熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

早く沈静化しますように

2016年04月21日 | 日常
14日に始まった熊本地震、未だに余震が続いているとは。

5月に熊本、阿蘇に遊びにいらっしゃいと言われていました。
大学時代の恩師が退職後、故郷にUターンされて山奥?にお住まいです。
念願の田舎暮らしが。。。
噴火した時も、火山灰が降って不便な生活をされていて、
やっと落ち着いたと思ったら。。。
ご無事でよかったですが、ご一族が超ご高齢なので心配です。

21年前の経験を生かして、元気で乗り越えてくださることを祈るばかりです。
あのころ先生はまだお若かったし、地震の後、人助けに大活躍でした。
非常時でも、冷静沈着に粛々と行動できるタイプなのだなぁと感心したものです。

でも今回いただいたメールを見て、ちょっと辛くなりました。
ヤセガマン?無理されてませんか?と。
九州男児の特性なのかしらん。


亡き父の変貌ぶりを、ふと思い出しました。
コタツに入ったきり縦のものを横にもしない横着なタイプ。
70歳過ぎていて、最初は寒さと恐怖とショックで落ちこんでいました。
でも次第に張り切って動きまわるようになって、
身震いするような高い所に上って家の応急処置をしたりしていました。

余震が来ていたらと、あらためてゾッとします。

94歳とお花見

2016年04月11日 | 日常

(アップするとずいぶんボケてますねぇ。目が悪くなったのかしらん。)
94歳の高3担任とクラスメート6人で、嵐の翌日に近場でお花見ウォーキング。

相変わらずの健脚とロマンチストぶりはかわらず。
階段もタタタ。そしていくつになっても恋バナ。

昨年も京都に早すぎる紅葉狩りに行ったのですが、先生が風邪でドタキャン。
その時の先生のご多忙ぶりを聞いてびっくり。
母校W大で講演なさったついでに東京の友人達と飲み会、
ひきつづき故郷の九州で新任時代の教え子たちとの同窓会が2つ!
90歳超えてもあちこちでモテモテ、ひっぱりだことは!
お1人で日本国中旅が出来るのも素晴らしい!

元々作家志望で文章を書くのが大好き。
最近も地元新聞に長文のエッセイが載ったそう。
読みたかったなぁとネットで検索してもみつからなかったのですが、
3年上の先輩が出版した先生の随想集がヒットしてビックリ。
先生もすごいけど、先輩達もすごい。

米寿の時にアップしていますが、テニスもまだなさっています。
白内障でボールが見えにくくなったとか。

恩師はチェロには興味なさそうですが、カザルスが80歳で21歳の教え子と結婚したことには並々ならぬ羨望をお持ちです。
はっ?我々教え子もゾーンに入っていたのか!?

かの有名な国連での「鳥の歌」の演奏は、カザルス94歳の時だったそうです。

サロンコンサート

2016年04月09日 | コンサート


奏者のすぐ横の席で、譜面台の楽譜も見えます!
ベートーヴェンソナタ、おぼろげですが楽譜見ながら聴いていると、
両者のヤリトリの気迫がより身近に感じられて大変面白かったです。
貴重な体験。
帰って、座り方、弓の持ち方、姿勢などを一応マネしてみました。

ベルギーでは有名なチェリストだそうです。
ピアニスト氏は温厚で音楽の話の上手な教授。
「こんな素晴らしいチェリストと共演できるのは光栄」と。
だけどピアノのプログラムが雨だれ1曲増えて、
チェロのポッパー:ハンガリア狂詩曲が演奏されませんでした。
ピアノ客は喜ばれたでしょうけど、私は残念。
狭いホールなので、ともするとガンガンキンキンしやすいけれど、
見事なコンビネーションで心地よく音楽に浸れました。


ピアニスト氏の恩師、中田喜直氏のことば。
「音楽は手で弾くものではないよ。心で弾くんだよ。」

テクニックに走らないようにという注意でしょうが、
「わたしらテクニックないから心ばっかり走ってるわ」と独り言。

そうそう、3日のこの日、急遽桜満開になりました。