熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

チェロアンサンブルの愉しみ 2014

2014年02月25日 | コンサート
毎年、楽しみにしているコンサートがあるというのは幸せなことですね。
大入り満員でした。

今回の隠れたテーマはフランスだそうです。

コレットの優美な響きから一気にのめり込むように聞き入り、
ず~っと体も自然に揺れていたワタクシ。

最後の「夢のあとに」に涙するワタクシ。

隣の友人に冷やかされました。
「そんなにハマれていいね。」

演奏家へのインタビューも何かユーモラス。
お子様たちの成長ぶりも楽しみです。
蛙の子は蛙?

5名様の特徴がかなり自分の中で定着してきたのですが、
2cellosのステファン君だったらどんな物真似するかしらと妄想してしまいました。


プログラム
M.コレット:協奏曲「フェニックス」
M.デュリュフレ:グレゴリオ聖歌の主題による4つのモテット Op.
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番 BWV1051

C.サン=サーンス:祈り Op.158
D.ポッパー:協奏曲風ポロネーズ Op.14
P.デュカス:「魔法使いの弟子」より

アンコール
M.デュリュフレ:レクイエム ピエイエズス
C.ドビュッシー:子どもの領分 ゴリウォーグのケークウォーク
G.フォーレ:夢のあとに

新レッスン54回目

2014年02月19日 | チェロレッスン
準備運動に太極拳をちょこっと演じてみたところ、サマになっているとのうれしいお言葉。
太極拳は敷居が超低く、年齢問わず誰でも出来る種目。
同じ内容でも2歳児お遊戯レベルからアクロバティックな体操選手レベルまで、
自分に合ったランクで出来ます。
楽な方に楽な方に、すぐハードルを下げてしまうのを反省中。

肩の力を抜く、肩を落とすようにと太極拳で個人的に注意を受けています。
それはチェロでも言えますね。

さて。

ヴィブラートは順調に定着中だそう。

先生曰く、ヴィブラートもかかったし、この音、響きでまあいっか、と妥協してはいない?
まとめに入っているけれど、人前で弾くには、もっともっと素敵な音でないと。。。

貪欲に音を追求する。
それをした後でアクセントや強弱等の表現をする。

私のボヤキ。
芯のあるしっかりした音にしたいのに、硬くキツイ音
やわらかく優しい音にしたいのに、ボケたりかすれたりした音
レガートをきちんと鳴るよう弾きたいと思うと、カクカクする。

音質とレガートがテーマになりました。
ボウイングの課題を再検証。
いつもながら熱くトラブルシューティングなさる先生に頭が下がります。

手だけのボウイングNG。
横に弾くだけのボウイングNG。

カダラで弾く。
お腹に向かってに弾く。

まずは健康のためにも無駄な力を排除するよう、ピンポイントで攻めてみようと思います。


どうぞお元気で

2014年02月13日 | 日常
仕事場のあるマンションの住民で、密かに尊敬している凛としたIさん。
隣のマンション建築計画反対運動では、彼女の人徳と機転に救われました。

久々にエレベーターで一緒になり、お元気なご様子。
もう80代後半のはずですが、お一人でしっかり生活されていました。
一時期弱っておられたこともあったようですが、復帰されて本当によかったです。

あのマンション問題以来4年経ち、先住民?の高齢者の方が少なくとも4名様は他界されました。
合掌。

エレベーターでの短い会話。
私「今朝も冷えますねぇ」
Iさん「お水取りすぎないとだめですねぇ。
でも西向きの部屋で日向ぼっこしてるの、暖房もなしで大丈夫ですよ。(にっこり)」

なんか、いいなぁ。。。

(内心、お水取りっていつ?行ったことあるけど忘れたわ)

気がつけば、一気に最上階、私の階。
「あらら?(Iさんの階通りすぎた!)」
「いいの、いいの、私は遊んでるからお先にどうぞ」

朝から心が和みます。
いつまでもお元気でいてください。





偽作曲家

2014年02月09日 | 音楽
巷の話題とリンクしているのか、偽作曲家で世間を騒がせたクライスラーをテレビで取り上げていました。

クライスラーは、今やスタンダードな「愛の喜び」「愛の悲しみ」などを、偽って古い作曲家(私の知らない名前で失念)の作品を発掘して自分が編曲と発表。
彼のリサイタルを評論家が評して、古い作曲家のものと比べて、クライスラーの曲は劣るとのこと。

茶目っ気たっぷりのクライスラー、無能な評論家達の鼻を明かして痛快だったことでしょう。

今はマスコミ、特にテレビの影響で、こんなにも人々の鑑識眼が左右されるのですね。
私もテレビを見ていたら、最強の美談に感動して例のCDを買ったのかしらん。

以前、クラシックに疎い知人が自慢気にCDを買った話をしていました。
私はテレビも見ていず、予備知識もなかったので、クラシックかじっているのに知らない?というムード。

それでYouTubeで曲を調べました。
単純にその曲を聴き続ける気がしなかったのでそれまで。

高い評価をしている著名人も多いです。

昔から、モーツァルト、はたまたベートーヴェンだから素晴らしい、と刷り込まれて聴いているのだ、という意識は常にある天邪鬼です。
できるだけそういうブランド抜きに鑑賞したいもの。
何も情報のない子どもに、これは交響曲の名曲だと繰り返し繰り返しそうではない曲を聴かせ続けたら、ちゃんと名曲になってしまうのでしょうね。

音楽の判別はともかく、詐欺を判別するセンサーが鈍るお年頃になってきたので注意しなければなりません。

新レッスン53回目

2014年02月05日 | チェロレッスン
エンドピン

ここ1ヶ月ほど、エンドピンの長さを2センチほど長くして弾いてみた結果、
残念ながら姿勢の改善はなく、左手への悪影響が出てきたので元に戻す。

目盛り付きのエンドピンがなぜ売られていないのか急に不思議に感じてしまう。
私はマジックで印を入れています。

シフト

跳躍の目的地での手、腕の形が身についていない。
指で取りに行かない。(これ昔から耳タコ)
音程、ヴィブラートの成功のためにどのような良い形で着地するか研究する。
聞いていて辛くなる高音に縮緬ヴィブラート。早く脱皮したい。

ボウイングの計画と同様、左手の細かい算段も考える。

シフトで新しい悪い癖大発見、名づけてダンゴ虫。
さほど遠くないシフトでも、一旦指をダンゴ虫のように縮ませ後退し、反動をつけて移動する癖。
手の形を崩したら元も子もありません。


音程

半音をもっとシビアに。

ヴィブラート

曲を弾いている途中で「何かつかみましたか!?」と先生の大きな叫び。
1ポジションで脱力系ヴィブラートへの進化が散見できるとのこと。

残念ながら4ポジシションから一気に未開発領域。

ヴィブラートに開眼しつつあるのは確かなようでウレシイ。