熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

現代音楽

2010年02月28日 | コンサート
新・音楽の未来への旅シリーズ
いずみシンフォニエッタ大阪第24回定期演奏会
「旋律とリズムの交差―弦楽器と打楽器の競演」

「まだ、いずみシンフォニエッタ大阪の演奏を聴かれたことのない方へ、
特別シートをご用意しました 10席限定/¥1,000」

というチラシの文につられて応募したら特別シートが当りました。

最前列の端で打楽器のゴッツイ音が直撃。
チェリストは後姿でした。

現代音楽のコンサートは初めて。
お馴染み、N響アワーの解説の男性がステージに立たれ、プレトーク。
作曲家だったとは存じませんでした。すみません。

現代美術と似た感触。
既成概念を打ち破りたい音楽。
2曲目、真っ暗なステージに、各奏者が楽器を鳴らしながらバラバラに入ってきました。
チェロも鳴らしながらですよ!ネックを肩にかけるようにしながら・・・
Vnソリストと指揮者、喧嘩する演技も必要とするコントみたいな演奏でした。

ファゴットのソロも初めて。
トータルに迫力満点の曲でした。
ちょっとこわいような。。。

■出演者:
飯森範親(指揮)
東口泰之(ファゴット)
いずみシンフォニエッタ大阪

■演奏曲目:
シチェドリン:カルメン組曲
シュニトケ:モーツ=アルト・ア・ラ・ハイドン
西村朗:タパス(熱)~ファゴット、打楽器と弦楽の
     ための協奏曲(1990)

■今回のオーケストラ出演者
 ヴァイオリン:小栗まち絵、池川章子、井上隆平、大谷玲子、佐藤一紀、
          釋 伸司、高木和弘、中島慎子、荒巻美沙子、梁 美沙、柳 響麗
 ヴィオラ:大江のぞみ、中島悦子、馬渕昌子、三木香奈
 チェロ:林 裕、日野俊介、山本彩子
 コントラバス:吉田 秀、長谷川順子
 打楽器:山本毅、伊藤朱美子、石倉明日香、佐々木藍子、細江真弓

昔も今も

2010年02月25日 | 日常
ケンミンショー「大阪の不思議」とかなんとかの質問で、
鬼ごっこでタッチする時に大阪府民は何ていう?

正解は「でん」。なつかしい!
神戸市内ですけど子供の頃と同じやわ。
厳密には「でぇ~~~ん!」と元気よく。
でんする、という。
他では何ていうか知らない。

次の質問は、お寺参りの子供達、ご本尊の前で何ていう?

正解は「まんまんちゃんあん」
これも、一緒!
神奈川県民の姪っ子、
こちらに来ると「まんまんちゃんしよ」と言って、
仏壇のおじいちゃんに挨拶している。
おばあちゃんの仕込みだ。

代々受け継いでいる懐かしい言葉。
なんかほのぼの。

昔、私らが付けた、ある先生のあだ名。
何十年たっても同じだと知りました。
それも、なんかうれしい。

すっかり聞かなくなった、気になることば。
イナバウアー。

伊丹にて

2010年02月21日 | コンサート
美術館から連なる町並みがこんな感じでした。
風情があって美しいです。

町にはたくさんホールがあるので間違えそうでした。
アマチュアオーケストラのドヴォルザーク・チェロ協奏曲がお目当て。
(フルネームで書くと長いですね。)
芸術大学3年のスリムな女子ソリスト。
可憐で清楚、演奏は手堅くしっかり。
気負いがなく自然体で冷静。
名曲にウルウルしました。

将来が楽しみです。

誘って下さったベテランチェロ弾きさん達と帰りにお茶。
チェロの話題はつきませんね。
初心者でもベテランでもチェロの基本テーマが同じというのが深いですわ~。
いい音楽と、ためになるお話を聞けました。
ありがとうございました。



23回目のレッスン

2010年02月20日 | チェロレッスン
ト長調メヌエットです。
CDのピアノ伴奏に無理やり合わせては録音の繰り返しという練習の成果はいかに?

流れはとてもよくなりましたと先生。
ココはどうしてそんなに急ぐのですか?の箇所あり。
(堤大先生が早く弾かれるからです、の言葉を飲み込む。)

レッスンの録音を聴くと、荒っぽくなったような気がする。
流れがよくなった分、音程が悪くなったような気もする。
寒い中、ぶっつけで弾いたらこんなものでしょうか。

未だにMDを使ってますが、ステレオのボリュームを上げたままになっていて、
ものすごい大音響で自分の演奏が鳴ってびっくり。
痛い音にかなり落ち込みました。
未経験の自虐的行為でしたわ。

○珍しくヴィブラートについて。
かけようかどうしようか迷いのあるかけ方。
かけられるようになっているので、ちゃんとかけましょう。
(これも大先生効果?何となく一緒に指をウネウネしてしまっていた)
やっほ~!初めてのお言葉。
先に右手をちゃんとしましょう、じゃなかった!

かけやすい箇所よりも、必要な個所にかける。
回数やら、長さやら部分練習。
四分音符+四分休符が難しい。
ヴィブラートをかけると上手く収まらない。

○メリハリ
トリオ部分、もっと変化をつける。
まるで音の仕分けです。
自己都合でマダラでデコボコな音を、均一に一定速度に弾けるよう練習したら、
次は正しい山あり谷ありにするという経過をたどっています。
あともう一歩だそうですが、まだまだです。

○持久力
同じ繰り返しが多いのですが、左手3の指が弱ってくるのがわかる。
指のエクササイズ。
疲れると無意識に早くなる。
最後の繰り返しのテーマはゆったりのはずなのに。

ところで、前に書いた体操教室に、また行ったのですが、
例のバランスボールで握力が3年で19から34になったというお話を聞きました。
80代90代の運動能力や筋力の強化のお話も希望が持てました。

毎日トレーニングというのが不可欠ですが、それが面倒なワタクシ。

○次の曲
何でも好きなものでいいですよ、と前に言われていたのですが迷っています。
チェロを弾ける年月をつい逆算してしまいました。
同じ弾くなら、今度は好きな曲を弾いてみたい。
でも、難しい曲を自分が弾いて幻滅するのも楽しくない。
それを言っていたらいつになるかわからない。。。

楽譜の難易度は上げずに、ハードルを上げる弾き方でがんばってみようしらん。

次回もト長調メヌエット継続。


プロと弾く

2010年02月15日 | チェロ
鈴木3巻のCDと一緒に弾きたい!
習った曲をちゃんと弾きたい!

CDのボリュームを上げて、堤氏と一緒に弾いたり、
ピアノ伴奏で弾いて比較してみたり。
かなり面白がっています。
よく落ちますけど。

当然ながら、自分の弾き方と全然違うことを痛感。

第一に、全体の流れ、テンポ、リズムが違うのでオタオタ。
でも、息が合ってくると、次に無伴奏で弾いた時に少しサマになっています。

プロはダイナミックで、緩急、強弱の幅が圧倒的に大きい。
師匠のチェロだけ、フォルテだったり、Vibたっぷり歌ったり、早く駆け上がったり、ゆったりritをかけたり、多種多様。
一緒に弾いて、感化されたい!
3巻は、音を育てるというテーマですが、曲の中のシーンが変化に富んでいます。
コントラストの強い曲が多いです。

早すぎて弾けない部分を自分の早さで弾くと、理想の比率なら、ゆっくりの部分がスローモーションみたいで不自然。
しかたなく、歩み寄ったテンポで両方を弾くことに。
フォルテも、がんばって弾いているのに、ほとんど微妙。
フォルテにしたがっている、というレベルなのだ。

こういう具合に、何を弾いても平板な一本調子の曲になるわけです。

でも、昔習った時は、やれポジション移動だ、跳躍だ、拡張だと、音の取り方に終始していましたっけ。
それを思えば、少しでも曲らしくするには?という今のこだわりは楽しい。
楽しいけど、難しい曲は相変わらず難しい。

スケルツォがどうにもこうにも、未だお手上げの早さです。


どくろ柄の人

2010年02月14日 | ファッション
ファッションデザイナーのアレキサンダー・マックイーンが亡くなった。
弱冠40歳!
ということは早くから頭角を表していたのですね。
10年以上前、すごい人気で注目していました。
センセーショナルなショーの作品と違って、
日本で販売されている商品は、意外と堅実という印象でした。
マニッシュなスーツなど、とても洗練されてました。
ジャケットのシルエットが中年のボヤケタ体を美しく見せるという噂で、
パターンとか参考にしたことがあります。

過去のショーの写真を見てみると、ずっとドクロ柄、好きなんですねぇ。
去年から、日本でもよく見かけるのですが、ルーツは彼でしょう。

人気沸騰の頃、内面の危ない不気味マインドを覆い隠すような、非常にゴージャスで凝った作品でした。

時代は流れ、ファーストファッションに人々は流れていきます。
ファッションがアートしていた時代なんてウソみたい。
ヨージ・ヤマモトのこともショックでした。
強い創作意欲を衰退させない世の中でないと、未来はわびしい。
マックさん、お疲れ様。

追い風

2010年02月13日 | 日常
仕事場のご近所では、マンション紛争が多発。
それぞれ事情は違うのですが、いずれも住民無視で利己的な建築側の姿勢との対決です。
ほとんどの場合、無駄な抵抗と建築関係の知人友人は冷めた意見でした。
でも粘り強く、話し合いを続行中です。

それが昨夜のネットのニュースでびっくり。
こちらより一足先行している、町内のマンション建設問題です。
今日の朝刊にもばっちり取り上げられました。
市が住民側に立ち、申請を認可しなかったのです。
景観法による不認可は全国初だとか。
みんな元気が出てきました!



餃子で失敗

2010年02月12日 | 食べ物

野菜を天日干しにすると美味しいと、あるブログに書いてありました。
オレンジクイーンという濃厚味の白菜が届いたので、
数枚を5日くらい日に干してみました。
ここのところ雨ばかりなので、早く使わないといけません。

これで餃子を作ると水分を絞らなくてもOK。

市販の豚ミンチ(ミンチと呼ぶのは関西だけ?)は脂肪分が多いです。
コレステロールの元ですねん。
ヘレの一口カツ用を買ってきました。

冷凍庫に1時間入れて、半凍り状態。
カットしやすいはずです。
フードプロセッサーで、お肉も野菜も一気に粉砕混合しようという魂胆です。
分量が多すぎて、何度もスイッチオン。
そのうち細かくなり過ぎ、出来上がりはソーセージみたいな中身の餃子になってしまいました。
油分、水分が少ないのでジューシーではありません。
ガックリ。

食感は大切です。
まずはフードプロセッサーの使い方を工夫せねば。


22回目のレッスン

2010年02月08日 | チェロレッスン
↑またお皿ひとつになってる!そもそも編集画面のサンプルはお皿にドーナツ1個なのだ

↑ドーナツがいつの間にか一皿増えてしもーた

レッスンに備えて、久々に付属のCDで練習を試みました。
ト長調メヌエットです。
そろそろCDのピアノ伴奏に合わせられそう!と密かな期待。
ところが、トリオのところから俄然早くなって、ritになったり、
テンポの変化が激しく、ついていけません。
ピウモッソで、こんなに早くなるとは。。。
1曲の間でこれだけ変化したら、変速機能付きメトロノームとか新発売してもらわないと。。。
お手本のテンポで弾きたいという願いが叶わず、がっかりしながらレッスンへ。

ぶっつけ、繰り返しアリで通す。
予想に反して、「ものすごい進歩です!」
「?????」
ピアノと合わせられず自信を無くしていたし、
褒められるのにまったく慣れないもので耳を疑いました。

順次出された課題をクリアしてきているとのこと。

録音を聴きましたが音に元気がないです。
お肉も食べてませんから。
それからヴィブラートも全然ダメです。
(先生からは先に右手と言われています)

でも、前半はゆったり弾けて、後半のスタッカートの音の粒がそろってきました。
間の取り方もよかったようです。
休符でのブレーキの不具合は、リコール、じゃなくて自然に止まるようコントロールしました。
音楽の形というものにそって、右手が動く、歌う、そういうことが少しわかりかけてきたような気がします。

次の課題。
トリオ部分、表情を豊かに。
音型を見て大切な音を判断する。その時の弓の位置。
フォルテ→ピアノの弾き方、その境目の処理。
cresc.部分にrit.をつける。その時に弓の配分。
スタッカートでも、はっきり切るところ切らないところのメリハリ。
ちょっとしたニュアンスでグッと雰囲気が出るものです。
そんな細かいテクをいろいろ。
いくら気持を込めたところで、弾き方がわからないと顔だけで相手に伝わりません。

ただでさえ弾きにくい箇所で、いろいろ注文が出ると相変わらずパニックに。
段階的に時間さえかければ、かなりのことが出来るようになっていると言われました。
(時間がかかり過ぎる気もしますけど)
先生の教え方も、巧みです。
出来そうなことから、少しずつコツコツ積み上げる感じ。
出来るまで諦めない厳しさ。
この1年、小さな積み重ねの成果が認められたのは大きな励みです。
先生に感謝。


チェロと走る

2010年02月07日 | チェロ
生活習慣病予防の食事指導を受けてから、間食を4分の1以下にしています。
揚げ物(ドーナツとか)、バター、生クリーム系のお菓子なんてご無沙汰もいいとこ。
お肉も減らすように言われて、野菜たっぷり、魚と豆腐三昧です。
体操もさせられ、どんどん体重が減ってしまいました。
スタミナがなく疲れやすくなったような・・・
健康に悪いのではないでしょうか。

それに細い指が益々細くなって、弦に跳ね返されそうです。

そんな体にムチ打って、レッスンへ行きました。
遅れそうになって、チェロを担いでダッシュ!
体が軽くなったせいか、歩く速度も速くなりました。
すごい!

しんどくて練習しない日が1日あったのですが、
不思議なことに、レッスンの出来はまずまず。

帰りの電車、チェロが次々乗ってきて、なんと3台も!
チェロ人口増加?