熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

藤森氏のチェロコンサート in 芦屋

2011年03月30日 | チェロ
神戸新聞掲載




ローカルネタになりますが、宣伝いたします。
小さなホールでビッグな演奏を聴ける貴重なチャンスです!
芦屋川の桜はまだツボミです。残念。

阪急芦屋川東へ2分のところにオープンした音楽ホール「サロンクラシック」が主催いたします。


● 藤森亮一(NHK響首席チェリスト)&横山美里(コンサートピアニスト)Duo Recital
3月27日(日)15:00~
Salon Classic 
70名限定 要予約先着順
4,000円

プログラム
フォーレ シチリアーノ、蝶々、エレジー、子守唄
カサド  親愛の言葉
ブラームス チェロソナタ第2番 ヘ長調 作品99

●The Grand Trio Recital
藤森亮一、
小森谷 巧(ヴァイオリン、読響コンサートマスター)、
横山美里の各氏
3月28日(月)14:00~
70名限定 要予約先着順
5,000円

プログラム
ベートーヴェン    ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 作品97 「大公」
メンデルスゾーン  ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49

● 3月27日~4月1日まで藤森氏(Vc)、小森谷氏(Vn)横山氏(pf)による個人
  および室内楽レッスンの受講、聴講生受付中。


追記:

両方のコンサートに、里帰りした妹と参りました。

幽体離脱でも起きそうな極上の音色が小さいホールに響き渡っておりました。
こんな機会に遭遇できて有り難いことです。

藤森氏は震災直後にアメリカ公演に発たれ、帰国後間もなくこちらへ。
前回といい超多忙の合間をぬって来られる演奏家ばかり。

満席でお迎えできてよかったです。



芦屋市東芦屋町
Salon Classic




被曝量

2011年03月24日 | 健康
母に癌の再発転移がみつかって4年弱。
以来、毎週通院、化学療法で命を長らえています。

昨年末からその効果が芳しくなく、腫瘍マーカーも上昇する一方。
そこで検査が増えました。
胸部CT、骨シンチ、PET
全部、放射線関係。

ちなみに放射線治療はまだしていません。

被爆しても影響が出るのがずいぶん先だとしたら、
年寄りの場合は先に寿命が来る確率が高い?
だから検査が多い訳でもないでしょうけど。

ベクレル、グレイ、シーベルトいろんな単位があって、
すぐに覚えられません。
でもCTのシーベルト値が高いのでビックリです。
今問題になっている警戒する値とのギャップがあるようで、
放射線物質が怖くて病院へ行けるか!という気分です。

さて、普段副作用に悩まされている母ですが、
連休に姪っ子夫婦(母には孫)が泊りがけで来てくれて、
ぱっと気分が明るくなったようです。
子孫と会うのは、人を元気するものですね。
ひ孫も楽しみのようですが、プレッシャーになってはいけませんね。

明日は初めて脳のMRI。

訂正・脳の検査はCTではありませんでした

コンサート決行

2011年03月23日 | コンサート
全国的にお祝い事も自粛ムードで書き辛かったのですが、
ご近所に完成した小ホールのオープニングコンサートが開催され、
及ばずながらお手伝いに参りました。

12日のことなのですが、
ヴァイオリンとピアノの演奏家が、それぞれ東京から難儀して来られました。
移動の苦労だけで並の人間だったら、バテてしまいそうです。

お疲れも見せず2回公演とパーティ。
息の合った見事なソナタ演奏。
まろやかな音色の癒し系ナンバーでは涙が出てきました。
泣いている方も多かったです。

ヴァイオリニストのお名前だけは存じあげてました。
その後偶然知ったのですが、ミセス4月号に彼女姉妹を育てたお母様の特集が、サラサーテにも彼女自身の記事が。
あ~!この方だ!と本屋で興奮。
(立ち読みばっかりか!?)
若手ピアニストの方も、国内外のコンクールで輝かしい受賞歴です。

とても気さくな方達で、和やかな雰囲気でした。
少し質問させていただくと、惜しげもなく的を得たアドバイスを下さったりで大感激。
一流の音楽家は人間的にもフレンドリーで魅力的でございました。

素敵な音楽家達と親交が深いホールのオーナーご夫妻にも敬服いたしました。



森村泰昌展

2011年03月22日 | アート

震災前に書いていたのですが、アップしそびれました。
今のムードとの遊離ぶりを感じるためにやっぱりアップしてみます。

阪神淡路大震災の後だいぶ経っても、好きだった現代美術を見てもダメージを受けた心に何も感じなくなり愕然としました。
感覚がある種マヒ状態が続く中、音楽が最も早く心を揺さぶり始めました。
それまで縁のなかったクラシックを身近に感じたきっかけが震災です。
お陰様で今は、美術も音楽も大切な友達です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「森村泰昌 なにものかへのレクイエム-戦場の頂上の芸術」
あるウィークデーの雨の日、朝一で行ったら貸切状態。
映画室と展示と交互に見せる手法。

同時開催の<「その他」のチカラ森村泰昌の小宇宙>
こちらは、熱烈なファンである某コレクターのコレクションで、
巡回していた上記の展示と違って、ここだけ。
その他のエスプリに富んだ小品が並んでいます。

映画「ハーブ&ドロシー」で、作家を熱愛するコレクターの目がどういうのものか垣間見たので、この企画展は面白かったです。
彼の作品は、美は細部に宿るではなくて、笑いは細部に宿る、でした。
仕事がとても丁寧で神経が行き届いています。
やはりどこかで技術が秀でてないと、作品でなくお笑いグッズになりそうな気も。

いや、う~ん、そういうことでもないか・・・

難しいことはわからないけど、ボーダーレスな世界。

それから、どこでどんな媒体で観るかで落差が出ると思います。
建設費220億円の美術館で見るから、芸術鑑賞というスイッチが入るけど、
コスプレ的映像をYouTubeで何の予備知識もなく見たら、どうなるかしらん。
おやじギャグにただ笑うだけかも。

それにしても、ますます役者になられました。
息長く奮闘・ご活躍されていることに拍手したいです。

友人が彼と同じ高校の美術部だったこともあり、初期の頃から注目していました。
指導の美術の先生がいかに良い先生だったか、友人が語るのと同じことを森村氏もどこかに書いておられた。
森村氏の作品を見るたびに、教育のチカラってすごいなと別のことを思ってしまいます。


大地震 大津波

2011年03月14日 | 番外

11日14時54分に神奈川県の妹から「こわい、じしん、こわい、停電」の携帯メール。
私「ひどいの?」妹「死ぬかと思った」(妹は怖がりです)

阪神大震災を思いっきり経験しましたが、
すぐに安否を連絡しそびれて、その日の夕方になってやっと公衆電話にたどりつけました。
それも、道なき道を瓦礫をかきわけながら。
地震直後何分かは家庭の電話が通じたので、賢明な友人は早朝に大切な人達をたたき起こして無事を伝えました。
とっさの判断力の違いで、ものすごく心配をかけてしまいました。

それにしても阪神大震災とケタ違い。
地震プラス水、火、放射線物質。
報道が悲惨な現状一色で、16年前がフラッシュバックしたりで落ち込みそう。
だけど、神戸もたくさんの応援で復興できたのだから、いっしょにがんばろう!
義援金くらいしか思いつかないけど。

お茶

2011年03月09日 | 食べ物
今日、デパ地下で「今話題の」掛川深蒸し茶の大安売りが!

ためしてガッテンで、掛川とか深蒸しとか初めて知りました。
400グラムプラスおまけ?グラムで1,050円と無茶苦茶?安い。
買いました。
値段の割には、それなりに大変おいしい。

いつものお茶とは全然違う色と沈殿物。
混ぜながら飲まないと肝心の栄養が摂取できません。

普段、無農薬の美味しいお煎茶を、知っているお店からネットで買っています。
50グラム440円を12袋まとめ買い。

無農薬の深蒸し茶をネットで探しましたら、やはり高くて100グラム780円でした。
農薬アリの3倍ですね。

お茶はそのまま口に入るので無農薬をと農家のヒトにも薦められて、
そうしてきたのですが、掛川のヒトみたいにガブガブ飲んだらずいぶん出費がかさみますねぇ。
悩みます。

お客さん

2011年03月06日 | 音楽
このところ仕事依頼のお客さん達がドラマチックで面白い。

その1

ほぼ初対面の方なのに、趣味の話で盛り上がりました。
なんとヴァイオリンを6年習われたとか。
やめて3年。
やめる前に、お姉さまに聞かせたら思いがけず涙ぐまれた。

音楽に感動したのではありません。

6年もがんばったのに、この拙さが不憫で不憫で…うるうる。。

断捨離でギターは捨てたけど、ヴァイオリンは捨てられてなかったのでまだ未練はあるらしいです。
身につまされるお話。
ワタシも身内に聞かせたら泣かれるかもしれない。

その2

T市まで依頼人のお兄さんと打ち合わせ。
T市には来ることなんてないでしょう?と聞かれたので、昔、友人のクラスメートのジャズバーへ行ったことがあると言いました。
場所は駅から遠く、名前も忘れてます。
そこのオーナーは女医さんでジャズピアニストと言うと、知らないとおっしゃる。

帰りに彼の知っている駅前のジャズバーに寄ってみたら、偶然、その女医さんがカウンターに!
お~~、世間は狭い!お店は移転してたのでした。

彼の知っているのはお店に詰めているお嬢さんの方で女医さんのお母さんとは初対面。
お母さんは、タモリの番組で「主婦が働く」テーマで取材されたこともあるのです。
心臓病のお嬢さんを自分で治したくて医師をめざし、経済的理由で予備校も行かず家事育児しながら府立医大へ入り小児科医に。
「主婦のみなさん、どんどん医大をめざしましょう」というメッセージ。
めざしても、主婦の合格率はいったい・・・

取材でジャズの話もいっぱいしたのに全面カットされて残念だったとか。

自分のライブをするためにジャズバー経営、の発想は医師の時と一貫してますよね。
でも、あまりにも何でも出来たら、視聴者は自分が情けなくなったりして、と答えました。

その3

待望のベテランアマチュアチェロ弾きさんがいらした。
ポジティブに生きていると、素晴らしい幸せを掴みとることができるものだと敬服しました。
ドラマチック!!!

ちょっと弾いてもらったのですが、さすが基本のレベルが先生みたい。
楽器も力強い音です。

アマとプロの差はなんだろう。
指導に関しても、プロよりも的確なアマはたくさんいるような気がします。
よい刺激を頂きました。