熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

リズム感

2016年12月23日 | 音楽
【恋ダンス】 練習用 反転 スロー 80%


相変わらずリズム感の悪さに悩むワタクシ。
5歳の大姪ちゃんは、すでにすごいダンスがノリノリで踊れる。
やっぱり先天的なものが大きいのですねぇ。

米大使も踊るコチラに挑戦したけど、80%ダウンでもついていけません。
ドラマが巷で大ブームと知ったのが遅くて、最終回とその前だけ見ました。
いずれも録画。
真田丸の最終回と続けて見たのですが、秀忠が「ひらまさ」さんだったとは!?
佐助も日野さん!
キャラがごっちゃになりました。

体操を兼ねてリズムに乗る練習をしてみます。

めでたい!

2016年10月07日 | 音楽
チェロの先生の結婚式・披露宴で四国のとある町まで。
やはり30代ともなると大人の結婚ですね。
人前結婚式の所信表明?から、独特で頼もしい限り。

地元文化「俳句」に携わる方との意外なカップル。
新妻に贈る「句集」も出版され、参列者にも配られました。
こんな愛の証、新妻冥利につきますねぇ。

拝読してみて自分の不調法、鑑賞力のなさに軽いショックを受けました。
高一からの師匠であるN井Iつき女史が句集を絶賛されておりました。(ビデオレターによる祝辞)
いずれ彼もTVで活躍される日が来たらいいのに、とわくわく。

最高に幸せそうなご両人のお顔を拝ませていただいて、私もウルウルしながら、しあわせいっぱいでした。

来年の弾きあい会で先生に捧げる曲を何か弾きたいと思っています。
遠いので演奏会に来ていただけるかどうかわかりませんが、最悪、動画でも。
「愛の挨拶」がど真ん中ですが、友人曰く「愛のない挨拶」になったそうで、私なら尚更そうなるので却下。
「愛の喜び」は弾けるわけもなく、「愛の小径」がしゃれてる!とピンと来ました。
原曲を転調した弾きやすそうな楽譜を見つけたのですが、私のレベルでは単調でマヌケな演奏になりそう。
やっぱり却下。
チェロ歴が長くなると、選曲に自分の横槍がいっぱい入って選べません。

ライブハウスで

2015年11月15日 | 音楽
本番、かなりボロボロ、バラバラ。

人前で話すのが得意なはずの相棒さんの曲紹介、笑いを取る計画もすべったのが悲しい。
「かわいくない七つ子」「ビビリ美音(あらこんな変換!)いえ、ビビリビオン」弾きました。

途中、お客さんの集中力も途切れザワザワ話し声。

ジャズライブハウスでの演奏でしたが、マイクがつくのですね。
デカイ音を出さねばという強迫観念がなくなるのはよかったです。

狭くてワイワイガヤガヤのスペースに気後れ、そしてリハーサルも出来ないのは無理がありました。
客席を一気に盛り上げるジャズの演奏を聴きながら、肩身狭いなぁと逃げ出したい気分。

幹事さんの友達の友達のまたその友達の私は、何の会かもよくわからず参加してましたが、
次々いろんな楽器のプログラムを聞いていくうち、途中、この会についての説明がありました。

発起人さんの「初級のレイトスターターでも演奏が出来るチャンスがほしいね」というのが発端だそう。
ところが10年も会を続けると皆さん、かなり腕前を上げられてレベルが上がりすぎたとか。

年を重ね、メンバーがシニア層になられ、ちょうど私世代。
人の輪が広がり出演者も増えて大盛況。

へ~っと聞いていたら、ドド~~っとNHKにんげんドキュメントの記憶が!

阪神大震災での悲劇のどん底から立ち直ろうする建築家ご一家のドキュメンタリーで、
録画したものの、悲しすぎてお気の毒すぎて直視できなかったほど。
中学生のご長女を亡くされ、彼女の学校が私の母校だったので制服を見ただけでも号泣。
その後もご家族を追った番組を拝見しました。
友人の間でも話題になり、とても元気づけられました。

発起人さんは彼女のお母様で、20年近く前からそのドキュメンタリーで拝見していた方だったのです!
建築家のご主人は、命と環境を守る建築に情熱を注がれ、大病も克服。

明るく話され、演奏できるようになるまで、どれほどの涙をながされたかと思うと。。。
起死回生のドラマを経て、奏でる音楽の尊さに心打たれました。

シニアならではの音楽の役割や、面白さ素晴らしさを体験できました。
それぞれのドラマを上手に語って演奏なさると客席はサッと静かになり真剣に耳を傾けますね。

ドキュメンタリー番組のテーマ曲も忘れられない曲になっていて、お話を聞きながらBGMみたいにメロディが浮かんできました。

加古隆クァルテット『黄昏のワルツ [Takashi Kako Quartet / Waltz In The Evening Glow]』

10年

2015年01月16日 | 音楽
寒中お見舞い申し上げます。
喪中につき新年のごあいさつは差し控えさせていただきました。
シクシク。。。

このブログをはじめて10年も経ってしまったとは、本当に光陰矢のごとし。
ブログ全体もすっかり絶滅危惧種の様相ですね。

母は21日に急変して、25日のクリスマス、自宅でアラ還娘2人に見守られ、
驚くほど安らかでキレイな顔をして旅立ちました。
ガン闘病が嘘のようです。
痛みもなく鎮痛剤も不要だったのは、ほんとうに幸いでした。

この日人生最後に聴いた音楽はBSの録画で、ケラス&横坂師弟コンビのチェロ。

前日まで、かすかに言葉を発していました。
ふがふが言うので、予想して単語を言うと首の縦横で返事します。
なんと「音楽」がビンゴ!
MP3プレイヤーのイアホンを装着すると聞いていました。
プレイヤーを熱烈愛用し、まさに音楽に支えられ天国へ導かれた気がします。

さて、10年もチェロを習い続けられたことは、しみじみ驚きです。
すっかり耳がこえた母のイメージするチェロの音とは程遠く、
ついに演奏で喜ばせることはできませんでした。
でもチェロのお陰で、クラシックを中心に音楽の世界が身近になり、
母にもその素晴らしさや楽しみが伝わって、
最後の最後まで名人による名曲を楽しんでもらえたのは感動的なまでによかったこと。

これに限らず、病を得てからたくさんの感動、感服、感謝に出会わせてくれた母でした。
母からのいろんなメッセージが込められている気がします。

チェロはこのところの練習不足で、すっかり振り出しに戻っています。
気長に焦らず諦めず細く永く精進します。
と言いつつ、あっという間に10年経つのでしょうね。

11年前、73才の母@ジャニコロの丘です。
写っている木は「松」じゃないですね。



ひかえめでとても大人しい人でしたが、どこへ行ってもその場に馴染んでしまうのが不思議。
私もあと12年たったらこんな風にALL白髪か!?
チェロはまだ弾けそうですね。
1日、1日大切にしたいものです。

音楽>薬

2014年09月03日 | 音楽
母、闘病中。

痛さ、倦怠感で気分もすぐれない日々。
痩せてしまって褥瘡も出来てきました。
気晴らしアイテムをいろいろ試しているのですが、
音楽の効果は抜群のようです。

残念ながら私が白鳥を聞かせたわけではありません。

ICレコーダーに入っているチェロの名曲集を聞かせてみたら、
予想外に喜んでくれたのです。
特に白鳥。

こんなにいい音がするんやねぇと、ウルウル。(苦笑)
(ミッシャ・マイスキーですから)

気分が落ち着き、痛みも少し忘れ、むくみで赤く腫れ上がっているところも少し白っぽくなったと言うのです。
私のチェロでは無理やね、というと同意していました。(苦笑)
ハラハラするそうです。

思えば、自分でCDとか聴かない母。
コンポを買い替えてから、操作についていけません。

イアホンで好きな時にどこでも聴けるから、私のレコーダーを貸してと言われました。
それは困るし操作も母には無理。

簡単なMP3プレヤーを探すことにしましたが。。。

高齢者が使いやすそうなのがみつかりません。
蓄音機からスタートした老女にオーディオ製品の進化はどうよ、とタメ息。

いいのが見つかったら「これを聴かずに死ねるか!」という極上ラインナップを入れてあげたいと思います。
イアホンもいいのを買ってあげたいです。

プログレ

2014年07月04日 | 音楽
モルゴーア・クァルテット


コンサートに行かなかったので、クラシック倶楽部の放送を楽しみにしていました。
母と一緒に録画を拝聴。
未体験ゾーンの弦楽四重奏にびっくり仰天。
母も「すごい演奏!むずかしそう!」と感心して見ていましたが、
「おだやかな音楽でないと。。。ツカレル。。。」と横になりに行きました。
病人にはさすがにこたえるようです。

私の世代では、ロックというのは好むと好まざるとにかかわらず
身近な音楽だったことを改めて感じました。
ものすごく懐かしい。
ロックもいろんなジャンルがあったけど、あれこれ何とな~く記憶の底に眠っていたんですね。

学生時代の仲間の彼氏がベース・ギターを弾いていて、
ロックコンサートの手伝いに駆り出されたこともありました。
当時からあの大音響にはついて行けませんでしたが。
ちなみに彼はまだオヤジバンドでご活躍。

流行りだったので、普通にレコードの貸し借りがピンク・フロイドだったりイエスだったり・・・
そういえばロングヘアの男子も珍しくなかった。
学生運動の名残もちょっとあったりして。

まさか、一番マニアックにクラシックを追求していそうな室内楽のジャンルでプログレが聴けるとは思いませんでした。
不思議な感じ!ブラボー!





ピアノあわせ

2014年03月10日 | 音楽
人前演奏をすることになっており、まだ準備不足でしたがピアノ合わせをしていただきました。
チェロの先生はご不在です。

広々とした市民集会所を借りました。

音符がすごく少ないせいか、のんきに構えていたら、これが大きな落とし穴あり。
途中で入るところが2ヶ所あることが予想外のプレッシャーになってしまいました。
唐突な不安と焦りで、見逃したり音程をはずしたり、合っているのに間違えたと思ってストップしたり、やり直しの連続。
録音を聞くと、レッスンの音質とは違って力んだ音色。
リズムも拍がぶっ飛ぶ始末。

もっと早く来て、こんにゃく体操をすべきでした。
バタバタ、ギリギリでチェロを弾くのは未熟者にはタブーですね。

同じ失敗はしないでしょうから、次に新しい失敗を招かないように、
細かく見直しましょうとチェロの先生からのメールでドバイスをいただきました。

ピアノの先生にも親切に問題点を教えていただけたので、大いに薬になったピアノ合わせでした。

偽作曲家

2014年02月09日 | 音楽
巷の話題とリンクしているのか、偽作曲家で世間を騒がせたクライスラーをテレビで取り上げていました。

クライスラーは、今やスタンダードな「愛の喜び」「愛の悲しみ」などを、偽って古い作曲家(私の知らない名前で失念)の作品を発掘して自分が編曲と発表。
彼のリサイタルを評論家が評して、古い作曲家のものと比べて、クライスラーの曲は劣るとのこと。

茶目っ気たっぷりのクライスラー、無能な評論家達の鼻を明かして痛快だったことでしょう。

今はマスコミ、特にテレビの影響で、こんなにも人々の鑑識眼が左右されるのですね。
私もテレビを見ていたら、最強の美談に感動して例のCDを買ったのかしらん。

以前、クラシックに疎い知人が自慢気にCDを買った話をしていました。
私はテレビも見ていず、予備知識もなかったので、クラシックかじっているのに知らない?というムード。

それでYouTubeで曲を調べました。
単純にその曲を聴き続ける気がしなかったのでそれまで。

高い評価をしている著名人も多いです。

昔から、モーツァルト、はたまたベートーヴェンだから素晴らしい、と刷り込まれて聴いているのだ、という意識は常にある天邪鬼です。
できるだけそういうブランド抜きに鑑賞したいもの。
何も情報のない子どもに、これは交響曲の名曲だと繰り返し繰り返しそうではない曲を聴かせ続けたら、ちゃんと名曲になってしまうのでしょうね。

音楽の判別はともかく、詐欺を判別するセンサーが鈍るお年頃になってきたので注意しなければなりません。