熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

大ブルックナー展

2016年06月29日 | コンサート


ブルックナー目当てではなく神尾さんを生で聴いてみたくてチケットを買いましたが、
出遅れて良い席は全滅。
でもまあ何とかチェロセクションも眺められる席でよかったです。

神尾さんのあと、ブラボーの声やら割れんばかりの拍手やら満席の大ホールは大盛り上がり。
正直期待値高すぎた私。
出だしはいたく感動していたのに、不覚にも途中で意識飛んでしまい・・・
聴いたことがない曲ならいざしらず、何ということでしょう!

馴染みのないブルックナーでの睡魔予想ははずれて最後はウルウル涙目に。
朝比奈氏の時代によく大フィルを聴きに行っていた亡き父のことが頭をよぎったせいもあります。
そのころ何の関心もなくて、父の話も上の空で、悪いことをしました。


指揮 井上道義
ヴァイオリン 神尾真由子
管弦楽 大阪フィルハーモニー交響楽団

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(ヴァイオリン:神尾真由子)
ブルックナー:交響曲 第1番 ハ短調

●アンコール曲
エルンスト:シューベルトの“魔王”による大奇想曲(ヴァイオリン・ソロ:神尾真由子)

チェロ・リサイタル

2016年06月12日 | コンサート

宮田 大チェロ・リサイタル2016

[Vc]宮田 大 [Pf]ジュリアン・ジェルネ

プログラム

ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ ホ短調RV.40(op.14-5)
1ラルゴホ短調4/4拍子
2アレグロホ短調4/4拍子
3ラルゴホ短調12/8拍子
4アレグロホ短調3/8拍子

サン=サーンス:チェロ・ソナタ第1番 ハ短調op.32
1アレグロハ短調3/4拍子
2アンダンテ・トランクイロ・ソステヌート変ホ長調4/4拍子
3アレグロ・モデラートハ短調2/4拍子

プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調op.119
1アンダンテ・グラーヴェハ長調3/4拍子
2モデラートヘ長調4/4拍子
3アレグロ・マ・トロッポハ長調2/2拍子

アンコール

ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
植松伸夫 ザナルカンドにて
グラズノフ 吟遊詩人の詩

「徹子の部屋」ご出演は、クラシックやチェロにたいして関心がない私の友人も話題にするくらいの影響力でびっくりです。
好青年ぶりが大きかったようです。
このコンサートに誘うべきか迷いましたが、チェロ・ソナタの連続は爆睡されるのがオチなのでやめました。
小品ばかりの癒し系の時に声をかけたいと思います。

プログラムにあった各楽章の詳細を書きました。
ここまで知りたいお客さんがターゲットだった!?

もう一回しっかり聴いてお勉強したい気分です。

サン=サーンスのチェロ・ソナタは初めて聴きました。
ヴィヴァルディはスズキ5巻でおなじみですが、見える世界が全然違います。
プロコフィエフはチェロ友さんがコンクールで弾いて受賞した曲。
ありがたく拝聴しました。








引っ越しは痛い

2016年06月07日 | 日常
仕事場にしていたマンションとさようなら。
駅近で部屋の条件も最高、分譲の時、数倍の応募者の中から当選した日は嬉しくて興奮して一睡もできなかったほど。

18年近く、そこでの楽しい日々はあっという間でした。

階下も隣も持ち主は老人ホームや別宅にお住まいでチェロ弾き放題だったのが素晴らしく幸運。
10年近くもそんな幸運が続いて、ついに階下の住民も入れ替わりました。

母亡き後、自宅にスペースが出来たので防音室を作り、そこを仕事場兼用にすることに。

先月末、引っ越しました。
ずいぶん荷物を減らしたつもりでも甘かった!パンク状態!
防音室は足の踏み場もないダンボールジャングルになり、それを崩すにも入れる場所がなく、他の部屋を侵食するばかり。
結局隣の部屋をとりあえず(永遠にならないように!)荷物の山にして、防音室にスペースを作ることに。
でないとチェロも弾けない。

狭い空間をすり抜けたり、潜るように動いたりしているうちに、
ダンボールではなく天板やクローゼットの扉などの固いものにぶち当たって、何箇所か血を見る始末。
体が柔軟でないお年頃は、ゆとりのスペースで過ごさないと怪我だらけになることを学びました。