熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

1回目のレッスン?(通算はもうやめ)

2009年02月27日 | チェロレッスン
実はD先生には、発表会の曲を3回見ていただいています。

お正月以来のレッスンです。
ピアノ合せがお正月しか出来ないし、発表会直前は教室のレッスン予定は不明でした。

ここは何としてでもリスクヘッジをせねばと、いっそお正月は練習よりレッスンということで新年4日にD先生のお宅へGO!
先生も、快諾して下さって感謝です。
2時間みっちりピアノとチェロの特訓でした。
とにかく、お互いのミスに動揺せず前進あるのみ!共倒れは厳禁!
自然な流れで合わせて完奏するのは、かなり大変でした。

一方、教室のC先生は私のレベルを一番ご存知で、一にも二にもしっかり音を出すことを最重要視。
車の両輪のように、基礎と実践のレッスンはどちらも充実でした。
両方の先生にダメ出しされるところは、さすがにヤバイと思って頑張れました。
(その結果がアレかい!?なんだけど)

前置き長くてすみません。

鈴木3巻をいろいろ見ていただこうと思い、3曲練習していきました。
が、1曲目の金婚式だけで1時間以上かかりました。
テンポよく弾けて、指も回っていますと言われましたが、ツッコミどころ満載。

○この曲の特徴的な箇所。スラーのファーラがファー・ラになる
 C先生にも言われたけど直ってなかった。
 右手の動きが、シフトチェンジにつられて、ラで急に早くなる。
 ファーソで<cresc.を練習してイメージをつかみ、ファーラに置き換える。
○ラミミで、ミをはずしたら厳重注意!
 3ポジションなのでレを確実に1で取る練習。
 教本の後ろにエクササイズあり。汗

○教則本だから細かい指示がいっぱい書いてある。
 それを逐一守ることが練習になる。

 イッサーリスの演奏とは楽譜が違いますから。
 
 ココとココは、どう弾きわけていますか?と言われ唖然とすること多し。

○音に方向性がない。ポン、ポンと打ち上げない。
 同じ音符が続く時も、同じ音で良いのかどうか?(良いわけなかった)

○DVDを見て左手がおかしいと思いつつ、試行錯誤したら余計に変になっていた。
 手首が落ち肘が前に。
 考えすぎて、こねくり回す失敗もよくありますと先生。
 4ポジでチェロに手の側面を乗せて休憩モードは悪い癖。
 
などなど、たくさんのご指摘と反復練習でした。

「音はそれくらい出せたらOKです。
響きもちゃんと出るように弾いているのはいいですね。
バリバリ弾ける人でも、響きが出るとは限らないんです。」
C先生のお陰です。
但し、少し難しくなると途端に音は劣化します。

時間大幅超過で「鈴木を終えたら‘She’をお願いします」と言い残し、お宅を後に。

己の姿

2009年02月25日 | チェロ
発表会の写真のCDとDVDをいただきました。
プロが撮影。

弾くまでは余裕でニタニタしているように見えるのに、
いざ弾き始めると、<呂律も回らぬ>状態で見るのもハラハラ。
手がガチガチになっているのは映像ではわからず、
単に、え、こんな下手?と思った。
バチン!と勢い余って指板から指が落ちたのですが、
思ったより派手でした。
大いにうろたえてるのにニタリとしている自分がわからん。
ヴィブラートも激しい痙攣。可笑し過ぎ。

ピアノがものすごく落ち着いて集中した演奏。
それに比べ、鼻をすすったり拭いたり、タオルを触ったり落ち着きがない。
(チェロが長い休符の時)
出物腫れ物、何が起こっても演奏に集中しなければ。
後半、立ち直れてよかった。

自分の姿や、演奏をじっくり見たことがないので、発見だらけ。
というか不様なところばかり目に付いてしまう。
これは勉強になります。
先生にいつも注意された高音時の左手指も、直ってないと改めて反省。
そもそも、左手の構え方も不自然。
弦を押えない指も挙動不審。
プロの方々を見慣れた自分の目には奇異な動きです。

これが実力以上でも以下でもない出来栄えでしょうね。
デュオとしては合わすという点では最高の出来。
バラバラになりやすいところも、奇跡のようにクリアできて感動新た。
どちらもドシロウトというのは非常に合わせにくいものです。
おまけにポップスのリズムで拍の頭に音がなく、シンコペーション満載、リズム音痴には無理かと絶望したこともあったっけ。

音楽は人と合わせられたら、ものすごく幸せ。
それに、やはりどこかで発表することも有意義。
次の目標のステージを探さないとね。


Change!

2009年02月21日 | チェロ
突然ですが、音楽教室を円満退会いたしました。
心機一転、別のD先生宅で個人レッスンを受けることに。

たまたま出会いがあり、小柄な女性でピアノが弾けてポップスがお得意ということで、
思い切って教えて頂くことに決めました。

3年7ヶ月お世話になったC先生のレッスン、どんなにダメ出しの嵐が吹き荒れても、
行きたくなくなるどころか、むしろ意気揚々いや闘志満々?万難を排してでも参上しました。
(録音を聴くと意外にもよく笑って楽しげなんですよね。)
たいてい30分前に入って調弦と練習。
月1回の集まりの悪かったアンサンブルクラスも皆勤。
自分で言うのもなんですが、不思議なくらい勤勉な生徒でいられました。
前にも書いた通り、先生のおっとり天然系お人柄が合っていたせいもあるでしょう。


その割にはビビたる上達が悲しいところです。
これは先生のせいではなくワタシの資質によるものです。
この当たりでモチベーションを高めるためにも、
他の先生のノウハウ、セカンドオピニオンを聞くのもいいかなと思いました。

生真面目なC先生は、学習能力の低いワタシにも、根気強く教えて下さいました。
特に、鈴木3巻になってからボウイングをやかましく言われ、
「音を育てる」ことに苦心されました。

音は未熟なりにもレベルアップしたと思います。
最近になって、その有難さとご苦労がわかってきました。
と同時に、レッスンで言われそうなことが事前にわかるようになりました。
わかっているのなら直せば?となるのですが、それがなかなか。。。

ご苦労に報いず大変恐縮なのですが、
他の先生がどんな教え方をなさるのか、ムクムクと好奇心が沸いてきたのです。
自分より小さな手の先生というのも興味があります。

C先生は、ほとんどゼロから教わったようなものなので言わば主治医のように感じています。
(A先生、B先生も習ったと言えないくらい短かったので)
私のチェロ、ガダ兄さんを選んで下さったのもC先生。
又いつか、楽器共々どう変化したのか見て頂ける日が来ることを楽しみにしています。
(但し憶えて下さっていたらの話)

実は、自分の上達より、お若い先生の今後のご活躍を期待しています。
感謝と激励の気持ちでいっぱいです!

ついでにテンプレートもchange
いずれゆっくり選ぶとして、母の抗がん剤治療再開もあって、コレに。




甘党

2009年02月20日 | 食べ物
この2年、マンションの管理組合の役員を2種類兼任でいい加減疲れてきました。
理事会と大規模修繕委員会。

昨夜女性委員3人だけてアンケート調査の集計作業。
作業はすぐ終わったのですが、一番役の負担が軽いAさんが気を使われたのか、
なんと自室に戻ってお茶とお菓子を運んで来られた。

ちなみに3人は会議で面識があるだけの関係。
ただ同世代というのはわかる。
3人だけで集まるのも初めて。

で、美しいカップに入った紅茶は岡田美里さんの店で、お菓子はバレンタインの残りだとか。
リシャールは食べたことありました。
クァウテモックとかいうのは知らなかったけどなかなかいけます。
それでチョコの話題で大盛り上がり。(ワタシ、ショコラクラブの会員だったし)
Aさん・まだ家に余ってますねん、アオキっちゅーのが。
ワタシ・それアマミヤトーコのダンナで有名なんよ~。

すばやく自室に取りに戻られた。

Bさん・え~、これウチももらってるわ。
ゴマふってあるの、イマイチやったわ。
ワタシ・(違うのを味見)これショーガ入ってる。
そうやね、これもイマイチやわ。
Aさん・一番おいしいオレンジのは食べてしまいました。
などと、やかましいこと。

話がどんどんはずむ。

Bさん・花畑牧場の生キャラメルは食べたことがない。
ワタシ・カイシンドウは知らないけど、京都の村上開新堂のロシアケーキなら食べたことある。

Aさん、また自宅へ。
なかなか戻ってきません。
東京の開新堂のお宝クッキーと賞味期限の過ぎた生キャラメルと、
すごくおいしいハーブティーを淹れて持って来て下さった。

Bさん・どう?泉屋みたい?クッキー固いでしょう?
母の好物なんやけど、子供達はフロインドリーブの方がおいしいと言う。
ワタシ・自分では買いたいと思わへんね。
味音痴なんかなぁ。。。
※ただし、万が一買いたいと思っても紹介者がないと売ってくれないというのでビックリ。

何も存じ上げないAさん、お宅にはどんだけお菓子の在庫があるのか不思議でしょうがない。
それらを遠慮なく頂いて、好き放題のコメントが言えてしまったオバサン達。
甘いものに釣られた子供みたいなワタシでありました。
でも溜まっていた委員会の憂さが晴れてよかったわ。


練習中 

2009年02月16日 | チェロ
鈴木3巻、最後の曲(短く編曲)練習開始。
このアレグロモデラート、2分音符=88ですぞ。
お手本CDは4分音符160~170くらい。
ついていけません。

3巻全曲の復習もしているけど、これらが指示通りちゃんと弾けたら上級ではないのか?と思ってしまう。
ユーモレスクもト長調のメヌエットも、1年経ってもまだまだ難しい。


violadagamba sonata G-Major by Bach part 4


J.S.Bach Viola Da Gamba Sonata No.1 in Gmajor BWV1027 4thmov


Sonata No.1 Allegro Moderato by Bach

個人差

2009年02月12日 | チェロ

日が経ってしまいましたが、発表会に合わせて、久々に妹が里帰りしていました。
妹はチェロを始めて1年3ヶ月。
私が薦めました。
姉に言われて、お古のチェロを遠路ばるばる持って帰られされ、
教室もこちらでネットで調べ上げてリストアップ。
最終的には自分で先生を選んでました。

まったく同じ年齢でスタートしたのですが、
私と違って身体的には順調な滑り出し。
整形外科、鍼灸、整体、各2ヶ所、計6ヶ所も行った姉。
左がテニス肘で整形外科1ヶ所の妹。

私が始めた頃、わからない事、大騒ぎする事続出で、このblogでも随分アドバイスを頂戴しました。
ということで「おねーちゃんに何でも訊いてきなさい!!」と待機するもサッパリ肩透かし。
あまりに静かなのでどうなっているのかと思っていました。

最近、ハイポジのヴィブラートが疲れる、と電話で言うのでビックリ。
会えばわかるから黙ってたけど、ハイポジがどこかわかっとるの?でした。

会って益々ビックリ。
左手親指にタコ。
親指ポジションを使ってハイポジでヴィブラートをかけておったのだ。
3ヶ月くらい前にヴィブラートを初めて教わり、「これならいけます!」とGOサイン。
親指ポジションも、早くも出場する発表会の曲のためにチャレンジ。
やはりGOサイン。だそうな。

ちなみに私もヴィブラートは早くから習ったけど、すぐ封印されました。
親指は未踏の部分。

左手から、今度は右手を強化していくそう。
チェロは先ずちゃんと音を出せなくてはね。
いろんな点で、チェロに向いていると思って薦めたけど、正解だったみたい。
それに、昔から何でも真似するのがうまかった。←長男長女以外の特徴?
難しく考えず、素直に先生の真似に専念している模様。

先生は、教えたことが次々クリアできますね!初めてとは思えませんね!
な~んて褒めちぎって下さるそう。
(そういうセリフが言える生徒は褒めやすい。)
気分よくレッスンを続けられているのは姉もうれしいぞ。

手指も長く大きいので指板が短く見える。
筋肉質で握力も強いので押える指もしっかりしたもの。
私が毎度ダメ出しされる指の形をいろいろ注文して、試してもらった。
何が難しいの?という顔をされた。
教える方も楽だわな。

姉ほどチェロにハマってなくてこの調子だと、夢中になったらかなり行けそうだ。
ガンバレ! 先に名曲を弾いて聴かせておくれ!

肝試しの下見

2009年02月08日 | 音楽
神戸のアコースティックライブハウスへ行ってきました。
HPの↓の文章に惹かれて。



ピアノをメインにした店ですので「ピアノサークル」と名づけましたが、
他の楽器(ご持参)や、歌の参加も歓迎です。
アコースティック系であれば、ジャンルは問いません。
ソロでも、アンサンブルでも、バンドでも、発表の場としてご利用ください。
ただしジャズのセッションではないので、メンバーはそちらで同伴して下さい。
1回につき約10分以内、先着順に弾いていただきます。
(10分以上の曲は事前にお申し出下さい)
同じ曲を弾いていただいても結構ですし、パスしていただいても結構です。
遅く来られると、1回しか演奏できない場合もあります。
さまざまな方が来られています。
小学生(2年生だったか?しかもジャズ!)から、リタイヤされた方まで。
楽器を始めて数年の方から、自己司会の弾き語りまで。
人前で弾くのが上達の近道で、これは確実に実感されます。
孤独な作業に陥りがちな楽器の習得を、仲間と一緒に楽しんで下さい。



やっぱり下見してよかった!

お店に入った途端、堂に入ったピアノ演奏にびびる。
次の方は、お馴染み易しい曲で安心したものの、
どうもタッチが何だかタダモノではない?
そのうち聴いたこともない難曲をバンバン披露。
最初のは指馴らしか。。。

ほとんどクラシックのピアノの方。
かなり熟練されていて、レパートリーもたっぷり。
それもそのはず、プロと言える方が常連のようなのです。
出演者のコンサートのチラシを頂いたりしました。
京大卒の学者さん!?でピアニスト!?コンクル受賞暦もいろいろ!?

プロでも、人前で弾くためにこういう所を利用されるんですね。
入場料ワンコインで思いがけず素晴らしい演奏を聴かせていただきました。
フルートが1名いらして、この方のバッハも良かった。

そして、ここに参加するのは、明らかに場違いと納得。
でも、おもしろいから、又機会があれば聴きに行きたいです。
時々お邪魔する、ギャラリー(島田)のお向かいにこんなお店があるとは大発見です。

労多くして

2009年02月06日 | ファッション
発表会の服は、オートクチュールで。




こんな感じにしようかな。。
などといろいろ悩んで。。


結局、何てことないブラウスになった↓





へへへ、自作自演のオートクチュールでござる。

時間切れというか次第に意欲減退。
すぐ縫えるものでなければ間に合わない。

後ろにあるピアノが黒なので、上半身は白い方がベター。
やはりチェロが弾きやすいこと、少しでも体型をカバーすることに留意。
スカートは黒で、前にも借りた母のコーラス用。
ストレッチ素材でスリムに見えて、なおかつチェロを挟む開脚が可能。

おーとくちゅーるの名に恥じないコモ湖畔のシルク生地メーカーの生地使用。
(仕事で行った時に買い付けた。但し昔の話)
写真でわかりにくいけどオーロラに光る糸が織りこまれています。
ライトが当たったら、よく光ります。
下手したら、ハレーションを起こして顔がまっ白に見えるかもと思ったら、
なんのなんのステージ上はライトの加減か全然光らず、
ただの白のブラウスに見えたとか。
このピカピカの糸のせいで縫いにくかったのに。

苦労は報われないものです。