熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

拾う神 つづき

2013年01月29日 | 日常

捨てる準備中の今日このごろでしたが、

神の思し召しか、

ひょんなことで着物地を手織りなさっている女性とお知り合いになり、
たくさんお話を聞きました。

着物に込める思い。
気の遠くなるような手間暇かかる作業。
伝統技術を守る使命感。
少なすぎる収入。
着物以外でも、伝統工芸の職人さんの過酷な状況、など。

まだお若い織姫さまなのですが、天職か、はたまた転職か、
生活するには前途多難です。

着物をポイポイごみの日に出したことがあるなんて、口が裂けても言えません。
捨てる気満々にもブレーキがかかりました。
着物さん、ごめんなさい。

拾う神

2013年01月26日 | 日常

気がつけば10年以上手をつけていない服地や反物、
処分に困ったヒトから貰い受けた古い着物までたくさん仕事場に眠っています。
この際、思い切って捨てよう。
そう決心したら、汚れていてもいいから古い着物を下さいという方が。
古い着物を裂いて編んだりして、立派なアート作品を作っておられる。

なんと私より10才くらい年上で、仕事場もウチよりず~っと狭い。
創作意欲がいくつになっても衰えないから、どんどん収集。

なんか私の方が年寄りみたいな気が。。。しないでもない。

新レッスン30回目

2013年01月22日 | チェロレッスン

シュレーダー。
前に終わった1曲、再度見て頂く。
メロディアスな曲なので、もっと表情を出したいと再挑戦でしたが、
まだまだ伝わるレベルではありませんでした。
そのことにガックリきていて、一方で「音質が良くなっていますよ!気がついていますか?」とちょっとびっくりして下さっているのに私の反応ときたら。。
うれしがりもせず、ボケ~ッとした言い方で「練習したからじゃないですかぁ?」
録音を聞きつつ、吹き出しました。
音楽にするのはホント難しい。

その点、メカニカルなエクササイズは即効性があってわかりやすい。
前にバテていたところが楽に弾けたりして評価を頂けた。

テキストの弓の位置のなどの指示は、バリバリのチェリスト育成のために書いているようなので余り気にしないでよいとのこと。
私にはハードすぎ。

懸案中の体の使い方。
肩、肘の動きと手の動きの関係。

教本を順次進めていくうち、小手先だけで弾いてしまう癖がつい出てしまう。

曲になると益々癖が出る。
鳴ってくれない!
Vivaldiの2celloコンチェルト。
研究課題が多すぎて。。。ため息。
ハードルが高いのですが、勉強だと思って。
まず弓の配分など計画を練ること。
ダラ~ッと通してしまわず、1小節ずつ徹底追及するのも大切。
しばらく部分練習に徹することに。
カッコいい曲にするための出だしから。

下手よ

2013年01月19日 | チェロ

年上の友人とおしゃべり。
「そういえばKさんの○○(チェロ以外の弦楽器)ってどんな感じ?」
と友人の友人である演奏歴の長いKさん(私の大先輩でもある)について質問。
「めちゃ下手よ!」
他人事ながら、なんかガクッと。
「もっと練習しなさいと言われてた。」
友人、Kさん、ほかユニークなお兄さんお姉さん達、若い頃からの仲良しグループを維持しています。
そのこともスゴイなあと思うし、お世辞なんか通用しない愛のあるバッサリ!の世界もスゴイです。
超レイトスターターの目標が一つ出来たかも。
愛される下手になりたい。

そういえば私の場合。。。
古い友人が集まった時、私のチェロを聴いたことがある友人がどんなだったか聞かれて言ったこと。
本人を目の前に口ごもりつつ「プロの演奏を聴き慣れたヒトには辛いかもわからへんけど。。。」(旧友はやはりお世辞を言わない)
「でもチェロの音って初めて間近で聞いたけど、すごくいい音のする楽器でね。
一度チェロのコンサートに行ってみたいと思った。」

本当の音はこんなショボイもんではないと誤解のないように力説しました。

チェロという楽器に好感を持ってもらえたことが、心から嬉しかったですね。

追記
母に先生とのデュオの録音を聴いてもらいました。
最近、全然生チェロも聞かせていません。
聞きたがりもしません。
イアホンをつけて第一声「悪い音の方?」

そりゃそうですけど。


安否

2013年01月13日 | 日常
大学時代の恩師が、3年前に奥様を亡くされました。
まったく何十年疎遠なままで賀状のやり取りだけでしたが、
若い頃、理想の夫婦像をみせて頂いたような良い思い出があるので、
翌年寒中お見舞いのカードを送りました。
思いがけす、立派なお手紙をいただき恐縮してしまいました。
悲しみに打ちひしがれておられる様子が痛々しかったです。

お返事も書けないまま、今度は暑中お見舞いハガキを。
ご高齢なので、返信も負担、ありがた迷惑ではないかしらと気を使います。
元気です、と簡単なハガキをいただきました。

その年が明け、先生からの年賀状は届きませんでした。
毎年毎年、結構ドラマチックでほのぼのとした近況が書かれた年賀状は楽しみでした。
それが途絶える時が来るとは。。。
どんなご様子なのか、お一人暮らしなので、たずねることもできません。
(と勝手に入院されていると思い込み。。。)

先生のお名前を検索してみたりしました。
そしたら素晴らしい篤志家の一面も知って敬服です。

きっとまたお元気になられているに違いないと今年も年賀状を出してみました。
やっぱり梨の礫。
安否がわからないままご無事を祈るばかり。

そしたら何と、昨日、先生からの年賀状が!!!
12月から娘さんの嫁ぎ先であるアメリカへ行かれていて、グランドキャニオンなど2泊ずつ観光旅行もして、遅くなったとのこと。
90才でよく歩けると感心されたけど、足が弱っているのを感じました、と書いてあり笑ってしまいました。
今まで感じなかったみたいじゃないですか。
そういえば先生はスポーツマンでした。
剣道とスキーがお得意。
きっとずっと続けていらしたんでしょうね。
鍛えている方は違います。

ともあれ、すごく明るいニュースでホッとしました。
(去年はなぜ届かなかったか不明です。)

紛らわしいUH.とU.H.の意味

2013年01月09日 | チェロ

コメントをいただいて、ドッツァウアー教本を久々にチェック。
この本も、わずか3番で、全弓で音符12個弾いて、また全弓4個で引き返せという指示に嫌気がさしてやめています。
彼女が練習中の45番を見たいと思ったらありませんでした。
1巻は34番まででございました。

上半弓攻めは特に見受けられません。
それよりアレグロ攻めで始まります。

ギョッとしたのは記号表記の説明で、UHが下半弓!!!!!
へ~~~、上半弓はOHでしたか?



シュレーダーの上半弓攻めは私の読み間違い!?
え~~~!全部下半弓で弾くべきだった?
ここにも上半弓って記事アップしたのに、カッコ悪。
どうしょう、どうしょう、、、

で、シュレーダーの本を見る。
上半弓で合ってる!アッパーハーフのU.H.
下半弓はロワーハーフのL.H.
間違ってなかった!



ドッツァウアーの記号は英語ではなくドイツ語?

教本が違ったら意味がまるで逆になるなんて。
紛らわしいわ~。


上半弓

2013年01月06日 | チェロ
サポジ教本(まだ全部弾いてませんが)の次にシュレーダーに取り組んでいます。
機械的な音符列はすっ飛ばして、メロディアスな20番から。
そして次の21番はというと、やっぱり機械的なエクササイズ。
U.Hとあるので上半弓を使用とのこと。
これはお手上げ。
音がスカスカ、右手が持たない。
親指もつっぱってきます。

じゃあ、その次の22番は?
アチャ~、またしてもU.H、しかもフォルテで弾けとな。
そもそもフォルテが出まへんがな!
1ページは長すぎ。無理。

最初の方なのに弾けないモノばかりで愕然。

ならば1番から。
6番で挫折。
またしても上半弓攻め。

20番まで過酷な上半弓攻めが半数くらいあったとは。

サポジ教本にも弓指定のエクササイズが多かったので見てみると、短いのでなんとか弾ける。

シュレーダーの基礎とは上半弓なのか?。。。絶句。


初詣

2013年01月03日 | 日常


下の姪っ子が春に初産なので、元旦には安産の神様でもある灘区の徳井神社へ。
3日は愚かしく名前に惹かれ、弦楽器上達祈願にと洒落こみましたところ厄除けの神様でありまして、よくみたら、ワタシ本厄。
お守り買いました。

2013 あけましておめでとうございます

2013年01月02日 | チェロ

今年もよろしくおつきあいのほど、お願い申し上げます。

へび柄?のチェロを発見 
ボディは紙で出来ているそうです。
チェロの音はアップされていませんが、紙のヴァイオリンのはありました。
デザインもなかなかのもの。
音も上出来じゃありませんか!
リサイクルの布や紙でいろんな楽器を作っているようです。
ピアノもユニーク。
ほしい。