熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

19回目のレッスン

2009年12月28日 | チェロレッスン
はじめに、ユーモレスクを仕上げ、次の曲に移る段取りでしたが・・・
いろんな原因で、ガチガチな演奏に。
特に、日曜の朝は、身も心も起きていない。

もう少し、この曲、練った方がいい気もするけど、と先生。
ガ~~ン、いいかげん長い間、こねくりまわしてきました。

少しずつでも良くなっていたものがストップしたのなら、もうそろそろ潮時。
そう思ったので、もう次の曲を弾きたいですと。

私の場合・・・
良くなりました、の場合、まだ良くなる可能性あり。
前と変わらない、の場合、練習方法が悪いか、もう限界。

仕上がりました、完成しました、というお言葉とは縁がなさそうです。

前から継続して、構えとか姿勢とかのダメだし。
楽譜を見ない場合、どこを見て弾くといい音が出るか実験など。

体でリズムを取るのも、不自然にならないように。
頭を振る癖は、あまり良くない。

あと、今回、移弦についてのあれこれ。
動作が大きすぎて、音にはずみがつくことがある。

ポツリと、テンポよくここまで弾けたらまあいいかな、と言われたので救われました。

●ト長調のメヌエット ベートーヴェン

繰り返しアリで通して弾く。暗譜もできます。
一応弾けているつもりでも、満載のダメだしをボチボチ小出しに。
だからレッスンを受ける価値があるわけですね。

全部弾けても、先生の耳には音楽に聞こえないのだと最近わかってきました。←おそい

指使いの再確認。
音の繋がりのために、変更箇所あり。

フレーズの解釈。

右手の不備をたくさん言われました。
ここでも移弦について。
右手のタイミングが悪い。

音の粒がそろうまで、ゆっくり練習です。
そろったら、メリハリをつけて、それからテンポを上げていきます。
また長い道のりです。

今の先生は、音も取れずたどたどしい段階で見ていただくというのを
他の生徒さんもなさってないようなのです。
といっても1名しか存じませんが。

前の先生は、前半弾くのが関の山とかそんな状態のレッスンでしたけど。

いろんなレッスンがあるものです。

とにかく、基本的なことが頼りない。
ポップスも弾きたいのですが、当分この曲で、基本を復習です。

帰り際、熱心さを褒めて下さった。

変な夢

2009年12月24日 | 日常
朝食に、ケチャップが思いっきりかかったオムライスを作った。
(そんな朝食メニューは未経験ですが)
さあ、食べよう!と思ったら、な、なんと前原大臣の突然の訪問!
寝起きのヨレヨレ姿で焦ったが、しょーがない。

マンション紛争解決のため、わざわざ来られたとか。
さすが、国土交通省。
国会議員Iさんが、私のblogを読んで大臣に直訴?
ひぇ~、すごいこともあるもんだ。
しかし、大げさすぎないか。

他のお仕事はどうなっているのですか?
と気を遣いまくりつつ、オムライスが冷めるのを横目で見る。
結構長居しておられたが・・・以後記憶喪失。

オムライスの黄色と赤のコントラスだけ、鮮烈な残像。

メリークリスマス

いい日でした

2009年12月23日 | チェロ
朝、エレベーターで、この前のガミガミ婆様のご主人とバッタリ。
無口で無愛想な方なのに、「今、大変なんでしょう?ご苦労様ですねぇ。」

仰天しました。
会合出席はすべて婆様いえ、奥様任せのご主人。
自分の妻が、あんな風な物言いしかできない性格というのをお察しなのか。
絶妙な夫婦のチームワーク?に、感動です。

午後はクマさんとデュオ練習。
芸文センターの練習室は暖かい。
気温の変化が激しくて、ペグがゆるんでばかり。
調弦すぐ狂います。
クマさんは、なんとかモイスチャーを入れていて、
私ほど、あたふたしてません。
やっぱり買おうかしらん。

今回はテクニックの本にあるデュオ曲を弾いてみました。
レベル格差大きくて、教えていただくことばかり。
今日も、出来なかったことが出来たりして、楽しい時間でした。
ちょっとでも上達して、近づきたいと思うけど、クマさんも上手になられるし。
もっともっと練習あるのみです。

地域活動

2009年12月20日 | 日常
いや~、大変。
マンション建築反対運動の世話人なんて。
この1ヶ月、振り回されております。
まだこれは序奏でありまして、これからが長いのです。
地域が高齢化しているから、何かというと世話役が回って来ます。
いずれ、自分も年を取るのだから、と出来る限りのことはしなくては、と思いますが…
キャパの乏しい自分には、仕事量および雑用多すぎだわ。

子供4人かかえて、降りかかった理不尽な問題に裁判を起こして、
法律を変えるべく政治家になったIさんを思い出す。
今は子供5人に増えてるけど国会議員だもんね。
つくづく、そのタフさに感服。

今日のミーティングで、ある婆様にあれもこれも要求され「もっと熱意を持って、がんばってもらわないと。」とお叱りを。
シャドウワークだから、伝わらないのですね。

でも、運動のアドバイスをして下さっている地域の役員さん達には、
短期間でよくここまで、各方面に働きかけましたね。と大きな評価を頂いた。
役員さん達は、こんな問題が起こらないように、地区の条例を変えるべく奔走中。
それが成立するのが、まだ1年くらい先なので悔しい限り。

明日も朝一、市役所だ。

こんな楽しくないこと、苦手なのになぁ。ぶつぶつ。

チェロはストレス解消弾きで、猛々しい音がします。
ペグもすぐはずれます。←これは、気候のせい。
やれやれ。

18回目のレッスン

2009年12月17日 | チェロレッスン
すっかり書くのが遅くなってしまいました。

いつからスタートしたかもわからないくらい、長くかかっているユーモレスク。
以前に習った曲なので、最初からほぼ暗譜状態で弾けたのですが、これだけ課題満載とはねぇ。
基礎的なテクニックを正しく駆使して、音楽をどう作っていくか?を考えさせられております。

よっぽど前が酷かったというか、出来が悪すぎて留年し続けているようなものなのですが、案外苦にならず、薄紙をはぐように?少しずつマシになっていくのも楽しいものです。

余談ですが、学校の勉強も、誰も彼も同じ年数でマスターできるというのは土台無理な話だと思います。
時間をかければ出来ることもあるのだから、柔軟性を持ったカリキュラムがあってもいいのにね。
理解が遅いと、すぐ偏差値低いとか烙印押すのは早計です。
ますます余談だけど、M子さんから「同窓会の低偏差値忘年会へ行ってきました」のメールに笑ってしまいました。
一生、偏差値でグルーピングかい?
偏差値低くても、こんだけ楽しくやってるぜ!の会なのかな。
ただし、関西有数の進学校だから、私にはその学校に入ることすら無理だわさ。
余談おわり。

先生は、音取るだけで精一杯の曲では、あれもこれも注意できないからと言って下さいます。
ということで、今回は弾いているうちに、構え方が捻って来る点を指摘されました。
時計と逆廻りにです。
左肘も下がり、後ろに行こうとします。
左指に腕の重さがかからず、音が悪くなる原因です。
構えのおさらいをしました。

さて、今回のキモは、シーンが切り替わる転調前後の終わり方始め方。
その呼吸法。
息を吸ってタイミングよく弓をセットして、息を吐いてフォルテを出す。
これが、なかなか難しく、終わりも始めもいい音が出ない。
呼吸とリズムがうまくコントロールできたら、いいのに。
リズム音痴は呼吸に原因あり?

私の楽譜も毎回注意点を書き込むので、とてもにぎやかに。
先生もそれを見ながら、ここは良くなりました、とか言われるのですが、
「それはそうと、この×印なんですか?」と今ごろ聞かれて、大笑い。
鈴木独自の拡張の印みたいなので、先生は鈴木と無縁な方だったわけですね。

次回でこの曲は最後になり、次の曲に移ります。
3巻逆行コースで、ト長調メヌエットのリベンジです。

レッスンの曲が少ない分、ずっと続いているクマさんとのデュオでいろんな曲を弾いて楽しんでいます。
たくさん弾く時は、やはり荒っぽい弾き方になってしまいます。
簡単な箇所でも、アホっぽい音を出したりで恥ずかしいです。

昨日、妹から面白いエンドピンストッパーと、藤森さんのサイン入りCDのプレゼントが届きました。
100均のまな板に紐、しか持ってなかったもんね。
どうもありがとうね。



チェロアンサンブルの愉しみ

2009年12月12日 | コンサート
恒例、すごく楽しみにしていた超豪華メンバーのアンサンブル。

府民ホール・アルティには先週に続き2回も参上。
いずれも雨天曇天とは。

1982年からスタートした、このアンサンブル企画。
初回からのメンバーは、当時まさにお兄さんチェリストだったのですね。
お爺さんになっても続けてほしいです。
婆さんになっても行きます。

元お兄さんのクレンゲル、旋律の情感たっぷりの歌いっぷりにしびれました。

今回、藤森さんのソロ部分も印象に残りました。
モーツァルトでしたが、優しい音色にとろけそうでした。
いろんな音色が出せるわけですねぇ。

もう、大概の曲は弾いてしまったでしょうに、
毎回、新しい出し物があり、驚かされます。
現代音楽(お誕生日おめでとうの曲)は、
いったい何してはりますねん!?的奏法も音も音程もメロディもおかしく、
笑ってしまいました。
ちょうどお誕生日に当たったお客さん1名、プレゼントもありで羨ましかったです。

そうそう、今回は私にとって催眠ハイドンではありませんでした!
道楽でお気楽な公爵様を満足させようと、ハイドン先生、
愉快な曲を作ったのだなと勝手に想像しながら聴きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スコット・ジョプリン:エンタテイナー 5cellos
ハイドン:ディヴェルティメント 二長調 3cellos
モーツァルト:ソナタニ長調 4cellos
カーゲル:For us Happy Birthiday To You 4cellos
(アルゼンチンのドイツ人作曲家でパルムというチェリストのために作った現代音楽)

ハルゼー・スティーブンス:5つの二重奏曲 2cellos
クレンゲル:主題と変奏 Op.28 4cellos
エンゲルベルト・フンパーディンク 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲 4cellos

<アンコール>
ジョプリン:ラグタイム 菊 3cellos
シックリー:ラストタンゴ・イン・バイロイト 4cellos
(冗談音楽の作曲家。ワーグナーの曲が潜んでいる。)
チャイコフスキー:くるみ割り人形「ロシアの踊り」林裕編曲 5cellos

聴ける人

2009年12月10日 | 音楽
~ある音楽を聴いていてどうもよくわからない(聴いていて意識が途切れる)
というケースの大半は、
「音を音楽として知覚するための枠組み」を持っていないことに起因する。
~と「音楽の聴き方」で岡田暁生氏はおっしゃる。

快眠的「静かで穏やかな音楽」と「知覚される枠組み」の関係はどないなってんねん。

ピアノトリオもカルテットも、ハイドンがワタシには一番眠かった。
ハイドンを聴ける人になるには、どうすりゃいいの。

~「聴き上手」とは聴く文脈をいろいろ持っている人のことだ。
音楽を吟味する文脈という「試薬」の手持ちを、
出来るだけ多く持つことにこしたことはない。~
のだそうだ。

文脈「試薬」がチェロばっかりというのも、音楽の本質から考えたら、もったいない話やわ。


細い指

2009年12月09日 | チェロ
徹子の部屋に堤剛さんが出演されていた。
徹子さん「どんな手がチェロに向きますか?」

大先生曰く。

チェロはヴィブラートをかけて弾く楽器です。
(あちゃ~!ワタシはまだチェロを弾けるという段階ではないのだ!)
指が細いとヴィブラートがきれいにかかりません。
(ぬぁんと、ヴィブラートをかけたとしてもショボイ音が保証された!?)
指先に幅があると、きれいにヴィブラートがかって、いい音がでます。
長すぎる指もよくありません。

~だったと記憶します。

やっぱり、カエルの手ですわ。
指先だけ太る方法はないものかしらん。

指2本分でもちょうどいいくらい、ワタシの指は細い。

リアルタイムで

2009年12月05日 | チェロ
今、「遥かなる遠い国へ」という知らない曲をネットで聴いています。
カサドチェロコンクールのファイナルで辻本玲君が弾いています。
昨年、彼の演奏を2回聴いて大変頼もしく思い、好感を持ちました。
楽器について、少し質問もさせてもらいました。
以来、演奏会もなく、どうなさっているのかと思ったら!
びっくりです。
がんばってね!!!

弦楽四重奏

2009年12月04日 | コンサート
ホッホ~!某主夫さんちで楽譜を見つけました!
これはまだマシな方で、ぐちゃぐちゃの楽譜を書くベートーヴェン。

聴いてきました、セリオーソ。
その自筆楽譜が上になります。

大興奮の至福の時間は短い。
あの時代、よくもこんな斬新な曲が書けたものです。
大失恋のお陰でしょうか。

前半で4名全員の美音を聞き漏らすまいとエネルギー使いすぎたのか、
後半のプログラムのハイドンは睡魔との長い戦い。
罰当たりな話です。
セリオーソでは鬼気迫る真剣勝負の感でしたが、
ハイドンではにこやかに笑みを交わしたりの穏やかさ。

ズンズンズンとテンポを刻まれると、まるで催眠術。
仕事の後、京都まで遠出すると意識も飛びやすいもので。
最後の楽章だけ、衝撃的で目が覚めました。

アンコール曲紹介、チェリスト氏は「よくお休みになれましたでしょうか?」で笑いを取っておられました。
あら、見てたのね~!

12月というのに暖かい京都でした。
ホールには残席あり。年配の男性が目立ちます。
先のいずみホールのランチタイムコンサートでは、弦楽四重奏は17年間取り上げたことがないとか。
(夜の正規コンサートでは意欲的に企画されています)
それほど一般受けしないということらしいけど、食わず嫌いではないでしょうか。
ベートーヴェンはかなり面白いと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ベートーヴェン:11番作品95セリオーソ
ハイドン:作品51「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」

アンコール
ハイドン:17番2楽章 (誰でも聞き覚えのあるメヌエット
セレナーデでした)

アルティ弦楽四重奏団
@京都府民ホール「アルティ」