熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

アンサンブルクラス 08-6回目

2008年09月29日 | チェロレッスン
前回と同じメンバー、マイナス1名の女性4人。

それにしても、チェロの生徒さんは数十人のはずなのに、
アンサンブルの参加者は増えません。
クレンゲル賛歌も、はかない夢と消え去ったまま。

しかしながら、少人数でメンバーが安定すれば、それはそれで進化する楽しみは大です。

○カノン

まとまってきました。

フレーズの区切りをつける。
自分が前に出る番か否か考えて弾く。緩急を考える。
高音部分、100回くらい練習して、しっかり音を響かせること。


弾いていて、前みたいに疲れなくなったのはうれしい。
体が慣れるまで、かなりの時間かかります。
時間がかかるけど、ワタシでも慣れることがわかって、よかった。

○クリスマスソング3曲

シンプルな曲なので、ハ長調だと即合わせやすいが、
♭が増えるにつれて音程バラバラに。
3パート担当ですが、妙なリズムとメロディで弾きにくく、失敗ばかり。
これら、なぜかトロンボーンの四重奏の楽譜。

簡単な曲で、4チェロが息をピッタリ合わせる体験を重ねたいもの。


78回目のレッスン(通算95回目)

2008年09月27日 | チェロレッスン
○ユーモレスク

早い目に行き、別室で15分ほど練習した時には、調子は上々でにんまり。
なのに先生の前で、いきなり弾かされると出だしからコケてばかり。
先生も、またあのセリフ「言ったこと又忘れてますけど。」
またまた堂々巡りレッスンかい、とガックリ。
・・・でもないか。慣れたから。

中間部の難しいところばかり練習していたのは確か。
最初のテーマはクリアできた思ったら甘かった。
一旦出来ても、また悪くなることがあるから困ったもの。
こういう時、レッスンの間隔をつめられたらと思う。

それと、基礎エクササイズや、鈴木3の復習をしたために、ユーモレスクが手薄なのかも。

拍無い症が今回は症状重く、ピアノ伴奏譜をチェロで弾かされた。
(初見難しい。)
夏休みに姪っ子に言われたことを思い出した。(姪っ子はただの音楽好き)
こんなことを書いていたのに、懲りないワタシ。
「不肖のオバは、一応伴奏があれば、ちゃんとテンポは守れてるそうな。
一人で弾くと、早くなったり遅くなったりフライングもあるらしい。
伴奏を頭に入れれば良いのだな。」

気をつけて何度か弾けば、調子が戻ったということで一応この曲はOKに。
但し、音色の表情を豊かに。最低4種類は使い分けてほしいと。
今はmfもfも差がない。

それから、レッスンも本番で弾くつもりで。
ステージではやり直しがきかない。
頑張りすぎず、あせらず、固くならず落ち着いて。

どうしてもダメ出しの嵐を迎え撃つ気分になってしまうんですね。
最近、練習も頻繁に録音しますが、レッスンの音の方が猛々しい。
戦闘態勢か!?

☆We're all alone

録音を聴くと、相変わらずがんばり過ぎの固い音。
レッスンだと尚更。

やさしい音の出し方いろいろ。
ちょっとした弓の角度とかでも音が変わるのを実感。
音符ごとに、仕様書が書けそう。
「次、弓のここで、この辺?」と質問連発で苦笑されました。


リズム音痴も16音符で数えて、克服すること。


以前より、注意されたことがレッスン中に改善することが増えたのが救い。
「今、上手かった!」と言われることもあり、ヤター!なのですが、定着するかどうかが怪しい。
いまひとつ自覚がない時は、自然消滅です。
出来ていたことが出来なくなるのは空しい。


川柳

2008年09月25日 | チェロ
友人の川柳がA新聞に載りました。
超多忙なのにそんな趣味があるとは、御見逸れしました。
こういうのって、すごい競争率ではないのでしょうか。

どなたのか存じませんが
「バカヤロウまでは言うなと茂祖父」
これ、最高ですね。

チェロでちょっと考えたのですが難しいー。
「はや4年、老いにあらがうチェロの道」
冴えんなー。

●追加
チェロ運搬 肩腰腕を いといつつ
(オババねたは作りやすい)

おくりびと 式の仕事は チェロ弾きも
(冠婚葬祭生演奏は音楽家のお仕事)

図体は デカイわりには ヤワなチェロ

弾けるのは 今習ってる 曲だけよ

覚えても すぐ忘れるの 繰り返し

舌足らず ロレツ回らん マイチェロや

ビギナーを 思い知ったわ 初見の差

頭イタ 難所の高音 けたたまし

またしても 届かぬ小指 短すぎ

ブザーでも チェロらしき音 たまに出る

昔より タフになったね チェロのせい

お気楽に チェロ弾けるのも いつまでか

脳の回路が繋がると急に次々浮かぶもんですねぇ。
何か、年の分タイムラグがあるようですが。


お宅訪問

2008年09月21日 | 日常
亡き友Y子の妹さん宅へ、恩師と共に訪問。
妹さん宅には、近くににお住まいの母上様も。
恩師K先生のたってのご希望で、お母様に一度ゆっくりお目にかかりたいとのことで、
妹さんがセッティングされたのです。
私は先生をお連れする役目。といっても初めてお邪魔するのですけど。
Y子筆頭に3姉妹全員K先生に習ったこともはじめて知りました。

Y子の思い出話に花が咲き、また泣いたり笑ったり。
亡くなる1ヶ月前、自分の家族、姉妹の家族、大ファミリーに囲まれたY子の写真。
多くの愛する人に見守られ幸せそうでもあり悲しそうでもあり。

先生85歳かと思ったら、86歳!
まだ車の運転もテニスもなさいます。

気丈な母上様は83歳で、ご自身達で創設された福祉施設で現役。
敬虔なクリスチャンで、宗教は違いますが菩薩みたいな方です。
妹さんが頼もしい後継者です。

先生もお母様も高校時代から何十年たっても雰囲気が変りません。

妹さんのご主人が実業家で成功され、立派なお宅でビックリ。
広々としたリビングにグランドピアノがあり、
こんなんもあって。。。

不思議な物体 スピーカー


ちょうど東京から、オペラ歌手の卵のお嬢さんがご帰還。
歌を聴かせてていただこうと思ったら、来年松方ホールでリサイタルしますからとのことでCDを下さいました。
たくましくご活躍の高齢者とファミリーにお目にかかって、お慰めに行った私は慰められ帰ってきました。

京都へ

2008年09月16日 | アート

チェロアンサンブルの後、同じ建物で30分並んでオムライス。
オムライスは途中で飽きますので他にすればよかった。













その後京都文化博物館へ。
奇遇にも同じ設計者のレンガ建築。
元日本銀行京都支店とか。

「かざり」日本美の情熱、という展覧会に足をのばしました。
逃したくない音楽と美術で自主休業日にしたわけです。

辻惟雄氏の監修。
ワタクシ常々意識している「稚拙美」は、この方の提唱でございます。
若冲の研究者でもいらっしゃいます。
久々に、日本人のデザインセンスに触れ、日本人でよかった、などと感じました。
適度に過激で、繊細で、ユーモアがあって。。。
洗練されたセンスのDNAが流れているようです。


チェロカルテット

2008年09月13日 | コンサート
中之島公会堂で大フィルのチェロカルテット。

レトロな中ホールはチェロの響きがとても良い。
大ホールでなくてよかったです。

渾身のバッハシャコンヌ。
聴き応えありました。
1stVcは、前に貼った動画のお髭の方。
難所の両指の動きに、目が点になりました。

未だに、出だしのメロディーが頭で鳴ってます。
チェロアンサンブルで、名曲の出だしばかり弾いて遊んでみたいです。
↑弾けもしないくせに。
弦セレだけは経験済み。

ステキなアレンジのダニーボーイもウルっです。
石田さん(右から2番目女性)の「師匠コーノさん」のアレンジだとか。
神戸出身の「コーノさん」ですか。
石田さんはこの大阪クラシックにて10回もご出演。
膨大な曲数!パワフル!

シューマン
「民謡による五つの小品」より第2曲
 トロイメライ
ダニーボーイ
バッハ
 シャコンヌ
 G線上のアリア

77回目のレッスン(通算94回目)

2008年09月11日 | チェロレッスン
真っ先に、「弦を変えてどうですか?」と訊かれました。
なんで?ココ読まれてる?
それとも、弦がすぐ目につきました?

不安だったG線ですが、元々裏返りやすい弦だとか。
でも、先生が弾かれて、全然問題ないとのことで一安心。

☆We're all alone

お渡ししておいた手書き楽譜、どうだったか心配でしたが、
先生、さっき初めて見ました聴きました状態。
弓順、指番号、スラー有無、逐一決確認するのに時間がかかりました。
まだ半分も出来てません。
時折CDも聴いて、あ、ここはアップですね、とかスラーついてます、とかおっしゃる。
同じ音を聴いても、そこまで聞き分けられませんでした。
何番の弦かは、以前、必至でチェックしました。

歌なので、1番から3番まで同じメロディの繰り返し。
ピアノはかなりモデルチェンジ?していきますが、チェロはごく些細な変化。
余りに些細なので、一番お気に入りで勝手に統一してしまったフレーズも。
ちょっとした差も、歌詞に合わせて変化していると先生に指摘されて、な~るほど。
聞く側はそこまでわからないけど、チェロで歌詞を歌っているのなら、リズムやイントネーションが変るわけですね。

一番問題なのは、音質。
溝口音は、ソフトタッチで甘くささやくよう。
最初に先生はワタシの物真似をなさった。
ものすごく野暮ったい。

ガンバリすぎ!

そうですよね。
クラシックの歌と、ボズが歌う歌は違うのでした。
おなかの底から出す大音響と、声帯半分閉めてますみたいな声と。
がんばる音色は、この曲に合わない。
音量が減るけど仕方ないそうです。

だからクラシック以外マイクを使うのね。

ユーモレスクで、右手のパワーアップに励んでいましたが、
方向性が変ってきました。

知らないポップスなんて持って来て。。。
先生も面食らっておいででしょう。
世話のやける生徒でごめんなさい。

でもM子さんも、ショパンと平行して習っているし、
ピアノの先生はまったくノープロブレムだそう。

未知なる新たな課題にこれから挑戦です!
弓先を使った、まったりやさしい音。。。
出せるようになりたいっ!

予想通り、ユーモレスクは時間切れで出来ず。

ユーモレスクと弾き方が違うので、これからのレッスンが問題。
思えば、鈴木3は全曲去年の夏休みの宿題。
宿題が2、3年かかっても全然平気。
しばらくWe're all aloneに集中しないと、まずいよね。
だって、来年ステージに打って出るつもりなんです。
先生は、「ま、ま、まさか、フルフルハウスさんが?」てなもんでしょうけどね。

さてと。
この音楽のジャンルは何でしょう?アニメ音楽かしら。
すでに大阪のコンサートは完売でした。
久石讓Joe hisaishi Live - 谷への道 (from Valley of the Wind )



ゲンナリ

2008年09月06日 | チェロ
世界的な景気後退、物価高に株安、円高、おまけに政治空白。
あれよあれよと含み損も膨らむ中、破れかぶれで入れ揚げました。
そうです!弦に。
お高い弦を試すのも今回限りだと思ったもので。

実験の結果、エヴァピラッツィソリストA、D
ラーセン ワイヤーコア→G,Cに決めました。
でもG線にまだ迷ってます。

なんだか、全体に随分vivid系の音になってしまいました。
もっと落ちついてほしいけど。

当然ながら、落選した弦もあるのです。
貴金属みたいな値段なのに、アクセサリーにもなりゃしない。

買った新作チェロは、厳選されたベストの弦がついているものだと信じていました。
ところが、弦を変えたらウルフがほとんど消えたのと、反応が良いので楽になりました。
(ppで音が消えてしまわない。)
ヤワな手には元のパーマネントはきびしかったです。
といいながら、選んだ弦も柔らかくはありませんが。

何のかんのと言っても、上手な人が弾くと数万円のチェロにボロ弦、ボロ弓でもいい音に思えてくるのが情けないこっテス。
それをいっちゃーおしまいだけど。

そうそう、前の‘安さん’の弦は全部ラーセンなのですが、妹に譲った時、
すでに1年以上経っていたので、新しい弦もパッケージで渡しました。
どうせ、すぐA線を切ってしまうに違いないと思って張替えなかったのです。
そうしたら、何と未だにそのまんま。
先生に相談したら、まだOKだそうです。
2年以上も持つんですねぇ~


アンサンブルクラス 08-5回目

2008年09月03日 | チェロレッスン
記録がすっかり遅れてしまいました。

継続中のカノンです。
メンバーはまた入れ替わりの女性5人。

苦手な高音は不安的中。毎回はずしてました。
何となく力んでしまって…
響きをきれいに出す以前の問題。
まだまだ練習が足りないということ。

右手ブームで音をしっかり出すことを心がけているので、
間違った音でも思いっきり弾いてしまいます。
無遠慮で協調性のない人はアンサンブルに向きません?
反省してます。

この曲、結構長くて疲れます。
レッスン終盤には、左指がもたつく。

パッヘルベルのカノン、ほんとうに良く出来た曲なんですよね。
順番に同じメロディ弾いただけで、どうしてこんなきれいな和音になるん?(全然なってませんけど)と思ったら自分が弾くの忘れたり。
集中力、持久力ないのもほどがある。
1時間のレッスンも持たないようでは、お話になりませんよ。


次回からはクリスマスの曲。

ところで今回の新メンバーIさんは、旧知のリアルチェロ友さん。
知る限り、チェロ友さんでは唯一人このblog発見者!
な、なんとトルトゥリエ現代チェロ奏法という本を持って来て下さった!
拙文「小指」、書いてみるものですね。
ありがたいことです!
彼女は親指の脱力、屈伸をこの本で勉強し、
親指が自由になったら、小指のツッパリがなくなったとか。

Iさん、始めてまだ3年足らずですが、ウニウニと大迫力のヴィブラートがお得意。
個人レッスンでは、はるか上級クラスの名曲をなさっています。
一応、ずぅ~っと同じ先生に習っているんですけど。。。。。
つまり、先生は関係ないっちゅーことですね。
独習部分もハンパじゃないことがわかりました。

Iさん含む古参生徒3人、プラス先生で珍しくお茶。
というか先生も一緒にゆっくりお話したのは初めて。

新米先生も3年過ぎて、生徒達も上手くなったものですね。フフフ・・・

チェロクラスでクリスマス会を企画しようという話になりました。
その時、先生の演奏もバッチリ聴かせていただくということに。
楽しみです。