熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン10

2011年09月26日 | チェロレッスン

快適な気候になって、楽器の調子が良いようです。
いつものように、先生が我が‘ガダ兄’を弾かれたのですが、
低音が前より良く響きます。
ブラームスを弾いてもらって、ガダ兄も喜んでいるかのよう。
私が出す音との違いにため息。

すかさず先生はちゃんと励まして下さるのが嬉しい。

サポジ教本の前に、ちょっと新曲の質問をするつもりが、
大半がこの曲になってしまいました。

取りあえず最後までノンストップで弾けたらいいと思って、
アレグロもがんばって弾いてみましたら、まったく不評。

曲に向きあうエスプリというか、志の低さをつっこまれたような。。。

ボウイングだけ(右手だけ)で正確にリズムをつかむ。
フレーズを一つからでも、完成度上げる。
音程は倍音を出すよう耳を敏感に。
3部形式を別けて練習。
初回はゆっくり演奏でよい。など。

練習方法をもっと考えよう。
最初、どんな状態で先生に見ていただくか?
ちょっと悩むところです。
新レッスン先生は、私の初回の下手さに驚かれたかもしれません。

お次は前回の復習。
シフティング、レガート。

サポジ教本にもどって、ヴィブラートの練習もしたいので、
開放弦を使わず弾くことを思いついて弾いてみたところ、
自分で練習法を考えるようになるのはすごく良い傾向と喜んで下さった。
ただし、指番号を書かなかったせいもあって、ヨロヨロ。
レガートも何もあったもんじゃない。
良く出てくる音型と指番号の関係を掴むために、先生に指番号を選んで書いていただいた。

あっという間の1時間半のレッスンでした。

大人から始める場合、どんなレッスンが良いか、
先生ともしょっちゅう話題になりますが、
今、タイプの違う先生2人、ちょうどいい具合です。


45回目のレッスン

2011年09月20日 | チェロレッスン

1ヶ月ぶりのアリオーソ。

まずは、珍しく落ち着いて弾けました。
明るいお声で、かなり改善されてきましたねぇと、うれしいお言葉。

ヴィブラートがきれいにかかってきたそうで(ただし部分的)、
次々先生の要求が増え「え~~~~っ!」とムリムリ的な態度に、
「え~~~!じゃありません!」と言われ、
やってみれば意外に出来たりするのでありました。

でもヴィブラートの追求で、まだまだこの曲が続くのはちょっと辛い。

毎度おなじみのレガート。
基礎レッスンと同じ箇所(シフティング)も指摘され、何度もトライしましたが苦戦。
ゆっくり焦らず移動したら、そこだけ遅すぎて変です、と言われていまいました。
少しでも近いポジションに指使いを変える。
ヴィブラートをかけて音を響かせ、つながって聞こえるように。
あらたに2点のご提案がありました。

二人がかりでレガートのレッスン受けてますのに、なかなか上手く行きません。
録音を聴くと、同じパッセージ、先生と交互に聞こえる自分の音の流れの悪さに落ち込みます。
音が切れる原因は、いくつもあるのがわかってきました。
とにかく、いつも意識して諦めないことですね。

次回にこの曲を仕上げるべきところ、ワガママを申しました。
ゆったりした曲の難しさは、一朝一夕にクリア出来ないので飽きてきております。
早い曲が弾きたくなり、次はダンスラスティック(スクワイア)弾いてきますと自己申告。

音楽講座 (初見の力、洞察力)

2011年09月18日 | 音楽
母の具合は、相変わらず辛そうですが、ほんの少しずつよくなっています。
私も、いろいろ手抜き息抜きで好きなことをさせてもらうように。

今までのレッスンも再開。
赤ちゃん、見るたびにスクスクご成長。
レッスン記録はのちほど。

それから楽譜の読み方について、友人M子さんの中学の同級生が講師をなさるので、こんな講座にも行ってきました。

ピアノ向けでしたが、音楽共通のお話が大半だったので予想以上に面白かったです。
初見でどれだけの情報が頭にインプットできるか?
それには深い読解力、事前の知識が必要です。
読解力、読譜力ですね。

最近の小学校の音楽教育の弊害もあって、楽譜が読めなくても音源があれば音楽はOKみたいな風潮を憂いておられました。
しかしCDやYouTubeで聴かないと曲がイメージ出来ないのは、私も同様でございます。
体で覚えて楽譜を見ずに弾ける暗譜というのではなく、楽譜が頭に書けるという暗譜が良いそうで。。。
あと、曲の分析とか和声の進行とかについて、初歩的なお話。

それにしても、生徒役になった小学生から高校生の方、初見力はお見事です。
プロのピアニストの方も飛び入りで参加されて、芸高の入試問題を弾かれたのですが、初見なのに名曲の名演に聴こえてしまいます。
問題の曲はもちろん新曲。すご~~い!!!

そうそう、ピアノと違ってチェロの楽譜がものすごく易しく見えて、うれしい!
チェロ弾きの読譜力とは何か今度先生に聞いてみましょ。

新レッスン9

2011年09月13日 | チェロレッスン

演奏に惚れたチェリストに突撃でレッスン依頼をなさる先生の熱心さには敬服します。

チェリストさんから先生は新しいネタを仕入れてこられて、私も試されました。
指を1本ずつ離してボウイングしたり、弓を縦に持って指をムカデのように弓を上げたり下げたり。
指の弱さ、腕の筋力とかのダメさがわかります。
弓先で弾いた時、苦しそうにカスレた音ばかり出す私。
サポジ教本の最初の方は、エチュードを上弓、中弓、下弓と弾き分ける指示があり、
上弓はサボっていたのでトライしてみたけれど。。。
ツラくて出来ないので要練習。

ん、、、でも今の私には手より体。

肩甲骨のチェック。
全然動いてない?

もっと体を使おう!
小手先で弾くのではなく、体を大きく使う。
私のテーマは肩。それも両肩。
シフティングも肩、肘の位置を意識して、指で取りに行かない。
これが成功すると、いろんな問題が解決する。
毎度おなじみレガート問題もしかり。

シフティングのチェック。
曲に合わない左手の速度は厳禁。
勢いつけて焦って移動する癖が抜けません。
左手で歌うシフティング。←これ大事!
例に、アリオーソの1,4ポジ往復ブツ切れ部分や跳躍部分を。
超スローモーション移動の特訓でコツを掴みかけた気がします。
次の準備に焦らず、粘って粘って音を繋いでいく。
特にスラーの最後の音が短くなりやすい。

しっかり弾くことを心がけたら、ガダ兄も変化してきたようです。
先生がガダ兄でハイドンをステキに弾いて下さって、A線、D線が前より鳴るようになりましたと。
うれしい~!
ガダ兄の低弦には私も手を焼いています。

問題提起満載、後でいろいろ試して練習したくなる、やる気の出るレッスンになりました。
ただし、あれもこれも出来ないので課題は「今は指より肩なのだ!」に絞り込みました。





いたむ

2011年09月07日 | 食べ物
椎間板ヘルニアの話ではなくて、食べ物。
“いかり”の宅配で頼んだ桃2個のうち1個、
4分の1が最初から茶色に変色していてぐちゅぐちゅ。1個400円也。
他の1個はとても甘くておいしかった。
りんごは2個とも古かったらしく、翌日、芯の周りから茶色くブヨブヨ腐ってきた。
どちらもまずかった。←食べるか?
駅前の“コープ”で買った北海道産の真っ赤なミディトマト、翌日冷蔵庫から出してパックをあけたら、10個のうち8個がカビやら腐りかけやらでブヨブヨ。
捨てた。
近所で買ったチリ産のオレンジ5個入りは、2日目に1個腐った。
甘いけど変な匂いと思った。熟し過ぎた匂いだったのか。
重なる時は重なる。
クレームの電話をするのも面倒なのでここにメモ。

“いかり”は結構怒り。
かねてからトラブル多し。
コープは1度だけ。
卵割ったら、真っ赤な血がドバ~ッと出てきて即電話。
近所なので現物を見に来てもらった。

追記 翌日コープで買ったハウスみかん5個のうち1個腐ってました

短いコンサート2

2011年09月06日 | コンサート
某音楽教室発表会のゲスト、久保陽子さんのヴァイオリンミニリサイタル。
やはり無料です!!!

台風で警報が出ていましたが開催で、こちらは風もなく雨もほとんど降ってないので夕方に参上。
前回、芸文中ホールで久保さんの演奏を初めて拝聴して、感銘を受けました。
今回もしっかりパワーをいただきました。
キャリアは70年前後?
その身のこなしと奏でる音楽、大変ありがたいものに直に接する感動!

大阪中央公会堂の大ホールは、以前、音響にツライものがあると素人耳にも思ったのですが、やはり同じ思いがしました。
中集会所の方がいい音がするように感じます。
久保さんも当然その点についてお考えで、名器ガルネリ(でしたっけ?)を2種の弓で弾いみられ、どちらがいいか、観客に尋ねるというコーナーがありました。
私の耳にはビミョーな差でしたが、最初の方が音が少し遠い気がしたけど深みのある音にグッときたので、そちらに手を上げたら人数が少なくてアラッ?
次の弓の方が明るく華やかな音でこちらのホールでは音が通るので軍配が上がりました。
最初の弓の方がかなり高価だそうです。

ソロはもちろんですが、教室のお若い講師陣とのブラームスのピアノ五重奏も充実した演奏でした。
久保さんのお体の動きが、一番しなやかでリズミカルで若々しいのは素晴らしいと思いました。



短いコンサート1

2011年09月04日 | コンサート
時間的余裕がなくなった今日この頃。
手軽に行けるコンサートがあると、サッと行ってリフレッシュしています。
アクセスのよい所に住むメリットをつくづく感じます!
それにコンサートは無料!!!

コンサート1
美術館の調べ

藤井快哉レクチャーコンサート。
前に書いたピアニストのインタビューのたしか後半のお話が彼だったと思います。
(青柳いづみこ著「我が偏愛のピアニスト」)

♪Sing Swing Gershwin!

ガーシュイン、ガーシュウィンどっちかしらん。
ほとんどガーシュウィンの曲ばかりのプログラム。
ラプソディー・イン・ブルーは江口玲さんという方の楽譜で、
大変な難曲に仕上がっているそうで、力演でした。

クラシックのピアニストが弾いているので、あくまでもなんちゃってジャズなんだそうです。
そもそも楽譜を見るのがジャズではない!?
ジャズとクラシックの深い河に橋を架けたガーシュウィンは偉大です。
ジャズをきちんとした楽譜にしたところがエライのでした。

藤井氏がなんちゃってジャズなら、私がコソ練していたガーシュウィンはいったい何?
一気にやる気なくなりました。

ボルコムという現代作曲家の「ラスト・ラグ」、いい曲。
メロディをチェロの音色に変換して聴いている自分にびっくり。

興味深いエピソードもまじえながら、1時間15分の楽しいコンサートでした。
楽譜店で手にとって見て下さいと、使った楽譜もプログラムに記載されていました。

藤井氏は大阪クラシックにもご出演。
池村佳子さん達と「四次元三重奏団」を組まれています。

この「美術館の調べ」に行ったのは2回目。
1回目はエントランスホールでチェロのコンサートでした。
今回はアトリエ1となっていたので、教室みたいな部屋を想像したら、
天井高5mくらいありそうな広い部屋で観客数も大勢。
ずっと前に行った茂木健一郎氏の講演&コンサートは、館内にちゃんとした多目的ホールがあって、そこでした。
私の仲間内では大不評の建築「行く気のしない美術館」なのですが、行くたびに贅沢な空間が出現するので、いっそ「館内めぐり」の企画でもしてくれたらウケるのにと思いました。