熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

大入り満員、マーラー5番

2010年04月30日 | コンサート
久々に音楽に浸って、心の洗濯が出来ました。

伊東 裕君は日本音楽コンクール1位から2年たち、高校3年生。
少年と青年のまさに間。初々しいですねぇ!

今の新緑を思わせるさわやかな演奏でした。

何をどう弾いても、美しく歌えるのは、やっぱり天性でしょうか。
チェロ暦、たった12年ですもんねぇ。

「ロココ」、オリジナル版だそうですが、違いがわかっていないので何とも。
ソロで技あり炸裂の曲なので、身を乗り出して聴きました。
コンクールの時も感じたのですが、冷静にさり気無く、大変な曲を奏でていきます。
あれよあれよと言うまに終わってしまって残念!
もっと聴きたい!

しかし、チェロに無関心な人には退屈なのか、隣のタバコで燻されたようなジーサンが
こっちに倒れかけてイビキをかくので、悪臭と騒音に大迷惑でした。

休憩後は、マーラー5番。
大編成の大作。

生は2回目なので、ちょっと聴きなれてきました。
マーラーの時代のウィーンは面白い。
いろんな価値観が激突した時代。
そんな雰囲気がよく出ている気がします。

演奏者家云々より、この曲自体が複雑怪奇で興味が深まりました。


指揮:藤岡幸夫
関西フィルハーモニー管弦楽団

チェロ:伊東 裕

指揮・藤岡幸夫によるプレ・トーク

◆チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 作品33
                       (1876年 原典版)
 Peter Ilych Tchaikovsky:
  Variations on a Rococo Theme Op.33 (Original 1876 Version)

◆マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
 Gustav Mahler: Symphony No.5 C-sharp minor

シンフォニーホールにて。

行けなかったところ

2010年04月28日 | 紀行
隣地マンション問題、佳境。
今夜は、メールで文書添付合戦。
昨年暮れから、断トツにストレスの原因だと思っている。
アタシ、闘争心ないし。。。
仕事の大変さの方が、よっぽど楽しい。

気分転換に、この一枚。
4月はじめの桜の頃、ラッキーにも見学許可がもらえた京都修学院離宮。
でも、風邪で行けませんでした。
必ず治ってみせると思っていたのに、とんでもなかった。

春よりも秋が美しいらしいので、またトライしよう。


史跡ぶらぶら

2010年04月25日 | 紀行
昨日は、お天気で散歩日和。
四月末で、こんなに肌寒いのは珍しいです。

京都で友人達とランチの後にぶらぶら行った先。

京都御所近くの、新島穣の旧宅

梨木神社(三条実美は神として祀られている。湧き水お持ち帰り可。)


京都の一番の繁華街、木屋町、四条界隈。
(藩邸や志士の寓居が密集、志士たちが暮らした場所)

高瀬川一之舟入

佐久間象山・
大村益次郎遭難の地

幾松・桂小五郎幾松寓居跡

大村益次郎寓居の跡
武市瑞山寓居の跡

坂本龍馬・中岡慎太郎
遭難の地(近江屋跡)

酢屋・坂本龍馬海援隊屯所跡

というわけで、結局、龍馬観光ですね。

ザワザワした河原町のコンビニの前が、龍馬が暗殺された近江屋。
なんとお花が供えてありました。

木屋町、河原町は何度来たかわからないくらいお馴染みの繁華街。
史跡を追って歩いたのは初めてだし、今まで無頓着で気がつきませんでした。

説明の書いてある立て看板がリニューアルされているものも目立ちました。

NHK教育TVで「古地図で巡る龍馬の旅」 第4回神戸
29日に再放送がありますが、昔、伯母の住んでいた町に勝海舟が住んでいたのには驚きました。
今もその家が残っています。
子供の頃遊びに行った神社や古いお屋敷(知らずに前を通っていた)の記憶が蘇りました。

身近な史跡を知らなさ過ぎる私の人生でありました。

初心

2010年04月23日 | チェロ
月末にレッスン復活です。
荒城の月とバッハ・メヌエット3。

どちらも楽譜は超簡単。
ヴィブラートは別として、今までご指導くださった基本を総ざらいで試されそう。

風邪で寝ている間、チェロ演奏の録画をずいぶん見ました。
しっかりイメージトレーニング。

基本姿勢から手の形、指の形を鏡でチェック。
開放弦を鳴らす練習をたっぷり。
初心忘れず、と言いたいところだけど、
何年たっても初心ばっかり、とも言える。

やさしい曲こそ、精一杯音色にこだわらねば!
何種類も弾き分けるよう言われ続けて幾久しく。

そしたら、夢を見た。
知らない男性が、なぜか私のチェロを弾いている。
深みのあるたくましい音色で、我がガダ兄がまるで別人。
ものすごくショック!

うぅぅ~
表現以前、発音を何とかしたいという潜在意識か。。。


アマチュア室内楽

2010年04月18日 | チェロ
「関西で活動するアマチュア演奏家の力を結集!
絶対に楽しいステージ、再び」
と書かれたプログラム、明るいデザインでグーですね。

発表会でお世話になったり、見学に行ったりで、お馴染の芸文小ホールにて。
生徒の音を聴いた後、講師の先生方の演奏が、一段と素晴らしく思えたものです。

一口にアマチュアといっても、実にいろいろ。
今日の出演者の皆さん、講師をなさっている方々ですと紹介されても、私なら信用します。
しっかりした音だし、難しい作品をエネルギッシュに堂々とこなされて立派。

若い方や働き盛りの世代のメンバーでしたが、
職業と、日々研鑽が必要な趣味との両立に心から感心します。

それにしても室内楽は、全楽章は長いので、自分の知らない曲だと意識が飛ぶのは困ったもんです。
ブラームスの2曲は初めてで、
あら、ブラームスらしいせつないメロディ…
tomoさんのチェロは太い音でいいなぁ…とか思っているうち、
つい気持よくなって…
最前列で大変失礼なことでありました。

実は、ゴルドベルグというタイトルと見た時、熟睡の不安が。
大昔「よく寝られるよ」と友人からカセットテープをもらったことがありまして。
グレングールドでしたが、よくこんな眠たい曲弾くわ、と呆れて聴いていました。(豚に真珠)
今回、弦楽三重奏仕立てにびっくり。
めくるめくバッハワールドの展開が面白くて、スコラの教授も脳裏に浮かび、覚醒状態で楽しく聴きました。

気合ももらって、帰ってきました。
tomoさん、ありがとうございました。
(スリムなアオザイ姿、カッコよかったです!)

■プログラム
バッハ:ゴルドベルク変奏曲
ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 op.115
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 op.8
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 D.667 op.114「ます」 

18歳のころ

2010年04月17日 | 音楽
久々に大学の仲間が集まることになりました。
恩師が亡くなって以来だから、4年ぶりくらいかな。
いつ会っても、18歳からの記憶が鮮烈によみがえるのが不思議。
そうやって、反芻、学習するからかしらん。

入学してしばらくして、「タペストリー」というアルバムに衝撃を受けました。
大好きな曲ばかり。

まだ、現役で来日公演されてたんですね。
すっかり疎くなっていました。

この曲、ほんとうに胸に染み入ります。
40年近く前の曲。

You've Got a Friend - James Taylor Tribute



チェロバージョンはなかった。
ギター、ぴったりで泣けますね~。

Carole King: "You've got a friend"

ギリギリはダメ

2010年04月14日 | ファッション
姪っ子に結婚披露宴2次会のドレスを頼まれています。
披露宴ウェルカムボードもです。

今月はじめ、妹のチェロ発表会用の服、余裕で間に合うはずが、風邪で製作中断。
なんと、無残にも間に合わなかった!
本番、エンドピンもすべったらしいし、番狂わせ、その1でスマン。

この前科に恐れをなした姪っ子は、メールでしっかりチェックしてきます。
伯母さんのお尻に火がついてきた。
ドレスは、トラブル発生しなければ楽勝よ。
(トラブル発生したら、いったいどーすんのよ~?と言うなかれ)

さて、ウェルカムボードなんちゅーもんは作ったことがない。
スクラップブッキングなるホビーがあるのも知らんかった。
元来、シンプル第一、かざりっ気なさすぎのオバなんですが、
カワイイ芸風も開拓するか・・・

ネット上をうろうろしていたら、クラフトアーティストの面白いリンク集
にはまって、時間ばかり過ぎて行くわい。

実行に移すまでが長い。


たちあがれアタシ

2010年04月10日 | チェロ
今日、弾けなくなっているのを覚悟で弾いてみた。

20日もチェロを弾かない事態は今回が初めて。
5年以上も、毎日少しずつとはいえ、よく練習が続いたもんだわ。

特に左3,4の指がフラフラするものの、
元々パワー不足の弾き方だったので、予想より後退していない!?
退化したかどうかよりも、またチェロが弾ける喜びの方が圧倒的に大きい!

まだ通勤の徒歩25分がしんどくてバスorタクシー利用。
筋力もガタ落ちだ。
元気になって、早くストレッチを再開したい。
チェロは、やっぱり筋力!


リハビリ中

2010年04月06日 | 健康
少なくとも、この10年は風邪をひいていません。

母が肺炎で入院して以来、気をつけてきました。
ああ、それなのに・・・

このたび80才の母は、さっと7度5分の熱が出て二日寝込んで徐々に回復。
続く私は、節々の痛み、ひどい寒け、倦怠感で、即、葛根湯を飲んで二日間寝ていました。
熱も出ないので、あとは気合いでがんばろうとしたら、じわじわ発熱してどんどん悪化。
だいぶ前に開業した近所の内科で、初受診。
もらった薬は、家にある(古くなったものもあるけど)歯科、耳鼻科でもらった抗生物質、痰の薬とまったく同じでびっくり。
全然効かず、4日ほど棒に振りました。
昨日、調剤薬局で、同じセットを処方されている方がいらしたけど、
効かない場合もありますよ、と耳打ちしたい衝動に。

こんなに寝込んで、周囲に散々迷惑をかけまくって、自分も苦しいし、もう懲り懲り。
病弱な婆さんには、なりたくない。
早く、食欲が出てほしいものです。
かなり、痩せました。

チェロは、まだおなかに力が入らないので無理ですねぇ。