熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

あさってで2000日!?

2010年07月31日 | チェロ
このブログをはじめてから間もなく2000日だそうです。
チェロ歴もほぼ同じ。

2000日ほど前は、50才過ぎのレイトスターターのHPやブログに出会いませんでした。
それでこんなダサいタイトルになってしまいましたの。

当時、今みたいに多くないチェロブログと、チェロ弾きさんのHPが共存状態でずいぶん参考にさせて頂きました。
HPの掲示板というのも人気でしたね。

そうそう、ヤフーの掲示板「チェロ好き集まれ」も盛況でした。
10年以上の歴史があるのに、何と今はコメントもほとんどありません。
定期的にアゲて、「チェロ好き集まれ」を守っている方がおられ感心しました。
単に読んでいただけのワタシでもそうなので、盛んに書き込まていた皆さんはどうなんでしょうね。

ブログ全盛のその次はmixiがブレイク。
そして、ツイッターへ。
次々、いろんなもんが出ますねぇ。
たった5年やそこらで、めまぐるし過ぎます。
まったくついていけません。

こちらはパソコンのブログから進化していませんが、別段不自由がないのでこのままで。

ブログもチェロも飽きずに楽しく続けられた自分をちょこっと見直しています。
(たった2000日ですが)
仕事じゃないので、どちらも嫌になったら即やめると思ってたけど。。。

最後に、拙い老化ブログを読んで下さってありがとうございます。

図書館

2010年07月23日 | 音楽
「正しい楽譜の読み方」という本が地元の図書館にありませんでした。(過去形)

1ヶ月ほど前、この本を図書館で買って下さいと直訴するため久々に本館に行きました。
さすが財政難だけあって、雑誌コーナーがスカスカに。
「購入中止」が増加の一途?

とりあえず、日本図書館協会選定図書にもなっているこの本をリクエストしたいとカウンターに願い出た。
財政難でも、高田純次の「適当日記」を購入するのはなぜか?
選定図書か?
とは訊ねませんでした。

次に、その「適当日記」を借りようと書架に行ったら見当たらず。
貸出中かしらん。
近くにあったタカハシさんの「おじさんは白馬に乗って」
というユルイ本を借りたら、
奇遇にもタカダさんと「適当日記」を絶賛していました。
どちらも、どすけびっちで可笑しいおじさんたちですこと。

直訴の甲斐があって、財政難にも関わらず図書館から「予約の資料が用意できています」とのメール。
お願いしてみるものですね。
受け取りに行かなくては。
ちゃんと読めよ!って?



リズムの悲しみ

2010年07月19日 | チェロ
古来、日本人には3拍子の音楽はなかったそうな。
なむあみだ~ぶ、なむあみだ~ぶの3拍子は音楽ではない。
韓国には3拍子はあります。

そのDNAのせいか、私の3拍子は怪しい。

4分音符2個分、複付点がつくので長さ比7対1。
そうかと思えば付点の3対1になったり。
こないだのレッスンは、その区別にとらわれ過ぎて、拍がなくなっていると言われました。

拍がないだけでなく・・・
タ~~~~ッヵタ~~~~ッヵしているうちに、あら不思議、2拍子になるのです。
そして後で帳尻が合わなくなります。

メトロノームを1,2,3と鳴らすだけでなく、頭を鳴らすだけで合わせられるようにとのこと。

~~の中に拍の頭があると、もういけません。
こんなことくらい出来なくてどうする?という先生の表情を思い出してがんばっています。

日常生活、ブンチャッチャ、ブンチャッチャと唱えるように生きています。


マンション問題その後

2010年07月15日 | 日常


仕事場のあるマンションの大規模修繕も終わり、今度は隣地のマンション工事開始。
これから一年、また辛抱。

お隣は震災までは2軒の戸建てだったのですが、県外の高齢の投資家が両方買い足して賃貸マンションを建設することに。
相続対策だとか。

前にも書いた通り、こちらの日照権とプライバシーがかなり侵害される設計なので、交渉を続けてきました。
結局、少し設計変更になり合意に至りました。
あちらにとっては、大英断の譲歩だそうですが、こちらは苦渋の妥協という線。
その後、施主、施工会社、周辺住民の間で、工事のトラブルを避けるための工事協定書も私達が作成提案して、締結。

11月からの折衝や住民集会は、20回近くにも。
長かった~

かなり大変でしたが、まったく徒労に終わらずヤレヤレ。

世話役はアラ還おばさんの二人三脚。
たまたまマンションの理事なだけの不運なワタシタチ。
建設側からは完全にナメられておりましたよ。

相棒は、介護疲れな主婦という第一印象だったのですが、
実は大変聡明な上に優しい方で、私がバテて以来すっかり頼り切っていました。
能ある鷹は爪隠す的主婦。
何でも受けて立つ姿勢には、頭が下がりました。

それから、こういう運動は個別ではなく近隣住民全体のチームワークが大切。
お互い利害が相反する場合もあっても協調姿勢を取るべし。
(と市の担当者からも言われましたが難しかったです。)

直接被害がなくても支援して下さる町内の役員さん達が熱心で、逆にお尻をたたかれていました。
建設側はすぐ地域エゴとか言いますが、駅近くの住宅地は実にスリリングで大変な危機感をお持ちです。

お隣は、せいぜい2人用の小さい部屋ばかりの賃貸ですが、同じ建設会社がもっと駅近にも賃貸マンションを完成させました。

最上階の値段をきいて耳を疑った。
写真で見ても、全然冴えない風景。
治安も非常に悪いし、ここは住みにくいぞ。


30回目のレッスン

2010年07月11日 | チェロレッスン
高温多湿の外から、エアコンのきいた部屋への適応が悪いガダ兄。
調弦していると、AとCのペグがメリッといって外れてしまった。
弦を新しくしたことを言いますと、4本一度に替えない方がよいと先生。

低弦をしつこく調弦していると、お互いに「???」の表情。
案の定、金属的な音になりましたね、と痛いところを突かれました。
どれくらい落ち着いてくるのか様子を見ることに。

「愛の悲しみ」はメガネを失くして以来、暗譜してしまおうと決意。
おっと、メガネは諦めかけた頃、ホールで見つかりました。
どん底気分から、一気に脱出!

この暗譜がクセモノで、正しく暗譜していなかった。
驚いたのはリズムを勝手に変えていたこと。
楽譜を良く見て弾くようにとのご注意。

今回のテーマは、主にフレーズとリズム。

今まで教わったことが出来ていないわけで、ほんとうに情けない。
暗譜することでイッパイでした。

リズム感のあまりの悪さに、先生も困惑気味。

チェロを弾く以前に、歌ったり手拍子を打ったり、
自分の中にリズムを入れ込む練習をしなくては。

「すぐにあれもこれも出来ません。じっくり取り組みましょう。」と先生。

鈴木3巻でアレですから覚悟してます。



2009年カサドコンクールの優勝者凱旋公演

2010年07月10日 | コンサート
昨年のカサド国際チェロコンクールの優勝者、弱冠18歳のマシュー・アーレン君。
小さなホールで、大型新人の大迫力の演奏を堪能できて幸せ。

もう、調弦の音からして、デッカイこと!
何回か調弦にエラク時間がかかってました。
(コダーイの変則調弦以外の時でもです)
鈍感耳の私にしたら、もう合ってるやん!!!なのですがとことん追求姿勢です。

プログラムどうです!
テクニカルな難曲のオンパレード。
超絶技巧も当たり前のようにスイスイと。

18才でもずいぶんと貫禄あります。
マシュー君、アメリカ人で体格が立派なせいでしょうか。
元気盛り、育ち盛りのパワーで、どんなハードなことでもクリアできそう。
体力、集中力、頼もしい限りです。
ヨワヨワの老化オバサンがチェロを弾くなんて、といじけそう。

脳も柔軟なのでしょう。すべて暗譜。
ピアノの柳谷良輔さん、若手ですがなんと彼もすべて暗譜。

今回、ピアノにも魅了されました。
ピア二スト氏が、ずっとチェロ君を見つめ、ピッタリと寄り添う演奏ぶりに感動。
寄り添っているけど、リードもして。
チェロとピアノが対等の曲というのもはっきりさせてと。

ショパンやラフマニノフになると楽譜に釘付けになりがちです。
ピアノのふたは全開ですが、チェロに合わせて、音量ものすごく絞っていったりするのがよくわかりました。
素敵なピアニストのお兄さん、サイン会にも出てこられずあくまでも脇役。
でも、ピアノのソロ部分も印象的だったし、二人のかけ合いもエキサイティングでピアノ氏は忘れられません。


<プログラム>

フランクール:チェロソナタ 1,2楽章

ベートーヴェン:モーツァルト「魔笛」の主題による7つの変奏曲

ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ

コダーイ:無伴奏チェロソナタ 3楽章

<休憩>

ドビュッシー:チェロ・ソナタ

シューマン:アダージョとアレグロ

カサド:無伴奏チェロ組曲

カサド:緑の悪魔の踊り

<アンコール>

ラフマニノフ:チェロ・ソナタ 3楽章

ファリャ:火祭りの踊り

@大阪・イシハラホール

ベルリン・フィル12人のチェリストたち

2010年07月07日 | コンサート
2年前と同じく今回も田園風景の郊外都市、三田での公演。

まさにチェロアンサンブルの極致。
最強の12名が奏でる音の厚みといったら・・・
やっぱり、生で聴く醍醐味は絶大です。
最高にダイナミックで音楽性豊か。

12人のチェロは変幻自在、かつ絶妙のコンビネーション。
ヴァイオリンのような高音の美しさに、いつもながら圧倒されます。
毎回、同じ感想ばかり書いてます。

前は、ステージ近くの端でしたが、今回は前から9番目の真ん中。
全体が見渡せて、なかなか良いです。
両端、真ん中、3名の「最強の中の最強トライアングル効果?」がバッチリ感じられました。
今、どこがソロ?と耳と目で追うのも楽しい。

ただエンターテインメント性は、前回の方が高かったと思います。
初めてなので、何を聴いても度肝を抜かれた部分もありますけど。

今回もアンコールの最後は「荒城の月」
出だしが、ルルルル・・・とトリルだったので、一瞬、鳥の歌?
何かの羽音みたいにも聴こえました。
まさか荒城の月とは!!
ドイツの方なのにあまりにも美しい日本の曲に、一気に涙腺ゆるゆる。

ヴィブラートの練習に長く弾いている曲ですが、
あまりの落差に悲しみの涙もどっと出る。

ブラボー、スタンディングオベーション、割れんばかりの拍手、盛り上がったコンサートもおしまい。

陶酔モードで余韻に浸って帰ったら、忘れ物というか落し物をしてしまいました。
先日、大奮発して高価なレンズに交換したばかりのメガネ。
ホールで探してもらっても出てきません。

メトロポリタン来日公演を見たと思って諦めるしかないです。しくしく。

■プログラム

PART1
プーランク:カンタータ「人間の顔」
ピアソラ:天使のミロンガ、天使の死、天使の復活
            
PART2
ブールテール:パリの花
ジロー:パリの空の下
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
スコット:パリの橋の下
ルグラン:おもいでの夏、女は女である
ユーマンス:二人でお茶を
ベン:マシュ・ケ・ナダ
バカラック:サウス・アメリカン・ゲッタウェイ

~アンコール~
ピアソラ:フーガと神秘
P・ルイギ:バラ色の人生
滝廉太郎:荒城の月 

逃避行

2010年07月03日 | 音楽
先日のピアノコンサートでのドビュッシーとリストの曲ですが…
国は違っても、どちらも印象派的で、作曲者を逆に言われても素人にはわかりません。
(ドビュッシーは生で聴けませんでしたが)

今頃、プログラムを読んだり、本を読んだりしてみて「へぇ~!」を連発。

ドビュッシーは、閻魔いえ人妻エンマとジャージー島に駆け落ち。
禁断の恋に燃えて書いた曲?が「喜びの島」でした。

気の毒なのは、彼の妻。
ショックを受けてピストル自殺未遂。
ドビュッシーって、計2名も女性を自殺未遂に追い込んだワルイ奴です!

ちなみに、エンマさんも奔放な人妻で、ドビュッシーの前はフォーレの恋人でした。

リストの場合も、なんと駆け落ちツアーで出来た曲です。
巡礼の年というタイトルからは、想像できません。
もっとも、長期旅行(というか滞在)で見聞したものを浄化させてエラク高尚な曲に仕立ててあります。
駆け落ち→巡礼ですから。
隠喩や暗示が多いらしく、素人には難しかったです。

その辺が、演歌の世界とは違いますね。

リストのお相手は伯爵夫人マリーさん。
旅行中に、のちのワーグナー夫人のコジマも生まれたりするんですね。
しかしマリーさんとは破局し、作家となった彼女はリストをめちゃくちゃに書いて復讐?

ポピュラーな名曲「愛の夢」はマリーさんとの愛ではありません。
今度は侯爵夫人。
彼女とは、結婚を望んだそうですが、離婚訴訟がうまくいかず実現しませんでした。

以上、曲の背景が両者駆け落ちとは、意外なオチでした。

話題が飛んでしまいますが、
もう一曲ベートーヴェンのソナタがありました。

ザウターというメーカーのピアノだったのですが、
ベートーヴェンの曲と、このピアノの個性がぴったりだという会話が聞こえてきました。
後で、わからないながらも、私もそう思いました。

リストは、高音が少々金属的に響くのが気になったのです。
もっと牧歌的な響きのピアノだったらいいのにと勝手に思いました。

ここのホールはピアノが5種類もあります。
曲によってピアノを替える企画なんて、ないんでしょうね。



毛替え

2010年07月01日 | チェロ
2010年も半分が終わりました。
そのうちあっという間に、2011年でしょう。

久々の毛替え。
このブログで検索して驚いた。
昨年、10月に楽器無料診断のチャンスがあって、
ほぼ1年毛替えしていない弓を見てもらったら、
まだ替えなくても大丈夫と言われてたんですね。
18ヶ月も使ってましたわ。

今回、ひっかかりの強い太い毛もありますと言われ、
はじめて試してみることに。
前より黄色味が強いです。
今までと同じ、モンゴルの白馬ではあるようです。

松脂を思いっきりたっぷりつけるように言われました。
これでもかというくらい付けてみると。
荒い音がしました。
ひっかかりをチェックするには、ト長調のメヌエットのトリオ。
断然弾きやすくなってました。

二日くらいで音が落ち着いてくるそうです。