熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

リフォーム

2017年03月23日 | 日常
リフォーム工事が始まって一週間が過ぎました。
昨年の防音室工事の経験があるので、住みながら工事をしてもらう不便さにもちょっと慣れました。
今回は体調も良く、台所が使えないためショボい食生活にも耐えられています。

キッチンの全面改装なのですが、学生時代からの友人(女性)にお願いしていて、あらゆる点で私向きの提案をしてもらえるので大助かり。
建築士でも専門がいろいろ。
防音室の時は、音響専門の方に。
今回は高齢者福祉が専門。
どちらも頼もしい女性建築士さん。
ありがたいことです。

グリルが壊れたことから始まって、コンロを替える、換気扇替える、
システムキッチンの高さを高くしたい、吊り戸棚を取って開口部にしたい、など次々話しが大きくなり、リビングまで及び大工事に。
リビングの2m以上の出窓カウンターにサンダーをかけた時には、モウモウと家中きな粉まみれみたいになりました。

先日、同級生数人が集まった時、いい時代に生まれて面白かったよね、言った友人がいました。
キッチンひとつとっても、自分が生まれた時と今とでは、当時想像もつかないような激変ぶり。

両親が建てた昭和の台所、今の平成のキッチン、新しいと思っていても20年以上経てば世の中変わってました。
キッチンの位置づけも、どんどん主役に躍り出てきてますよね。
「平成の次」の20年は新しいキッチンで楽しく過ごしたいものです。
80代か。。。

ちなみに同じマンションで尋ねてみた限り、新築時から同じガスコンロを使っているのは私だけでした。
物持ちいいんです、私。


そうそう、何でも見事に手早く作ってくれる大工さんに感心していたら、
Eテレでチェリスト藤村氏の趣味が日曜大工と知って驚きました。
大工仕事、一瞬やってみたいな、防音室でやれば迷惑にならないかなと頭をよぎりました。
だけど、あのホコリを思うとやっぱりダメですね。

アクセサリー売り場で

2017年03月05日 | 日常
1000円からせいぜい2万円くらいの雑多なアクセサリー屋さん、
変わってるな面白いなと思うものを見つけて、すごくお値段以上だったら大喜びで買う。
いろいろ物色していたら、他のお客の大きな声が。

「もう年だからお洒落しないの。今は仕事もしていないし。
アクセサリーも却って顔を目立たせてしまうものなのよ。
なるべく顔が目立たないようにしたいの。」

だったらなんで商品見てるのか?

あげくの果てに
「もう顔をベールで隠したいくらい!!!」
とのたまった。

店員さん
「・・・・」

その80過ぎくらい?のお客の顔を思わず振り返って見てしまった。
しっかり目が合って、にっこりお笑いになる。
派手な顔立ちで、かなりの厚化粧。
真っ赤な口紅にしろ、顔を目立つようにしているとしか思えない。

若い頃は美人だったに違いない。
何も買わずにスタスタ出て行かれた。

な~るほど、店員さんに「何をおっしゃいます!そんなにおキレイで若々しくていらっしゃいますのにもったいない!」と言われたかったのでありましょう。
そうすればネックレスの2,3本買って行ったでしょうに。

話好きて褒めてもらいたがりのご高齢女子に時々お目にかかる。
バスの中で知らない人に何となく話しかけ、そのうち「私、いくつに見えます?」
「え~!!!93歳???見えません!!!」と驚いてもらうのを趣味にしていそうな方、いました。

一昨日は亡き母の誕生日。存命なら87歳。
ご近所で母より1歳上の方がいて、昔から出会うと「老い」を散々お嘆きになるのですが、先日、久々にお見かけしたら本当にお元気そうでおキレイ。
今度、思いっきり褒めて差し上げましょう。

2月のコンサート

2017年03月01日 | コンサート


サン・サーンス 白鳥
フランク ソナタ
黛敏郎 文楽
エルガー 愛の挨拶
フォーレ 夢の後に
グノー  アヴェマリア
カッチーニ アヴェマリア
マスカーニ カヴァレリアルスティカーナ
ピアソラ  オブリビオン
ポッパー  ハンガリー狂詩曲

アンコール 

カサド 親愛なる言葉

藤村氏のソロを初めてしかもかぶりつきで拝聴。
いつもTVで演奏のお姿を拝見するのみ。
お目にかかれてうれしい。
小さなサロンで、客席に語りかけるような興味深いMCが魅力でした。
客席とのやり取りが楽しかったです。

お次のコンサートは、
次席つながり?そして「親愛なる言葉」つながり!?



カサド 親愛のことば
ベートーヴェン ヘンデルの「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲
バッハ 無伴奏4番
ヤナーチェク おとぎ話(1923年改訂版)
ブラームス  チェロとピアノのためのソナタ第1番

アンコール 
あらら、失念!
シューマン トロイメライ

大阪郊外都市に出来た新しいホールでのリサイタル。
200人ほどの小ホールで良い響きに浸ることができました。
このリサイタルにかけてこられた熱意がすごく伝わってきて好感度アップ。
1時間ほどで行けるこのホール、催しをこれからもチェックしなくては。

これも行きました。


回顧展ですが、ライブ映像が主役!?
ファンでもありませんが、こんな美しい才能豊かなカリスマがいたことを再認識させていただきました。
スーパースターが触れたものなら何でもかんでも保管しているのにはビックリ。
走り書きや化粧の使用済みティッシュまで拝見してきました。
この楽器の件には触れてなかったのが残念。
このチェロはいずこ?


最後はケラス様



三重奏のチェロばかり聞き耳を立てる変な聴き方をしてしまいました。
グッとくるような音色をもっともっと味わいたい!
現代音楽も久々に新鮮でした。
アンコール曲紹介をちゃんと日本語でされてました!


チェロは良いホールで聴くと一層楽しい。←今月の感想。