熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

じゃん!チェロコンチェルト!

2007年03月31日 | コンサート

エルガーチェロコンチェルト&ホルスト惑星

寡聞だったジャン!
ジャン・ワン様。
あらっ、写真は近影ではありませんね。

この曲はドラマチックに悲しすぎて困ります。
(ドラマチックというのは、デュプレの映画「ほんとうの・・・」のシーンがすぐ頭によぎるから。単純)

CD聴くたびに、何でこんなに暗いのか!いったいこの暗さは?と疑問でした。
だってワタシでも知っている「愛の挨拶」「威風堂々」とギャップがありすぎるもの。

なんていうのですか?コンサートで配られる冊子。
それを読んで納得。
作品が書かれたのは大量殺戮の嵐、第一次大戦終結直後で、最愛の妻が亡くなる前年なのです。
この作品を最後に、めぼしい作曲は出来なかったとか。

弾き手が誰でも、曲は悲しいのではありますが、
最初から強烈な催涙弾が命中したかのように、泣けて泣けて。。。
なんだかわかりませんが、説得力ありました。

音量があって、2階の席(中央前方)にもしっかり、はっきり届いていたのも一因?
1階中央で聴いた○○さん、や○○さんの時でも、ここまで音量は感じられず、CDの時はチェロの音量を調整するのかな、と思ったくらい。

アンコールは無伴奏を冷静に聴きました。
(5番アルマンド、4番サラバンド)

休憩

近くでチェロ弾きさん達の会話が。
ひょえ~、この曲くらいは弾けるって?
「アマティ…アマティ…よ~~~鳴るな~!」
「あんなスゴイ弾き方して壊れへんのかな~?」

そっか、アマティという名のチェロでしたか。
見かけによらず、ご老体もいいところ。
使用楽器は1622年A&H・アマティで、故ソー・ウィン・ラム氏の家族の篤志により貸与されたものである。
だそうであ~る。


席の周辺、エルガー派とホルスト派にお客さんの関心が分かれていたみたい。
どちらか寝て、どちらか起きるみたいな。
ちなみにワタシは両方、感涙にむせびながら起きていました。

惑星は様々な楽器のオンパレードで、パイプオルガンまでスタンバるというめったに遭遇しないチャンス。
ずっとスタンバイしているけど、弾くのはちょっとでしたね。
最初のSF映画の前奏みたいな部分と、ジュピターのお馴染みのメロディが聴けたらそれだけで満足なのです。
チェロ10台でシビレますね。また涙です。
5台の、トンチンカンな音に慣れていたもので、有り難味が沸騰気味。

発表会と仕事疲れの後、大ヒットのコンサートでした。

歓びをチェロにのせて・・・初舞台

2007年03月25日 | チェロ
肘の痛みと腫れもほぼおさまって、無事発表会へ。
それだけは本当によかった~!

いらして下さった方々の慈悲深いお心に深く感謝です。
もちろん、ブログ上で励まして下さった皆様にも!

“安さん”のエンドピンが初めてステージに刺さった瞬間、展生さん、団十郎さん、陽子さん、のエンドピンの跡は?と思わず探しました。

ウソです。そんな余裕ありません。

地方都市の施設は、世界のトップも地元のド素人も使います。
大ホールでは、ヨーヨー・マの公演もありました。
こちらでは何かと話題の、まだ新しいホール(小)で音を出すのが、実は大きな楽しみだったのです。
ふふ、秋には同じステージでジャン(注)のバッハ無伴奏もあるのですよ。
思いっきりミーハーです。

それにしても同じ土俵に上がるにしては、いやはやなんとも。
厚顔無恥もいいところ。

結果は惨憺たる出来。
ベテランVc1様もがんばって下さったのですけど。。。

事前に音あわせもできないという、まさにぶっつけ本番。
全員で取り合えず弾いたという低次元。
練習では、初回は最初から最後まで通せたことがないので、その点は向上したのでしょうか。

弾き始め、音がどこかへ飛んで行ってしまったような感じで慌てました。
えーーーっ!いつもと違う!音程も変?他の人の音が遠くに感じる。
あせって両手がちょっと震えたりして。
でも、そろってないな、と感じながら弾く余裕は、すぐ出来てきました。
感じているだけで、思うように調子が出ないのですけど。

後で、陽子さんのブログを思い出しました。
“ステージ上で出した音がふわふわと漂ったり…”
そうだったのですかぁ。
終わって、教室のステージで弾く方が断然音が聞き取り易い、と皆同じ感想を話していました。
初めから練習不足なので、つべこべ言う資格なんてないのですけどね。

先生も、ご自分の責任を痛感されたのか、こんな恥はかきたくないと思われたのか、第一声が「(口ごもりながら)いいところもありました。次の曲、もう決めましたからね。(←早すぎ)レスピーギのほにゃらら。。。」
お気の毒に、生徒以上にショックが大きいと見えます。

痛恨の演奏もさることながら、早くこの場から去りたい一心で、客席に一礼を忘れそうになったことは猛反省です。
聞くに堪えないものをお聞かせしたにもかかわらず、大失敗。

最後の方、先生が出られた弦楽4重奏、ものすごく美しい調べに聞こえました。
先生のチェロもよく鳴って歌っていました。
ぎこちない生徒の後だと、先生方は伸び伸び良い演奏ができますね。

タイトルの“歓びをチェロにのせて”はずっと理想だったのですが…
映画のようなわけには行きません。
プログラム最後のコーラスの方々、その前のサックスの団体さんからは歓びが伝わってきました。
チェロ軍団も、しっかり歓べるようになりたい!

(注)ジャン=ギアン・ケラス

自主練

2007年03月22日 | チェロ
来れる人だけのはずが、万障繰り合わせて、めでたく5人全員集合。
終に延々5時間!!!

まともに付き合ったら、腕が壊れるので程ほどにしていました。

初回演奏、「弦セレ」はテンポ分裂、そして途中でヘナヘナと崩壊。
ドラ声だみ声、そして砂糖細工のような脆さ。泣きそう。

ワタシも、音程を外すのには動じませんが、他のショックに大変弱かったり。
キーーーーッという超ヒステリックな音が出てしまい、「うわぁ、どうしょう。。」と手が止まる。
エンドピンが滑った時ももちろん。
後半、室温と湿度の変化か、開放弦の音がオカシイ?と気になる時も。

練習中、次々ピシッ、メリッという音。2名のペグがゆるゆるに。
本番でペグが揺るんだりしたら、もう退場しかないですね。

我等が主役、超ベテランVc1様。とっても謙虚で控えめ温厚な方。
彼女の確かな演奏を邪魔して、いつもながら申し訳ない事この上なしです。

Vc1~5と並ばずに、Vc1様を真ん中にアーチ型に並ぶことに。
近くにいて、合図、音とリズムを感じることは影響大なのです。
真ん中で、名進行役とご指導をしてくださいました。
チェロの持ち運び方を教えてもらって、出場、退場の練習も。

皆で、チェックしながら、希望を話しながら、ワイワイ良くしていくのも楽しく、すぐに時間が過ぎます。
ハイドンは強弱を極端につけてみましょうか?ハ~イ!
極端にしたつもりでも、ちょうど良いくらい。
かなりバージョンアップしました。

自主練開始3時間過ぎたころから、調子がでてきて息が合ってくる。
最初と比べたら、ワタシたち4人、別人みたい?
5時間近くなると、集中力がなくなり手の動きも鈍くなったので終了。

長時間丸々見学という奇特な生徒さんがおられ、すごく良くなったと言って下さった。

でも!
当日は、リハーサルはもちろん、練習はおろか音出しすらできないとのこと。
本番1回しかない。
いつものお気楽さで、のびのび弾きます。
失敗したら、最初から弾きなおします。

Vc1様、今月でお辞めになるって!やっぱりねぇ。4月から過激な値上も待ってます。
うなだれるワタシ。



アンサンブルレッスン3

2007年03月20日 | チェロレッスン
とことん老化ネタを。
何となく左腕が軽くなり快方に向かっているので、フルメンバー最初で最後のレッスンを普通に受けてみた。
リタイアすることなく弾けてしまった。
延々3時間!
他のパート指導の時は、休んでいられますけど。
(先生は休みナシ。大変!)

さすがに最後は指が回らなくなってきますね。
翌日も腫れることなく、疲れは感じるものの大丈夫そう。ヤタ~!
日曜日は“安さん”を弾ける日なので30分くらい練習。ん?ちょっと不安。

山歩きした後、直後より2,3日後にこたえると言いますが、今まさにそんな感じ。
歩き過ぎてふくらはぎが痛いみたいな。前の痛さとは違う違和感。
早く治れよ!

アホなワタシは喉元過ぎれば何とやら。
ここに書いたことで、ち~とは学習するように。

陽子さんの京都コンサートから直行でレッスン。
朝から先に“安さん”を教室に預けに行ったり、大きい楽器は何かと手間がかかる。

極上の生の演奏を聴いた後のレッスンは苦し過ぎます。
先生のチェロも、頼りない響きに聞こえます。
ワタシらのは言わずもがな。
相変わらず、基本のド、ミ、ソも全員で美しくハモるのは容易ではありません。

「聖アントニーのコラール」くらいシンプルだと、繰り返すうち何とかまとまってくる。
やはり「弦セレ」は荷が重すぎましたね。
せっかくの名曲なのに。。。

未だ、誰も落ちずに弾けるかどうかの次元。
ワタシは落ちはしないけど、特に高音の難所はクリアできません。
Vc1様のスピードにしがみつくうち、音程ガタガタに崩れる。
そういう難所こそ、音をしっかり出さねばならぬクライマックス。キビシイ。
弾きやすいところはツイツイ大きな音で、注意を受ける。

もっともっとよく聴く事。自分の役割を知ること。
まだまだ音楽になるところまで至っていない。
5人で弾くと感動する!という以前の予測は又もやはずれてしまいました。
悔しい!というか、失敗ばかりでごめんなさいデス。

先生もキレずによく持ちこたえられました。
実に、実に温厚、忍耐の方です。
次回はこんなにノンビリ構えず、もっと前倒しで準備するようにしましょう、先生。

先生はもう無理なのですが、あと1回、来れる人だけで自主練をすることに。
メンバー全体では悲壮感どころか、まったりなごみムード。ラテン系。
先生もケロっとなさって、阿闍梨餅をほお張りながらそそくさと帰られた。

注:京都名物阿闍梨餅、長い行列をせっかく並んだので20個も買ってしまったよ。

チェロリサイタル

2007年03月18日 | コンサート
ワタシにとっては2度目の長谷川陽子さん。
(いつ何を聴いた?なんて自分のブログ内で検索できて、なかなか便利と今ごろ気がつきました。)

今回のプログラムは、お馴染みの曲が含まれていたので京都まで。

「初恋」のCDのような日本の抒情歌は、なんたってチェロのはまり役。
楽譜は簡単でも、どうにも歌にならない経験をしました。
ワタシの「浜辺の歌」を聞いた友人の冴えない顔を思い出す。。。

最初にすごい衝撃!
3m以内の至近距離では、他の方でも何度か聴きましたが、彼女のバッハ無伴奏5番の音量はかなりのもの。

一転して、日本の抒情歌では「音の出し方、音程の取り方も違います。」と言われたように、しっとりと歌うようなやさしい音色に。

なるほど、奏法まで変わる様子が素人ながら見て取れました。
様々な曲のイメージに合わせて、チェロを自在に変身させているかのよう。
陽子さんの体全体とひとつになって音楽がつむぎ出されていきます。

特に今、プロの演奏を体験するとアチコチによく効きます。

............................................................................................................
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番
成田為三/林光編曲:浜辺の歌
滝 廉太郎/寺嶋陸也編曲:荒城の月
武満 徹:小さな空
大島ミチル:NHK連続テレビ小説「純情きらり」主題曲
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ
ブラームス:スケルツォ
ブラームス:チェロ・ソナタ 第1番

アンコール
ショパン:ソナタ第3楽章(ラルゴ)
?:カルメンファンタジー(アメリカ人作曲家。ジャズ調の曲)
ルービンシュタイン:メロディ

Pf:仲道佑子さん

42回目のレッスン(通算59回目)

2007年03月17日 | チェロレッスン
様子見ながら、慎重に練習を再開していたのですが、また腫れがもどって、へこむままレッスンへ。

指の痛みと違って、弾こうと思えば弾ける肘ポイントの痛さなのでそこがクセモノ。
まさに腫れ物にさわる気分でチェロを向き合う日々。

アンサンブルの練習が控えているので、今回もあまり弾かない指導をお願いしました。

○前半は珍しく雑談。
チェロと体の負担について。更年期について。など。
先生は、ボ~っとしているように見えて実はとっても心配して下さっているのかもしれません。
自分の教え方に問題があるのではないかと。。。

思い起こせば、50才直前から腰痛や肩凝りで初診療という経験をしました。
急にガタがくる時期にチェロを始めたわけで、すべてチェロのせいではありません。
それに、個人差が一番大きいでしょうね。
実際、チェロ向きの丈夫な体と手の持ち主ではないのです。
でも、弾きたーーーい。そこを何とか。。。。
ほんと、自分の体にイライラきます。

○構え方を再チェックしていただく。特に問題はなし。
(本番の靴思案中。普段ヒールははかない。)
前から、「新しいチェロ奏法」という本に出ていた、左寄りにチェロを構えるのを先生はお奨めなのですが、ワタシの一刀両断!
「肩幅が狭いから、左に寄せられません!!!」

○後半、実技レッスン。
「弦セレ」の難所をいくつかチェック。
A線4ポジから7ポジの移動、ソ、ラ、シ、ド。
4ポジから5ポジの移動、~ソ、ラー、ファ、ソ、ラ。
まだ、直線的な手の動き。
もっとやわらかく腕、手を動かす。
思いっきりスローモーションで練習する。

シの音程と、シ、ドの音色。
力を入れすぎてヒステリックな音にしない。

全体通して弾くと、今ごろ指使いの誤りを2箇所も指摘された。
(はよゆーてほしかった。)
自分で決めた指使いは、やっぱりアテになりませんわ。
言われるようにすると、俄然音程が取りやすいではないの。
でも、切替の遅い脳は指の記憶を簡単には消してくれません。泣
こんな時は忘れっぽくていいのよぉ~。


ウロウロしていたらこんな記事を見つけました。
3年前の記事なので既にご存知かもしれませんが。
諏訪内晶子さんのご夫君が解説されています。
↓音楽家でない中年にも参考になりました。


音楽家の手も“こわれもの”

ステージ衣装

2007年03月14日 | ファッション
きゃはっ。ステージ衣装だなんて。
弾けもしないのに、大きく出たもんだ。

只今、左肘は弾かなければ回復、弾くと悪化という厄介な状態。
たまに弾くと、フラフラの音程と音になっていてガックリ。

弾くのをセーブしている間に、構えの練習。
写真の服で構えてみたら、胸のあたりが柔らかくて具合がいいのです。

黒のロングスカートは老母のコーラス用を拝借。
表地は16枚はぎで、ジャージー素材だから開脚OK。
シワにならないしクルッと丸めて持ち運び便利。
ところが裏地は足が開かないので大改造。
スカート丈も短いから少し伸ばす。

ブラウスは数年前に買ったものですが、2,3度着ただけ。
(40代だった。。。)
ちょっとしたパーティーに着ていったら、
石頭のオッサン先輩に「なんちゅーかっこしてんねん!」と言われた。
女性には大好評だったのに。
布地が断ち切りというのが気に障ったのか。
とにかく、そんなワカラン人が牛耳る集まりには、それ以後行かないことにしましたよ。
それが何か?
イカン、話題がそれてしまいそう。

実は「ハケン」の大前春子さんじゃないけど、変身願望アリです。なり切ります。
農家のお味噌作りは、衛生のことを考え、頭からすっぽりヤッケ姿で、ねずみ男みたいと言われました。
畑仕事にはゴム長ではなく、地下足袋が欲しいと思っていたくらい。

さて、
このブラウスの欠点はものすごく着脱困難なこと。
五十肩にはこたえます。

それと二の腕の振袖はマズイので黒のパワーネットを着てレイヤールックです。
でもピタピタの透け透けなので、肘の腫れはしっかり治しておかなくては。
治るか、弾けなくなっているか二つに一つかぁ。。。

こうなったら、本番は目立たない弾き方で誤魔化すしかありませぬ。
メンバーの皆様に陳謝せねば。
聴いて下さる方は災難だと思って諦めていただけますように。

新居訪問とマッサージチェア

2007年03月11日 | 日常
有機農家の帰りに友人の新居に寄ったことを以前書きました。
今度は女ばかり5人でお宅訪問。

初めてのお宅拝見では、家そのものの魅力もさることながら、
仕事に忙殺される傍ら、土地探しから始まって、
自邸を設計、完成させたことと、
彼女の今までのバラエティ豊な職歴を考えると、
ほんとうに感慨深いものがありました。

自由奔放に生きながら、学生時代から延々自分の方向が定まらない。
当時は気がつかなかったけど、遊びまくっているように見えて、
キャパが大きい分、様々な実地の勉強をしていたのですね。

30代後半から建築士を志し、40代で一級建築士の資格を取り、
福祉系に特化した設計事務所を起業。代取社長です。
(ちなみに、こちらでは夫が主夫。仕事は妻。)
建築科を出たわけでもなく、住宅会社のパートからスタートして、
記憶力低下も乗り越え、よく合格したものだと感心しました。

「誰でもできるよ。やる気がないだけ!」
すぐこう言うのですが、それはゼッタイ違うと答えるワタシでした。
でも、人間て超、超、強力な動機があれば底力が出るのかも知れませんね。

環境問題に鋭敏な彼女らしく、無垢の木と自然素材の家。
DIYの部分も苦労と楽しさが伝わってきます。
今時の便利機能のちょっとしたディティールも興味津々。
とにかく、モノが少なく、美しい空間を心がけているのでステキでした。

一緒になって広いキッチンで、我々お手製手前味噌できのこ汁を作ったり。
映画「かもめ食堂」のシーンみたいな~んて。
なごみ空間でよく食べ、よく喋り、あっという間の楽しい時間。

で、話は変わり、
今回のお宅訪問でワタシを虜にしたものは、マッサージチェア!
今までは「何でこんな無粋なモノを置くのか!年寄りくさっ!」と見向きもしませんでした。

それが、一人が座って大喜び。

ウソ~!
人間にマッサージしてもらって、痛くてアザだらけの苦い体験があるだけに、機械なんて信用できん!

でも次に座らせてもらったら、多々難アリの今のワタシの体になんと心地よいことか!
意外や意外。
これはチェロとペアで必需品では?と一瞬にして180度見る目が変わった。

即、買おうとネットで調べまくったら予想通り高価。
一晩冷静になって考えて、やっぱり買うのをやめることにしました。

30万出すなら、近所の乱立気味のマッサージ店を当たってみる。
体を動かすことを考える方が健康的。
場所を取りすぎる。美的ではない。
飽きたら粗大ゴミに出せない。

以上が理由ですが、ソフトタッチの揉み心地にまだ未練たっぷりです。

アンサンブルレッスン2

2007年03月05日 | チェロレッスン
春の陽気の日曜日。
“安さん”を背負って到着すると暑いくらい。
ペグもゆるんでいなくて調弦は楽々。いい子だ。

「フルメンバーで弾いたら超カンドーしますよ~!!!」
と前々から先生もとても楽しみにしていらした。

ところが名人Vc1様は家庭の事情で休日の参加は無理になり、
ワタシは左腕が心配なので、ほぼ見学にさせていただいた。

前回欠席だったオッシャレーなボーイと初顔合わせ。
主に、中、低音部、若いお三方のレッスンになった。
「弦セレ」ばかり延々3時間!ハイドンまで至らず。

もう、バラッ、バラッ!
先生の顔も引きつって。。。

たまに、ワタシも入って弾いたら一層バラッ、バラッ。
(全然、練習してませんからね)
お隣の名人にパワーをもらっていた前回と比べたら、もう何がなんだかわからない。
皆でハズせば怖くない状態。
名人が不在だと、こんなに無残だったとは。
超迷脇役達で主役がかわいそう過ぎます。

ワタシが参加した後に、「フルフルハウスさんに負けない音を出してください。」と先生が言われ、ビックリ仰天。
最高齢で左肘も悪いのに一番パワフルだったらしい。

後で聞いて納得でしたが、年齢は関係ないですね。
練習量ですね。

な、なんと御多忙な皆さんの練習は週に一日くらいだそう。
楽器事情も問題ありで、練習しにくい状況だったりして。
でも発表会は刻々と迫っているのです。

そこはラテン系で陽気で楽しい皆さん。
ケセラセラで発表会に臨むことでしょう。

去年から、ハラハラドキドキしていたワタシはいったい。。。
彼、彼女達と一緒だと、発表会でアガるなんて考えられなくなってきましたよ。

チェロ弾きさんの実態は、ブロガーさん達からしか知り得ませんでしたが、まさしく優等生タイプで恐るべき上達ぶりの印象です。
(そういう方を選んで拝見していたのしらん)
実際のチェロ弾きさん、イロイロでした。

さて、終盤、先生に何度もハーモニーをチェックされていくうち、トリオの音がメキメキ揃ってきました。
練習を重ねると、かなり上達が早そう。体力ありそうだし。
ワタシなんぞ、あれだけ練習してこれですから。(ってよくわからないでしょうけど)

時々弾いた3時間でしたが、痛みや腫れがひどくなるようなことはなくホッ。
よ~~~く気をつけながら少し練習を再開してみようかな。

41回目のレッスン(通算58回目)

2007年03月03日 | チェロレッスン
アンサンブルレッスンで、急きょ高音部分を弾くようお達しがあってから、
自己流でかなり練習に励みました。

結果、左肘の腫れと痛み。
いわゆるテニス肘。
テニスをしなくても大根おろしや、中華なべでなった例も読みましたよ。

唯一人のリアルチェロ友さんが負傷、療養中で、
彼女から散々アドバイスを受けていたにもかかわらず、
なる時はなるのですね。ショック。
(リアルチェロ友さんヘ、先生責任感じてとっても心配してましたよぉ~。)

弾きこもりと書いていても、せいぜい正味2時間しか弾いていません。
ただ、毎日の練習が1時間半に増えていたので蓄積疲労かしら。
よく考えると、チェロ歴2年と少しといっても、累計練習時間は700時間もないかもしれない。

今回のレッスンまでの2,3日は左手安静にして、右手のスタッカートの練習だけ。
レッスン開始で恐る恐る弾くと痛くなかった。
ただ、30分くらいで疲れてきた。

やはり「弦セレ」難所だけのレッスン。
この数小節さえなかったら、ずいぶん楽なのに。ブツブツ。
初めての5ポジ、7ポジの手の形、肘の位置を矯正される。
特に7ポジの自己流は、指だけ伸ばそうとする姿勢だった。
手首の角度にも問題アリ。
疲れている腕に、変な捻りが入って肘の筋肉が炎症を起こしたみたい。

手加減しているので音も音程もひどかったけど、
奇跡的に何とか弾けることも1回くらいアリ。

こんな低レベルで発表会だなんて。。。教室のお祭りってことで許してね。
最初お手上げだったので、珍しく先生から「ウマなりました。」とのお言葉。

帰ったら腫れたところが熱をもっている。あっちゃ~。
シップしたらおさまった。やれやれ。