熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

5月のコンサート

2016年05月29日 | コンサート


めったにない更新で恐縮です。

地元アマオケのコンサート@芸文センター大ホールへ。
何度かうかがっていますが、今回は特別なステージ。
30年も指導されていたトレーナー氏が昨年急逝され、彼の追悼コンサート。
涙こらえる演奏やお話にこちらももらい泣き。

プログラム

指揮:山下 一史
ヴァイオリン:大谷 康子

 ・ウェーバー
  歌劇「魔弾の射手」序曲
 ・チャイコフスキー
  ヴァイオリン協奏曲
 ・リヒャルト・シュトラウス
  交響詩「英雄の生涯」

チェロの最後列のエキストラにこっそり超有名チェリスト氏が混入。
(V字はえぎわの頭頂部しか見えなかったのが残念!)
ソロの出番も紹介もまったくなし。サプライズがご趣味でしょうか?

故トレーナー氏の15歳からのご学友の大谷さんは、以前の「題名のない音楽会」のヴァイオリニストとしておなじみですね。
ものすごく歌うチャイコフスキーと思って聴いていましたら、プロフィールにも「歌うヴァイオリン」と書かれてました!
BSで小朝師匠と音楽番組を持たれていることを知り録画するようになりました。
フルーティストがゲストの回で、呼吸の大切さを説かれてクライスラー「愛の悲しみ」を呼吸ナシ・アリで2種弾かれました。
ナシの方は、まさにいつも自分が陥る棒弾きのイメージ。
これからも役立つテーマを期待しています。



フットワークも軽く妹と銀座のホールへ参上。
作るマエストロ、演奏するマエストロ。

クレモナに工房を持つ弦楽器作家永石勇人氏のお話と、宮田大さん、森田啓祐さんが永石氏作のチェロを弾く企画。
正直、宮田大さん目的で、森田啓祐さんてどなた?でしたが、
YouTubeで見とれた超絶早弾きが素晴らしい坊やが大きくなって!!!頼もしい限りです。

宮田大さんはどのチェロを弾いても彼独自のスケールの大きい何とも魅力的な音色。
「白鳥」でやっぱりウルウル。
生で彼が弾く白鳥を母に聴かせてあげたかった。。。

出演
永石勇人(楽器作家)
宮田 大(Vc)
森田啓佑(Vc)
鳥羽亜矢子(P)

プログラム

宮田
サン=サーンス:白鳥、
グラズノフ:吟遊詩人の歌 作品71

森田
エルガー:愛の挨拶、ポッパー:妖精の踊り
ブルッフ:ケルト旋律によるアダージョ 作品56


宮田
ブルッフ:コル・ニドライ


デュオ
ヘンデル:2つのチェロのためのソナタ 作品2の8番
ケーラー「花のワルツ」

妹のチェロ友さん達に出会い、拙文を読んで下さっていることを知って赤面。
最近、気が抜けていますがよろしくお願いいたします!

って書いた今、思い出しました!

筋肉のこと。

徹子の部屋に宮田大さんが出ていて、筋肉の話題になり、右手親指人差し指付け根が固くなっていると。
ギュッと握り拳を作ると私も右だけプクッと膨らんで何のシコリ?と気になっていました。
わ~!名人と一緒!と喜ぶのは早計。
ろくに練習もしていないのですから。
最近手の老化著しく、友人にも指摘され、姪っ子にも「おばあちゃんの手に似てる」と言われる有様。
手が痩せぎすで血管ばかりが浮き出ています。
そこでちょっとでもチェロを弾くとすぐ変化が現れるようです。
しっかりお肉のついた手の持ち主は、すでにあるのでそこだけ筋肉がつくようなことはないみたい。

幼児にチェロを聴かせてみたら

2016年05月04日 | チェロ
姪夫婦、4才、2才の娘がお泊りでやって来た。

4才児はチェロが怖くて、聴くのはもちろんチェロケース見るのも嫌みたい。
今回、防音室が出来たのでみんなでチェロを聴いてもらうことに。
4才児1人で室外にいるのは耐えられず、すったもんだのあげく、
みんなと一緒に聴いてみたら、やっと何とか聴いていられるようになりました。
でも好きではないみたい。
楽器をさわってみる?とたずねたら断固拒否でした。

童謡とかサッサと弾いてあげられなくてごめん。

面白かったのは2才児。
4才児以上に、ものすごく熱心に凝視。

調弦で「うるしゃ~~い!」と叫ぶ。
防音室でそれも近くで鳴るから大きな音にびっくり。

怖がりはしないのでGO!

エクレスのソナタ1楽章、終わりの方でアクビ。
ラルゴですから。。。

2楽章、頭を振り振りリズムを取る。
(内心やった~!三拍子!)
4才児も頭振り出す。
アレグロ成功!?
幼児には2楽章の方が圧倒的に受けました!

イタリア人が書いた音楽用語の本には、アレグロには速度の意味はなく「陽気」「楽しい」「明るい」と。
余談ですが、その本によるとアレグロな女とは、陽気な女ではなくて「尻軽女」。
アレグロには「軽い」という意味もあり。

幼児には陽気で楽しげな曲で攻めてみたいと思います。
今度来るのはたぶん来年。