熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

アルハンブラの思い出

2019年09月20日 | コンサート


ボケ防止に書いています。毎度!
新しいパソコンと、新しい編集画面にさっさと順応するために。

このランチタイムコンサート、行くと次回のチケットを巧みな宣伝でつい買ってしまうので数珠繋ぎ。
おかげ様で毎回外れなし。

ギターはカジュアルなところがうらやましい。
どこでもいつでもギター一本でも音楽が様になる!
椅子さえあれば、とおっしゃっていた。

世界中の様々な音楽をギターだけで、聴かせていただいた。
さすがに音量は他のコンサートよりも小さい。
でも、音の美しさはピカ一で、すーっと心の中に溶け込むよう。
ギターならではのトレモロも心地いい。

リラックスしてフツーに聴いていましたが、アンコールの曲に突如やられてしまいました。
誰もが知っている定番ギター曲。
アルハンブラ宮殿を歩く母の姿が目に浮かび、一気に涙があふれ出て、鼻水までも。
母は76歳だったしら、旅先でも私よりずっと体力あったのに。
たまたま朝の番組で、終末期医療、延命治療の意思決定の話をチラッと見ていたので、思い出すことが重なりました。
時々思い出すことが供養ですね。お彼岸だし。
それにしても、音楽の力って不思議、強力。

帰りにデパートに寄ったのですが、何度も迷子のアナウンス。
「白いお帽子、チェックのシャツ、ベージュのズボン、黒い靴の…」3歳くらいの坊ちゃん、ではなく「88歳の〇〇〇〇さん、奥様が探しておられます。」
無事見つかったのでしょうか。気になりました。







新春コンサート

2019年01月12日 | コンサート



ブラームスにチェロコンチェルトを書いてほしかった。
ヴァイオリンのコンチェルト、山あり谷ありの様々なシーンの中に、胸キュンのブラームス独特の旋律がたまりません。

アンコールで指揮者が樫本さんとデュオでヴァイオリンを弾いたのには驚きました。
元ヴァイオリニストだったのですね。
曲が始まって、あ、オンブラマイフ、と思ったけど違っていました。
こんな美しい曲ですが、今まで知らなかった気がします。
(最近、記憶力後退しているので、自信がないのです。)

後で1楽章を聴いてみたら、しっかり聞き覚えのある名曲でございました。

J.S.バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲:第2楽章(アンコール曲)

5,6月コンサート

2018年07月06日 | コンサート
昨日の早朝からの大雨はまだ続いています。
防災速報が頻発です。

昨夜アメリカの友人から「○○川、大変なことになっていますよ」とライン。
え?近所の川やん!?知らんかった!

近畿に何十万人に避難勧告が出ているというヤフーニュースの見出しの写真が○○川だったのです。
水位をチェックするサイトを調べたら、まったく問題なさそうです。
どうしてこの川を選んだのかしらん。
全世界に危ない川と思われたかもしれません。

家に引きこもっているので記憶をたどり、久々にコンサート記録など書いてみます。


5月、雨の多い金沢にちなんで「雨庵」と名乗るホテルに泊まって21世紀美術館、中村記念美術館、鈴木大拙記念館をじっくり見てきました。
(予報はオール雨でしたが降らず、帰る間際に降り始めたのでラッキーでした)

◎夜は池辺晋一郎さん企画の名曲コンサート。シリーズ4回目だそう。
バロックから近代までフランスの名曲の良いとこ取り選曲、編曲で20曲。
まず池辺氏のヘアスタイルがスッキリなさって好感。
地元オケですが、チェロ首席は上森氏で、コンミスもセンチュリーの関西勢でした。
お得意のオヤジギャグを披露しつつ、お話も楽しいコンサートでした。
満席でないのがもったいないことです。


◎地元中学に通う天才チェリストのリサイタル。

例の○○川べりの市民ホール。
まさに成長期でコンサートのたびに、いろんな変化に驚き、称えたい気持ちになります。
ショスタコーヴィチのソナタが実に感動的でした。
1,000円のコンサートで満席。
客層も様々なのを考慮して、パンフにもご丁寧に楽章間で拍手無用など「お願い」が書かれてありました。
曲の長さまで何分と書かれてあるのは珍しいです。
しかし読まれていないのが残念でした。
それに、どうして演奏中、袋バリバリうるさくするのでしょうね。


◎ヴァイオリン、チェロ、アコーディオンのトリオ、リサイタル
また例の○○川べりの豪邸に付属する?小さなホール。
チェロが東京チェロアンブルメンバーの荒井結子さんなので最前列で聴いてきました。
個性的なフォームで卓越した表現力の彼女の演奏をもっともっと堪能したいと思いました。
福井から名古屋を拠点を移されたそうなので、関西、関東で益々のご発展が楽しみです。


◎6月ブルネロリサイタル
ど定番、バッハ無伴奏1番を聴きたくて。
プレリュード、アップから!?
6曲繰り返しなしで。
いろんな解釈があるものだと知りました。

それにしても、前半のドビュッシーやフランクのソナタとは別の楽器?と思うほど印象が違いました。
さすがです!
バロックはバロックらしく?やわらかくどこまでも響く音色。
憧れまくります。

黒、白の鳥の曲、ピアソラ3曲他。

アンコールが初耳ばかり。あんまり覚えてません。

チャップリン:タンゴナターシャ
ツェムリンスキー:チェロとピアノのための3つの小品より「足らん寺」いえ「タランテラ」
アーン:バルケッタ

奏者がふと見上げたバルコニー席には誰もいなかった。。。
シンフォニーホール空席目立ちお気の毒。

でもスタンディングオベーションはありました。

新鮮だったのはタブレットの楽譜。
ピアノの江口氏と両方使用されていました。

1面だけのもの。
フットスイッチ使用。
ピアノはペダルふみふみ、フットスイッチで譜めくり。
チェロの台にもフットスイッチがまずセット。

慣れないので見ている方もちょっと気になります。
チェロの台は響くように作られているので、スイッチを踏み外すと結構な雑音になります。

熟年世代で先端技術を取り入れているのには感服しました。
年と共にとかく守りがちになりますし、不測の事態が超コワイですよね。


さてと、昨日も今朝もチェロの夢を見ていて目覚ましで起きました。
いろいろ意識下でお悩みのようです。笑
弦交換どうしようかなぁ。


2月のコンサート つづき

2018年03月02日 | コンサート


記録的な大雪に見舞われた福井まで「東京チェロアンサンブル」を聴きに行きました。

関西公演はありませんし、ほとんど存じあげませんでした。
若手トップチェリスト集団ですが、このアンサンブル結成から10年ですって!
幼い頃から修行を積み、皆さん早くからステージでご活躍だったのですね。

破格に美しいハーモニー、若々しい躍動感あふれるアンサンブル、夢中で拝聴。
来て良かった!



雪原にあるかのようなホール。車が不可欠な場所。


翌日は念願だった雪の永平寺。


ビジュアルだけでも、荘厳な銀世界に大感激。

修行中の若い僧侶を目の当たりに見学させていただき、身が引き締まる思いでした。

道元の教えは、日常の要するに「家事」や立ち居振る舞いこそが大切だということ?!
存じませんでした。

禅宗といえば座禅。

身心脱落、脱落身心
只管打座

邪念を払ってチェロが弾けるようになりたいものです。


交通機関もダイヤ通り、お天気も快晴。
ありがたい福井の旅でした。

(昨日はまた雪と強風で特急は運休)

2月コンサート

2018年02月17日 | コンサート


寒い中、人混みでインフルや風邪をもらってくる不安もあってコンサートへ行くのも億劫になってくるお年頃。
でも思い切って連日出かけたコンサート、どちらも大満足でありました。

○チェロリサイタル

出演者
チェロ
エドガー・モロー
ピアノ
ピエール=イヴ・オディク

プログラム
モンティ:チャルダッシュ
グラズノフ:吟遊詩人の歌
グルック:精霊の踊り
フォーレ:エレジー
プーランク:愛の小径
ドヴォルザーク:森の静けさ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
パガニーニ:ロッシーニの「エジプトのモーゼ」の主題による一本の弦での変奏曲
シューマン:アダージョとアレグロ
チャイコフスキー:感傷的なワルツ
タンギー:スパイラル
サン=サーンス:あなたの声に心は開く(歌劇「サムソンとデリラ」より)
ブロッホ:祈り(ユダヤ人の生活より)
ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ(ジャンドロンによるチェロとピアノ編)
●アンコール曲
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調より 第2楽章
エルガー:愛の挨拶

どうです!いろいろ思いっきり詰め合わせてみました的プログラム!

これはお得です!

エドガー君は羽生結弦君と同じ年齢。

チェロ演奏もアスリート的要素があるとしたら、まさに若さ炸裂、旬ではありませぬか?
早送りしたような鮮やかな超絶早弾きには驚きでした

*羽生結弦君の演技、本日TVに釘付けで大感動でした。金メダルばんさ~~い!
 追記:なんと将棋の羽生さんが藤井君に負けた!羽生デー!

1曲だけ初めて聴いた曲がありました。
タンギーという作曲家ですが、エリック・タンギーという方?
日本語のページがみつからなかったので詳細は不明。
とにかくその超難易度高そうな現代曲で度肝を抜かれたお次は、切なく歌い上げるオペラのアリア「あなたの声に心は開く」で涙腺が緩む。

彼が特に好きな曲だそうですが(お若いのに渋いですね)誰もがうっとりする、それは美しい演奏でした。

初お目見えのエドガー君、大ホール全体とてもいい感じに熱くしてくれました。
サイン会は長蛇の列。


○ヴァイオリン オーケストラ

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番(ヴァイオリン:樫本大進)
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調

一度樫本氏の生を聴いてみたかったので念願かなってすごく幸せ。
安定感のある重厚な演奏にすっかり魅了されてしまいました。

サン=サーンスの協奏曲はチェロ協奏曲ばかり聴くはめに?なっていますがヴァイオリンもドラマチックでいい曲です。

最初の掴みが作曲家の特徴なのかなあ、なんて。

アンコールの無伴奏。
個人的な理由ですが胸が熱くなりました。

一昨年、故郷にUターンして結婚なさったチェロの先生の披露宴で、元同じオケのコンミス嬢が見事に弾き切った曲。
田舎でコンサートもないと言う先生ですが、今は一児の母で着々と夢を叶えていっておられます。

私の中で幸せを祈るガヴォットになっておりました。


指揮者、ソリスト人気もあいまってか、ほぼ満席で、大歓声が上がりました。

私の席はランク3番目でしたが、それでもバルコニーの良く見える席。
ここのホールが好きな理由の一つかな。
前記のホールはランク1番目の席でも、え~~?ってことが。


ホールのロビーにアンコール曲を貼り出す場合、なぜもっと高い位置に貼らないのでしょう。
大勢の観客が低いパネルに近寄ろうと殺到して危険です。
私も強く押され突き飛ばされそうに。
1曲目は知っていたので、2曲目を見ようとしたけどチラッとしかみえず、
断片的に見えた「アザラシ」「グルジア」を覚えて帰りました。
チェロの主旋律ではじまる聴きやすいロマンチックな曲でした。

日本センチュリーのHPより↓
♪ソリストアンコール

J.S バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番第3楽章ガヴォット

♪オーケストラアンコール

アザラシヴィリ※:ノクターン

※ジョージア(グルジア)の作曲家 (1936~)

見つけました!
V.Azarashvili - Nocturne

聞いたもの

2017年08月26日 | コンサート


夕方でも暑いし、プログラムは知らない曲ばかりで時代もバラバラだし、
正直足取りも重いチェロ・リサイタル、
帰りはウキウキ、ランランと目も耳も頭も冴えました。

知らないと思っていたプーランクのチェロ・ソナタは聞いたことありで、
カッコイイ超絶技巧ものに感動。
プーランクって私が生まれた時はご存命だったのですね。
(チラシに昭和29年生まれの68歳の曲と書いてありますが、
1949年生まれの間違いでは?)

その後2部では、意表をつくような曲が2曲。

まずは、ピアノとチェロの即興曲。(ほんとの即興です!)
1部できっちりとバッハを弾いておられた方が、
ピアノとの漫才のような息のあった掛け合い、
あげくに動き回りピアノと入れ替わったり。
ほんとに、楽器を入れ替えて演奏しても面白いのに。

次は若者達とのワークショップからインスピレーションを得て作曲された世界初演のチェロ協奏曲。
スタートから、ジムノペディの伴奏、マイナーな白鳥の旋律で大受け。
ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス、トロンボーンも参加で、
クスッとなるような箇所もあり、ワクワク聴かせていただきました。

2部のピアノと作曲者は野村誠さんとおっしゃる方で、まあいろんな面白い活動をなさっていてビックリです。

京大で数学を専攻された経歴も異色です。

予期せず奇想天外なコンサートに出会えて、楽器を堅苦しいものにしてはアカンと思いました。



オペラレクチャー・コンサート

2017年07月26日 | コンサート
大野和士さんのレクチャー・コンサートの2回目。

一回目から、な、なんと8年も経っていたのにはビックリ!
10年一昔じゃなくて、10年はつい先日!?のお年頃か。。。


その割には初回の細かい記憶は飛んでいますが(今回、同じ演目でも初耳に感じる忘却力!)
オペラの魅力とともに、大野さんの熱演やお話に惹き込まれ、鮮烈な印象が残っていました。


今回は、9名ものそうそうたるオペラ歌手の登場でコンサート部分が多く、
ハイライトシーンの連発で、見事なオペラ熱唱に圧倒されました。

幸せの絶頂と壊滅的な悲劇がオペラの見せ場なのですが、
それを表現する音形の解説が興味深かったです。
同じ音形をキーを上げながら繰り返すとクライマックスへ。
歌詞、音、指揮での連携盛り上げも。
その逆も。

ちょうどこの日の新聞に「音楽は…融通無碍にいろいろな方向に人を引っ張り込む力を持つ危険な存在である」(渡辺裕)ということばが出ていたのを思い出しました。
作曲等、いろんな操作で観客は感情を操られるという事実も知るべきなのでしょうね。(例 ナチスに利用された第九)
「昨今のような感動や怒りの大安売りの時代には、その効果を制御しうる醒めた知を鍛えねば」と、ありました。

う~ん、むずかしい。でも、元々醒めている方です私。


●演奏曲目
プッチーニ:《蝶々夫人》より
「夕暮れは迫り」(愛の二重唱)、「ある晴れた日に」、「友よ伝えて」(手紙の二重唱)
ドニゼッティ:《ルチア》より
「裏切られた父の眠る墓で」(愛の二重唱)、六重唱「誰が私の怒りを収められよう」、
「香炉はくゆり」(狂乱の場)
レオンカヴァッロ:《道化師》より
「大空を晴れやかに」(鳥の歌)「衣装をつけろ」「勇気を出せ!男といたな!」(第2幕フィナーレ)

@いずみホール


天神祭と重なって熱狂の人出と戦いながら、熱狂のオペラレクチャー・コンサートに行けて大満足。

ジャズを弦楽四重奏で

2017年04月02日 | コンサート
早、四月!
3月のコンサートは1度だけ。
M友事件の町に新しくできた、ステキな小ホールへ。(先月に続き2度目)
オープニングシリーズと銘打たれたユニークな企画。
センチュリーのメンバーによるジャズカルテット。

ジャズを弦楽四重奏で聴いたのは初めてです。
抵抗なくすんなりswingの世界に入れて、なんと心地よいこと!
ダニー・セイデンバーグ、デイビッド・バラクリシュナンなど初耳が多かったですが、
荒井氏のお話も面白く興味深く楽しませていただきました。

ジャズではありませんが、リーダーの十八番↓も拝聴できました!



関西発のジャズカルテットが定着すればうれしいです。

2月のコンサート

2017年03月01日 | コンサート


サン・サーンス 白鳥
フランク ソナタ
黛敏郎 文楽
エルガー 愛の挨拶
フォーレ 夢の後に
グノー  アヴェマリア
カッチーニ アヴェマリア
マスカーニ カヴァレリアルスティカーナ
ピアソラ  オブリビオン
ポッパー  ハンガリー狂詩曲

アンコール 

カサド 親愛なる言葉

藤村氏のソロを初めてしかもかぶりつきで拝聴。
いつもTVで演奏のお姿を拝見するのみ。
お目にかかれてうれしい。
小さなサロンで、客席に語りかけるような興味深いMCが魅力でした。
客席とのやり取りが楽しかったです。

お次のコンサートは、
次席つながり?そして「親愛なる言葉」つながり!?



カサド 親愛のことば
ベートーヴェン ヘンデルの「マカベウスのユダ」の主題による12の変奏曲
バッハ 無伴奏4番
ヤナーチェク おとぎ話(1923年改訂版)
ブラームス  チェロとピアノのためのソナタ第1番

アンコール 
あらら、失念!
シューマン トロイメライ

大阪郊外都市に出来た新しいホールでのリサイタル。
200人ほどの小ホールで良い響きに浸ることができました。
このリサイタルにかけてこられた熱意がすごく伝わってきて好感度アップ。
1時間ほどで行けるこのホール、催しをこれからもチェックしなくては。

これも行きました。


回顧展ですが、ライブ映像が主役!?
ファンでもありませんが、こんな美しい才能豊かなカリスマがいたことを再認識させていただきました。
スーパースターが触れたものなら何でもかんでも保管しているのにはビックリ。
走り書きや化粧の使用済みティッシュまで拝見してきました。
この楽器の件には触れてなかったのが残念。
このチェロはいずこ?


最後はケラス様



三重奏のチェロばかり聞き耳を立てる変な聴き方をしてしまいました。
グッとくるような音色をもっともっと味わいたい!
現代音楽も久々に新鮮でした。
アンコール曲紹介をちゃんと日本語でされてました!


チェロは良いホールで聴くと一層楽しい。←今月の感想。

1月のコンサート

2017年01月31日 | コンサート


シューマン:5つの民族風の小品集
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番 ト短調
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調


アンコール

フランク:チェロ・ソナタ イ長調より
第1楽章 アレグレット・ベン・モデラート


チェロ・クレメンス・ハーゲン
ピアノ・河村尚子

新春早々、正統派クラシックを襟を正して聴かせていただきました。
満席のホール全体がそんなムード。静かです。

ステージ近くの席でしたが、きれいな金巻の弓。
只今、弓に目がいくのは癖になっています。

シューマンのどんな曲だったか、ケラスのビデオでチェックして行ったのですが、
弓の使う分量って奏者によって違うので驚きました。
音楽の解釈の違い?

ラフマニノフ、有名なラブバラードのような3楽章の演奏直前、なんと!彼とバッチリ目が合ってしまいました!
もし彼がヨナス・カウフマンのようなお顔だったら、
3楽章聴きながら心臓バクバク、天にも昇る心持だったことでしょう。
なんて失礼なことを書いてしまいごめんなさい。
しかし、聴覚と視覚、相乗効果ということもあるのは否めませぬねぇ。
でも、ルックスのコンプレックスをエネルギー源にして、大成している御仁が多いことも確かです。
話がそれてしまいましたが、キリッと気持ちが引き締まるコンサートでありました。