素朴な疑問。
どうしてタイトルに○○調まで明記されるのかしら。
転調してないぞ、とアピール?まさか。
‘やっぱり、ハ短調より嬰ハ短調の方が好みだからね’って人いるのかも?まさか。
今月は5番に縁がありました。
ベートーベンそしてマーラー!
ものすごく前にチケットを買うと予想がつきません。
万障無理矢理繰り合わせて馳せ参じましたわ。
10日に兵庫芸文センターの定期演奏会の追加公演。
「運命」とR・シュトラウス「英雄の生涯」のヘビーな2曲。
「運命」は思ったより、おとなしい印象だった。
「英雄の生涯」で、メンバーが大所帯に増強。
初めて聴く曲だったけど楽しめた。
大所帯というだけで、素人はウレシイのかも。
どこかで聞き覚えのある美しいメロディもあったし、何よりバイオリンのソロに感激。
以前、バロック室内楽で同じ方の音色を聴いたのですが…
特に感激した記憶はございません。
弾かれるパートとか曲によって感じ方がかわるのか、ワタシもいいかげん。
パロディっぽいおもしろい曲。もっと予習してもう一度聴きたい。
先日は大阪フェスティバルホールで大植英次指揮大フィルでマーラー5番!
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54 ピアノは中野翔太さん。
シューマンはロマンチックですね。でも正直なところよくわかりません。
マーラー5番はアダージェット以外は、家でCDを何度聴いても疲れる重苦しさだった。
ところがどっこい、前記のごとくピアノコンチェルトから大所帯シンフォニーに増強されるとウレシイ。そして惹き込まれる。
1楽章、葬送からでもビシビシ、ワタシを揺さぶります。
同じ5番、「運命」を意識したとかで、ジャジャジャジャンというのも確かに聴こえました。
運命の扉を閉めた音?
2,3と力強い曲が続いて4のアダージェット。
新婚でアルマを思いながら作曲したのかしら。
あまりにも美しすぎて涙がでますよ。
頭の中では、「ベニスに死す」の映像が流れておりました。
青春時代の刷り込みは一生消えません。
余談:美少年ビヨルン・アンドレセンの近影をみつけて愕然としました。
彼もあの映画によって苦悩の人生を歩んだそう。見ただけで納得。
ここでも素朴な疑問。
ハープがすごく魅力的な楽章ですが、ハープって楽器はホールに付いてる?まさか自前?
今回、金属的な音に聴こえたのは耳が悪いのかなぁ。
シンフォニーホールの葉加瀬さんのコンサートの時、席がハープの近くであまりのよい音にうっとりだったのに…
5、最後の大団円、すごい迫力でした。
大所帯シンフォニーまた行きたい!
(集団のチェロはとってもいい音です!)
余談:それにしてもベートーベン、R・シュトラウス、シューマン、マーラー、みなさん恋愛の苦労人。
相手の女性も並大抵の方ではないし。
それが音楽の素みたいで、プロフィルを見るとおもしろいね。