高い所から大きな物が、私を避けて落ちてくれてよかった。
ものすごい量のゴミを出して、引越しもした。
飛び跳ねて場所を移動したピアノも処分した。
あれから20年、懲りずにまたものがたくさん増えている。
何が必要で大切なものか選別しなければ。。。
大阪・北浜のフレンチレストラン(ラ・クロッシュ何とか)で、友人達と食事。
東京から帰省の友人がテレビで知って、予約してくれました。
但し、テレビで見たのは姉妹店の方。
場所が違う!前に淀川がない!とバタバタしましたが、
実力派シェフが実際腕をふるうのがこの店の方でした。
大当たり!
さすが大阪、激しい競争に打ち勝ってきたことが伺えます。
だいたい、大勢でおしゃべりに花が咲くと、せっかくのご馳走も印象に残らないことが往々にしてあります。
それが今回、メニュー選びから、全員真剣になり、最後までそれぞれのお皿をじっくり味わい、ヒトサマの分も観察しました。
いくらおしゃべりしていても、しっかり味わいたいと思わずにはいられません。
そのおしゃべりですが、ワタシが「何で今marimekko?」と振ったことで昔話に花が咲き・・・
特に、メンバー最年長58才(ちょい悪おやじ風のヒト)のファッション遍歴が大受けだった。
知人、友人でこんなにオシャレな男性も珍しいのですが、年とってもその姿勢が変らないという頑固一徹さに一同拍手。
さて、最年少30才女性も大好きというmarimekkoですが、70年代日本中に販売されていました。
ファブリック以外の日本製ライセンス商品もありました。
当時ワタシは学生で、自宅が改築されて自分の部屋のインテリアを考えたので覚えているのですが、世界のインテリア全般、ポップなイメージでカラフルでした。
マイルームもなんとテーマカラーをオレンジにしました。
派手!よほど、うれしかったのでしょう。
スウェーデンはイノベーターというメーカーの、カラフルなキャンバス地の椅子なんかが人気であこがれてました。
買わなかったけど。
カーテンの図柄もmarimekkoの影響を受けたというか真似した商品が多く、知らないうちにそれ風のカーテンを選んでいました。
ポピー柄でした!
60年代のポップアートの名残?
はたまた、染料の技術革新で色があふれたのか?
表参道のハートアートというお店。
神宮前のヨーガン・レールとともに、東京へ行くたびテキスタイルデザインに心ひかれていました。
まったく何も買えない若い頃の話。
あと、ワコールもアーティスティックな柄のテキスタイルで有名でした。
瞬く間に、カラフルでポップなテイストは古いとされ、絶滅。
自然志向や高級志向に。
単純パターンのプリントより高度なプリントや織りの方に目が行きます。
marimekkoの社史をネットで見ましたが、昔の柄を引っさげて再出発なのですね。
折りしも、ファッションも昔のデッドストックだった、ジオメ柄とか息を吹き返していますね。
あとは、時代にマッチしたマーケッティング戦略でしょう。
ブランド力って大きいと思いました。
日本のメーカーのブランド力が育っていないのは悲しい限りです。
ハートアートのサイトがあるのには感動しましたが。
それから、湯に黒(こんな変換でました)がホームテキスタイル部門誕生だか、リニューアルだかだそうで、現物を見てみたいです。
なぜか、ポピーっぽい柄もあって不思議です。