンは、こないだの西谷さんのアンコールでヴィオラ弾かれてた方でした。
クライスラーは、はじめて聴いたけど、ステキな曲。
一時停止で、びっくりしましたが、くじけず復帰、見事盛り上げました。
心の中で拍手!
難所は弾けても、フツーのところで足をすくわれることもあるのですね。
こういう場面に遭遇すると、アマチュアが最後まで弾き通すなんて、出来なくて当然と思って気が楽。

ブラームスで眠くなり、何回飲んでも美味しくないコーヒーを凝りもせず飲みました。
席に戻ると、ピアノの側面に書いてある文字が違っていて、ビックリ。
入れ替えた?
サイトを見たら、ここんちはベーゼンドルファーとスタンウエイとあって、どちらも使用料13000円也。
音の差はよくわかりませんでした。同じ曲、同じピアニストじゃないし。
(同じでもわからなかったりして)

フランス人が弾く文楽、ちゃんと文楽です。
日本人のワタシ、まだ文楽を見に行ったことがないのが後ろめたい気持ち。
ベートーベンの3楽章がよかったかな。
ボーイッシュなタイプだけど、チャーミングなお嬢さん。
はにかみやさん?
挨拶の時、出入りの時、ピアニストにぴったりくっつき、ピアニストしか見ていないの。
ピアニストが頼りだったのかしら。
それにしても、演奏曲目が2曲もドタキャン変更のコンサートも珍しいね。

-☆ヴァイオリン:大竹貴子☆-
クライスラー:ブニャーニの様式における前奏曲とアレグロ
イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第4番 ホ短調
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
ピアノ:鳥羽亜矢子

-☆チェロ:フローラ・カムツェット☆-
黛敏郎:文楽
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番 ハ長調
シューマン:幻想小曲集
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
ピアノ:南部麻里

落語

2008年03月13日 | 番外
だいぶ日が経ちましたましたが、大阪・天満天神繁昌亭へ初めて行きました。
いつも満席で、文字通り大繁昌。
2ヶ月前から友人がチケット(昼の部)を確保済みだったのです。

まだ笑いに行く気分にならなくて躊躇しましたが、結局トリの落語に大爆笑して帰ってきました。
そういえば去年の夏、急に病状が悪化したY子に、枝雀さんのDVDをお見舞いに送って喜んでもらったっけ。

知らない落語家さんばかり、入れ替わり立代わり3時間以上も落語が続くのですが、全然退屈しません。(似顔絵、紙芝居もありました)
いくつか話のパターンがあります。
まず、‘アホ’の使用頻度が異常に高い。
それから枕では、落語家で食べていけるかどうか、生活苦的な話が多い。
ここの出演者とTVで売れてる落語家とは別世界というのも強調。
この日の出番で、前の方と後ろの方の落語家のランクが違う、みたいな自慢ネタもありましたけど。

あるお兄さんは、ヤクザ屋さんとの、内弟子の待遇の格差をおもしろ可笑しく話す。
あるオジサン噺家は、公務員の妻の安定した経済力に感謝し、家事分担について笑わせる。

親分はないけど、師匠、門下、一門、はクラシック界とも共通ですね。
古典(クラシック)芸能だからかしらん。
食べていけるようになるまでが大変なのも噺家と共通で、所帯を持った我が師匠、思わず頭によぎりました。

HP見たら、昼の部はなんと無料でネット配信!←訂正 有料コンテンツでした。

さんのところで、キャッチした「お台場寄席」

圓歌さんの「中澤家の人々」やはり何回聴いても、面白いです。
ipodも持っていないので、ポッドキャスティングってぇのも知りませんでした。
古典落語もネットからどんどん広がってんですね。

15年のフェアウェル

2008年03月09日 | コンサート
前にも書いたように、大阪のイシハラホールが貸しホールに。
最後の主催公演、座付き楽団リリックアンサンブルのフェアウェルコンサートに2日連続で行きました。

ワタシにとって、リリックアンサンブルが聴ける最初で最後のチャンス。
250席しかなく、去年も即完売。
今年よく手に入ったものです。

かなり年配の方が多いので驚きました。
室内楽専門の小さなホールなので、往年のクラシック通の皆さんかしら。
ヴァイオリンくらいは弾けまっせ~、だったりして。

もう、最初の音が鳴った瞬間から、電流に打たれたみたい。
こんな立派な弦楽アンサンブルを聴いたのは初めてなんです。

何といっても、一番身を乗り出したのがチャイコフスキー弦楽セレナーデ。
堂々たるものでした。聴きなれたものよりゆっくり目。
生で聴いたのは初めてで、もう大感動の嵐。
去年の今ごろ、発表会に向けて肘を痛めつつ練習してましたっけ。
(1楽章抜粋ですけど)
ド素人がほんのちょっと弾いただけなのに、これだけのめり込んで聴けるとは単純なものです。

チェロでは、上村氏のハイドンコンチェルト1番が聴けて幸せでした。
ドスのきいたダンディなハイドン!!!
3楽章は‘ようつべのはなちゃん’だったらココでニタリとか思い出すのはよろしくないです。


藤森氏はヴィヴァルディのあちこちでVnとの掛け合いがあり、釘付けでした。

N響のVn、Va、Vc、Cb首席が、こんな近くで競演して下さるなんて、一期二会です。
小山実稚恵さんのワイン色?のモーツァルトや左手だけの演奏にも感激しました。

最後の四季も圧巻。
掘氏の最後の熱演に、もう聴けないのかと思うと涙が出ました。

ステージから美しい音が同じタイミングで一つになって湧き上がり、メロディーになってズンズン心に響いてくる。
奇跡としか思えません…
指揮者もいないのに…
皆さんの目力鋭かった…

アンコールの後、どなたのお声も聞く事もなく、花束贈呈とかもなく、ものすごくアッサリTHE ENDでした。

出演者
ヴァイオリン: 堀 正文・景山誠治・漆原啓子・漆原朝子・小林美恵
        玉井菜採・中島慎子・田中 裕・永峰高志・大宮臨太郎
ヴィオラ: 篠崎友美・佐々木 亮・中竹英昭
チェロ: 上村 昇・ 藤森亮一・池村佳子
コントラバス:吉田 秀
チェンバロ:金崎美和子
ピアノ:小山実稚恵


プログラム 1日目

● J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
     (ヴァイオリン 漆原啓子・漆原朝子)
● モーツァルト:ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K.414(ピアノ 小山実稚恵)
アンコール
●スクリャービン:二つの左手のための小品Op.9 第2番夜想曲
休憩
● チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード ハ長調 Op.48
アンコール
●モーツァルト:ディベルティメント 二長調 K136 第1楽章アレグロ


プログラム2日目

● ヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「調和の霊感」Op.3より 第10番 ロ短調
      (ヴァイオリン 景山誠治・小林美恵・玉井菜採・中島慎子)
● ハイドン:チェロ協奏曲 第1番 ハ長調 Hob.VII b-1(チェロ 上村 昇)
休憩
● ヴィヴァルディ:「四季」 ~ ヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」
        第1集 Op.8 より (ヴァイオリン 堀 正文)
アンコール
●モーツァルト:アイネクライネナハトムジーク第1楽章

65回目のレッスン(通算82回目)

2008年03月07日 | チェロレッスン
レッスン日が今回早くなって、このところの練習不足もあるし、思ったより難しいアヴェ・マリアにて無惨。
いつか、「肩肘張らずに、楽しく一緒に弾きに来たつもりでリラックス」
なんておっしゃった先生ですが、何の何の、前回以上にビシバシ手厳しいレッスンでした。

悲しみに溺れそうな時、継続中のト長調のメヌエットよりも、この曲でまったり音楽療法的レッスンを、というのは甘かったぁ~。

都合により(チェロ持参だと寄り道ができない)、今回は教室のチェロ。
苦手なチェロと思っていましたが、案外弦が押さえやすく弾きやすかった。
ガダ兄さんはやっぱり、弦が固めだと今頃気がついてきました。
でもその分、ワタシの指もだいぶ鍛えられたみたい。

音質や音量より、体に感じる響きが一番違います。
教室のはD線がこもりがち。
スイートスポットととでもいうのでしょうか、ガダ兄さんはヒットすると共振も著しい。
当たりの音を出すのは難しいけど、解りやすくて助かります。

○ト長調音階 
全弓の時、アップからダウンで間が開く。弓元が使えていない。
未だに、4の指の音程怪しいぞ。恥
※帰ってから弓元対策で持ち方を深くしてみたらマシみたい。

○Ave Maria (Bach-Gounod-Kunmmer)
中島隆久氏編曲のデュエット曲。

cello1パート
何から書いてよいのやら…
テクニックと音楽的なことと盛りだくさん。
自分なりに、音楽的にメリハリをつけたつもりが、あっさり却下。
先生に物真似されると、センスのなさにガックリ。

テクニック的なことは、効果的な簡単なフレーズを要求されるのですが、咄嗟に対応できない。
弾けるかどうか以前に、先生の意図を汲み取るのが遅くてとろい。
ようやくわかって弾くと、「音程」「繋がり」「リズム」「右手留守」のお声が次々と。
「遅い!次の準備できてない!」→「早い!焦りすぎ」てのもある。

スローな曲でも拍ない症。

ヴィブラートも、今は音程が狂うので一ヵ所にとどめることに。
揺らすだけになっている。響かせるのがヴィブラート。

重音へのスムーズな移弦難しい。
重音でメロディーの音をしっかり鳴らす。
重音で下の音を残したまま上を弾く箇所難しい。

柔らかい、優しい音を、と言われ、その具体策は今まで聞いたことがありませんでした。
まず、自分でいろいろ試してみて下さいと言われそうで。

試した結果と一緒に、質問。
答えは、(A線のB、高い音なので)駒寄り過ぎだったのを指板寄りに。
左肘を引っ張るようにする。
これだけで、ずいぶん変りました。
先生からアドバイスを引き出す質問力が必要だわ。

厳しいけど、前回より的を得た教え方だったので耐えられました。
時間も忘れる頭カッカの白熱のレッスンのように感じたけど、録音を聞くと結構笑ったり、和やか。
免疫が出来てしまった?
マズイ。
課題満載なので、今度はしっかり復習、練習すること!

レッスン中気になったのは、この曲はまだ無理だと思われているのでは、ということ。
急きょ、飛び入り曲でレッスンをお願いしたけど、もう止めた方がいいのか・・・
で、最後に「次回はもうスズキに戻った方がいいですね。」とワタシ。
意外なことに、先生はまだ続けますと当然のごとく。
光栄です!ちゃんと見届けて下さる気がおありで。

つきましては…
同時にダメ出しが多いと、年と共にフリーズしやすくなっています、お気をつけ下さいと申し上げました。
「この曲はたくさん言いたいことがあって…それにしても上手くなりましたよ。少し前だったら、もっとガミガミ言ってます。」
これ以上言われたらたまらん。

ほっ、ほっ、でもこれでちょっぴり救われました。
録音を聞くと、上手くなりました→どこがやねん?!という出来ですけどね。
当人比では、これでも上手くなっていると言えなくもない。

cello2とピッタリ合えば、天使が降りてきそうに美しい調べですが、今は笑われるよ。