1時から5時半まで、ベートーヴェン弦楽四重奏4番、5番、11番のマスタークラスを聴講して参りました。
去年から、ベートーヴェン弦楽四重奏にお近づきになっていたので(いずみホールとかアルバン・ベルクのお陰)ドシロウトながら、有意義な興味深いひとときでした
何より、まだお若い参加者の演奏がすばらく、感服してばかり。
審査で選ばれた四重奏団8組は、ほとんどが大学生、大学院生。
そのうち5組が京芸大でした。
京芸大といえば、上村教授!(今回の先生ではございません)
ベートーヴェン弦楽四重奏曲は学生さんへの‘特命’でしょうか。
指導されるのは、ジャパン・ストリングス・クヮルテットの先生方。
公開マスタークラスは40人が定員ですが、余裕で入れました。
周りを見ると、楽譜を見ながらの方もチラホラ。
その楽譜も大いに論議を呼ぶテーマでした。
時代と共に、ペーター版、ヘンレ版、ベーレンライター版と変遷の歴史だそうです。
ベートーヴェンの意図を想像する。
彼独特の音楽用語の使い方を知る。
名曲探偵アマデウスの世界です。
先生方の講評も意見が分かれることもありました。
弦楽器共通の課題は、参考になります。
さすがに右手の重さを乗せて大きな音を出そう!なんて話は登場しませんでしたが。
上級者はフォルテよりも、断然、ピアノp、ppが問題なのですね。
p,ppで音楽性豊かに自在に弾くということは至難の業。
表現するにも、まず豊な音が出にくい。
11番セリオーソ2楽章、チェロの下降テーマで始まるのですが、これが難しそう。
楽器固有の特性もあるでしょうし。
先生が弾いてみられて、ヴィブラートを工夫することで響きを増すように!
言われた通り、すぐに改善する優秀な受講生。
技巧的難所よりも、シンプルな音の並びにどれだけ音楽性を込められるかのアドバイスが多いようでした。
そのために、弦、運指、ボウイング、ヴィブラートのかけ方、が深く追求されます。
特にヴィブラートは重要課題のようですね。
個別にヒソヒソ指導されている場面もありました。
もっとベートーヴェンの凄さを熱く語って、奏者の若い情熱を掻き立てるような場面も期待していたのですが。。。ちょっと残念。
(ザ・フェニックス)ホールとリハーサル室で両方見学しましたが、こじんまりした場所なので音もよく響いて迫力ありました。
これらの曲は、クラシックと付き合いの長い年配好みのようですが、受講生は実にお若いのに見上げたものです。
まさにライフワークとして、彼らは一生弾きがいがありそうです。
卒業されてプロの方もいらしゃいましたが、私にとっては皆さんプロに見えました。
ただチェロが有名人の演奏会で聴きなれたオールド楽器でないので若い音。
(チェロだけではないのかも。)
師匠の楽器で弾いたら、彼らもスゴイのでは。
彼らって書きましが、男性はわずかに2名。
音大はきっと女子大みたいなのですね。
それから、お名前を眺めていると、響さん、佳音さん、郁音さん、美歌さん
音楽にピッタリのお名前ですね。
音楽一家のご出身で、小さい時から基礎をみっちり勉強されているのではと想像しました。
修行中の皆さんがまぶしかったです。
大いに刺激を受けて帰ってきました。
去年から、ベートーヴェン弦楽四重奏にお近づきになっていたので(いずみホールとかアルバン・ベルクのお陰)ドシロウトながら、有意義な興味深いひとときでした
何より、まだお若い参加者の演奏がすばらく、感服してばかり。
審査で選ばれた四重奏団8組は、ほとんどが大学生、大学院生。
そのうち5組が京芸大でした。
京芸大といえば、上村教授!(今回の先生ではございません)
ベートーヴェン弦楽四重奏曲は学生さんへの‘特命’でしょうか。
指導されるのは、ジャパン・ストリングス・クヮルテットの先生方。
公開マスタークラスは40人が定員ですが、余裕で入れました。
周りを見ると、楽譜を見ながらの方もチラホラ。
その楽譜も大いに論議を呼ぶテーマでした。
時代と共に、ペーター版、ヘンレ版、ベーレンライター版と変遷の歴史だそうです。
ベートーヴェンの意図を想像する。
彼独特の音楽用語の使い方を知る。
名曲探偵アマデウスの世界です。
先生方の講評も意見が分かれることもありました。
弦楽器共通の課題は、参考になります。
さすがに右手の重さを乗せて大きな音を出そう!なんて話は登場しませんでしたが。
上級者はフォルテよりも、断然、ピアノp、ppが問題なのですね。
p,ppで音楽性豊かに自在に弾くということは至難の業。
表現するにも、まず豊な音が出にくい。
11番セリオーソ2楽章、チェロの下降テーマで始まるのですが、これが難しそう。
楽器固有の特性もあるでしょうし。
先生が弾いてみられて、ヴィブラートを工夫することで響きを増すように!
言われた通り、すぐに改善する優秀な受講生。
技巧的難所よりも、シンプルな音の並びにどれだけ音楽性を込められるかのアドバイスが多いようでした。
そのために、弦、運指、ボウイング、ヴィブラートのかけ方、が深く追求されます。
特にヴィブラートは重要課題のようですね。
個別にヒソヒソ指導されている場面もありました。
もっとベートーヴェンの凄さを熱く語って、奏者の若い情熱を掻き立てるような場面も期待していたのですが。。。ちょっと残念。
(ザ・フェニックス)ホールとリハーサル室で両方見学しましたが、こじんまりした場所なので音もよく響いて迫力ありました。
これらの曲は、クラシックと付き合いの長い年配好みのようですが、受講生は実にお若いのに見上げたものです。
まさにライフワークとして、彼らは一生弾きがいがありそうです。
卒業されてプロの方もいらしゃいましたが、私にとっては皆さんプロに見えました。
ただチェロが有名人の演奏会で聴きなれたオールド楽器でないので若い音。
(チェロだけではないのかも。)
師匠の楽器で弾いたら、彼らもスゴイのでは。
彼らって書きましが、男性はわずかに2名。
音大はきっと女子大みたいなのですね。
それから、お名前を眺めていると、響さん、佳音さん、郁音さん、美歌さん
音楽にピッタリのお名前ですね。
音楽一家のご出身で、小さい時から基礎をみっちり勉強されているのではと想像しました。
修行中の皆さんがまぶしかったです。
大いに刺激を受けて帰ってきました。