熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

サイレント楽器

2006年09月30日 | チェロ


次の劇場はいかに?
総理、バイオリン弾かれるのですね。(特許庁にてサイレントVn演奏
次は音楽の舞台でもご活躍?これからも人生いろいろ!

サイレントバイオリンも日本が誇る特許技術によるものでしたか。
ヤマハのサイトを見たら、アコースティックVn、サイレントVn
エレクトリックVn、エレクトリックアコースティックVnと4種類も製品があった。
チェロはサイレントだけ。
バイオリン族でも需要の違いを感じますね。

エレクトリックチェロが出来たら、面白いと思うけど。
(今はサイレントが兼任ってとこですか)
スティングのライブで、チェロが参加しているのをDVDで見た時、
何だか押され気味の感じがしましたね。

楽器の可能性を広げて益々活躍してほしいです、チェロさま。

サイレントチェロは普及活動には貢献度大だと思う。
敷居を低くしてくれたお蔭で、ワタシごときでも憧れが現実に変りました。

ヤマハの教室では、ワタシが通っていたころサイレント楽器で教えていたけど、今はアコースティックに変っている様子。
レッスンまでサイレントで習おうとは誰も思わないものね。

生チェロはサイレントとは比較にならないくらい多くを教えてくれるので、やっぱり生チェロオンリーで消音せずに練習するのが理想。
でも諸事情がねぇ・・・

生チェロを買ったからといって、サイレントを手放せないのは、
夜練だし、やっぱりその利便性で練習が効率よくできるからでしょうね。

ちなみに、ワタシの場合ヘッドフォンは不可欠です。
弾く時に、ひじょ~~に邪魔ですけど。
まず、アラが一層目立ちます。
音感が悪いため、倍音がとてもよく響いてくれるのは助かるし、思いっきり音を出す快感もあります。(響きを増幅する機能は好きじゃない。不自然な響きだと思う。)

一番安いサイレント、弦は良くなかったので、ラーセンとスピロコアに替えました。
ワンランク上のサイレントは確かスピロコアです。
弓は3種類持っていますが、サイレントでも音は値段に比例します。

芯棒だけが重くて、楽器を構える体感が全然違うのが一番不満かな。


ボケボケ練習

2006年09月26日 | チェロ

強迫観念のように、毎日練習します。
昨夜も深夜、「ぎいのすけ」をムンズと掴み練習開始。
最近の自分への課題として、チューナーを禁止。
ヘッドフォンで開放弦を鳴らした余韻をよ~く聞きながら、
キーボードを鳴らして音を合わせる。
答え合せをすると、かなりピッタリ合わせられようになりました。

ところが夕べはかなり疲れているせいか、まったく合わない。
体内チューナーがフリーズなので、本物のチューナーを使った。
時間がないので音階を軽く弾いて、マイ新曲「浜辺の歌」。
拡張の音程決まりにくいなぁと思いながら弾いていたら、
なんと「峠の我が家」のメロディーになっているではないの。
え、これ違う!と浜辺の歌の楽譜を凝視。
でも、弾くと峠の我が家と混ざってくる。浜辺の我が家!
ショックで練習中止。頭も体もボケてる時は無理は禁物。

先日の公開レッスンで右手コントロールの訓練としておもしろい方法を教わった。
弓を持ったまま、弓先を天井に向けて弓先できれいな円を書く。
逆円錐形の弓の動きです。
5本の指が協力してきれいな円が書けるように。
指のトレーニングですね。
講師の直樹氏はゼッタイ小指を離すな派でした。
チェロを弾く時間がない時は、これをしてみます。

30回目のレッスン(通算47回目)

2006年09月23日 | チェロレッスン

 
肝心の連休中は、あまり練習できなかった。(コンサートに行きすぎ)
突貫工事でがんばったら、左小指がヘナヘナ。
レッスン前は練習を控えることを鉄則にしていたのにダメですね。

力を抜くことに気合を入れて?臨んだレッスン。
少しの合間でも両方とも肩の力を抜いて腕をダラ~~ン、ブラ~~ン。
いざ弾こうとすると、左手があわわわわ。
毎回音程取るのにスゴク手間取った。
毎度のことながら音程のご注意は多かった。

○LEEさんのポジション移動のエチュード
レッスン2(A-molイ短調)
まずイ短調の音階。 A線フラジオまで。
4ポジのソより向こうは初めて。
1個ずつでも難しいのに2個スラーをさせられた。
短調なので上り、下りで音が変化して音程がとりにくいし大苦戦。

本編エチュードも難しすぎて立ち往生ばかり。
ラ(G線)ミ(D)ド(G)ミラミという8分音符の繰り返しがあって、
ラとミは1の指で両方一緒に押さえるように言われた。
これは初耳!
ギターみたい。(ギターはもちろん弾けません)
その状態でG線のドを押さえるって!? 音、出ません。
全体に難しいせいもあって、あちこちで音が消え入りそうになる。
もっと駒寄りで弾くこと。
特に4ポジションの時は指板に近づきすぎないように。

がんばったら出来そうなのでがんばってくるようにとのこと。
レッスン3も宿題。

○交響曲第94番ト長調「驚愕」第2楽章(超短くカットされている)
ト長調と書いてあるのにハ長調の楽譜だ。
スタッカートで楽しく(音を繋げなくてよい!)弾いたら、珍しいことに「できてますね」と言われてしまった。
ただ、唯一のフォルテ箇所「ソ」の音を驚愕させるほど際立てせる必要があったのだ。
ピアノとフォルテのメリハリができていなかった。
ソの音がどれくらい出るか何度も何度も挑戦。
先生の迫力ある音には遠く及ばない。

次は「浜辺の歌」(この楽譜はハ長調でD線ソから始まる。)
(無邪気に)この曲うれしい。
このレパートリー集2、ごった煮選曲が楽しいのだ。
初めての先生も驚愕。

○フックさんのデュエット2 2楽章(メヌエット)
重音が多い曲。
トリルも初めてだったけど今まで何も言われず、そして今回褒めていただいた。
細かい指の動きはマシなのかなぁ。
先日の公開レッスンで手が小さいことでメリットもあるとおっしゃっていた。
直樹氏のように大きすぎると手が泳ぐというか、却って的確に位置を決めにくいそうだ。

だいたい弾けるようになったので、曲のイメージを作るためのご指摘が多かった。
前よりスムーズにデュエットできるようになって、弾きながらゾクゾクっとした。
しかし後から録音を聴くと悪いところだらけ。
ゾクゾクっとしてる場合じゃない!しっかり聴けよ、ワタシ!
リアルタイムで判断できる、よい耳が欲しい。

延々続いたフックさんのデュエットはこれで一まずおしまい。
まだまだ続きはあるけど、コノヒトやる気なさそう、と先生はお見通しだ。
ウェルナーも前々回宿題だったのに、「ウェルナーよりLEEが弾きたいですよね」と言われてしまった。図星だわん。

ところが一方で…
先月、レッスンの後で「スズキ4を買っておいてもいいですよ。ブレヴァールのソナタ見ておいて下さい。」と言われた。
「先生、ゼッタイ人違いしてる。」と内心思ったので聞き流していた。
(レッスンの後で人違いというのもナンですが…)
そしたら、今回も帰りに同じことを言われた。
「え~!?ず~~~っと先でいいんでしょう?」
「いえ、もう買ってCDを聴いておいて下さい。」
2度もおっしゃるならと、買いに行ったら、薄いのにお高かったですわ。
あ、そうかCD込みですね。

聴きましたよ。
さては、前におっしゃってた「そのうちバリッとした曲弾きましょう!」がこれですか?
なんか起立!礼!着席!(ジャ~ン×3)みたいなイントロでビビッてしまった。
ワタシの中でサブタイトルが付いてしまった。「チェロソナタ 二宮金次郎」
こないだ古い小学校へ行ったばかりだしね。イメージがダブった。
それに薪もチェロも、背中に背負えば似たようなシルエット!?

う~む。しばらくCD聴くだけでいいですよね。
足踏み状態から、急にジャンプしろとおっしゃられてもね。


公開レッスン見学&室内楽コンサート

2006年09月18日 | コンサート

京都芸術センターで青少年がクラシックに親しむためのシリーズ企画のうちの二つ。
昨年暮れの「アンサンブルの愉しみ」に続いて、京都市の芸術振興企画にはお世話になっています。
見学は無料だし、コンサートも900円!
青少年でないのに本当に申し訳ございません。敬老の日!?

会場は市内中心の元明倫小学校の講堂。一昨日に続きレトロなんです。
古い学校で、二宮金次郎の像もありました。
今は現代美術の実験的スペースかと思ったら、演劇や音楽の企画も多いみたい。

○公開レッスン 
 講師:ヘーデンボルク・直樹氏
(今まで2度コンサートへ行ったことアリ)

受講生は12才13才16才3名が順にこの3曲を披露。
ゴルターマン コンチェルト1番1楽章
サンサーンス コンチェルト1番1楽章
ブルッフ   コル・ニドライ

曲目を見て、レッスンの次元が違いすぎて理解不能を覚悟して行きました。
ところがチェロの構え方から始まって、基本的なことを再チェックという内容で、
願ったり叶ったりだった。
何しろ、わが最大耳たこフレーズ「力を抜く」ことに関する指導が一番多かったのだから。
こんなに熟練されてるのに?と思いましたが、成長期には成長期の問題点があるのですね。
とにかく余分な力を入れて弾く習慣は、音の問題だけでなく体を壊すのでくれぐれも注意とのこと。
実際、体に触れながら力の抜き具合をチェックなさっていた。

ワタシが前に「意識してみる」で書いたようなこと(頭だけで実行がねぇ)も話されていた。

教える側も教えられる側も耳がよくないとお話にならないと痛感。
自分の耳が鈍感だと思い知らされましたよ。
サササとフラジオで調弦する受講生。。。。プロみたい!と目が点でした。

○コンサートのタイトル「賢者の対話」 (直樹氏のレクチャー付)

ドヴォルザーク:ピアノ四重奏変ホ長調
ブラームス:弦楽六重奏変ロ長調

“四重奏は4人の賢者の対話である。”はゲーテの言葉。
ドヴォさんとブラームスさんが仲良しとは知らなかった。

室内楽はプライベートなムードで、より内面的に音楽を感じることができるそう。
小学校の講堂ってとても広い所という印象は子供だったからですね。
すごくこじんまりしていて、まさに室内!!楽にちょうどの大きさ。
観客は120~130人くらいでしょうか。

CDと違って、それぞれの役割やメンバーの暗黙のやり取りを見ながら聴くのは興味深い。
ジャズのセッションみたい。

今回のワタシの目玉は六重奏の2楽章。
クラシックに疎いワタシでも、若い時、タイトルもよく知らぬままハマッた曲。
心を激しく揺さぶる忘れられないメロディー。
直樹氏も室内楽の名曲中の名曲と話された。

生で初めて聴けてより激しく揺さぶられましたわ。幸せ!
後半、第一チェロのソロが入るのですが、遠藤真理さん力強くてステキでした。

30度を越す暑い日、直樹氏のためになるお話と皆様のすばらしい演奏に大感謝です。
お子様達もじっと最後まで聴いているのには感心しましたよ。

■出演者 川田知子(ヴァイオリン)、大宮臨太郎(ヴァオイリン)ラズヴァン・ポポヴィッチ(ヴィオラ)、中島悦子(ヴィオラ)、遠藤真理(チェロ)、ヘーデンボルク・直樹(チェロ)、吉澤京子(ピアノ)


コンマス競演

2006年09月16日 | コンサート


大阪のレトロ建築の雄、中之島中央公会堂にて、ヴァイオリン鑑賞。
中之島国際音楽祭のプログラムの一つ。超満員、大盛況だった。

こんな企画は大阪でしかお目にかかれません。
関西4大交響楽団コンサートマスター夢の競演!
4人のコンマスが季節を弾き分けるヴィヴァルディ「四季」!

関西経済界のお偉方が「大阪の4オケ合併」を提言して問題になってますが、
個性豊かなコンマス氏達を生で拝聴して、
そんなの有り得ない!とドシロウトながら強く思いました。

若い方々の活躍がまぶしく、好感度特大でした。

お馴染みの四季、聴き応えありました。
誰が、どうこうと書けませんが、ずいぶん違うものですね。
それにしても、ヴァイオリンは繊細、難しそう。
チェロはずっと裏方でしたよ。

ヴィヴァルディ「四季」

出演:ギオルギ・バブアゼ(関西フィルハーモニー管弦楽団)夏
   高木 和弘(大阪センチュリー交響楽団)秋
      長原 幸太(大阪フィルハーモニー交響楽団)冬
   森下 幸路(大阪シンフォニカー交響楽団) 春
        

  ヴァイオリン[マウロ・イウラート/猪子 恵/中屋 響/阪中美 幸] 
  ビオラ[小林 明日香/三木 香奈] 
  チェロ[日野俊介] 
  コントラバス[林 久美子] 
  チェンバロ[澤田 知佳]
伴奏:新  ゆう
【曲目】
四季メンバー
 ・四季/A.ヴィヴァルディ作曲
関西フィルハーモニー管弦楽団ギオルギ・バゴアゼ
 ・華麗なるポロネーズ2番op.21/H.ヴィニャフスキ作曲 
大阪センチュリー交響楽団高木和弘
 ・ツィガーヌ/M.ラヴェル作曲
大阪シンフォニカー交響楽団:森下幸路
 ・チャールダッシュ/V.モンティ作曲
 ・ロマンス/J.スヴェンセン作曲
大阪フィルハーモニー交響楽団長原幸太
 ・カルメン幻想曲/F.ワックスマン作曲

アンコールなし

 


29回目のレッスン(通算46回目)

2006年09月09日 | チェロレッスン

 
このところ足踏み状態。きっと基本に戻ってウェルナーの宿題をビシバシさせられると覚悟して参戦!
そしたら、初っ端から「エーデルワイス(レパートリー1)は今日で仕上げて、レパートリー2に戻りましょう。」と先生。
レパートリー2はグリーン・スリーブスとリベルタンゴを習った後、長らくお預けだった。

○ エーデルワイス
1回目はガチガチになって悲惨な出来だった。
突如弾き始めるというのは難しい。
両手の力を抜く練習にはピッタリの曲。
きれいな音を響かせるためには力を抜く。
響きが悪いので、試しに先生のチェロと交換していただく。
やっぱり大きな変化なし。楽器のせいにしてはいけません。

開放弦の音が異質にならないよう、弓の毛の量を調節すること。
エーデルワイスの名が泣くダミ声しかまだ出せない。
レッスン後もこの曲で力を抜いて音をキレイにする練習をすること。
馴染みのある美しいメロディを弾くと、音をきびしく判断できる。
音程も怪しいところがあるけど、とりあえず通過。
次回ハイドン「驚愕」第2楽章(超短くカットされている)

○ LEEさんポジ移動の練習曲、レッスン1
ハ長調の音階(A線ソまで)を突如、命じられた。
毎日申し訳程度に弾いているけど、一発で音程決まらないものですね。
A線シ、ドが微妙にずれていた。ポジ移動もはずしてしまった。

本題のハ長調練習曲は普段通りに弾けた。
ポジション移動もまあこれが今の限界でさぁ。
「あ~!よかったぁ!」先生の安堵の叫びが!
一ヶ月くらい進歩がなかったので先生もお困りだったようだ。
ポジション移動の時、「こんちくしょう!!!」みたいな力の入れ方をしなくなったらしい。
でもまだまだ、バリアフリーの長距離移動は下手だし、音程の打率も悪い。
移動のところ以外でも音程が少し狂っている箇所があり、何度も弾かされた。
が、例によってムキになって弾くうち体内チューナーがフリーズ、ますます狂ってきた。
「も、も、も、もういいです!」あわてる先生。
悲観しつつ、帰って録音を聞いたら、どう狂っているかがちゃ~んと理解できた。ほっ。
レッスン中のワタシの脳は舞い上がって機能しないのであろうか。

移動の時、音程は正しく、滑らかに繋げてと気安くおっしゃいますけど、
「一度に出来ません。音がハズれるか音が切れるか、さあ、どっちがいいですか?」とワタシ。
「どっちもダメ!」とおっしゃるかと思いきや、先生の御名答が。
「左手に力を入れ過ぎなかったら、音はハズれにくいし、切れずに弾けますよ。」
恐れ入りました。
一応通過。次はレッスン2 イ短調練習曲

○フックさんのデュエット2 2楽章(メヌエット)
重音が多い初めての曲。こんなデダシです。
右手の力が入ると重音は鳴らない。2音のうち主になる音の方をしっかり鳴らす。
8分音符が続くと急いでしまう。拡張の時の音程注意。
久々に、人指し指を押さえつけられ指が裂けそうになった。

先生とデュエットすると音の重なりにワクワク。←きれいに弾けた時
いかにも優雅な舞踏の曲。教育目的の曲でも好きです、これ。
同じフレーズを交互に弾くので録音を聴くと、好対照で反省しきり。
次回も繰越。

今回は「力を抜いて」を何度言われたことか。そして音程が不調。
音程は体調にも関係あるのかもしれない。ちょっと調子わるかったから。

頭を冷静にして、体は力を抜いて・・・
力を入れずにしっかり弾く。 毎回書こうかしら。


クラシック祭り

2006年09月08日 | 音楽
雑誌Hanako westが、大阪全ガイドという特集だったので、つい買ってしまった。
町の移り変わりが、へ~!なので、京阪神地区特集の雑誌はコレに限らず時々衝動買い。

Hanako westという年でもないけど、アンアンを愛読していた学生時代から平凡出版、現マガジンハウスはお馴染みなのだ。
アンアンも久々に立ち見したら、何と何と!まだ林真理子女史のコラムが存続していて驚いた。
ワタシと同世代だよ。

昔、雑誌片手に観光地をウロウロするオンナノコを、
アンノン族やハナコ族と称されましたが、
今はサイトやブログのプリントアウトを持ってウロウロする時代。
雑誌屋さんも強敵現るだ。

やっと話を本題にもどします。
Hanako westにはクラシック入門という特集もあったのだ。
(女を磨くエンタメのコーナーより)
要するに、クラシックはワケわからんから見た目から入りましょうってことで。。。
イチオシ、関西イケメン指揮者3名!ですと!?
あと各オーケストラの若手ホープの紹介。もちろん男性のみ。
アホらし!

なんで大植英次さんプロデュースの大阪クラシックや中之島国際音楽祭のことを載せないのだ!?
関西でクラシック入門にはこれ以上のチャンスはないやん!?
まさにオンタイムな情報なのに!

関係者の方々は大阪にクラシックを広めようと大奮闘されている。
大阪クラシックは大フィルメンバーのほとんどのコンサートが無料!
御堂筋のあちこちで1週間、50もの短いコンサートがあるのだ。

一方、中之島国際音楽祭も3日間国際的なコンサートが盛り沢山。1000円がほとんど。

大阪クラシックの500円のコンサートへ行きましたよ。
フルート四重奏、弦楽四重奏、クラリネット五重奏…
手軽に一流の生演奏が聴けるなんて願ってもないチャンス。
会場から出てきたら、大植氏と目が合っちゃいました。(ただそれだけ)
全身からエネルギーがほとばしるような方でした。

この企画が成功して毎年恒例になることを祈ります。

エクササイズ

2006年09月05日 | チェロ


体脂肪率が先日瞬間的に20を切った!!!やた~!
妙にうれしかった。体重が増えただけの話なのに。
体重元に戻って22かぁ。エクササイズで減らすぞぉ!

って、エクササイズが違います。

エクササイズのコピーをどっさり配られ、出来るのを練習するはずでしたが・・・
マイブームのポジション移動の練習をしようにも、なんでこんなケッタイな楽譜!と歯が立たない。
たとえば・・・

ハ音記号を読む練習は良いとしても、スラスラ6個スラーをしながら拡張しいのポジション移動しいの、♯、♭は点滅させて。。。。
ワタシを買いかぶっちゃあいけませんぜ!
(買いかぶってないって、いじめてるって?)

いくつも出題して下ったけど、また後日ね。

先生の宿題は数ヶ月後に有り難味がわかるのだ。
前に書いたヨロヨロするエクササイズ
今、ポジションごとのポーズを理解するのに時々取り出して弾いている。
相変わらず難しいけど、弾きだしたらおもしろいし、指が痛くならなくなった。

同時にウェルナー(P28~P32飛び飛び)も宿題が出ているけど、
はじめのデイリーエクササイズよりずっと馴染みやすい。
分相応とはこのことです。
でもその分、ちゃんと出来ないと大変だわ。おそろし。

29ページ一番下のレガート、8個スラー上り下りは昔はお手上げだった。
音が鳴らなくて音階にならないし、両手に力が入って痛くなりギブアップ。
けど今はなんとか。石の上にも2年足らずだわ。

宿題の質と量が豊富すぎて…
練習曲も2つ、そしてエーデルワイスもあるよ。

で、結局ポジション移動の練習はA線で1ポジ→2ポジ、
ラミレ、シミレ、ドミレ、レミレ…
D線でレラソ、ミラソ、ファラソ…
な~んて当たり前の練習を勝手にしている。小指注意報発令。
それと先生に教えていただいた、A線でシドレレドレミミレミファファミファソソとポジション移動するのと。

2ポジ、3ポジといっても上や下にズレたバージョンがあるので、
楽譜見て即何ポジションか、まだわかりません。

試行錯誤ばかりで、この1ヶ月は低調であります。

子供のような吸収力はないから無意識に繰り返しても、ぬかに釘でスッポリ抜け落ちる。
今これを弾くとワタシの脳が活性化するのだ~!という練習をしないとダメね。ババアです。

ボウイングの練習は好き。
音程は体内チューナーが壊れる日がある。(バイオリズム?)
左手は覚えが悪いので、ちょっと辛い。
コインを挟んでも落とす。(右手の方がマシ)
何のこっちゃ?の方は→参照ページ


軽井沢の家

2006年09月02日 | 日常

古い雑誌(といってもミセス7月号)を眺めていたら、
軽井沢特集で佐野洋子さんの山荘が取材されていた。

彼女の本は「100万回生きたねこ」と「神も仏もありませぬ」しか読んだことがない。
「100万回~」はかつて幼かった姪に買ったのだが、ワタシが虜になってしまった。
ただ可愛い、可愛いだけの絵本ではなくて、辛辣だけど深くて愛のある世界!
子供には「エンエン、泣いてるね。」くらいしか印象がなかったみたい。がっくり。

「神も仏も~」は還暦過ぎてからのエッセイ。何年か前に読んだ。
こちらもやはり辛辣に、時には見も蓋もなく老化についての思いが綴られていたと思う。
(記憶おぼろげ、本はもってない)
「もう疲れた。今さら何をがんばれと言うのだ。」といくつになっても元気溌剌、意気軒昂を求める風潮に異議を唱えていた。

彼女の人生は膨大な作品と、それを支えるすごい恋愛エネルギーで出来ていると(勝手に)思う。
谷川俊太郎さんとの才能と愛のコラボはすさまじかっただろう。
エッセイにはネガティブなことが書いてあるけど、そりゃ、お疲れ様でした、と納得するしかない。
案外さわやかな読後感だったので、ポジティブに煽るばかりが能じゃないかも。

疲れた彼女は軽井沢の奥の小さな侘び住まいで、仙人のようにお暮らしと想像していた。
そしたら何と!グラビアはとっても広くてリッチなイメージ。モダンなお住まいなのだ。
一応、ミセスですから、むさ苦しくてショボい家は特集しません。
色調も統一されていて、無駄なものがなくシンプルでナチュラル。
オシャレに見えるのが大嫌いというメッセージだけど、お住まいは充分おしゃれだ。
それに周辺のお住まいの方々もまさに文化人セレブ。

なんだか、軽いショック。
ワタシ、地味なビンボー暮しよ、という人の話を真に受けていたら、
実は緑したたる庭に茶室があって、
由緒ある骨董に囲まれた生い立ち、みたいな。(ほぼ実体験)
おそるべし地味リッチ!

エッセイでも枯れているようで、どこかなまめかしく枯れてないと踏んでいましたが。
やっぱりね!
がんばるところを見せずに、がんばるのが習い性だったりして。

凡人は、がんばるぞ~と言ったり思ったりしても往々にして何もしません。←ワタシ