熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン50回目

2013年12月23日 | チェロレッスン
稚拙さは細部に(も)宿る。

太極拳で「いいかげんに足をドタっと着地させるのやめてね。」と注意されましたが、
いいかげんに弓を弦にドタッと接触させるのをやめるように、と共通点。
違う意味で、必要に応じて「好い加減に」弓を接触させるのは難しい。
デリカシーとセンスです。キープする筋力も。

耳を澄まして発音練習。

う~~ん、その他内容が多くて記録を書くと長くなりそう。。。

前回の注意事項は、練習不足もあってクリアできていません。
煮詰まってきてはいけないので、新たに様々なアプローチでご指導下さいました。

先生のあの手この手には感服です。
ご自分でもビックリされていました。
生徒に出来ないことが多くて、それを何とかしようと真正面から対峙して下さるうち、
指導方法のインスピレーションも湧いてくるようです。

こんなに食い下がって下さる先生は珍しいのではないでしょうか。
お互い気の長い者どうしの師弟関係だからかもしれません。

新レッスン49回目

2013年12月15日 | チェロレッスン
今までヴィブラート以前の問題に終始していましたが、
今回はヴィブラートについて。

全部の音にかけられることを目指す!
わかりやすいので白鳥のフレーズで実践。
まずは心の持ち方のみで、成功への道は険しそう。
でも、痙攣ヴィブラートから脱皮したようで、最近少しコツが掴めてきていることはメデタイ。
先生のOKが出た時は二の腕が揺れている時。
「肉揺れ」は私のバロメーター。
小指でかけると揺れないのが目下の悩み。
力が入っている証拠。

曲のはじまりのフレーズにずっと苦戦。
音はボケて、繫がりもカクカク。
右手が原因だと思い、ボウイングばかり工夫して練習していたのですが、
左手の置き方と、左右のタイミングの悪さを指摘され、目からうろこ。
右手がいつも焦って左手を追い立てているそう。
指残しの拡張など、(私には)厳しい形をもたつかずに、なのですが、
下手な練習でついてしまった悪い癖をぬいて、がんばるのみ。

右が焦らないためにも、鳴らした音の最後まで聞き取る習慣を。
実際聞いてみると即効性あり。
でも、他にも気を配るところがありすぎて。。。
音の出だしだけに神経を使い果たしがちでした。

先生の的確なトラブルシューティングは、レッスンを受ける醍醐味です!!!

あ、それから油断すると前かがみがまたぶり返す。

ボウイングが良くなって、チェロらしい音に一歩前進と褒めていただいた。
自分比では良くなっても、相対的に聞くと落胆レベル。
弱々しいのがイヤ。
たくさん食べて、力強く弾かなくては!


タンホイザー 夕星の歌

2013年12月12日 | チェロ
ミュージカル大好き少女だった私も、20才には一気にヒネた世界に惹かれておりました。
世紀末だったせいなのか、退廃的、耽美的なものがちょっとしたブーム。
ヴィスコンティは映像もさることながら、音楽でも衝撃的。
マーラーという作曲家を知り、そしてこのテーマ曲も↓

ルードヴィヒ(Ludwig)予告編

メロディが頭にこびりつくくらい印象的でした。
調べもしなかったので何の曲かさっぱりわからないまま何十年!
当時はチェロには何の関心もなかったのに、不思議なご縁です。
0:48くらいからメロディが始まります。

元はオペラの歌曲↓

Dmitri Hvorostovsky sings Wolfram's aria Oh du mein holder Abendstern

せつない歌詞が映画にもピッタリだったのでした。

かなり前にgoshuさんのブログでチェロのソロ演奏を知り、今頃おもむろに挑戦中。
楽譜はコレ↓

Schultz=Wagner: "O du mein holder Abendstern"


↓リスト版のチェロ&ピアノも見つけましたが、どうして調性が違うのかしらん。
リストはワーグナーの義父さんですね。

ワーグナー/リスト : 夕星の歌(歌劇「タンホイザー」から)



懐メロ

2013年12月09日 | 昔のこと
腕利きぞろいのアマチュア合奏団で、思いがけず懐かしい曲を聴きました。
「メリー・ポピンズ」の数曲です。

Mary Poppins - A Spoon Full of Sugar with lyrics


小6~中1にかけて繰り返し聴いた音楽というと、ミュージカルのレコードだけ。たぶん。
マイ・フェア・レディ、メリー・ポピンズ、サウンド・オブ・ミュージックこの3枚。
リアルタイムで映画を見て、心底魅了されました。
宝塚歌劇を小学生の時に見たことがありましたが、
私にとってはミュージカル映画は、
はるか上を行くインターナショナルでゴージャスでファンタジックな世界。

何より、どの曲もいい曲に思えたし、
ジュリー・アンドリュースは信じられないくらい歌が上手で大好きでした。
(wikiで今頃知ったのですが、沢田研二もファンで、ジュリーと呼ばれるように?!)

でも中学生になり、親しくなった友人たちはビートルズが来日すると大騒ぎだったり、ベートーヴェンのピアノソナタが弾けたり、何だか大人びていた。
ミュージカルの曲をいつも聴いているというのが子供っぽく思えて、話題にしたこともなかったような。

自分がハマッていた新曲が、半世紀たっても演奏され続けているのは感慨深いものですね。

太極拳続いてます

2013年12月06日 | 健康
前の前のレッスンだったか、先生が横でつぶやくのが聞こえてしまった。
「んも~っ!全然わかってないわ~」

ごめんね、先生。

レッスン以外ノータッチなもので、習ったことはキレイにリセットされています。
年配の生徒ばかりなので先生も心得ておられて、
忘れても何度でも教えますからいいですよ、とお優しい。

レッスンではストレッチと太極拳と半々。
さすがに夏は汗をかきますが、私にはどちらも痛くも痒くも温かくもございません。
チェロを練習している方が運動したって感じになるくらい。
ところが先生は、寒い部屋なのに汗をかいて「あたたまりますねぇ」と。

24の一連の動作を順次行うのが目下の大仕事。
これは何十年永遠に続けるべき演目らしい。

復習しようと思えばYouTubeでも可能。
真面目に少し覚えていきました。

そうしたら先生は私にだけ山のようにダメ出し。
それも基本の歩行について。
指示通りしようとすると大変キツイ。
急にすぐ出来るものじゃありません。

え~?今までの楽チンさは何?単に猿マネ?
キツイから最初から細かく矯正、強制しないらしい。

初心者も達人も行う24式は、レベルは天と地ほど違って似て非なるもの?!
同じ名曲を弾いても、似て(似てもいない?)非なる下手な自分の演奏がつい頭をよぎってしまいます。
基本の体の使い方、どちらもこれを疎かに出来ないと、またしてもチェロのことを考えながらの太極拳でした。


鎌倉にて

2013年12月03日 | 紀行
じぇじぇじぇ、おもてなしの倍返しは今でしょ!(テレビをつければこればっかり)

母を連れて2番目のひ孫に会いに来ています。
ひ孫、私には大姪ちゃんの笑顔のおもてなしにメロメロ。
江ノ島&富士山が見える部屋より。