熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

姪とデュオ

2009年07月30日 | チェロ
音楽好きの姪っ子が夏休みで遊びに来ていました。
練習室を借りて、ピアノ伴奏でチェロ練習に付き合ってもらった。
ありがたき、しあわせ~!

姪っ子のピアノの先生の素晴らしさは、いつも話題に。
妹の発表会の時も、姪がピアノ伴奏だったので2人レッスンを受け、妹も大感激でした。
ピアノが一気に良くなり、盛り上がったそう。

音楽の醍醐味を教え、音楽に対する思いを熱くしてくれる先生。
作曲家や楽譜について理解を深めながら、具体的で丁寧な指導。
中?学校でも指導なさっていて、5児の母というのも驚き。

基礎から、テクニックや楽典も含めて、いわばやり直しレッスン中の姪。

その先生の影響か、基本的なことから始まって結構言ってくれるじゃないの。
ま、いつもの優しい愛のムチなのです。
以前は、拍が無いと散々嘆かれたっけ。

今回は強弱がない、ritがない、フレーズ感がない、などなど。
金婚式はもうレッスンでは終わっているのに、「これから色々楽譜に書いてあること練習していくんでしょう?」
ガ~~~ン!何ヶ月も弾いてコレやねん!泣
インテンポではキビシイので、ちょっとテンポを落としたら良くなったらしい。

鈴木3巻のユーモレスク、ト長調のメヌエットも一緒に弾いてみた。
お~、ト長調のメヌエット前より弾きやすくなってる!
この曲がピアノと合わせて一番聞きやすかった。

今回は、自分の母親が只今チェロ成長期なので、オバの不甲斐なさが目立ったみたい。
ヴィブラートかけても、できてまへん。

妹に比べて、か弱い。パワーがないと。
良く言えば繊細と気を使ってくれたけど。

妹は生まれた時から力持ち。
子供の頃、手を繋いでいる母は引き倒され、小突いたつもりでも姉はバタンと転倒。
対照的に姉は力がなさ過ぎ。
指もヘナヘナ。指板を押えても関節がペコっとなって最初は苦労しましたよ。
母は、「肩を揉んでもらっても姉は撫でてるみたい。妹はしっかり揉んでくれる。
妹の方がチェロに向いているに違いない。」と。
力持ちで手が大きく音痴じゃないから、私もチェロを薦めたのです。
目に狂いがなくてよかったわ。

弦楽器はちゃんと音が出るまで何年もかかるの。そう簡単には弾けないよ、と慰めてくれる姪。
絶対10年経っても同じことを言われ続けるね。

姪も言ってたけど、自分に向く曲を探して得意分野を作ったらいいと。
レイトスターターはオールマイティを目指す必要もないでしょう。
私には定番の名曲を弾きたいというこだわりもありません。
登れる山はどこかなぁ。


9回目のレッスン

2009年07月25日 | チェロレッスン

新しい先生は不定期なレッスンになるかもしれないと覚悟していましたが、4月から順調に2週間ごと。
私の癖や変化を、前回の繋がりで把握して下さっているのが大変ありがたいです。

◎アレグロモデラート バッハ (鈴木3巻)

初回(弾ける速さで)弾いた結果、レッスンの意図が伝わっていたそうで双方一安心。
フレーズの始まりと終わりがわかるようになった。
だいぶ曲らしくなってきましたと。
ただし、私の意志は感じるものの、正確に表現できていないところの指摘。
本人はそう弾いているつもり、というのは恐ろしい。

目下の自分の悩みはテンポで、メトロノームで練習後、メトロノームなしで録音してみると、テンポの乱れが激しく、なかなか改善できないと申告。
テンポはカウントが大切。カウントの仕方について。
長い音符は、8分音符でカウントしないと1拍が短くなる。
4分音符で走る箇所あり。
カウントを上手にするのも易しいことではない。練習あるのみ。

フォルテ部分。
音のイメージが出来ているか?
それに沿った音作り。
狙っていい音を出すべき箇所。
弓の位置の準備。


1:3の弓使いの苦手箇所。
無事及第でうれしい。
3個スラー、必要以上に弓を使わなくても弾けるのがわかった。
ただし、後半フライング気味。

1Pos.スラー、シーミを1の指で2本の弦押えるコツ。
先生は、1の指の上に2も重ねる。2階建てみたい。
弦2本一度に押えるとシがいつも鳴りにくい。
しかしスラーをきれいに繋ぐためには、必須技。要練習。

最後5Pos.ソ~ラの指使い、普通は2,3ですが、2,4でも可。
(先生の手はとても小さいのです)
トライしましたが、小指が短いからどうか。。。
でも検討の余地アリ。
とにかくラの音をしっかりきれいに。
親指をネックから離さない。
離れてるからトリルが上手くできない。

名曲探偵アマデウス的解説。
この音型は一件落着。でもこっちはまだ懐疑的。
すると、こんな答えが返ってきて。。。とか。

ここからスラーの頭のところをつなぐと、こんなメロディが隠れているからしっかり弾く。
などなど、面白かった。
面白いけど、実際それをするとなると難しい。
新しい注文に気を取られると、音が浅くなっていることも。

細かい注意もまだいろいろ。
全部できるかな。

いい感じになってきましたと言われて、次のレッスンで後戻りしたことがあります。
それだけは避けたいものです。


チェロ弾きドクター

2009年07月20日 | チェロ
チェロの先生に、あまりいろんなものを読みすぎると却って混乱しますよ、と言われているのですが。。。
Cさんのところで知った「はかせのブログ」を読み出したら止まらなくなりました。
特に、ボウイングについて。

チェロ歴40年の超ベテランレベルなので、初心者のワタシが即参考にできないかもしれません。
でも、弓を置いたまま発音する、という事に関して「是」とする内容を読んでちょっとうれしい。
今の先生にその方法を教わって、テンポのズレの少ない発音ができることを実感できました。
お陰で、発表会でもピアノの途中から入るところは無事クリア。
でも、どこかで「弓を置いたまま」というのはあり得ないというのも読んだ気がして、どうなのかなと思っていました。

それにしても、チェロを弾くお医者さんて多いのでしょうか。
久々に思い出して、別のお医者さんのところをチェック。
こちらでは1人アンサンブルのレパートリーとその演奏に圧倒されます。

新曲がアップされていました!

何と、初舞台のチェロ5重奏で弾いた曲。
正確には、その原曲。

ハイドン:聖アントニウスのコラール

本当はこんなに美しい曲になるの!?
同じ教室の友人に、出だし、あまりにもバラバラで何が起こったのかと思ったよ、と言われました。
いつかリベンジできますように。

チャリティーコンサート

2009年07月16日 | コンサート
クラシック専門の「いずみホール」で、なぜか夏川りみ!
このホールのオーナー企業が、[さんご礁保全プロジェクト]というのを立ち上げていて、そのチャリティーコンサートだったのです。

何と言ってもお目当ては「涙そうそう」
昨年亡くなった親友が、闘病中にいい歌だと話していました。
「千の風になって」も自分で歌って、いたずらっぽく笑ってましたっけ。
内心<シャレにならん!>と絶句するワタシでした。

りみさんのピカ一の歌唱力で歌われると、客席もまさに涙そうそう。
前の列を見ると次々ハンカチ登場です。
ワタシも友の満面の笑みが浮かんで消えません。
あ~、感涙。。。

(次の賑やかなハ、ハ、ハ、ハイヤ、ハイヤサッサーの掛け声の曲についていくの必死。)

実は今、デュオで「涙そうそう」を練習しています。
こんなにも心動かす同じ曲なのに、自分で弾くとあまりに稚拙で涙出そう。
伴奏パートですが、ちょこっと出てくるメロディ部分が絶望的に下手。
音源も独習本「チェロのしらべ」と長谷川陽子さんの「初恋」を比べてみたりしますが、プロ奏者でも随分差があるものですね。

4年前、古川さんの演奏で、アレンジもステキだったし、何てチェロにピッタリな曲なんだろうと思いました。

りみさんの歌を生で聴いたら、歌に勝るものはないと弱気になってますが、がんばってみます。

同じことを何度か書いていますが、どうもマイクの大音量が苦手。
美声の高音は、そこまで増幅させなくてもいいのではと思ってしまう。
頭にキ~~ンとくる一歩手前。

最後の最後に、りみさんはマイクを遠ざけ(マイク持った手は踊りの振り)アカペラで「花」
素の美声がホールに満ち満ちて、願ったり叶ったりの至福の時。
長時間歌っても余裕の大声量、それは素晴らしい響きでした。

♪ピアノ:醍醐弘美さん、中国古筝:姜小青さん

中国古筝って21弦もあって、調弦も大変。
同じ弦楽器でも、何でも出来そうな多彩な演奏に驚嘆。

地域密着型コンサート

2009年07月13日 | コンサート
昨日は伊丹市の小じんまりしたホールまでVn&Vcコンサートを聴きに。
友人の歌の先生が司会されるコンサートに、チェロが登場するので知らせてくれました。
チェロはご存知林裕氏。

クラシックをお手頃価格で身近に楽しめるよう企画されたコンサートでなんと72回目。
近くの年配の常連からお子様まで300席くらいが満席。

司会者も言われてましたが、驚くほど和気あいあいの雰囲気。
ステージから笑顔がいっぱい見えます、と。
そう言われると仏頂面も出来なくなります。うまい!
彼のお話が自然体で面白いのも、コンサートが続いている理由のひとつかなと思いました。
演奏家へのインタビューも興味深くうかがいました。

司会「今年はメンデルスゾーン生誕200年です。」
客席「へ~~~」
司会「来年はもっとすごいですよ!シューマンとショパンです。」
客席「ヘ~~~!ホ~~~~!」
司会「再来年、リストでおしまい。」
客席「フ~~~ン」

反応がとってもいいのですねぇ。フレンドリーな客席です。

「チェロの林さんとピアノの林さんはアカの他人です。」
「ヴァイオリンの横山恵理さんが奥様です。」

受けてました。私もビックリ。
奥様は大フィル所属だそうで、先日のいずみホールでも出ていらしたのかも。

ご夫婦のエルガー「愛の挨拶」さすがにバッチリでした。

カサドのお話で、「奥様は日本人ピアニスト原智恵子さんです。」
ちょっとざわざわ~ (年配の方はご存知みたいです)
「原智恵子さん知っている方、手を上げて下さい。」
少なかったです。

昔、原智恵子さんのことをココに書きましたね。

今は好きな曲の一つ「親愛なる言葉」ですが、当時は印象が薄かったことを思い出しました。

あ、話が脱線。

ポッパー「妖精の踊り」の超高速演奏たまげました。
初めてです。スゴイ!の一言。

最後、「次は皆様の番です。」
全員起立で、夏の思い出を歌いました。
ちゃんと勉強なさっている美声がいっぱい聞こえてきます。
目の前のステージの演奏家に伴奏して頂くなんて、思いがけない体験でした。
ドキドキ。



~プログラム~

◎トリオ

ピアノ三重奏 第一番 1楽章:メンデルスゾーン
春の歌 :メンデルスゾーン

◎ヴァイオリン

美しきロスマリーン :クライスラー
タイスの瞑想曲 :マスネ
チゴイネルワイゼン:サラサーテ

◎チェロ

白鳥 :サンサーンス
妖精の踊り :ポッパー
ライムライト:チャップリン
親愛の言葉 :カサド

◎トリオ

ピアノ三重奏 第一番 4楽章 :メンデルスゾーン
愛の挨拶 :エルガー

ピアノ 林明美さん
お話 足立 勝さん


8回目のレッスン

2009年07月11日 | チェロレッスン

また先生をコケさせてしまったレッスン。
バッハ・アレグロモデラートのフルフルハウスプランは大失敗。
「のだめ」なら目茶苦茶弾いても、才能を認めてもらえるけど、
コチラは匙を投げられかねません。アワワワ。。。

バッハのメリハリの乏しい楽譜を見て、フレーズを分類していく方法が理解できません。
熱心に解説して下さっているのに、なんか上の空の返事をしています。(by録音)
フレーズを理解していないと、弾き方が決まりません。

死守すべきルールと、そうでないルールが区別できていません。

2拍子なので、1拍目、3拍目を強調して弾いたのですが、そうはならない小節もありました。
結構変則的。それが読めない。

リズミカルに躍動感を出して弾いているつもりでも、全然足りない。
(録音練習を怠っていた。)

音符の長さ1:3の弓使いが6回続く箇所、一弓で3つの音符の時弓を使い過ぎ。
当然弓元に、どんどん移動する。
1で戻す時に勢いをつけて音が強くなりすぎる。

この箇所は一番練習したところ。
結果、同じ場所に戻れないのもアリで、弓先から始めてフレーズの最後弓元で足りればいいわ、という合理的な結論を導き出しました。
これには先生唖然。断固イエローカードが!

指示通り同じ位置で弾くと、少ない弓の分量では音が劣化する。
原因究明タイム。
自分では左手の押え方も悪いと感じていましたが、右手が原因。
移弦のタイミングらしいです。
要・移弦の練習。
実音が鳴る速さで→超ゆっくり。

前に貼ったyoutubeのチビッ子は、ちゃんと弓の同じ位置で楽々弾いていました。
こういうテクニックって誰でもすぐできるもの? 泣

先生曰く、「難しいです。」
(慰めて下さってるのかな)
「ここを早く弾くのはまだまだ先の話。まずはゆっくり。」

さて、今までレッスンで見て頂いて、気になる点は左手より右手だそう。
左手は結構回ってますと。
(本人が思っているのと逆でした)

勢いで音をしっかり出そうとして、弓を使い過ぎる悪いクセ。
弓のスピードが速すぎて、弓が浮き、音が繋がらなかったり、
音がきつくなったり、アタック音がしたりするのはそのせい。

弓は休符でない限り、滑らかな連続的な動きをするもの。

ここぞとばかりエイヤッとがんばってしまうんですねぇ。

この他にも、気をつけないと変な癖が発生しがち。
弓の動かし方の癖で、リズムも歪む。

この曲、サクサク弾けたら(弾けませんが)それで良しと思っていましたが、内容を突っ込まれるとかなり難曲に思えてきました。
先生は、鈴木の教本はあまりご存知なく、この曲もはじめてだそうです。
バッハとなると、こだわりがあると見え、生半可な教え方は出来ないという姿勢。
初級の本にしては解釈の難しい曲が入ってますねとも。
でも、改訂を重ねてもこの曲は外されないということは、良い課題曲なのでしょう。
(指番号とかが前の版と変っていました。)
ちなみに前の版では金婚式はありませんでした。

ボウイングの技をはじめ、課題満載。
出来ることからコツコツと。


登れる山に登る

2009年07月06日 | チェロ
昨夜、テレビを付けたら偶然歌舞伎の名場面。
義経が異常に小さくてビックリ。
それもそのはずお子様でした。
弁慶はかなりご高齢のようで、最後の六方も踏まれませんでした。

これはドキュメンタリーの終わりの部分だったのですが、
弁慶は80歳の中村富十郎さん、義経は10才の息子さん。
お孫さんではなく、息子さん!
(ちなみに74才で長女もお生まれなのです。)

富十郎さんお最後の言葉が印象に残りました。
「まだ登ります。登れる山に登ります。」

さて。。。
誰も彼も同じ高い山をめざす決まりなんてないはず。
もちろん楽器のこと。
自分が登れるオモシロそうな山はないかしら。

そびえ立つ高い山に挑戦するから、がんばれるという友もいます。
年は取る一方、益々出来なくなると。
背伸びするなら早い目に!?

それも一理あります。

自分が納得する方法を選ぶしかないでしょう。

当面の目標ははっきりしています。
鈴木3巻の曲を弾けるようになる。
10曲あって、マスターすべき基本テクがうまく配分されていると勝手に思っています。
弾き方やエクササイズも書き加えられてます。

それらを無理なくクリアできるようにならねば。
音を育てる巻なので、音ははっきり。
指定のテンポで、ヴィブラートも入れたい。
出来たらトリルも細かく。

テンポですが、10曲目アレグロモデラートの指定の早さは余りにも早いと訴えると、先生はエッ?という顔をなさって「こんなもんでしょう」と。
もちろん、弾ける速さでゆっくり練習からになりましたが。

前の先生の時、これが終わったら全曲テスト、と冗談半分に言われてました。
時々おさらいをしてみますが、あちこち苦手箇所も存続。
レッスンで再度見ていただく予定。

スローペースの極みですが、ワタシごときが毎日1時間程度の練習で上手くなろうっていうのも厚かましい話かも。
何でもそうだけど、続けていくとハードルが高くなり、練習時間や勉強時間を増やさないと前に進まん!


メンデルスゾーン特集

2009年07月04日 | コンサート
「題名のない音楽会」でヘビメタギタリストがバッハを弾き、指揮の井上道義さんが踊りまくっていた回がありました。
いつも録画で見ているのですが、面白すぎて何度かリピートしました。
母が珍しく興味を示し、井上さんのリズム感が素晴らしい、足も長い、と大受け。
ちょっとファンになったみたいなので、コンサートに連れて出すことにしたのです。

このコンサートは大正解!
肩の凝らない楽しい企画で、とても喜んでもらえました。
チェロだけとか、室内楽とかは母には少々退屈そう。
腰も痛くなるかもしれないし。。。
ちなみに、ここんちの椅子は好きです。

生誕200年メンデルスゾーン特集。
38才で没とは早すぎます。

メンデルスゾーンといえば、何といってもヴァイオリン協奏曲!
ロン・ティボーで優勝に輝いた、シン・ヒョンスさんのソロで。
ドレスも靴も、ゴールドでゴージャス。
第一印象。とても繊細な演奏。
打ち震えるような憂愁をおびた音色など、シビレます。
無伴奏の部分、指揮者が目前で凝視している図ですが、
眼中になく熱演されてました。すごい。
シロウトは変なところで感銘を受けます。すみません。

名曲中の名曲が優れた演奏で聴けると、感激がひとしおですねぇ。

この曲、楽章間が繋がっているんですが、メンデルスゾーンが拍手が入るのを嫌ってそうしたとパンフ書いてありました。
へ~~!

アンコールの難しげな曲もスイスイと淀みなく、耳と目が点になって釘付け。
スケルツォ・カプリースとタイトルがあると、テクニックを思いっきり披露するってことらしいと最近わかってきましたわ。
堂々たる見事な演奏で、ブラボーが飛び交ってました。

音楽劇?いえ劇音楽「夏至の夜の夢」は、マエストロ井上が本日の公演のために書き下ろした台本。
井上訳の日本語の歌で親近感。
朝岡さんのナレーションも、とにかく面白く解りやすくがモットー。
マエストロ井上、コメントも動きもとてもコミカルで良い味出されます。

もう一つのメンデルスゾーンの決定版、結婚行進曲。
生演奏は華々しく重厚で、めでたさ100倍。
披露宴でこれが生で聴けたらいいだろうなぁ。
オケの人々の結婚式ではあり得るのかな。

もう少し歌が聴きたかったような。
歌以外にも、客席に座って「めっちゃええやん!」とかお芝居なさるソリスト達。
妖精役の女性(大フィル合唱団)も大勢登場でした。
若くない女性ばかり?だったのですが、終演後、ホール出口で「誰が(妖精ではなく)お化けやねん!」とツッコミ合いをしていて、笑ってしまいました。
さすが大阪。

先月リサイタルに伺った石田さんもご出演。
チェロの皆さん、仲良さそう。


◎出演
井上道義(指揮)、シン・ヒョンス(vn)
天羽明恵、松田奈緒美(S)、朝岡 聡(語り)
大阪フィルハーモニー交響楽団
大阪フィルハーモニー合唱団

◎プログラム
メンデルスゾーン:「夏至の夜の夢」序曲 op.21
            ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64

<アンコール>
クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース op.6

~休憩~
            
劇音楽「夏至の夜の夢」 op.61