熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

楽譜あれこれ

2007年02月24日 | チェロ
アンサンブルレッスンでは絶えずVc1様に注目して弾いてたのですが、
アチコチでMy弓が反対の動きをしていました。(弦セレ)
弓の上下がわからない箇所は、事前に先生に訊ねてはいましたが、不完全でした。

メンバー全員でメルアドを交換しましたので、早速Vc1様に質問を。
自分のパート譜Vc2にпv(down・up)を書いて、FAXさせていただきました。

ちなみにパート譜は、不要部分を除いてA4、3ページに作り直しました。
でも、詰めたら2ページに収まりそう。
ということでスキャンして慣れないphotoshopで切り張り作業。
すぐ肩が凝って、や~~~めたっ!
今度はカッターナイフ片手に、「五線譜を1本ずつカットして詰めてやる~!」
アナログでは闘志がわいて、即完成!
23行が2ページに入った!←ヒマなアホ?

当初、3分の1がまったく読めないハ音記号なので、
ヘ音記号の楽譜に自分で書き換えるつもりでした。
1オクターブ下げる箇所もあるし。
楽譜を書くフリーソフトをダウンロードして書きかけたのですが、
これもすぐ挫折。
これをマスターするより読む練習する方が早い!

音符の下にカタカナで逐一ド、ミ、ソ等と書いていましたが、
バカみたいに反復練習していると、自然に馴染んでくるものですね。
発表会のお蔭で一気にハ音記号とお近付きになれました。
結局、元の譜面通り弾く箇所が増えて、書き換えても何本も横線がある音符になるところでした。

話が戻って、FAXの返信です。まさにド素人に愛の手です。

まず楽譜の理解力のなさに愕然としました。
弓上下がわからない箇所以外が、わかっていたかというと否でした。
フレージングとか意味さえもよくわからないワタシ。
ご丁寧な説明と、楽譜にはпvはもちろん、要所要所ではVc1の弾く音符とпvまで書き込まれていました。
そこまでして下さるとは、ほんと~~に、感謝感激です!
先生より先生らしいではないですか!

以前レッスン日が変更になった時があり、バリバリ弾く難曲が聴こえてきたので、てっきり先生が練習されていると思いました。
黒々とした楽譜を片手に女性が出てこられましたが、その方が彼女だったのですね。

どうして彼女のような超ベテランが、先生の先生クラスのレッスンを受講なさらないのか謎は深まるばかり。

合奏しても、手のかかるヤツが横で変な音を出すわけですし、これから一緒に仲良くしていただけるか少し不安になってきましたよ。

追悼

2007年02月20日 | 番外
ハンス・ウェグナー氏 享年92才
氏のYチェアは23年前から使用している割には、キレイに写っていますね。
本当は薄汚れております。
座面(なんと紙の紐!)を張り替える覚悟で買いましたが、ケツ圧にも耐えてどれも異常なし。

渡辺和博氏 享年56才
格差社会を、20年以上昔から風刺していた、アナタの才能に脱帽。
ヘタウマ全盛期を担った画才にも脱帽。

マル金、マルビ、シリーズの「診男法」。
「ナウでリッチな」当時の男性像がわかります。
20年後(2007年!)のマル金男の生活は予想できても、
フリーター、ニートは想定外でしたね。
こーゆー本を捨てなかったワタシも変やね。

20年スパンで、来し方行く末に思いを馳せてしまいました。

アンサンブルレッスン1

2007年02月19日 | チェロレッスン

門外不出の‘安さん’を背負って初めての電車移動。
ガラガラだったので助かりました。
‘安さん’一式は、一般より軽量なのです。
体力のない人にはすぐれモノのチェロセットだとわかりました。
(Karl Hofner初心者用セット)
ただし、歩行訓練していないので歩きにくいこと。

ケースを開けたら、G線のペグがゆるんでいた。
やっぱり調弦はチューナーが頼りだった。ダメね。

一人欠席、年齢バラバラ4人の女性+先生でスタート。
最高齢ワタシ。
Vc1の方がチェロ歴20年(ブランク有)、カックンとレベルが下がって後は同じくらい。
Vc2なのでお隣。
ものすごく勉強になりましたが、1の方にはお気の毒というか申し訳ないというか。
せっかくの美しいメロディをぶち壊さないようにがんばらねば。

3名にとっては、まったく初めてのアンサンブルなので先生も大奮闘。
2時間半もご指導くださった。
休日出勤、夜間サービス残業ですよ!
体の負担を考えて、家で30分以上連続して練習しないことにしているのに、
10分の休憩だけで瞬く間に過ぎてしまった。
頭痛もすっ飛んでいた。
気持ちが高揚すると、人は丈夫になるのですね。
でも、油断大敵。
発表会まで無理をして、どこか故障したら大変。

Vc2以下まだ音とリズムを取る段階。
ワタシの音程もリズムも、難所ではまだまだこれから。
皆さん、リズム感ありますね。
どこで入っていいのかオロオロ箇所、終にクリアできなかった。

ポイント・音符や休符が長い時、スコアで他のパートをよく理解すること。

高い音がある小節はオクターブ下げてましたが、
ここは譜面どおり!譲れない!と仰せの部分が出てきた。
駆け上がっていくところで、変だとは思っていましたが。。。

親指は使いませんが、A線のフラジオのラからドまで。
この部分はVc1と同じ譜面。ユニゾンっていうのですか。
ゆっくり弾いて下さったら、ワタシまでパワーをいただけて、
高音部分を一緒に弾くことができました。
これはアンサンブルならではですね。ありがたいことです。
珍しく、先生にも褒めていただき感激。

‘安さん’の音もマンザラでもないと超贔屓耳。
でも時々、キーー、ビャーンと裏返っていたので、ヒステリーに気をつけよう。
開放弦の音も、飛出さないよう注意を受けた。

「弦セレ」のお馴染テーマの時、教室のスタッフが入って来られ、
「わ~、もう出来てますよ~!」ですって。
ウソすぎる!!!
合わせられなくても、やたら楽しいVc2以下でした。

Vc1様からメールの返信が。
「やっぱり合奏は楽しいですね!」ほ、ほ、ほんとですか?
いい方でうれし涙出そう。
 


40回目のレッスン(通算57回目)

2007年02月17日 | チェロレッスン
100%発表会モード。
弦セレのみ特訓。
頭痛で2日ほど練習できなかったけど、弾きこもりの成果はそれなりに。
後半はまだ手付かずなのに、当たり前のように弾かされて困窮。

後半の楽譜を簡略化、低音化、低速化希望については、まず簡略化は却下。
低音化はA線中央Aより高音が登場する小節はオクターブ下げても可。
低速化は有得るようですが、短縮した分をカバーする遅さだとコワイですね。

アンサンブルの指導というのもコツがあるようで。
最初に重要ポイントをしっかり押さえて頂くことが求められますね。
前回、リズムと音取りに終始してしまいました。

レッスンまでに、運弓と指使いを我流で練習しすぎました。
(こういう時、レッスン間隔が長いとマズイです。)
今回大幅に修正になってしまいショック。
楽になったところも、もちろんあるのですが、8分休符後の出だしがアップに変更になった箇所は辛い。
反復するので、時計回りに弓を回す。
up、upはアップ、アップなのだ。

反時計回りと音が全然違う。どうしたものか。
なんか釈然としない。

物持ちがいいので、MDを愛用していますがCDを編集して短縮バージョンを作ってみました。
曲のカット部分もいろいろ試すとおもしろい。
こっちの方がいいんじゃな~い?と内心お気に入りタイプも。
実は今のはちょっと気持ち良くないの。
どちらにしてもチャイコフスキーには陳謝です。

まったく音楽ドシロウトが何をホザクか!なんですが、
感じるままに言っていいものか…

アハ、もう言ってしまいました。(先生、心広いです。)
次回MD持って行くことに。

やはりまず音程がネック。
ピアノの黒鍵に当たる音が全敗。
判別できないでいると、隣の弦で和音を作ってみて下さい!とご指示が。
あ、そうだった!

ワタシが先生だったら、
「指がつりそうになる和音のエクササイズ、いったい何のためにやってたの!?
(融通のきかん奴じゃぁ!!!)」
と叫んでますね。

次回は初めてのアンサンブルメンバー合同レッスン!
但し何名になるか不明。全員は無理とのこと。
でも楽しみ!

サプライズチョコ

2007年02月14日 | 食べ物
下手なチェロで、頭がやられたみたい。
ズキンズキン痛い!!!
弦楽器って頭痛の元凶になることもあるのです。こわいっ。
お天気悪いし不調の本日、ドヨヨ~ンとしていたところ・・・

サプライズな食べ物が到着。
チョコまたの名をショコラ。(ワタシはオンナです。)
5年前から参加しているショコラ愛好家クラブからの定期便なのですが、
バレンタイン当日到着っていうのも記憶にない。

そこにはなんと、パリ、サロン・ド・ショコラでグランプリを取った
「サファイア」というボンボンショコラが1個だけ混入しておったのだ!
それ以外は新進気鋭のショコラティエのもの。

NHKプレミム10「パリ 世界一のチョコレートの祭典」で見たばっかり。
録画しておくべきだった。
ジャンさんの苦労は、よく伝わってきましたよ。

会報もちゃんと読んでなかったし、まさか送って頂けるとは。

チョコレートごときのお菓子に、なぜに皆がここまで血道を上げるかって気もするけどわかるなぁ。
そば、カレー、ラーメン、お茶類、無類の何とか好きって珍しくないけど、
世界的にお祭りにするのが、さすがフランス。
北京でも開催しているのには驚きです。

「サファイア」はもう胃の中。
頭はまだ痛むけど、大いに幸福感を味わうことができました。

弾きこもり

2007年02月12日 | チェロ
連休はとにかく練習。
弦楽セレナーデ1楽章、9分以上ある曲ですが、中を抜くので4分くらい。
まさに省略版「弦セレ」。

CMの部分しか知らないので、とにかくCDを準備。
テンポの取りにくい曲に愕然。

たとえば8分の6から、突如1箇所4分の2になって16分休符のあと音階。
リズム音痴でもあるようで、オロオロ。
チェロ以前に、CDにあわせてキーボードで自分のパートを弾いたり、歌ったり、手をたたいたりいろいろ。
ビュ~ンと回る縄跳びに、入るに入れなかったドンくさい大過去が頭をよぎる。

でも、何度も聴くうち曲や作曲者に対していとおしい気持ちが湧いてくるものですね。
何だか、切なくなってきましたよ。
それと、それを忠実に演奏できる人々というのも今さらながら尊敬です。
何でそんなに息ピッタリなんですか?
指揮はいないし、指板に目印はないし、本番でいつどこを押さえたらいいか即わかるん?と素朴な疑問。

そんなに短くても自分のパートVc2の楽譜を読むのも苦労です。
1週間かかっても、前半の音を取るだけで四苦八苦。
主旋律でないと、メロディはワケわかめ。
メトロノームをかけてキーボードで弾いては確認。

ボウイングすらも上下アヤシイ箇所が出きて立ち止まる。
立ち往生とか、お手上げとかとの闘いでございます。

後半は「今のワタシに弾けと言われても・・・」というレベル。
何とか楽譜を簡略化、低音化、低速化してもらわないと。
但し全然別物になってしまうでしょうね。

どうなるのかなぁ。
5人+先生のスケジュールも合わないみたいだし。
ハイドン「聖アントニーのコラール」はなんとかなりそうだ。

リフレッシュ!

2007年02月06日 | 日常
日曜日はワタシの栄養源である丹波篠山の有機農家へ行ってきました。
TVドラマ「華麗なる一族」にかの地が出てきますが、「あんな山ないで~」と農家でも話題に。
まるで丹波篠山という標高の高い山があるかのようでした。
農家の正式な地名は、もはや村や町ではなくて、合併後、篠山市なのです。

毎年恒例の味噌作りと、前に作った丹波大黒豆味噌を回収するのが主たる目的。
そしたら「3年待つ!」とワタシの字でレッテルが貼ってあり、あと1年あるのでまだ寝かせることに。
年数でどれだけ違うか実験しようと思ったらしい。←覚えていない。

この2年間、お邪魔する回数が激減。
腰痛、50肩、腕の痛み等で草引きなどもする気にならなかったし、相棒の友人も自宅建築中で多忙を極めていたこともあって。
福知山線脱線事故もありました。
何よりチェロに時間と体力を取られてますから。

その前の(出会いから)1年半ほどは晴天の日曜に伺うのが何よりの楽しみでした。
四季折々の景色と作物、農業体験、試食と称して食い散らかしたりも。
田舎とはまったく縁がなかったので、いい年をして何もかも新鮮!
つまり大笑いされるくらい無知なので、親切にいろいろ教えていただきました。
お返しに何か出来ることはと、メルマガ発行のお手伝いをすることに。
そのうちHPを作りたいと言われたのですが、何分知識のないワタシ。
ブログの方が簡単そうなのでいっちょ試してみるか、と書いてみたのがコレ。
ブログのきっかけは意外にも農家でしたが、こんなに続くとは思わなかった。
めきめきパソコンの腕を上げた農家の奥様、今や自力でメルマガもHPもこなしておられます。

お昼は、みぞれ鍋をご馳走して下さって、おいし過ぎて全員死ぬほど食べたんです。
このメニューは大根の大量消費に決定版です。
大根臭くなくてアッサリしていて、いくらでも食べられます。

いつものようにトラックの荷台に乗せてもらって畑まで。
暖かい日だったので、時々味見しながら畑を散策。気持ちいいこと。

帰りにI市にある友人の新築宅をちょっと見学。まだ未完成。
このことも書きたいのですがまた改めて。

仕事のストレスなんぞ、見事に払拭してくれますね、自然は。
(チェロを弾いている時も忘れられる。所詮たいしたことないストレス?)
暖かく迎えて下さる農家の皆さんにも、ひたすら感謝です。
ビフォー、アフターという感じで元気度が違う!!!
また行こう!!!

39回目のレッスン(通算56回目)

2007年02月04日 | チェロレッスン
やっとアンサンブル、メイン曲の楽譜登場。
市販品ではなく楽譜工房からお取り寄せ。
チャイコフスキー 弦楽セレナーデ第一楽章より 極端に抜粋。←いいのかな?
五重奏のうちVc2で、ハ音記号が多い。まだ読めません。
Vc1だとト音記号もお出ましです。
A線のフラジオのラがmy限界点なので、1オクターブ下げる部分を決める。
8分の6拍子のリズムの取り方。
3連符の反対で3拍を2拍で弾くところもある。
原曲の出だししか知らないので、わけもわからず音符を追うのは大変。

今後の参考にとハイポジのお話。
親指の側面を強化するため今からでも親指で弦を上下する訓練してみて下さい、ですと。
まだまだ先は急ぎたくないのですけど。

パート譜になるとメロディもリズムもサッパリわからなくて抽象的。
ポジション移動も16分音符も多いのに不安が募る。
まさにド短期ツメコミ教育 軟弱腕!コーチング!! になるよなぁ。

もう1曲も、簡単と言っても全6回百発百中で2pos.移動と拡張が出来るわけでもありません。
それにA線ばかり、たかだか2分弱弾いただけで右肩が凝って苦しい。
こんなに持久力ないとは思わなかった。
イカンイカン!!!弱気になってはダメ。
念願のアンサンブルということを忘れるな!!!

○ Violoncello Schule Op 30. Lee Sebastian
ポジション移動のエチュード
P26 lesson5(D-dur デードゥア/二長調)
長くキープしていたので自信アリ。なのに音程を芋づる式に外してヒドイ出来。
移動による手の形の変化に効く、お馴染み指ツリエクササイズをば。
こういうこともあろうかと時々練習していたのだ。

このエクササイズのせいか再挑戦したら音程はかなり改善。
デュエットしていただくと、とってもいい感じの曲ではないの!

しかし、A、D線でビャン、キ~ンとか音がよく裏返った。
この対策について、的確なコメントなし。
移弦の動作をソフトにするとか弓先を下げないとかしてみる。
チェロによっても違うし複合的でよくわからない。

あと10分もないのでlesson6にいかず
○113 Studies Vol.1 Dotzauer
No.1
もっとゆっくり練習してくること。
音を滑らかにつなげるため、弓の返しを改善すること。
どうやるか不明なまま、気をつけて弾いたらたらマシになった。
どう気をつけて弾いたのか、先生にフィードバックしてあげたらよかった。
低音の響きが不足。もっと弦をひっかけること。
もっと指板寄りに弾けばよかったかな。

「本当はドッツァウアーなんですけど、みんなドッツァー、ドッツァー言うから、僕もそう呼んでます。」
「この前、どっつぁん、ておっしゃいませんでした?」
「え~~~、(爆笑)誰ですか、それ?
そんなことゆーてませんよ~。(笑)
でもあの時、口内炎でしゃべりにくかったんです。」

コーラス(カルテット)

2007年02月03日 | コンサート
イケメンカルテットへ行ってきました。ポペラ歌手ともいうらしい。
東京の友人が教えてくれました。
チケットのプレミアがすごいことになっていると言うので、
何それ?と知らないままダメ元でオークションに入札してみたら、
大阪公演を定価以下ですんなり落札。
ダフ屋のではなく、ファンが正規で買った後に前方の席を何倍もの値段で落札して、不要になったチケットだったのです。
正直、そこまでして行くの???という感想。

中年女性ばかりで男性は100人に一人くらい。
赤いペンライトはお約束?
おしゃれしている。セクシー系や日本髪振袖とか各種アリ。
最前列メッセージボードを掲げる→流し目などリアクションが期待できる。
最後歌いながら舞台の端に膝まづいてサインや握手をしてくれる→観客の大移動
前の方の席はいろいろ特権がある。

ルックスと声のランキングは正比例していない。
音量が大きすぎて耳と頭が痛くなる。そう感じるのは老化なのか?
ステージ左右にバックバンドとオーケストラ。
バンドはオリジナルメンバー、オーケストラはコンマス以外日本人。
1,2度チェロのソロ部分とかあったけど、
音量を上げているせいかとザーザーとして気持ちよくなかった。
Vnソロも同様で残念。
4人の純正ハーモニーはなかなかのものなので、
アカペラ、マイクなしで是非聴いてみたい。それだけ。

劇場型、感動型の前首相が大ファンだそうですが、女性心理を掴むのが得意な点で共感なのかぁ。
つくづく「女性心理を掴む人」がよくわからんワタシだと思ったよ。
新たな感動を発見しに行ったのにね。

友人が教えてくれた動画
コーラスつながりで←こっちの方が好き。