熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

チャリティコンサートのお知らせ

2011年04月28日 | コンサート


東日本大震災復興支援コンサート  
♪♪♪♪♪♪♪チケット売り上げの全額を寄付♪♪♪♪♪♪

日時・会場: 5月7日(土)18:00開演
あじさいホール(垂水区、シーサイドホテル舞子ビラ神戸内)
出演:    遠藤真理(チェロ)、三浦友理枝(ピアノ)
演奏曲目:  フランツ・シューベルト/野ばら
カミーユ・サン=サーンス/組曲《動物の謝肉祭》より「白鳥」
藤倉大/Eternal Escape
リヒャルト・シュトラウス/チェロとピアノのためのソナタ   ほか
料金:    2,000円
詳細は下記を
神戸国際芸術祭

主催:神戸国際芸術祭実行委員会、アート・サポート・センター神戸、他

公益財団法人「神戸文化支援基金」を通じて「アート・エイド・東北」へ寄付するそうです。

小学生のためのコンサートも無料であります。





新レッスン!

2011年04月23日 | チェロレッスン
アマチュアだけど、すごく洞察力があってアドバイスが上手いチェロ弾きさんがいるという評判を聞いて、お願いして見てもらいました。

目下精力的に修行中で、大変研究熱心なお嬢さん。
と書くと年齢格差が強調されるけど、私にはとても親しみやすいキュートなオネーさん先生。

レッスンをするのは初めてだそうですが、全然どうしてプロの講師顔負けです。
レッスン中に成果を引き出させるなんて、いわば名医の素質十分。
目下の重要課題と対策が明らかになってスッキリしました。
ろしあ講師より的確ではありませんか!

サポジ教本51番、基本的な運弓練習なのですが、
4個スラーの滑舌が悪く、弾けません。
同じ曲をスラーを変化させて、5種類も弾くように書いてますが、
1:3、3:1のスラーもお手上げ。
注意書きにも左手の強化にもなると書いてある曲。
ろしあ講師に、弾けても質が大切、きつく言われたので、ここから前へ進めませんでした。

今まで呪文みたいに、右手ボウイングのことばかりを言われてきました。
でも今問題なのは右手より左手指と鋭いご指摘を受けて、目からウロコ。
左親指に力が入っている。←ビギナー返りか?大ショック!
指に力がないから不完全な押さえ方をしたり、もたついたりする。
ピアノを弾くような押さえ方もNG。
両手をバランス良く進化させていかないと意味がない。

力が弱すぎるから、空き時間に筋トレもした方が良いとのこと。
以前、握力強化月間ちゅーのもあったのですが。

51番は毎日の準備運動向き。
あまりこの本ばかり完璧を目指してもしんどくないですか?と。

でも、まだ私の質問は続きます。
55番
低弦の16部分音符の弾き方。
弦の振動のタイミングをうまく掴む。
腕全体で弦をはじく練習が効果的。

指、手首、肘、肩、背骨・・・
試行錯誤の時、体に対する意識を拡大していったら、どこかに成功の鍵がある。

傾向として、右手指で何でもこなそうとしている。
肘をもっと活用すること。

弓先を見たら、フラフラ揺れてる!
右手が安定するまで練習するほかないですね。

次に60番、重音
均等ではなく、メインの音を出す。

そろそろ曲もしましょうと、アリオーソ。
友人にこの曲ならピアノ伴奏してもらえそうというのが選択の理由。

自覚あったのですが、タイ部分で前のめり。
リズムを正確にゆったりと。
最初はメトロノームに合わせる。

歌うボウイングを。つまりゆとり、タメのある弓使い。
コツがちょっと掴めましたよ。
まだ弓の配分が、行き当たりばったりでした。

ところで、
左手が弱いのは昔は左手指をよく痛めたので、いたわりすぎたかもしれません。
年を取っても訓練に耐えられるようなら嬉しい。

ずいぶん励ましてもらえて光栄です。
サポジ教本も、効果的なテキストで自分の基礎技術力が測れます(ろしあ講師のお陰)。
わからない所を聞ける先生は、やっぱり必要ですね。




ピアノは打楽器

2011年04月21日 | 音楽
昨日、録画した音楽番組を見たら、ピアノの音が痛かった。
ゲストのシンガーソングライター曰く、ピアノは打楽器。
歌はお尻の穴から声を出すこと。

見終わったら、テレビで偶然この人↓に遭遇。



どう弾いても音が断然美しい!
打楽器風に叩いても痛い音にならない。
指の訓練も披露していましたよ。
机にバンバンと打ち付けるのですが、小指でもスゴイ音です。
薬指をもっと聞きたかった。

実はなんちゃってガーシュインの楽譜を買って、練習ちう。
基礎練は、ビギナー用のテキストなのに出来ないボウイングを多々発見。
解決策を見つけなければ。

マンション完成

2011年04月19日 | 番外
仕事場のあるマンションの隣に、賃貸マンションが完成しました。
元は一戸建て2軒だったのを他府県の資産家がまとめ買い。
ウチからは、かつてこんな景色が見えました。


余りにも周囲に迷惑な設計なので、何度も近隣集会をし反対運動をしました。
建築基準法さえ満たせば何をしても良いという姿勢が許せません。
町内の住環境をこれ以上悪化させないために活動されている別の組織も協力して下さいました。
交渉成立で、ささやかですが設計変更がありました。

一昨年の11月からはじまり昨年の6月に工事協定書を交わすまで、慣れない世話役で右往左往でした。

昨年末はこれだけ建ち上がり、


3月にこうなりました。

ベッタリ塞がれ空が少しだけ見えます。

震災後の街並みはすっかり変わりました。
一時期は更地になって駐車場だらけでした。
経済的余裕がなくなってチープな景色になるのは致し方ないです。
しかし年々無軌道な建築計画が増えてきます。

前述の組織がこの町独自の「建築ルール」を作成し施行されたのが昨年暮れ。
基準法よりグッと厳しくなり、現行ではお隣も違反建築なのですが
時期が早いので駆け込みでセーフなのです。

ちなみに当方は震災で再建したマンション。
余剰住戸が分譲され、購入したので、私はその前のことは知りません。
今回の運動で、昔のお話を聞けました。
住民達は熱い思いで一緒に再建にがんばったそうですが、
当時のメンバーは高齢化し引っ越されたりでバラバラ。
亡くなられた方もいらっしゃいます。
今は住民のつながりのない「隣は何をする人ぞ」のマンションなので、
昔のお話がウソのようです。









ポスター貼り

2011年04月17日 | 番外
日曜なのに早起き。
今日から統一地方選挙後半戦スタート。
歩ける範囲で、お知り合いの市会議員候補のポスター貼り。
地域のことを身近に感じる昨今、なんか学級委員会みたい。

朝の誰もいない公園は気持ちいいものです。
お子様もみんな朝寝坊なのですね。
朝と言っても9時です。

勝手に心技体

2011年04月13日 | チェロ

チェロも心・技・体で語れますね。
思いつく言葉を並べてみたら。。。

 
動機・意欲・愛情・愛着・着想・想像力・感情移入・感情表現・心を解放・集中力
・精神力・忍耐力・羞恥心・緊張・リラックス・イメージトレーニング


演奏技術・表現方法・練習法・小技・大技・裏技・知識・楽譜の分析・楽器のケア


身体能力・体型・姿勢・構え・脱力・握力・筋トレ・持久力・呼吸法・アレクサンダーテクニーク・準備運動・ストレッチ・重心・バランス・丹田

まだ出るかな。。。

定演が『大震災復興祈念演奏会』に

2011年04月10日 | コンサート

プレコンサートもありました。
募金箱を持つ佐渡氏の前に大行列。
帰りにも大勢の楽団員が募金箱を持ちお見送り。
3日間、大入り満員なので効果満点です。

元団員の岩田さん、西谷さんの里帰りコンサートでもあり、
息のあった友情共演に心なごみました。

フランクのシンフォニーは二短調で始まり、二長調で終わります。
再生・復活をイメージさせる曲でした。

指揮:佐渡裕 

G線上のアリア 黙祷

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
ヴァイオリン:岩谷祐之 チェロ:西谷牧人

アンコール(デュオで)
バッハ無伴奏チェロ1番プレリュード伴奏によるサン・サーンス白鳥

休憩

フランク:交響曲

アンコール 
ビゼー カルメン 間奏曲

今回もゲストトッププレイヤーが勢揃い。
東フィル・新日本フィル・日本フィル・・・
コンマス:豊嶋泰嗣

震災復興のシンボルのホールにて


16年前の震災の事を次々思い出してしまいます。
東北のような激しい余震が続いたら、もっと悲惨なことになっていたでしょう。
1ヶ月後、余震が収まったと判断して、倒壊したビルの仕事場にやっと
取り出せるものを取りに行けました。
どの建物もペチャンコか傾いているかで、まっすぐ建っているものがありません。
震災後からずっとヘルメット、スニーカー、マスクの防災ファッションで長距離歩いてました。
東北のことを思うと、神も仏もないのかと息苦しくなります。



出番のはずが

2011年04月09日 | チェロ
講師業は放置しても本業は営業中と思ってましたら、なんとご夫婦共々今月の出演名簿にお名前がありません。
国外退去されたままのようです。
私の思い過ごしもありましたね。
お二人に何があったのか謎です。

自分にできること

2011年04月06日 | チェロ

すみません、チェロの話です。
基礎レッスン、やめました。

先生の狙いは、とても賛同するところで、
私も意欲的、友好的に対応してきました。

しかし先生側にどこか人を拒むような雰囲気があり、
このお人柄では、気を使いすぎて私は持ちそうにない予感。
「国際的芸術家」が二人がかりで無能なオバサンの面倒をみるのは、大変な苦役、屈辱なのかもしれないと、卑屈になったりする自分も嫌ですねぇ。
昔書きましたがトラウマがありますもんで。

折しも教室のオーナーさんから、(音信不通だった)先生達に関するフシギなお電話があり、益々ご遠慮したくなって教室を退会しました。

さて、基礎レッスンで注意されたことは、永遠のテーマと言える重いものばかり。
自分が打ち砕かれるようなレッスンも時には必要で、とてもプラスになったのは確かです。
ただ、あれもこれも「悪い」というのは誰でも言えるけど、それを正面きって中年に指導していくのは至難の業。
通訳にも時間がかかるのだし、一般論のスピーチよりもっと具体策がほしいところ。

先日、ヴァイオリニストのU原K子さんとお話した時、弓の持ち方を改善すると言っても、指がどうこうだけの問題じゃないと言われました。
体全体の構造を理解して有効な形を探っていくのだそうです。
まずは姿勢と重心…
妹が持っていた雑誌「ストリングス」にも書いておられました。
K子さんご推薦の「青い本」(音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと)をちゃんと読まなくては。

あ、それから基礎レッスンは「芸術家」の権利を守るため、録画はもちろん録音も厳禁でしたが、著名な演奏家のマスタークラスでも意外とそれはOKなのですね。
先日お会いした著名な方達が寛大すぎるのでしょうか。
個人的には、レッスンなのだから学習効果が上がることは許可して当然と思いますが。

ということで、しばらくサポジ教本を使って、自分にできる学習法を試してみます。