熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

アンサンブルクラス3

2007年06月25日 | チェロレッスン
昨日は雨。“安さん”を担いで雨の中を歩くのは初体験。
帰りは土砂降りで、ソフトケースもズブ濡れでしたが、中は大丈夫でした。

ところが……サルも木から落ちる?弘法も筆の誤り?
なんと先生が駅の階段で足を滑らせて転倒。
先生はご無事でしたが、チェロが大打撃。
(レッスンでは使用されてましたが)
テールピースにヒビが入って、駒は倒れないのにテールピースがチェロの表面にぶち当たって傷だらけ。
A線も切れて、アジャスターも一部壊れていました。
ハードケースの空間に詰め物でも入れておかないとダメだったと話されてました。
もちろんケースにも傷。
雨の日には滑りにくい靴は必需品ですね。

それと、ワタシは薄手のボロボレロを着ていたのですが、重いチェロの肩ベルトが当るところが、擦れて変質、変色してしまいました。
汗や雨の湿気と摩擦。
服の素材も、肩が丈夫という視点が必要なことを学習しました。

☆星に願いを
低音担当。
ココの希望者が多くて、メロディパートが少ないので変なバランス。

白い音符は気が楽。気持ちいい!
弾きやすいと必要以上の音が出てしまう。
それから、返しで音が切れているとダメ出し。
先生がメロディに参加。
ワタシのお隣だったので、お馴染みのメロディを歌い上げて下さって、聴く楽しみと弾く楽しみ!!!
もっと弾いていたかったれど、時間切れ。

「世界の約束」はできず。

今回のメイン
☆Chaconne Henrry Purcell
前回から格段の進歩。
完走できるようになりました。
めまぐるしいポジション移動の♪連続もなんとか音が取れるように。
♭4つだし、2ヶ月もかかりました。
先生の要求はどんどんエスカレート。
今回も音の方向性とかおっしゃられ、山場が表現できていないと。
這えば立て、立てば歩めでアップアップです。
一連のダメ出しが、ワタシの出来なかったところと逐一一致するので何だか落ち着かない。
特に、「付点が続くところ、リズムが甘い!」と言われた時に、隣でガンを飛ばしてしまい、「一人が悪いという意味ではなく、全員甘かったです。」と先生。

やはりこの曲は、フルート(リュート)、チェロ、チェンバロが断然いいですね。
チェロ3本だと重いです。。。踊りにくいと思います。

アンサンブルクラスは盛況で、人数も増えてきました。
8人になると、自分が弾かない部分でも弦がブルブル共振してくるので“安さんの武者震い”みたい。

チェロ歴3年未満の初心者ばかりですが、習い始めなのでポジション移動の体験がバラバラ。
一方ヴィブラート、ハイポジション、ハ音記号まで進んでいる方もいます。

全員で楽しめる曲を探すのに苦労されるそうで、易しいパートが取り合いで大変。

神戸1000チェロで出場資格チェロ歴3年以上だったというのが何となく納得です。
もっと弾けるようになりた~い。

来月の課題曲(例によって難しそう)
○クレンゲル「4つの小品」より 1.無言歌

◎自主練
先生の課題がいつもかなり難しいので、初見でも弾けるような簡単な曲で基礎練習をしようと有志5人が居残りました。
他流試合の経験者ご推薦の楽譜で合わせてみたところ、あっという間に後半すごく美しいハーモニーが立ち上がってきました。
大歓声!!!自画自賛で大盛り上がり!!!
ちゃんとその場で録音してミニスピーカーで再生も。
チェロアンサンブルって弾く快感は大きいけど、余程完成度が高くないと聴いてられない、と全員納得。

仕切って下さった、熱心でしっかり者のオネイサン達に感謝。
次回も自主練することに!



48回目のレッスン(通算65回目)

2007年06月23日 | チェロレッスン
珍しく、ワタシの前にレッスンがなかったようで教室からオーケストラの響きが…。
先生、CD試聴中?もしくは休憩中?

入室許可デス。
「あ、この曲聴いたことあります。モーツァルトですね?!」
知ったかぶりをする生徒。
「いえ、ハイドンです。」

ガ~~~ン、大ボケでしたかっ!
大ボケ生徒はこんな時、ひるむことを知りません。
「モーツァルトは確かハイドンに習ったんですよね?」
我ながら、とっさに何でこんなことを言い出すのかワケワメ。
ひょ、ひょっとして負け惜しみ?
「・・・・ベートーベンはハイドンに習ったけど、モーツァルトは違うと思います。」
ハ~、恥の上塗り。

しばらくしてチェロのソロが…。
知らないチェリストのチェロ協奏曲でした。指揮がカザルスだそう。

そういえば1,2入ったマイスキーのCD持ってましたわ。
(流れてたのは2番だったかも。)
でも曲は忘れちゃったみたいね。
「は(ん)なちゃん」のYouTube部分以外は。

ところで・・・

ふと気がつけば、今の先生に習い始めて、いつの間にかジャスト2年。
(その前に半年ほど2名の先生につきました。)
月2で今回48回目です。
先生、それを聞いて大層驚く。。。  どういう意味でしょう。
先生に感謝と労いの言葉をそれなりに。

この、“2年”が災いしたのかエラク厳しいレッスンになりました。
2年も教えているのなら、もっとハードル上げなくては、と思われた様子。
聞けばチェロを習っている女性は、はるかに若い方ばかり。
中年向きハードルでないと転びますけど。

今回、重大イエローカードも出されました。
何度も執拗に同じ失敗を繰り返すワタクシに困り果て、この際、ぶっちゃけ言わせてもらいます、と先生。

「説明が終わるか終わらないうちに、ウン!わかった!わかった!(物真似付き。そんなことワタシ言ってませんけど…)みたいに、すぐに弾き始めるクセがあります。
話を最後までちゃんと聞いて、自分でイメージしたり考えたりして一呼吸置いて弾くようにして下さい。」

うわっ、猛反省!
録音をいつも聞いていながら、はじめて気がつきました。
ワタシの耳が、先生の話をスルーして(案外難しいので)すぐにチェロに注意が行ってしまい、ただ闇雲にガシガシ弾いていました。

全然うまく行かなくて、思考停止になっている時です。

先生に大変失礼な態度だし、何もわかってないのに繰り返し弾いても無駄なこと。
そんなに焦らなくても命をとられる訳じゃなし、後で考えると笑い話ですが。
それにしても、前からの習性らしいし、すぐ治せるかしらん。

さて・・・

今回は異例で、前回から1週間しか経ってないので練習が大変でした。
毎週習っている方、尊敬します。

○ Violoncello Schule Op 30. Lee Sebastian
◎ lesson7(A-dur アードゥア/イ長調)P28

・2オクターブ音階
前回30分もしたので、今回はサラリと流すかと思いきや、そんな甘くはありません。
たぶん2年も教わっているからでしょう。
4個スラーでバランスを崩して、下りがボロボロ。
テンポを落として、やっとなんとか。
20分も経過。

8個スラーくらいまで出来てください。
音階で拡張、ポジション移動が正確にできなかったら、曲もできない!のだそうです。

・練習曲
よくなったところもあります、とのこと。
前回と同じような注意。
切ってはいけないところ、フレージングを修正。
ゆっくり弾かないと外すけど、一応OK。

時間がないので、lesson8は次回にして、スズキへ。

○ マルチェロ ソナタ ホ短調 2楽章を先に。

本当はアレグロなんですが、弾ける速度ということで1回目超ゆっくり。

「後半少しアヤしいところもあるけど、音程も合っているし、かなり良くなってます。
自信を持っていいです。」

と言われ、喜んだのも束の間、少し速度を上げるとたちまち音程にムラが。
鳴ってないと指摘される音も各種。
たとえば並ぶ音符のうち一つだけ移弦の♪、4,3の音などなど。

曲のイメージを考える。どこでどんな音を出すべきか?
いつも同じ出し方ではバツ。
どの音が大切か、音の方向性、メリハリを考える。

全体に軽々しく、上滑り。

●またまた、残り3分で1楽章。

いつも終了間際というのも不調の原因ではなかろうか。
先生、絶句。
生徒「やっぱりまだキビシイですか?」

「、、、キビシイです。」

録音でもはっきりわかった、付点のデタラメさ。
言われるように、CDは何回もリピートで聴いたし、メトロノームを16分音符にして小刻みに部分練習も繰り返した。
これじゃ練習効果が出るまで気が遠くなりそう。

今度はメトロノームと一緒に通して弾く。だんだん早くなる。
次に付点を4回繰り返す小節だけ、メトロノームと合わせてみる。
合わない。1小節の中でも加速する。

メトロノームと練習してくること。

リズム音痴に泣かされます。
最初はゴキゲンで、ベニスの貴族の館を想像しながら練習していたのに、そんな余裕もなくなってきたぞ~。

チェロソナタコンサート

2007年06月19日 | コンサート
ドイツから、ダニエル・ミュラー=ショットさん。
近所に“来る者(特に美形)は拒まず”、でチケットを買ったものの、あとで曲名を見て後悔。
かろうじてベートーベンを聞いたことがあるくらいで、第一、ソナタの値打ちがよくわからない今日この頃。って前からか。
ソナタ形式ならではの技あり作曲部分とかチンプンカンプンだし退屈。
ピアノとチェロの室内楽(ですよね)を2000人の大ホールで聴くのも何だかねぇ。

と思ったのですが、行ってよかったコンサート。
単に好みなのですが、この方の高音に惹かれました。
1700年のゴフリラーだそうですが、天井の高~い大ホールに朗々と響いていました。
もう、ちょっと弦に触れただけでも、高らかに響くんだから。。。
席は2階正面、楽器も真正面でピッカピカに光ります。
(手入れが行き届いているのですね。)
ワタシ目がけて、音が飛んでくるかのよう。ニンマリ。

シューマンがお好きなようで、シューマンのヴァイオリンソナタを彼自身の編曲版で。
アンコールのシューマン:アダージョとアレグロと共に、ちょっとウルっとなりました。

プロコフィエフ:チェロソナタ
ロストロポーヴィチ氏に触発されて病床にありながらを作曲されたとか。
病床にあったとは信じられない、エネルギッシュな曲でした。
氏の亡くなる前から決まっていた曲目で感無量だったでしょう。

プロムナードコンサートと銘打ってお値打ち価格のせいか、例によって阪神間ヤングオールドのお客が目立ちます。

チェロ習っているから真面目に聴いていられるけど、1楽章終わっただけで拍手するお客さん達、チェロ&ピアノデュオばっかりで飽きなかったのかな。

そんな危惧をよそに、ほぼ満席の熱い拍手で出たり入ったり、アンコールが続きました。
アンコールの曲も、(入門編の)プロムナードコンサートにありがちな、鳥類や無伴奏のような曲ではありません。
2回目のアンコール辺りから、「もうええわ、はよ帰ろ」とゾロゾロ席を立つオールド達と、熱心に拍手を続ける音楽やっていそうな人達と格差ありすぎ。

最後に、ミーハーですが。
チェリストでこんなにモデルのように美しいプロポーションの人は見たことがありません!
近くで、お顔を拝見したかったのですが、ロビーにもお出ましになられませんでした。
残念。

ピアノ * ロベルト・クーレック

ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 op.69
シューマン:ヴァイオリンソナタ1番 op.105

休憩

プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 op.119

アンコール

ラヴェル:ハバネラ
シューマン:アダージョとアレグロ
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ1番のうちどれ?

47回目のレッスン(通算64回目)

2007年06月16日 | チェロレッスン
先週、練習できない日が数日あり如実にレッスンに現れました。
毎日練習するのは、上達のためというより、現状維持の部分が大ですね。

それから、“力仕事”という認識は逆効果。
クリアサウンドを目指して、しっかり押さえるつもりが、レッスンでは右手も力んで音がつぶれがち。
左手をがんばると右手もつい力が入ってしまうのです。
ポジション移動も固い動きで、音がつながらない。

「どうして今日はそんなに固くなってるのですか?リラックスしてください。」と何度も言われる始末。とほほ。

ボァっとした音でも、今まで通りの方がマシなのかな。

前回同様、音程、集中ダメ出し、及び音階・基礎トレ、レッスンと相成りました。

○弓をバランスよく持てるかどうかの実験。

右手で弓を持って、弓を垂直にする。
中指と親指だけで持つ。
次に薬指と親指だけで持つ。
垂直を維持する。
親指は弓を持つ時の形になっているか?
手首を動かしても弓が倒れないか?
 ※高価な弓でコレをして落として壊したらどうする?!

○ Violoncello Schule Op 30. Lee Sebastian

◎ lesson7(A-dur アードゥア/イ長調)P28

・2オクターブ音階

♯3つ。前回同様音程不安定。
音階の弱点を鋭く突かれ、集中攻撃。
レッスンの半分が過ぎてゆく。。。

拡張の形で指を残しながら弾く。
下方拡張の時、親指を下げていない!!!

2個~4個スラーまで。これ苦手。
フラジオ・ラソファ~降りてくる時の音程がまだまだ。
特に半音。

・練習曲

逐一音程をダメ出しされるので、うろたえた。
そんなに狂ってますか?録音を聞いて印をつけたのに。
例によって全体ビミョーにズレているのだ。

大きな移動で音が外れるところ、音が切れる小節だけを集中特訓。

お馴染み耳タコのお言葉ですけど。

左手の力を抜いて、ネックから指を離さずロープウェイ状態。
短い小指を基準に肘の角度、手の形を決めること。
難所の手の形はスタンプだと思って、無意識でも出来るくらい身に付ける。
指を離して手の形をバラバラにするので、音程が狂う。

うひょ~!急に音程も音もよくなって驚いた。
特に、小指基準の肘の位置が出来ていなかった。

レッスン中に効果が上ったので、普段も弱い部分だけをもっと強化練習すること。
何度も試行錯誤の上、出来た時は先生もうれしそう。

理路整然、起承転結でお話するタイプの先生ではなく、
「じゃあ、その前にまず××して弾いてみてください。」
と補助になるような動きから入ることが多いです。
その××して…の方がもっと難しかったり、ツボが大変難しい。
今まで、空回りで「○が痛くなりましたので止めます。」で終わってしまうことも多々あり。

ある生徒さん(お若い)によると、ツボがはまって弾けなかったところが一気に弾けるようになるのです、とのこと。

ワタシはツボを押さえにくい生徒。
押さえても暖簾に腕押しかもしれませんが、時々当りはあるので諦めないで下さい、先生。

3の指のエクササイズを少々。(単に3を酷使スルです。)
あまりやりすぎると、シューマンみたいになるので要注意ですと。

lesson7はもう一度、lesson8宿題。

残り5分!

○ マルチェロ ソナタ ホ短調1楽章

1小節目、付点を意識するあまり、リズムを強調して明るくダンスの曲のよう。
と前回言われましたが思うように弾けない、とヘルプミー。

時間の限り、1小節目を何度も弾いてみたところ…

未だに付点のリズムが3:1でなく2:1に近い。←唖然

3:1になってきたが、途中に休符が入ったみたい。

スラーだけで弾くとOK、スラー+マルカートになるとマルカートの音がビックリしたみたいな音。

音が皆キツイ。バロックなので音量よりも柔らかい響きを大切に。
mfを意識しすぎて、大きな音をしっかり出そうとしなくても良い。
そもそもバロックはですねぇ、ロマン派と違って・・・

おっと時間オーバー!

今、先生御執心のバロックについてお聞きしたかったですが・・・

ところで次回アンサンブルクラスの曲は「星に願いを」「世界の約束」が加わります。
前回、楽譜をいただきましたが、とてもメロディを練習する余裕はないのでパート3をリクエスト。
花の妙齢組の何名かはメキメキ腕を上げられ、すべての曲のパート1と自分のレッスンの曲ばかりか、他流試合でも練習すべき曲をお持ちですっかり圧倒されまくっています。

音楽を「考える」

2007年06月12日 | 音楽
という題名に惹かれて買い、ほぼ読み終えるところ。
脳学者・茂木健一郎氏と現代音楽作曲家・江村哲二氏の対談集。
理解力には自信はないのですが、非常に興味深く、一気読み。

細かく漢字にふり仮名がついているのは、なぜかしら。
お子様にもお奨め?

いえいえ、そんなことよりさっき夕刊を見て大、大ショック。
その江村氏の訃報が!
まだ47才にして、すい臓がんに。。。
まったく音楽界に疎いので、寡聞にしてどんな方か調べようと思っていたところでした。

5月に大阪・いずみホールで新曲のコンサートをされたばかり。
その新曲こそ、この本でお2人が語り合ったことを基にして作曲されたのです。
闘病しながらの仕事?命がけの仕事?

創作意欲あふれる中、どんなにか無念だったことでしょう。
ご冥福をお祈りします。

江村哲二の日々創造的認知過程

力仕事、ひとりトリオ

2007年06月11日 | チェロ
注意して聞いてみると、どうも3の指の音と音程が特に弱々しい。
スラーで何個か音符を弾くと、3の音がヘニャッ。

同じ音を、1から4の指で押さえて試してみると、やはり3の音は情けない。
まだ4の指の方が強い。
元々、左の指は右より細いし、右の指もかなり細身なのですよ、ワタシ。

男性チェリスト氏しかいないN響アワーで、藤森氏のトークを聞いて以来、
自分の左指なんて、弦を撫でているも同然と思ってしまいました。

やはり握力がモノをいう世界でしたか。
パワーヒッターと異名を取るくらいでないとトップに立てないのでしょうね。

脱力に気が行ってましたが、もっと強い力で押さえないとクリアサウンドが出ないことに今更ながら気が付きました。
習い始めのころは、指の上からギューッと先生の指で押さえられたことがありましたっけ。
急に音が良くなったのを覚えています。
バカみたいに力を出して、自滅しかねないので、先生も何も言えなくなったのかもしれません。


力仕事ですね。だから弾き語りも出来ないわけで…
あえてするなら、ヨイトマケの歌でしょうか。

ところで、チェロアンサンブルで苦戦中の曲。
Chaconne / Henrry Purcell←こんな曲。YouTubeにありました。

先生のトリオ演奏に刺激されて、超チープな音ですが、
キーボードにパート3をチェンバロ音、パート1をフルート音に設定して録音。
単旋律で園児でも弾けると書きましたが、
フラットが4つあると何度も黒鍵を間違えるので録音は時間がかかりました。

それを再生しながら、一番苦手なパート2を弾いてトリオ練習するのがおもしろくって!
苦戦の種類はいろいろで、曲自体音程が取り難いというのがあるのですが、
特に真ん中のパートは、入るタイミングがアチコチで分からなくなるのです。
だから、こうして他のパートと合わせる練習は、にぶ~いワタシにはピッタリ。
何よりワクワクして熱演してしまうのが楽しい。
もう汗びっしょり!


46回目のレッスン(通算63回目)

2007年06月03日 | チェロレッスン
発表会DVDといい、アンサンブルといい、音程の悪さを痛感したことを話すと、
音程、集中ダメ出しレッスンと相成りました。

○ Violoncello Schule Op 30. Lee Sebastian

◎ lesson7(A-dur アードゥアー /イ長調)P28

音階、弓の端から端まで使ってよく鳴らすこと。
♯3つ。音程不安定。

練習曲。
3拍伸ばす音がフラフラする。のびやかに、均一に。
ド♯の音程が、各場所で違う。
これ以外にも、逐一音程をチェックされた。
あと、クライマックス、緩急を考えること。

3ポジの音程。
3ポジでD線2(ラ)⇔G線4(ミ) D線1⇔G線4の早いフレーズで苦戦。
D線2⇔G線4の指の形が安定しないのは、
小指と中指の長さの差が大きすぎるというワタシ特有の原因。
中指を思いっきりたたんで、小指を伸ばすのが大変。
短すぎる小指には苦労させられる。
D線1はソ♯で拡張ではないのに、3ポジでは拡張のクセがついて1の音が低くなる。

デュエットになっているのですが、先生のご自慢機材で録音することに。
今回初めての課題曲なので、勘弁してくださいとお願いしたのですが。。。
ご自分の研究のためにだそう。

(ワタシにとって)奇妙なメロディの部分、合っているかどうか弾いていてもわからない。
半音ばかりだと、全体に432Hzくらいになってたりして。
全般低くなる傾向。
問題の部分を先生のお手本の後に弾いて、又録音。

な、なんと頼りにしている先生も、合っているかどうかわからなくなってきましたって?
ワタシの音痴に先生は感化されていったのでしょうか。
悪貨は良貨を駆逐する?

○ マルチェロ ソナタ ホ短調1楽章

1小節目、付点を意識するあまり、リズムを強調して明るくダンスの曲のようとダメ出し。
もの悲しく優雅に弾きたかったのですが、思いとは裏腹の出来。

スラースタッカートではなく、マルカート。
マルカートは初耳。記号的にどう違うのか未だ不明。

スラーの2音目、弓を使って止める。流してしまわない。
1小節ばかり何度トライしても、うまくいかず。

全体に音が鳴っていないのは、軽く弾きすぎ。
(脱力が間違った方向へいってます?)
スカスカする時はテンポを落として練習すること。

無用なアクセントがついてしまう箇所あり。
大切な音は、はずさない努力を。ミ、ソ、シをマーク。

○同 2楽章

ゆっくり弾き始めても早くなる。
音程があやふや。
ポジションごとの指の間隔、2,3があやしい。

全曲について。
(ワタシも録音しているので)録音を良く聞いて、楽譜に外しやすい部分に印をしてくること。
スズキのCDも良く聴いて、違いを調べてくること。
なんだか、独習のパターンですね。
でも、真剣にそれをしたことがないのでがんばります。

帰り、先生はレッスンでしたが、先生達のトリオ練習と先ほどのレッスンの録音を聞かされました。聞かせていただきました。
チェンバロ、フルート、チェロで例のシャコンヌでしたが、
すごくいい音で、CDを聴いているみたい。
これが同じ曲かと思うくらい雰囲気があって、3種のハーモニーにうっとり。
残念なのは、くしゃみで始まるところ。笑

自分の音程は、自覚があるのでこんなモンという感じですが、音質が何ともイカンです。
いいマイクで撮っているのでMDより上手に聞こえるかと思ったら、全然。

まず音の立ち上がり。‘ぼぁ~’と始まる。
4ポジの音も‘ぼぁ~’。
シの音は、先生の指摘通りフニャー。
当然、ロングトーンでは揺れが発生。

音程のチェックとともに、音質のチェックも必要だわ。

ところで。

今回、初めての曲が2曲。
1回目でもコケながらも最後まで弾かせてもらえるのは進歩かな?
以前は、途中で止まったまま、その部分のエクササイズで終わることも。
まったく録音どころではなかったですよ。
先生にそのこと話し「私、だいぶマシになりましたよね。」と言うと、
「そうですね。」と気のない返事。
他の生徒さんと比較なさらずに、当社比?で先生の業績を感じていただけたらと存じます。

神戸の披露宴で

2007年06月01日 | チェロ
関西では視聴率40%?!
ローカル色強くて、神戸っ子としては、ぶらぼーやったよ。

そんな中、ワタシの理想、稚拙美?発見!!!
陣内さんが、花嫁のためにピアノの弾き語りをプレゼントしていましたね。
コブクロの「永遠にともに」。

極秘で3ヶ月特訓したそうです。
下手でもあれだけ人を泣かせることができるのですね。

小学生時代の通知簿の音楽2という映像まで暴露されていました。
音楽という科目が苦手なのはスゴク共感です。
勇気づけられましたよ。

下手でも熱く語るチェロを弾けないものか???

あれ?それはそうと・・・

チェロの弾き語りってあるのかな?