熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

合奏

2012年10月31日 | チェロ
チビちゃんにかなりエネルギーを吸い取られ、体調が戻るのに時間がかかっておりました。

最近、チェロのカルテットとデュオでそれぞれ楽しい時間を過ごさせて頂きました。

先生達とのカルテットは知らない曲をパート譜だけで予習して行き、とにかく音を取るのに精一杯。
どんな曲?まるで闇鍋演奏?
おかしなハーモニーで変わった曲やん、と思いながら弾いていたら、私が1小節先を弾いていたりして。
それも指摘されて初めて気づくマヌケさ。
私が正しく弾けたら、まともな曲になりました。
おかしいと思ったら、たいがい自分が悪いので注意しなければなりません。

上手な方々は初見で美しい演奏をしながら、他の人の演奏も常にチェックできているので、まるで別世界の超人のよう。

教えて頂くことばかり、お世話になりっぱなし、で恐れ入りまくりです。
ものすごく刺激を受けて、シャキッとなりました。

爆笑デュオも細々続けています。
何で爆笑かというと、私が下手すぎて可笑しすぎるヘマをするから。
昔に比べたら、これでもずいぶんマシになりました。
でも余り長時間弾くと、壊れてきて突拍子もない音程や雑音が出てしまうんです。
笑って許して下さるチェロ友さん。
ずっとヴィヴァルディのソナタやコンチェルトを弾いています。
音程を取りやすいフィンガリングがわかってきて、調子が上がってきました。

以上、広いお心でご一緒して下さる皆様に、深く感謝です。

甘えん坊が来た

2012年10月24日 | ベビー
母守のお次は子守。

姪っ子が子連れでやって来ました。
大姪ちゃん、新幹線ではいつも熟睡パターンで親孝行。

10ヶ月。伝い歩きも出来ます。


ベビーカーに乗せると太短い足をいつもこうする。


人見知りの時期は過ぎたとはいえ、4ヶ月ぶりの覚えのない家や年寄達に警戒気味。
お母さんにベッタベッタ。

たとえ短い間でも、日毎の成長に目を見張ります。
楽しみですねぇ。
最初は嫌がられながらも、たくさん遊んであげました。
次第に絵本の面白さがわかってきたのか、じっと聞き入っています。
何度も自分で本を出してくるようになったのですが、
ザッと読むのと心をこめて読むのとでは反応が全然違うんです。
こちらがしっかり気持ちを入れて読むと、ヨダレダラダラで集中してきます。
わかりやすいねぇ。

人の家でイタズラしながら、いろんなお気に入りが出来ていました。
何が基準なのか、オモシロイ。
大人の真似もします。
口の形を真似て返事をしようとしているようだけど、発声がついてこない。
ハーイと言おうとして脳天から絶叫になっておりました。

赤ちゃんはヒジョーに多忙で欲張り。
出来たことが次々積み重なるので羨ましいわ。
大伯母は何か出来るようになったら、どんどん何か出来なくなっておる。

山寺へ

2012年10月15日 | 紀行

心地良い季節、今しかないと母を連れ出す。

奈良『ならまち』の繁盛店で野菜料理。
お味は良かったけれど母のランチは本当に野菜だけ。
私はお肉ランチを選んだのでお肉を半分どう?と言ったら遠慮無くペロリ。

高齢者ゆえ観光タクシー利用。
来し方に感謝し、極楽浄土祈願の山寺参りとなりました。

奈良と京都の間の山の中。
紅葉前なので人も少なく、緑に囲まれ落ち着く~~。

1浄瑠璃寺


9体の阿弥陀如来像を安置されていて極楽浄土へ強力サポート。

和尚さんの説明がありました。

9体の由来は「九品往生」という説から。

「九品(くほん)とは、物質や人の性質を3×3で分類したもの。三三品(さんさんぼん)。
現在俗にいわれる上品・下品(じょうひん・げひん)の語源とされる。
またしばしば、九品浄土(9の等級に分けられた浄土)や九品蓮台(同様の蓮台)を単に九品と呼ぶ。」ウィキより。

あの世に行くのにも、上品はこっち、下品はあちら、というのがあったとは。

池をはさんで此岸の薬師三重塔から彼岸の本堂にある9体を拝む。
お彼岸の中日は阿弥陀仏の後方に日が沈むように設計されています。
ぴったり西国浄土。

薬師如来など3体の秘仏があり、運良く「吉祥天」が開扉中で拝顔できました。

お堂、三重塔、9阿弥陀は国宝。

2岩船寺

小さなお寺。
平安時代の阿弥陀如来。
園芸好きの和尚さん。
浄瑠璃寺より古い阿弥陀如来だと力説。
「人間は死んで花咲く」と仰せ。
えっ?と内心。
お話の内容で、残された人の心の中に思い出の花が咲くという意味と捉えましたが。
そうありたいと阿弥陀信仰があるのかしらん。

山道に石仏も多々あり、散策コースはパス。

3円成寺

柳生街道随一の名刹。
お庭も美しい。
運慶の初期作品、大日如来像が国宝。
ガラス越しにしか見られません。

広いお堂には誰もいなくて、連なる小部屋も片づけ途中だったり。
無防備というか。。。

さりげなく位置する小さな茅葺きの祠が国宝だったりする。

4般若寺



コスモス寺として有名です。
まさに満開。
臨死体験の花畑もこんなんでしょうか。
お花のお寺はその意味でしょうか。
父の場合は桜が満開とウワゴトを言いました。

句碑がたくさんありました。



鎌倉時代の楼門は国宝。


抗癌剤治療を自主的にやめた母ですが、お寺参りで不安な気持ちが少し和らいだようでよかったです。



新レッスン26回目

2012年10月12日 | チェロレッスン

アリオーソ。
今のところ退化は防いでおります。

未だに同じところで音程が狂っていると指摘されショック。
やっぱり拡張。
これは怠慢以外の何物でもありません。
ピンポイントで徹底練習が必要。

右手について。
開放弦をどう弾けば、負担なく楽器を美しく鳴らせるか?からスタート。
前回、弦に直角になっていない!と注意を受けましたが、
もう一歩進んで、直角でも同一平面上を移動すること。
うまくハマれば弦の振動が大きくなるので、その弦の反発を弓から感じる。
肘の位置に注意。←ずっと課題

時々OKが出るのですが、弓先や弓元が平面上から落ちることが多く難しい。
見えないレールを往復できると気分爽快。
返しもスムーズ。
何より音が違う。

しかし、先生の右手のしなやかさとは程遠いワタクシ。
体の固さはテキメンに音に反映されます。

コンサート等でも先生の演奏を拝見して感じるのは弾力性。
弾力のある動きから生きた音色、音楽が生まれるのではないかと。
ハリのなくなったお肌同様、手や体の動きも硬直化。
しなやかな動きをキープする筋力というものが衰えて、
ギクシャクしたこの動きをどうすればいいものかと悩ましい今日この頃。

どうするもこうするも練習しかありません、と先生と私の意見は一致。

60回目のレッスン

2012年10月12日 | チェロレッスン

レッスン記録も停滞気味。
まとめて2連発。

前回、音程中心に矯正して頂いたのですが、なんと最初からダメ出しの連続。
アリオーソの時と違って、楽譜が手強すぎ。
拡張で相変わらず音程が不安定になりがち。

レッスンまで間があったのに、成果は微々たるもの。
驚異的に正確に弾けているところもあるけど、ほとんどはまだキビシイらしい。
らしいって、自覚がないのがイカンねぇ。
このペースでは、完全制覇まで何度レッスンを受けることになるのでしょうか。

いつもいつも低めになるのは、ひょっとしてビルスマを聞きすぎたせい?
音源は440hzですから。

あまり音程ばかりに気を取られると、右手の不備が加速するので考えものと先生。
音程がしっかりすると、右手も必然的に良くなるという部分もあるので、困ったもんです。。。
鶏が先か卵が先か。。。

習ったコツをしっかり復習して、同じ注意を一つでも減らさねば。

夜の野外コンサート

2012年10月07日 | コンサート

京都のずっと北、上賀茂神社で千住真理子さん、N響メンバー達との室内楽。
曇っていたけど日中は日傘も出番もありました。
まさかコンサート前になって降りだすとは。。。
カッパを配って下さった。
雨の野外コンサートはマイケル・ジャクソン以来。
(カッパ配布なしで自前だった)
開演で神主さんのお祓いの後、雨が上がりそうになって、さすが!と喜んだのも束の間。
結局、ずっと降ったまま。

でも美しい名曲の数々で雨を忘れさせるひととき。
真理子さんの演奏は久々ですが、とても上品で優しく聞こえました。


京都の友人から頂いた、やんごとなきお方のためのお菓子。
昔はケーキやカステラがなかったから。。。和風のカステラ。




復習

2012年10月03日 | チェロ

先月、チェロ友さんとデュオをしていた時、
時間が余ったので、かなり前に弾いた曲を合わせてみたところ、
ワタクシの忘却力が凄まじく、通せませんでした。

本人ともども、「前、普通に弾けてたのに。。。???」と唖然。
ワタシが弾くようなものであれば、いつでも何でもスイスイ弾かれるチェロ友さんの底力を痛感しました。

先日、妹が来ていて、彼女が習っている曲を弾いてみたらやっぱり弾けない。
昔、習ったんですけどね。

その後、習った曲(サポジ教本ふくむ)を手当たり次第弾いてみたところ、やっぱり無残。
エクササイズも曲も一旦ピークを迎えた後、放置すれば後は急下降線。
確かに、昔弾いた時よりも弾きやすいと感じる箇所もありますが、前よりトータルでバッチリ決まるものは皆無です。
たとえ忘れても、初見でそこそこのレベルで弾ける基礎的な実力があれば問題なのですがそれは無理。

どんどん年をとるけど、頑張れば出来ることも多いという楽観的な面と、出来てもすぐできなくなる厳しい現実と、うまく折り合いをつけていくしかないねぇ。
早い話、練習不足なんですけどね。

台風

2012年10月01日 | 日常

30日は中秋の名月どころか、台風が大暴れ。
法事なので欠席したけれど、同窓会が正午からありました。
4年に1回の開催で中高の同学年が100人くらい集まります。
ご高齢の先生方はじめ皆さんご無事だったようですが、帰路は大変だったことでしょう。
結婚式、コンサート、諸々、大勢が集う時の台風はホント酷ですね。
こんな時、さすがの神戸出張中「真珠の耳飾り。。。」でも人影まばらだとか。
多くの人が、行きは良い良い帰りは超コワかった一日。