熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

『拍手のルール』に拍手

2008年06月29日 | 音楽
先日のアルティの演奏中の拍手は、実に罪深い。
演奏が終わった時も間髪を入れない拍手だった。

アルバンベルクの時は、観客が倍以上もいる大ホールなのに、
しっかり余韻を味わう静寂の後に大拍手があった。
ウルウルなさる奏者もいて、まさに感動の増幅でした。

15番を聴く度に…一生忘れない。
なのに、9番を聴くたびに…思い出したくない。

そんなことを引きずっていたら、茂木大輔さんの著書『拍手のルール』を発見。
図書館で見つけたのですが、とっても面白いからちゃんと買います。

タイムリーに、今朝の天声人語はフライング拍手がテーマ。
『拍手のルール』の引用もありました。

クラシックファンは少数派なのに、よく取り上げて下さいました。

やはり、知らないというのは恐ろしいですね。
知っていることがほとんどないと言えるワタシとしては、
もぎぎ先生の本でお勉強して、もっとクラシックを理解せねば。

わからないから、退屈で寝てしまう(←ワタシ)とも書いてあります。
わかったら、こんなおもろいもんはない、と。


72回目のレッスン(通算89回目)

2008年06月28日 | チェロレッスン
あらら、見るからに、体調悪そうな先生。
扁桃腺で発熱中だとか。お気の毒なことです。
これでもよくなったからとレッスン決行に。

●音階

ずっと継続中のC-dur2オクターブ。
開放弦なし。
ドーレミ、ファソラシ、・・・~スラー付き。

ドーレミ・・・  
即、レの音が高い!との声。
(レを弾いたら)ちゃんとD線も共振していますけど!
調弦のダメ出し。
D線が高いと言われた。

レッスンの前に空き教室で15分調弦とボウイングの練習済み。
5度重音や、フラジオであわせて、最後にチューナーで答え合わせ。
(頼りない耳は、結構毎回誤差が出るのです。)
いつもワタシの体温で弦が伸びで音が低くなるため、気持ち高い目でもGO!
先生は、5度調弦派なので、Dがチューナーより低めになる。
どっちのDにすればいいのか…と何と今さら。
でも、深い問題であります。

ピアノと弦楽器の音階の音の違いとか、話が難しくなりかけた。
先生の熱が高くなってもいけないのでストップ。

さて、再度調弦後(結局先生が)、音階の出来栄えは・・・
まだ、移動で音が途切れる。
めざせ、バリアフリー!

2と3ポジションでの拡張、同じような広げ方で音程が狂う。

次回も。

●8.ユーモレスク ドヴォルザーク 鈴木3

ターッタラーッタラー・・・
最大の欠陥は、休符がはっきりしない。
リズム感もものすごく変!←これは録音を聴いた感想。

前回の指導というか課題が、高度すぎました。←先生もビックリ。
(どうして、この生徒にこんな無茶を言ったのだろうかと・・・)
楷書も書けないのに、草書で書いてみよう、みたいなことでしたから。
巨匠の演奏を真似した結果、リズムが変則的な単なる乱れになってしまった。

基本にもどって、ゆっくりとリズムの練習。
休符を明確に。

相変わらずG線4ポジション、フォルテがうまく出ない。
(楽譜はD線1ポジで取っている)

高音の音の取り方、弓の扱いが不慣れ。
高音はよくなってます、もう一息、と一応励ましのお言葉。
テキストの練習方法以外の方法もいろいろデモンストレーション。
前かがみで、頭を下げてしまうと音が前に出ない。

ガダ兄さん、G線4ポジどのくらい音が出るのか・・・

転調部分から、先生がガダ兄さんで模範演奏。
全然違う元気なチェロの音。
いかに持ち主は鳴らせていないか。
「あまりいい見本が弾けませんでした。」と言って、自分の椅子に倒れこまれた。

先生、フラフラじゃないですか~!
え~、この曲そんなに体力いるんですか~?

もちろん次回も。

カノンの不出来は記憶されていたのか、次回レッスンで見せて下さいとのこと。
どうぞお体お大事に。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 5番 9番

2008年06月26日 | コンサート
ベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会のうちの一つに行きました。

先月のアルバンベルクの演奏で大感激しましたが、今回の四重奏の演奏も立派なもの。
結局どこがどう違うのか聴く耳が未熟。(同じ曲ではありませんよ)
さすがのドシロウトぶりを痛感しました。
予備知識とか、会場の雰囲気とかで感激モードの強弱が左右されておりますね。

今回のアルティ弦楽四重奏団、最初の曲から、本当に快調に演奏されているように思いました。
もう釘付けです。
席が近いので、チェロもしっかり注目できました。
ネックの付け根、手の大きさにニスが。。。はげてる?
かつて一耳惚れした強くて深い音、これぞチェロの音。
ピッツィカートなんてコントラバスみたいだった。

ガダ兄さんの音は、まだチェロになってませんわ。泣

メンバーの皆さん、それぞれにアチコチでお聴きしたしたことのある名人ばかり。
曲によってVn1と2が入れ替わったりします。

ホールは700人。
アルバンベルクの時は1700人。
先日の五嶋さんの300人ホールが、やはり四重奏にはベストでしょう。

同じ四重奏曲でも、武満氏のは現代的で馴染みがないので、ベルクの曲の時の二の舞。
時々、意識が飛んでしまいます。

ベートーヴェンは前期と中期を聴きました。
中期のは、とてもドラマティックで大迫力。
演奏する方も、全力疾走してます、という感じ。

4月にはレクチャーに行きましたし、今回も(私には専門的な)解説のパンフも頂いた。
(そうそう、女装の源七序奏の減七和音もありました。)
このホールは、普段からコアなクラシックファンが多いと言われてます。

なのに、とんだハプニング。

9番最後(ラズモフスキー3番)は解説によると、「どの部分よりも長大なコーダでは、終結をめざす前進駆動の性質は更に強化され、恐ろしいほどの高揚を造って見事に結ばれる。」の箇所、あろうことか、休符のところで拍手が起こったのです。
「恐ろしいほどの高揚感が。。。」興ざめになりますよ。

曲中に拍手するのも、それに同調して拍手するのも、拍手したがり族のせいです。

でも、一瞬お顔はビックリなさってましたが、動じることなく息ピッタリで最後のフレーズを決めて下さいました。
さすがです!


●ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第5番
           イ長調op.18-5
●武満 徹:ア・ウェイ・ア・ローン

<休憩>

●ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調
           「ラズモフスキー3番」op.59-3

◎アルティ弦楽四重奏団
   豊嶋 泰嗣(ヴァイオリン)
   矢部 達哉(ヴァイオリン)
   川本 嘉子(ヴィオラ)
   上村 昇 (チェロ)


於:いずみホール


余談・桐朋出身のチェリスト総勢37名出演の【チェロ・グランド・コンサート】
   東京、富山、愛知のみ。関西はどうして来られないのでしょうか?残念!

ERチェリスト

2008年06月25日 | チェロ
Bach Sarabande from Cello Suite #5


どうせ行くならこんな救急病院?
5番サラバンドが、あまりにもピッタリ。
ワタシの‘ぎいのすけ’と同じ機種だけど、何でこんなに音が違うのか。
あら、サイドの足?は取っ払っていますわ。

録画する時、録音はどうするんだろう。。。



今ごろ貼り付けが出来るのに気がついて、いろいろ貼ってみたい今日この頃。

アンサンブルクラス  カノン編

2008年06月22日 | チェロレッスン
Pachelbel - Canon in D


今回は前回のメンバー3人+1人カムバックで4人、そして先生。
カノンか賛歌なのか、全員がわからないままにスタート。
賛歌も、急遽さらってきましたが、結果カノン100パーセントでした。

上手い男性氏は、賛歌のつもりだったので、カノンの浮上にビックリ。
ところが、初見で1パートをサッサと弾かれた。
すごいですねぇ。
順に1パートを追っかけていくので、1パートが重要。
ワタシ、3週間もかかっても、この悲惨さ。あわわ。

以前、弦セレの時も1パートさん、最初の合奏でバリバリ弾いてましたが、
後で初見と知ってのけぞりました。
すぐに楽譜が読めて弾けたら、人生どんなに楽しいだろうと思ってしまいます。
彼、彼女達にとったら、こんなのきっと朝飯前!?
アマオケの年季がまぶしいビギナーであります。
(但し、彼のアマオケはヴィオラ担当)

先生はきっと彼にハンディをつけて、カノンを知らせなかったのでしょうね。
でないと32分音符なんて、まともなテンポで弾かれたら、女性軍たまりません。

女性軍のお2人も、仕事で遅くなるので毎日はとても練習できないとおっしゃる。
週末だけの練習でそんなにも弾けるのなら、毎日練習できたら猛スピードで上達のはず。

最高齢としては、練習量増量作戦で、やっとこさついて行ってます。ふぅぅ。。。

まだ全然余裕がなくて、他の人の音が聴けなかった。
自分だけ、急にテンポが早くなったり。
よほどスムーズに弾けるようにならないと、アンサンブルでは不安があって、すぐトチってしまう。
ある程度、要領がつかめたら、皆さんのパワーをもらって、いつもより上手く弾けることがある。
心の中で、オーッ、弾けたっ!と小躍り。
これがアンサンブルの好きなところ。
そこに行くまで、人の何倍も練習せなアカンということやね。


この曲、細かい表記、たとえばスラー、スタッカートなど楽譜によって違います。
ボウイング、指使いも、まちまち。

これらを意思統一する前に、時間切れ。
ただただ、出来る範囲で合わせるにとどまりました。

帰りにお茶。先生と1名はご多忙で欠席。
上手な男性氏のレクチャーが大変ためになりました。
調弦、平均律、純正律、同名異音、弦楽器と調性の関係(調整ではありません)
など、話題がつきません。
疑問、質問とっても親切に答えて下さるのです。
本当にありがたいことです。
ワタシの中で完全に先生になっていますよ。

いいのでしょうか。

懲りずによろしくお願いいたします。



Canon

2008年06月20日 | チェロ
デジカメと違います。
ドイツ語ではKanonらしい。

カエルの歌が聞こえてくるよ~♪
いわゆる輪唱です。

カノンといえば、この方! 写真のパッヘルベルさんのカノン!
アンサンブルクラスの課題なのですが、目下悪戦苦闘中。

又、元は何調?と聞かれるかもしれないので、
習慣的にググッてしまいました。
4Vcアンサンブルの動画も見つけたけど、お手本にはちょっと。。。

元はヴァイオリン3そして単純作業通奏低音のチェロ1の曲のようで、
チェロ合奏の楽譜と同様、二長調でした。
但しヴァイオリンなので、1オクターブ高い。

この曲の輝けるコード進行、何と今だに延々と使われ、
お馴染みのポップスの元だったりするのですね。
この曲も、あの曲も、出るわ出るわ・・・
存じませんでしたわ。

不朽の名曲なわけで、この曲ばかり集めたCDもあって借りてきました。
1回聴いてすぐ飽きましたけど。

やはりベーシックな演奏が一つあればヨロシかったです。笑

2パートを弾くのですが(3人はほとんど同じ楽譜)ムズカシイーッ。
ハ音記号は未だ慣れないので解読に時間がかかる。
何より、未熟なワタシにはいろんなものが多すぎ、早すぎ。
まず音符、移動、高い音。
練習時間を費やした割には、無惨な状態。

これにかかりっきりではイカンイカンと「賛歌」を弾いてみたらシドロモドロ。
忘れてる~~~!
Myレッスンのユーモレスクもどうする?
二兎追うものは一兎も得ず。。。
ジタバタするのはやめて、音階と重音の基礎練に励んでみたり。

合奏の無理難題曲があると、ムシムシ暑くっても練習したくなるので、えらいもんです。

それにしても、ワタシのキャパは乏しい!
アンサンブルやアマオケで何曲も弾かれるチェロ弾きさんとは、月とスッポン。
そう、亀さんですから。

アラフィフ?

2008年06月15日 | 健康
40代と、aroud40、アラフォーでは全然ニュアンスが違う。
ドラマ見てませんけど。

その昔、40才といえば立派なオバサンだったのに、時代も変りました。

そういう自分も50代の自覚に欠けています。

ついこないだ50になったばかりと思ったら、あっという間に中盤。
ギリギリ四捨五入したら50だけど、間もなくaroud60アラシクだわ。

それにしても、アラフィフは結構大変だ。
親の健康があたり前でなくなってくる。
介護中の、それも遠距離介護の友人、知人も多い。
国内はもちろん、海外からも。

親の健康どころか、自分の体も急にガタがくる年頃。
介護がなくても、勤めること自体がすでに負担な場合も多々あり。
更年期とか重なるとキツイ。
退職する同級生(女性)も増えてきた。

同世代の友人や、その夫がガンに倒れることにも大ショック。
たまたまウチがガン家系なので、病気の話題になることが多いのかもしれないけど。
体験を訊ねられたり、アドバイスを求められたり。

もちろん苦しい50代ばかりではありません。
子供が独立して、第二の青春を謳歌組。
起業をめざす友人もいます。
親がまだ現役バリバリという友人も何人かいます。
(アハ、全員先生業だ!)

最高齢は90代半ばで現役のお茶の先生。
なんと屈強な足腰。。。

アラナイ?でもチェロを弾いていられるかしらん。←長生きするつもり。

71回目のレッスン(通算88回目)

2008年06月13日 | チェロレッスン
先生開口一番、「ユーモレスク、元は何調でしたっけ?」
「変ト長調です!」と即答。
超珍しく優等生気分。
「どうしてFis-durではダメなんですか?」と質問。
先生「・・・」

なぜが、先生の譜面台にはユーモレスクの難しそうな別の楽譜。
ト長調になっていました。

ともあれ、‘この生徒はユーモレスクが課題’と、
正しく記憶されているのは喜ばしいことです。

ユーモレスクの前に。

●音階

まずC-dur2オクターブ。
開放弦なし。
ドーレミ、ファソラシ、~スラー付き。
スラー全弓使う。←疲れる。
手が↓移動より↑移動が難しい。
左、肘の移動具合、指の準備の仕方、などチェック。
手は直行ではなく、タメが大切。
右指、形が崩れる。弾力がなくなる。
音をしっかり延ばす。
メトロノームで均等な長さになるよう練習してくること。

次Cis-dur。音程ガタガタ。

以下同様に。今回は略。

あらためて、スラーがついたポジション移動の音階は難しい!
でも、その分基本動作のチェックをしてもらえるので大変有意義。

●7.メヌエット3 バッハ (suzuki3)

全部鳴らしすぎ。
前がショボイ音だったので、頑張りすぎたみたい。
1小節目の4分音符はしっかりだが、後の4分音符はもっと軽快にそれぞれに変化をつける。
3拍子だが、1拍目が長め。
テンポを3等分にしない。
同じ繰り返しがあるので、単調にならないように。
表情をつける。
ここは、弓をこれだけ使って、あっちはこれだけ、
などと習得するまでの道のりは長い。

しっかし!
前々回以来、長く弾かせるより、ほどほどで切り上げる、という先生の指導方針の変化のため、一応、今回で終わり。
希望により継続も可だそうだ。

どこまで行ったら壁かな。
まだ行けると思うけど、どうだろう。
帰って、ラバーズコンチェルト風、サラ・ヴォーンのまねして弾きながら考えた。

●8.ユーモレスク ドヴォルザーク
タッタラーッター・・・
発音悪い。弦をもっと引っ掛ける。指を勢いよく離す。
弓の真ん中。
休符で弓を止める。
休符なしでも弾く。

次に、1コずつニュアンスをつける。
休符の長さ、音符の長さに変化をつける。
どんな感性かわかる。←まだセンス云々以下でロボット状態。
真似から入ってもよし。

3行目から、繋がりが悪すぎで、フレーズになっていない。
特に1オクターブの移動。

転調のところ、しっかりフォルテ。
レミファミ~G線で取る。←いい音出ませんけど。
ウルフ音も出るし。

高い方の、レミファミもフォルテでレの良い音を出す。←出た!
返しで音が抜ける。
開放弦で返しの練習。

以上で時間切れ。

今回、ガダ兄さんは時々いい音を出したので、珍しく褒めていただいた。
1、2の指でダウンbowの時、いい音が出せるようになったとか。
それから、調弦の音もキレイらしいです。
録音でも、前回の教室のチェロの音とは差が歴然。
パーマネントの弦は固くて疲れるけど、しばらく頑張ろう。

またまた四重奏など

2008年06月06日 | コンサート
ミュージック・シェアリングってご存知ですか?

五嶋みどりさんが主宰するNPOの名前なのですが、
子供達に本当の音楽を届けるために様々な活動されています。

今回のコンサートは、その活動報告を兼ねた演奏会でした。
なんと、若い演奏家3人とカンボジアの子供達を訪問!
それも、都市部から離れたところまで足を伸ばされた。

メンバー全員から一言ずつスピーチもありました。
前回の訪問地ベトナムよりも、はるかに生活水準が厳しいカンボジアで、
未知の音楽を届ける意味について、自問自答なさっている姿が印象に残りました。

今の若者は海外旅行も行きたがらない傾向と聞いたことがありますが、
留学だけではなく、こんな形で外国に触れる若い音楽家がいるのは頼もしい限りです。

それから、メンバーの皆さんはみどりさんから多大な刺激を受けたようです。
‘旅するみどり’の中で、チェリスト君の書いた
‘改心?’は正直でとっても微笑ましいです。
若い演奏家よりも、みどりさんの練習ぶりが破格のようですね。
9時集合でも、みどりさんだけは6時半の早朝から基礎練で、寸暇を惜しまず部分練習とは。
(ちなみに、みどりさんは出番が全曲。チェロは2曲お休み。チェロの深い音、ステキでした!)
これを読んでから、ドシロウトもちょっぴり練習量が増えました。
とにかく弾くしかない!

プログラム
●2台のヴァイオリンと1台のヴィオラのためのトリオ:ドヴォルザーク

●弦楽四重奏曲 第15番二短調 K421:モーツァルト

●トルコ行進曲(ヴァイオリン2台) モーツァルト 

●弦楽四重奏曲 第3番 二長調 Op.44No1:メンデルスゾーン

Vn 五嶋みどり コルビニアン・アンテルベルガー
Va 村田恵子
Vc 辻本玲

以前ここにも書いたように五嶋節物語を読んだことがあるので、
予備知識はあったのですが、みどりさんの演奏は初めて。
体全体を大きく動かし、全身全霊で音楽の世界に導いていく感じ。
若い人達(みどりさんもお若いのですが)と一緒なので、
指導者とか伝道者という面を先に拝見させていただきました。

この300人のホールは、室内楽には最高ですね!
大きいホールだと、こんな風に美音の中に身をゆだねる気分は味わえません。

アンコール(コンペイトウの踊り)では、後ろの壁がなくなって仰天。
ここへはペレーニ以来だったっけ?こんなの初めて。
ガラスの向こうには御堂筋の明かりが広がっていました。
キレイ!!!

フェニックスホールのサイトより


昔の服

2008年06月03日 | ファッション
四半世紀前、ライセンスでサンローランの国産プレタがあったのですね。
(そうじゃなかったら、バッタもん?)
昔の一張羅のコートを思い出した!
捨てたと思ったけど、探したらあった!
20代で一か月分のお給料分だったけど、業務用勝負服で大奮発したのです。
80年代中頃になると、肩幅が狭く細身に見えてお蔵入り。
自分の好みもコンサバよりもDC系にズブズブ移行。

(余談だけど、このころのアメフトみたいな肩だったら、チェロ担げない!)

90年代後半でまた、肩幅が狭くなったのでまた少し着た。
袖が太いのがアウトだったけど。
その後、忘れら去られていた。

今着てみたら、肩幅はもちろん、全体に大きくブカブカ。
細身に見えた時期があったなんて、信じられない。
いかに今の服が小さくできているか。
特にジャケット、コート類。材料費節約?

デザインは、肩章付きでミリタリーっぽい。
ホテルのドアマンにも見える。

サンローランの服って、女性の社会進出を後押ししていたのかもしれない。
ディオールよりも、シャネルの思想に近い気がする。
肩肘張って、サファリ、ミリタリー、タキシードなどと、マニッシュで何かと戦う服が多かった。
80年代はそういう時代だったのね。

ご本人は、かなり前から戦い疲れていたそうですが、天国でどうぞ安らかに。