熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

新レッスン44回目

2013年09月25日 | チェロレッスン
お彼岸過ぎても日中は真夏

よりよい音を出すために、ボウイングのストロークの見直し。
今のレベルでも何となく?ある程度弾けるようになってきたけれど、
難しいモノにチャレンジするより、ここでボウイングの弱点を理解して矯正していきましょうと双方合意。

開放弦でのチェックをたっぷり。

開く、たたむが臨機応変に出来ていない。
その他諸々いろんな観点から。

スタッカート問題はずっと継続していますが、スタッカートが入ると手が固まってコントロール出来ない。

先生の右手は、ボールを自在に扱うサッカー選手の足みたい。
My「安さん」をお使いですが、音が生き生き。
私が弾く「ガダ兄」の音は、悪い音でない時でも生気がないですねぇ。
「ガダ兄」の育ての親、がんばれ

ボウイングの課題は深く、毎回耳タコレッスンですが
先生の素晴らしい根気強さに応えるよう、正しく練習します、ハイ。

さて簡単な新曲(譜面的には)も一応用意しました。
弓の計画、フィンガリング、リズム、フレーズなど、最初から細心の注意を払うこと。
テキトーに弾き始める癖は、耳にも体にも悪いのでNG。

体も頭もしっかり使わないとダメですね。

心臓に毛生え薬を

2013年09月17日 | チェロ
いろんな御縁で、老若チェロ女子が小さなホールに集い演奏しました。

って、老はワタクシだけですけど。

プロのピアニストの伴奏で人前でチェロを弾くのは初体験。
曲はクライスラー「愛の悲しみ」
テンポを揺らす箇所が多いのですが、どう弾いてもちゃんとついて来て下さって、感謝感激でした。

早くて3才から、遅くても20才からのスターターの中で、50代から始めたチェロを披露するのは、心臓に剛毛が必要です。

並み居るベテラン勢の中で聞き劣り?するのは覚悟の上。

拙い演奏の感想を述べるのは気も使うし、結構大変なことは重々承知です。
友人に絶句されたこともあるので、弾いた後ちょっと気まずい時間になったりするかしらんと頭をかすめました。

それがゲネの時に、「感動した」とのお声に耳を疑いました。
ただし私のヒドイ過去を知る方ですけど。
いや~、本当にびっくりしました。
そして素直にうれしかったです。

この2年あまり、粘り強く「きほんのき」を教えて下さった先生のお陰です。
直前は、持てる力の範囲で、どれくらい「ウィーンの哀愁」を出せるか試行錯誤しました。
最終的には気持ちですね。
真剣さのビギナーズラックでしょう。

ハイレベルの皆さんの元で、打ちのめされるかと思ったら、
あまた気づいた問題点などクリアしたいとか意欲がわいてくるじゃありませんか。
そう思える時期がこれからも続きますように。

苦手分野だったクラシック音楽・楽器演奏に関われるようになるとは、人生わからないものです。

発起人様をはじめ、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

追記

帰ってから母に本番の動画を見せ、超久々に生でも聞いてもらいました。
あまり反応がありません。
まだまだ期待値からは程遠いようです。
お互い、まあ、しょうがないね、という感じ。
きびし~~~~い




新レッスン43回目

2013年09月12日 | チェロレッスン
前回の課題がクリアできないので再度ご指導願う。
スラースタッカートのシュレーダー29番。

姿勢、手から腕、体、呼吸まで話が及びます。
音をコントロールするためには、あらゆる条件が必要なんですねぇ。
実に根気よく熱心に教えて下さる先生に見放されないよう、
途方に暮れていないで、出来ないことを一つでも出来るようにしようと心に誓う。

人前で弾く曲。
毎回良くなっているそうです!

実はこんな経験始めて。
長く弾いていると、どこかで限界が来て、悪くすると後退したりして。
基本の弾き方、体の使い方を中心に、丁寧に教えて下さるからでしょう。
亀の歩みでも、じんわりじんわり効いてきている!?

またまた下ばかり向く癖が。
部分練習でより緻密に弾くため、弓と弦を凝視して弾く癖が再燃。

体を少しくらい揺らしても良い。
揺れを利用すると弾きやすくなることも。
意識しすぎるとぎこちなくなるので、やっぱり尻込みです。
今後の課題にします。

ゆったり弾くことが大切。
前のめり感がある。
焦らず弾く。

のそっとした弾き方なのに慌ててしまうというこの滑稽さ。
あ、そうか!わかった!!
のそっと弾くから、次の音が間に合わないという危機感を持ってしまうということか。。。

もっとテンポを落としても良い。


演奏と身体についての動画

2013年09月10日 | 演奏 心と体
不器用で不安定、コチコチに硬く、疲れやすいワタクシの体でチェロを弾いているわけですが、
何とかならないものかといつも思います。

気になった動画を集めてみました。
若い女性にちょっとタッチし過ぎ?と思うのもありますけど。

Feldenkrais


Alexander technique


Dispokinesis


下↓のソル・ガベッタさんは演奏時の体の動きがわかりやすいのでチェック。
こんなに筋肉ついているんですね。
先生もご推奨。
よく見てイメージトレーニング!

迫ってきました、人前でチェロを弾く日。
フル・ガスベッタにならないように!



新レッスン42回目

2013年09月03日 | チェロレッスン
前回のスタッカートの発音問題に関連して、
スラースタッカートのシュレーダー29番を見ていただく。

バウンドについて、少々勘違い練習もあり。
弓を弦からそんな風に離さない。
ワタシ流はあぶないあぶない・・・

手先だけで弾かないように言われて、手首から先は固まったままでしたが、
弓の持ち方に、握る、離すっぽいリズムをつける。

短い音のスタッカートの発音を決める時、持つ手はしっかり。

弾き続けると見た目にも疲れが現れるそう。
実際疲れてきます。

弾きながらスイッチオンオフしてチカラを抜くことが大切。
それが難しくて困っています。

弓の軌道を面でイメージする。
線でとらえるより面で意識した方が効果的。
ストライクゾーンの面を見つけて、その上を通ると音が断然良くなるのを実感。

面を意識しても手先だけで弾こうとすると弓がブレやすい。
体で覚えてコントロールする。

○面をみつける話から、最初の音の出し方について。

初動のデリケートな問題。
どの面に対して、弓をのどこをどれくらい使うか。
ppの時は面は高い。ffの時は面が下がる。

出たとこ勝負の音の出し方からの卒業をめざす。

弓を置く瞬間は柔らかく。
ガリッ、バリッ、ザッ、とならない。

例の曲の出だしの音を弾いてみる。
音質向上。
ゴツゴツした音から柔らかい音へがんばるためには体幹必要。

加齢による筋力の衰えに負けないように。。。私。

○開放弦で面を意識しながらボウイング練習

弓元の返しの時の手首の使い方で、段差解消滑らかターン。
アップ、ダウンと体、呼吸。
アコーディオン的。
息を止めない。
腰でバランスを取る。

ということで曲へ

スタッカート練習効果あり。
全体に音質向上しているし、雰囲気も良いとのこと。

不穏な箇所1つ、大変気になると先生。
分解練習に時間がどんどん過ぎる。
弓の分量も大幅増に変更。

全体に萎縮しないように。

ほかに弾きにくい箇所を質問、目指す弾き方はわかっているし間違っていないので練習あるのみとのこと。