熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

なりふり構わず

2011年07月30日 | 日常

緑のカーテンは手間がかかるし、マンションのベランダでのガーデニングは気をつかいます。
西日ガンガンのベランダに、もうなりふり構わず遮光ネットを取り付けてみました。

これは大正解。照り返しもマシになり、風も良く通ります。
ただ、数日経ってから仕事場に「急にバサッと落ちてしまった!」と慌てた母からの電話。
魔が差して、自分で直そうとされては大変。
翌朝まで暑いのを我慢してもらいました。

結束バンドで縛ったら、大丈夫そうです。
風の力は予想以上に強いです。

この状態で風で落ちました。

新レッスン6

2011年07月26日 | チェロレッスン

サポジ教本、続けます。

構え、姿勢のチェックから。
前かがみにならないように。

○63<主題と変奏> ドッツァウアー
Allegrettoの指示あり。
楽譜は初歩の初歩、易しい。
4分音符のテーマが、8分音符、3連符、16分音符に変化します。
16分音符はメトロノーム55で練習するよう先生に言われておりました。
しかし、これでは4分音符の時、遅すぎてAllegrettoにならない。
楽譜の注意事項にもテンポを変えないように、と釘をさしてあるのです。
初心者向けの本なのに、これがこの本のスゴイところかも。
16分音符の曲は、早く弾きつつ、指残しや、上弓、先弓等の指示を守り、<>強弱もはっきりせよとな。
初心者には相当ハードル高いはず。

今まで、「急ぐのは禁物、弾けるテンポでOKです。」
「フォルテやピアノは、音量にこだわらなくても、その気持ちで弾けたらOKです。」
とか言われることもあり、それに甘えてました。

せめて簡単な曲では、これくらいクリアできないとツマランと目覚めたワタシ。

まず16分音符曲、フォルテ部分の特訓。
速度は少しアップ。
細かくチェックして下さった。

弓をもう少し使う。(早く動かす)
低弦が鳴ってない。
肩甲骨から使っていないから。肩周辺が固まった感じの弾き方。
アップが弱い。
すばやく右を準備して左を待つ。(瞬間芸!?)
左手は早く動くが、力が乗らない弱い部分がある、など。
たぶん練習すれば出来そう。

64~67ポジション(1~4)移動の練習曲(ダヴィドフ他)
レガート、音が切れる問題。
左手の押さえ方が、デジタル。
音楽的な動きをするよう心がけること。
ヴィブラートを遠慮せずにしっかりかける。
ヴィブラートのかけ方は、変な癖がなくて○でした。
うれしい!
耳タコですが、移動は急がない。

68ドッツァウアー
移動の曲の次は、機械的でしつこくしんどい筋トレチックな曲。
(これくらいでへたるとはいかに基礎(体)力がないかわかる。。。)
左手が鍛えられる。ボウイングの変化技に強くなる。
最初にこの本でチェロを始めたら、この辺で嫌になってやめそう。と先生と笑いました。
4ポジションがモゴモゴした音と音程なので、効果的なエクササイズを教えて下さった。
これまた規則的な反復運動。全然出来ません!
左手の弱さとデタラメさがまた露呈。
ポジションごとで、狂う音(指)が違ってました。

これらは日々トレーニングに効果的。

一転して次の69はメロディアスな練習曲(ロンベルク)
68の時の延長で無機質に弾くなよ、と言いたいのであろう。
練習していなかったので、案の定ベタ~っとして情けないこと。
構成がわかりやすいので、理解して弾くこと。
フォルテの曲が多いですね。汗、汗。

地味な課題が次々増えますが、先生はほんとに上手にやる気にさせて下さいます。
ありがたいことです。

またまたチャリティコンサート

2011年07月18日 | コンサート

珍しく出待ち。予想を超えた素晴らしさ、満腹感!
出演者もほっとして和気あいあい。
黄色いリストバンドも完売。
感謝、感激。

ぼけた写真で失礼。

大フィル有志の皆さんの心のこもった手作り企画。
音楽を共有する楽しさに満ち溢れていました。
クラシックが今に生きる音楽だと実感、ほんとにワクワクしましたね。
プログラムも演奏も余興も最高でした。
今回チャリティでたったの2000円。
2時間半もたっぷり聴かせてもらって、あまりにもお値打ちすぎ。

これからも、自主企画で型破りなコンサートがあれば西成でもどこでも飛んでいきます。
服装だけ、保守的なのが気になりました。
滝汗演奏は、楽器も痛むでしょう。
やっぱりチェロは発汗量の多い楽器のようです。
節電で会場の温度も高め設定なので余計大変そう。
クールビズ、推進して下さい。

 バルトーク: ルーマニア民族舞曲
 モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラの為の協奏交響曲  
          Vn.長原幸太  Va.鈴木康浩
 ドヴォルザーク: 弦楽四重奏曲  「アメリカ」
          Vn.長原幸太、佐久間聡一 Va.鈴木康浩 Vc.上森祥平
ハイドン: チェロ協奏曲 第一番 ハ長調 Vc.趙 静(チョウ・チン)

アンコール
モーツァルトメドレー
ヘンデル:パッサカリア Vn.長原幸太 Vc.趙 静(チョウ・チン)
お二人は同じ高校でカルテットを組んでいたそうで、息ぴったり。
豊富なレパートリーが体に染み込んでいるのが伺えます。
余裕の見事な演奏は、厳しい修行があればこそ。尊敬。


頭は振るな

2011年07月17日 | チェロ

友人M子さんからのメールに爆笑。
彼女もリズムが悩みの種で、正しく拍を取ろうと必死なのでした。
レッスン(ピアノ)で「頭振り振りリズムを取っていたら」先生に注意されたとか。

この前のレッスン記録に書き忘れてますが、私もまったく同じ習性。
注意受けても、またしても振ってしまって。。。
ずいぶんリズム、テンポには気をつけて弾いてますが、その分、振れてくるのです。
頭を振ると、先生は「よいしょ、どっこいしょ」もしくは「オイッチニ、オイッチニ」と掛け声をかけたくなる様子。

ろしあ人に、足で拍子を取るなとキツク言われて以来、
頭の振りが激しくなったようです。

足と頭を禁止されたら、今度はどこを振るんじゃ?

更新が遅れて

2011年07月16日 | 音楽
コンサートもいくつか行きましたが、マメに更新できておりません。

忘却の彼方に行ききれてない「感じたこと」をメモ。

・若い人のコンサート。
 音大の学生・若い卒業生の実力というのはピンキリなんですね。
 関西の音大が少ないせいかしらん。

・チェロアンサンブル。
 イッサーリスの次に藤森氏が貸与されている「フォイアマン」の音。
 エルガー・チェロコンチェルトのフレーズを4人が順次弾くところ、しびれました。
 憂いのある優しい音色(高音)は、奏者と楽器の相乗効果!?
 ウェン・シン=ヤンさんはノリノリでとても楽しそうにリードされてました。

ヴィヴァルディ:合奏協奏曲より
メルカダンテ:詩
ロッシーニ:涙-主題と変奏
ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」序曲
エルガー:チェロ協奏曲(ソロ:ウェン=シン・ヤン)

●アンコール曲
1.美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウス二世)
2.Die Juliska Aus Budapest―喜歌劇『青い仮面』より
  (フレッド・ライモンド作曲/カール・クレメント編曲)

・アマチュアのチャリティコンサート。
 4人の男性アカペラ、チェロアンサンブル、何度も日本一になっている混声合唱団、
 フィナーレは全員でフォーレのレクイエム(これ最高!)。
 チェロアンサンブルは玄人はだしのグループ。
 男性アカペラは関学グリー時代からの同期生でやはり独自でコンサートをするレベル。
 日本各地単身赴任でバラバラになっても練習を続けてきたという話、いいですねぇ。
 混声合唱団(銀行の)も厳しい時代になり人数も激減で存亡の危機だとか。
 厳しい仕事をしつつ、趣味の音楽はハイレベルの皆さんに敬服しました。
 
 趣味を貫くといえば、学生結婚をした友人を思い出しました。
 彼女の夫は学生ロックバンドのリーダーでした。
 バンドを続けるため、メンバー全員(転勤のない)公務員になったそうです。
 (当時、就職は民間企業に人気があったはず)
 妻も公務員になり財政を支えました。
 還暦過ぎた今でもライブハウスで現役です。
 やはりロッカーになったご長男の結婚披露宴で高血圧の薬を飲みながら
 レッド・ツェッペリンのコピーをしたそうな。ローカルTVの取材も受けました。
 趣味優先で職業を選んだ彼らもスゴイと今になって思います。

42回目のレッスン

2011年07月11日 | チェロレッスン
以前のレッスンも復活。

ワタシのレッスンのために、先生も大変なのでした。
レッスン場所が変わり、ワタシと、ベビーちゃんをそれぞれ愛車で送迎。
車もない不肖の生徒なのに申し訳なくて。。。

こちらの先生は曲でレッスンをするのに慣れているので、
アリオーソを見ていただきました。

31選と鈴木5巻の2種類の楽譜を持参。
小節の取り方が2個が1個だったりする。
最後のメロディが違う。
チェロの曲ではないので、いろんな書き方があるとのこと。

お~、懐かしの先生のダメだし連発。
まず音の序列系。
どうして、そっちの音に重きを置くのですか?
い、いえ、そういうつもりは・・・
仕分けが進みます。

音のブツ切れ系
先生の物真似付き。
なめらかなレガートが出来なくてお悩み中なので、解決策を懇願。
まず、弓のスピードが早過ぎる。
音を繋ごうとして終わりの音を早い弓で弾くのは逆効果。
返しと移弦のチェック。
これだけでなく、音が繋がらない原因は複合的。
あまり考えすぎるとドツボにはまることもある。
試行錯誤しているうちにビンゴがあるかも。

フィンガリングの修正。
ボウイング計画の修正。
自己流弓計画、大ハズレもあり。

帰り、階下にいた赤ちゃんと遊ぶ。
ご機嫌で可愛い良い子です。
2年くらいして「おばちゃん へんなおと」と言われないようにがんばる。

<追記>

最後にこう言われておりました。
~この曲をどんな風に表現したいのか意思をはっきりと!
そうすればフルさんの個性が出せますから~

個性を云々のレベルには程遠いと思うのですが、
曲のプランニングと基礎レッスンの両輪は効果的だと確信ちう。

ちぐはぐ

2011年07月07日 | チェロ

人生経験のない小学生が、悲哀や哀愁に満ちた音楽を美しく弾けるのは実に不思議。
大人顔負け。

一方、その子供達が描いたチェロの絵を見たら、まさに子供の絵。
そのギャップがたまりませんねえ。

そういえば私は幼稚園のころからマセた絵を描いていました。
絵に関しては実年齢よりずっと老けていて、子供らしくないと図工や美術の先生に言われたものです。
その反動もあり?チェロはいつまでも子供っぽく幼稚なのかも。
(こじつけ)

レッスン強化

2011年07月06日 | チェロ
前の先生から、めでたく仕事に復帰の連絡をいただき、
またレッスンを受けることになりました。

「産んでみないとわからない」とおっしゃってましたが、
早々に復帰できる環境が整われてよかったです。

アマチュア先生も、基礎的な部分で実に的を得た指導をして下さり、
自分でも手応えを感じられるので続けてお願いしています。

レッスン強化でしっかり練習!

先日のちびっ子達の演奏が素晴らし過ぎて、自分の拙さを痛感しています。
音はよろけるし、ビギナーっぽさが未だ抜けない。
2分の1や4分の3で、どうしてあんなに立派な音が出せて音楽的に弾けるの!?
チェリスト志望の子が3人もいたから、別格なのでしょうけど。
(アンケートの好きな言葉は?で百戦錬磨と書いてる子がいてウケました)
でも、それ以外の子供もそれぞれ完成度が非常に高かった。
どんな指導を受けているのか興味津々。

私も質の追求からです。

こどもカザルス会in神戸

2011年07月03日 | チェロ
次々書き足しています。
行って参りました。

1部、2部共に心の通う、すばらしいコンサートでした!
来年が今から待ち遠しいくらいです。
こども達の名演に、何度もウルウル。
あまりの達人ぶりに驚いてばかり。

難易度の高い曲を無理して弾くのではなく、
余裕を持って弾ける曲を、ちゃんと楽譜通りに弾く。
初級からどの子もそんな風に習ってきているように感じました。
楽譜通りに弾くと、音楽になりますねぇ。(アタリマエだけど…)

楽譜がどうなってるのかわからない曲もありました。
バッチリ白鳥を決めて、次にハードロックをバリっと弾きこなす少年!
あのリズム感、チェロで良く出ますわ。

それにしても、スッと弾いたらすぐ終わりそうな短い弓で
なんでゆったりと豊かなレガートが出来るんだろう。
一方、早く弾くのはお子達はお得意のようで、
大人のように楽譜の難所でテンポを緩めることがありません。

小1の男の子、かなしいきもちをいろんなおとでひきたい、とコメント
書いていましたが、見事にメリハリのあるフォーレ・エレジーで、
度肝を抜かれました。

最初と最後に、アンサンブルもありました。
最初は初級編でしたが、ピッチがそろっているから第一印象はスゴイ!!!キレイ!!!
最後の締めは、ヴィヴァルディの2つのチェロのためのコンチェルト。
これが圧巻。淀みなくリズミカルで表情豊か…
ソロもあれだけ弾けて、楽しそうにアンサンブルも軽々こなす、
まさに小さな演奏家達でした。

みんな、真面目に練習するチェロが大好きな頑張り屋さん、
陰ながら注目、そして声援を送り続ける楽しみができました。


1部の池村さんのプログラム。
2から4までは子供達からのリクエストだそう。
ショスタコが渋い。

母になられた池村さん、このコンサートに対する思いもお話されていました。
子供達の質問にも丁寧に答えておられ、子供とチェロに対する「愛」あふれるコンサート。

1カサド 親愛なる言葉(愛の言葉、親愛の言葉)
2バッハ 無伴奏チェロ組曲 1番プレリュード
3サン=サーンス アレグロ・アパッショナート
4ショスタコーヴィチ チェロソナop40より2楽章
5フォーレ 夢のあとに
6ベートーヴェン 「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲
7ポッパー タランテラ
8パラディス シチリアーナ

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ご近所なので、子供たちの練習ぶりを見学させて頂いてました。
真剣にがんばっている子供たちの姿は、どんなプロもかなわない魅力があります。
成長著しい子供たちを見ていると長生きしたくなりました。
未来が楽しみだから。

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第6回目だそうですが、ご近所でこんなステキなチェロ好きさんが大奮闘されていたとは!

親子でチェロを愛してやまないkiyoriaさんが、思いを込めて子供達のチェロの集いを企画されています。

ご本人もご幼少から現在に至るまでチェロを弾かれる達人です。
出演なさらないのが残念。

2部にわかれていて、1部はプロのチェリスト池村佳子さんの演奏です。
昨年出演された時は新米ママで3カ月の赤ちゃんもご同伴だったそう。
大きくなられたでしょう。
こちらは有料です。

2部が13人の子供達の演奏。
〇〇門下ではなく、チェロを学ぶ子供達の横のつながりというがユニークです。
レッスンを見学させてもらったことがありますが、うっとり聴き惚れました。
子供達のアンサンブルも、今まで聴いたことがないので(神戸の1000チェロを除く)とても楽しみです。
 
7月3日(日)午後2時開演
神戸市産業振興センター・ハーバーホール(神戸ハーバーランド)にて

詳しくは↓クリック