熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

こりごり

2018年06月25日 | 日常
先週、この辺では震度4でした。
23年前、揺れたというより大音響とともに家ごと激しくシェイクされた体験により、その時は案外動じず。

でも余震は気持ち悪く、一昨日の地震では目がさえてスマホで南海トラフ地震の予想を読んでしまってよけい眠れなくなりました。
(地名を入れると最大震度がわかるようになっていて6強とでた!)

今回仏壇のお供えの台(何もお供えもせず御免)をはじめ、軽いものが倒れたり落ちたり。
壁の額たちが、まあ思い思いの方向に傾きました。
しばらく余震があるだろうからとそのままにしていたら、来客が見てびっくりしていました。

ものが動く揺れは23年ぶり。
エレベーターは終日止まりました。

点検に来たガス会社によると、ガスが自動的に止まったお宅が4階から発生したそう。
うちは4階ですが止まりませんでした。

知り合いの娘さん宅、震源地近くで家の中がめちゃくちゃになり食器棚が倒れ食器もほぼ全滅だそう。
後片付けの大変さ、思い出しました。

うちは地震に強そうな食器棚に昨年買い換えました。
奥行きに段差があり下部は奥行きある引き出し、重い天板の上は浅い引き戸の棚になっています。
それまでは、当分地震もないだろうからと機能優先で、背が高く厚みのない食器棚でした。

忘れていたのが花瓶。
スラリとした使い勝手のいい花瓶にいつも何か入っているのですが、たぶん震度4までしかダメですね。
気をつけよう。

よくインテリアで、見せる収納とかいって、棚にいろんなもの並べているのを見ますが、
前からすごく違和感ありました。

落ちたり、吹っ飛んで凶器になる可能性もありますし、第一壊れて散乱した後が面倒。

日ごろからすっきり片付けておくことも命を守ること。

あらためて思います。



大姪ちゃんから学んだこと

2018年06月03日 | 日常
大姪ちゃんたちとたまに電話で短い会話をするのですが、
「絵が上手くなってるから、また送ってね。」と言ったら「上手くないっ!」と大姪1号は即答。

そう言えば春に一緒に旅行した時は、「あたまいいね!」とほめたら「あたまよくないっ!」と即答。

即答の裏には、上手く描けなかったら絵は送れない? 
あたまいいから新一年生の成績は良いはずという大きなプレッシャー?

絵も勉強も嫌いになる小さなきっかけかもしれない。
褒め殺しって、こういうこと?

大人は、すぐに上手下手や、頭の良し悪しを物差しに使いたがる。

反省反省。

子供の絵から、いろいろと読み取れるものは大きいのに、もっと感じてあげる感性が必要。
子供大人相手に関係なく、上手いという言葉を使うかわりに何を感じられるのか具体的に考えてみようっと。







知らなさすぎ?

2018年02月02日 | 日常
iPhoneデビューから1年半、様々な機能のいったい何パーセント使えているのかしらん。
氷山の一角だけ使ってる?

スマホのカメラはアンドロイドにしてもとても優秀で、使いこなせば一眼レフもいらない時もあるとのこと。
先日、詳しい方からカメラの機能を少し教えてもらいました。

今まで何も考えずに、主に「写真」たまに「ビデオ」のボタンを押していただけ。
ピントや明るさを操作できることを知らなかったなんて!
パノラマだけは、面白がって撮っていました。
でも調整は不可能だったので、偶然の産物。
手すりの歪みがどうしようもありませんね。



ピントを合わせてみる練習。







icloudでスマホの中身がパソコンで見られるのが便利だと感心していたら、icloudに入っている写真とスマホの写真と合致しないのが謎。

ねるくうねる

2017年12月04日 | 日常
年々集中力がなくなるのか、コンサートでも何でもすぐ眠くなります。
先日、自宅が断水と停電で外で時間つぶしをするはめになり、たまには映画をと観に行ったら後半寝てしまい悔しい思いをしました。
コルビュジェの名声の影に隠れた女性の意外な真実のお話で、美しい画面を楽しんでいたのに会話が英語になったりフランス語になったり変だと思いつつ字幕読んでいたら眠りに落ちて。
昔からミューズ的な女性の生涯には関心ありだったのに情けない。

1人で映画館に寝るぶんには人目もないし迷惑にもならないので気が楽。
ところが小さなチェロのコンサートの最前列中央で頭を思いっきり下げて寝てばかりのオバサングループがいました。
曲が変わるたび覚醒し、音楽に合わせて頭を揺らしたりして聴いているかと思ったら、あっという間に眠りに落ちる。
休憩中に持参のお菓子を食べはじめ、演奏が始まっても長らく口をモグモグ。
(多目的ホールなので何でもあり)
モグモグしなくなったら頭がカックンと下がり爆睡。
私の席からチェリストはほとんど見えなくて、そのグループばかり目についてしまった。
偶然いただいたチケットで全然存じ上げない演奏家のコンサートでしたが、音楽より浮世の義理での観客多しとお察ししました。

先日も、参加者多数の大学の公開講座に行った時のこと。
まったく同じようなオバサン達に遭遇。
講演が始まって速攻で1人が寝てしまい、休憩でやはり持参のお菓子を食べ、モグモグしながら講演を聴いているかと思ったらすぐに皆の頭がカックンと。
私も退屈で眠かったけど、話に出てきた固有名詞が聞き違いなのか気になり、検索してたら数珠つなぎに疑問がわきスマホと戯れてました。
スマホ歴2年未満なので講演聴きながら同時進行で調べモノ出来るのは新鮮な体験。頭は活性化へ。

年を重ねると何か観たり聴いたりするうち、やっぱりすぐ睡魔がやってくる?
それにしても皆さん、健康なお口の持ち主?
私は歯周病が進行中なので歯科に通院中。
お菓子やアメを持ち歩くなんてコワすぎます。

防音室で暮らす

2017年08月08日 | 日常
立秋とはいえ、暑さ真っ盛り。

連日35度前後。
安眠のための工夫に毎年悩む。

昨年2月に出来た防音室。
初夏に、引き払った仕事場の荷物を防音室に運び込み仕事場も兼用。
しばらくはダンボールの山で練習スペースの確保するのが精一杯。

そんなドタバタで昨年気づかなかったのが、防音室の保温性。
午前0時にエアコン消しても朝まで28度をキープ!

室外機も日陰にあって、終日エアコンは効きやすい。
家中で防音室は一番の避暑地なのでした!

そうだ、防音室で暮らそう!

早速、狭いけどひんやりした床にマットを敷いて寝ることに。
遮光カーテンはオーダー中で、元寝室のカーテンをはずしてかけ、足りないところは風呂敷を吊るす。
エアコンなしで静かだし、とても快適!

ついてない?

2017年05月16日 | 日常
キッチンリフォーム工事+α、一旦ほとんど仕上がったものの、想定外の事が多々起きてやっと昨日完全に工事と縁が切れました。
なんと2ヶ月がかり!長かった~~!
タタリかと思うほど不運が重なり、あげくに建築士さんは、我が家の帰り、信号待ちで車に追突される事故まで。
車はへこんだけど、体に異常がなかったのは不幸中の幸いでした。
昨年の防音室工事はサッサと終わって、その後何事もなくすみました。
咳が止まらない風邪で寝込んだけど。

今回、内心ウンザリしましたが、誰も悪くない出来事ばかりで、現場それぞれ苦労している様子を知り同情してしまったり。

チェロの調整と弦の交換をしたのですが、ネットで買うのと違って工房での弦の値段には仰天。
何種か試させてもらったので少々は覚悟してましたが。。。
それでもまあ、結果よければと機嫌よくしていたら、自他ともになんだか結果イマイチみたいな評価になってきて、ガックリ落ち込み中。
再度、調整してもらいに行くことにしました。

何度か買ったことがあるスポーツ店を通りがかり、靴を衝動買い。
歩きやすい靴に出会って喜んで家に着いたら、その店のセールのはがきがポストに。
はがき持参すれば3日後から安くなってポイントもたんまりつくそうな。
迂闊に買い物も出来ない店は困ります。
金額が私には大きいので電話してみたら、一旦返品受け付けると超不機嫌な声で返ってきました。
なんだかクレーマーになった気分でいやですねぇ。

「ついてない」とは関係なく私の記憶力、注意力低下が原因ですが、
出先で寒くなり、スカーフを巻こうと思ったら、ない!
どこで置き忘れてきたか、落としたか?それまでの経路を頭の中でグルグル。
打ち合わせも気もそぞろ。。。。イライラする。。。

きっぱり諦めよう、そもそもバッグに入れ忘れたかもしれない、と家に帰ったら、フワ~っと広げたまま、あった。
お付き合いで買って後悔し続けたバカ高いバティックですが、年取って前より少し似合うようになったのはラッキーと思うことに。

ところで、
教え子仲間みな、恩師を失った寂しさは大きく、当分様々なやりとりやイベントが続きます。
旧交をあたためるチャンスを天から撒き散らす先生です。

一方、
めったに更新しなくなっていますが、消息チェックに来てくださるリアル友さんがいらしたのはうれしいことでした。

来月から上昇気流に乗りますから。
(更新はきまぐれです)

リフォーム

2017年03月23日 | 日常
リフォーム工事が始まって一週間が過ぎました。
昨年の防音室工事の経験があるので、住みながら工事をしてもらう不便さにもちょっと慣れました。
今回は体調も良く、台所が使えないためショボい食生活にも耐えられています。

キッチンの全面改装なのですが、学生時代からの友人(女性)にお願いしていて、あらゆる点で私向きの提案をしてもらえるので大助かり。
建築士でも専門がいろいろ。
防音室の時は、音響専門の方に。
今回は高齢者福祉が専門。
どちらも頼もしい女性建築士さん。
ありがたいことです。

グリルが壊れたことから始まって、コンロを替える、換気扇替える、
システムキッチンの高さを高くしたい、吊り戸棚を取って開口部にしたい、など次々話しが大きくなり、リビングまで及び大工事に。
リビングの2m以上の出窓カウンターにサンダーをかけた時には、モウモウと家中きな粉まみれみたいになりました。

先日、同級生数人が集まった時、いい時代に生まれて面白かったよね、言った友人がいました。
キッチンひとつとっても、自分が生まれた時と今とでは、当時想像もつかないような激変ぶり。

両親が建てた昭和の台所、今の平成のキッチン、新しいと思っていても20年以上経てば世の中変わってました。
キッチンの位置づけも、どんどん主役に躍り出てきてますよね。
「平成の次」の20年は新しいキッチンで楽しく過ごしたいものです。
80代か。。。

ちなみに同じマンションで尋ねてみた限り、新築時から同じガスコンロを使っているのは私だけでした。
物持ちいいんです、私。


そうそう、何でも見事に手早く作ってくれる大工さんに感心していたら、
Eテレでチェリスト藤村氏の趣味が日曜大工と知って驚きました。
大工仕事、一瞬やってみたいな、防音室でやれば迷惑にならないかなと頭をよぎりました。
だけど、あのホコリを思うとやっぱりダメですね。

アクセサリー売り場で

2017年03月05日 | 日常
1000円からせいぜい2万円くらいの雑多なアクセサリー屋さん、
変わってるな面白いなと思うものを見つけて、すごくお値段以上だったら大喜びで買う。
いろいろ物色していたら、他のお客の大きな声が。

「もう年だからお洒落しないの。今は仕事もしていないし。
アクセサリーも却って顔を目立たせてしまうものなのよ。
なるべく顔が目立たないようにしたいの。」

だったらなんで商品見てるのか?

あげくの果てに
「もう顔をベールで隠したいくらい!!!」
とのたまった。

店員さん
「・・・・」

その80過ぎくらい?のお客の顔を思わず振り返って見てしまった。
しっかり目が合って、にっこりお笑いになる。
派手な顔立ちで、かなりの厚化粧。
真っ赤な口紅にしろ、顔を目立つようにしているとしか思えない。

若い頃は美人だったに違いない。
何も買わずにスタスタ出て行かれた。

な~るほど、店員さんに「何をおっしゃいます!そんなにおキレイで若々しくていらっしゃいますのにもったいない!」と言われたかったのでありましょう。
そうすればネックレスの2,3本買って行ったでしょうに。

話好きて褒めてもらいたがりのご高齢女子に時々お目にかかる。
バスの中で知らない人に何となく話しかけ、そのうち「私、いくつに見えます?」
「え~!!!93歳???見えません!!!」と驚いてもらうのを趣味にしていそうな方、いました。

一昨日は亡き母の誕生日。存命なら87歳。
ご近所で母より1歳上の方がいて、昔から出会うと「老い」を散々お嘆きになるのですが、先日、久々にお見かけしたら本当にお元気そうでおキレイ。
今度、思いっきり褒めて差し上げましょう。

もうすぐ95歳とは!

2016年12月10日 | 日常
書こうと思いつつ、一週間以上経ってしまいました。

あと2ヶ月で95歳になる恩師の引率で高校クラスメート10人と京都、大徳寺へ。
昨年は先生が風邪でドタキャンになり、生徒だけで別のお寺に行きました。
(ハードスケジュールぶりをココに書きました。)
今年は前日7度の発熱だったそうですが、葛根湯2つ飲んで寝たら治ったとかでご出席。
ご家族もよく送り出されたことと思います。
この2ヶ月で同窓会6回も出席されて忙しかったとのこと。
超売れっ子恩師で、あまり誘うとご迷惑なのかも。

この日は、快晴で暖かく、スタスタと9千歩も歩かれ、よくお話しになりました。
あぶり餅を食べたいと言われ、反対方向に歩いて遠回りになりましたがお疲れもみせず驚嘆です。
「きみはチェロが弾けていいねぇ」とおっしゃってくださって、記憶力の良さに感激。
聞きたいとはおっしゃらないので、ほっとしました。

ずっと昔から「この年になると、毎年毎年が勝負だ!」が口癖。
ただ観光でブラブラするのは好きではないそうで、何か目標を達成するのがいいのだそうだ。
テニスと囲碁は今も続けておられます。飽きない勝負師は健康の源?

3年後、あちこちで白寿のお祝いラッシュでしょう。
楽勝でクリアできると確信しています



紅葉は落葉。ドウダンツツジが美しい。

不用品の処分

2016年07月12日 | 日常
捨てるのが嫌い、というか捨てられない性分。

最近、ゴミとして捨てたもので一番辛かったのが「アイボ」。
どこも引き取り先がみつかりませんでした。

カーテンや風呂敷でも、送料や会費がかかってもネットで引き取ってくれる団体を探し出して、送ったりしています。
(パキスタンで利用されるようです。バングラデシュじゃなくて。)

なぜか大昔からの風呂敷が大量にみつかりました。
昔は家紋を入れた風呂敷も嫁入り道具のアイテムだったようですね。
ハンカチも大量にありましたが全部発送してすっきり。

買取業者に査定してもらったのが、今のところ着物と本。
どちらも2社当たってみました。
本を捨てに行くのは大変な肉体労働であり、玄関まで着払いで集荷に来てもらえるのはありがたいです。

専門書を扱うN-スブックセンターには、2回お世話になりました。
本が到着した当日に即査定リストが送られて送金も迅速です。
30冊以上送るのが着払いの条件で、通算70冊以上送りました。
「今回値段がつかない本はありませんでした。」とあり、最低10円はついています。
専門書とありますが、おおざっぱに小説以外送ることにしました。
展覧会のカタログまで送ったらそれもちゃんと値段がついて大喜び。
「マンション大規模修繕費を?割(失念)安くする方法」という新書がずいぶん高値だったり、
40年近く前にアメリカで買ったテレンス・コンランのボロくなった写真集も高値。
日焼けしてあまりに失礼かなと思いつつ送った写真家が書いたピカソについての本も120円!
どんな傾向のものが値段がつくのかさっぱり予想がつきません。
2回あわせて7,600円以上になりました。

もう1社はBックオフ。
査定まで3日くらいかかりました。
小説や昔のベストセラー関係や漫画も含め40冊以上送りましたところ、値段がついたのがたったの13冊。
永六輔氏の「大往生」等もありましたが値段がつきませんでした。
(ご冥福をお祈りいたします。)
値段がついたといっても、1円とか6円とか一桁が多く、もう一社との違いに愕然。
合計600円でお買取下さいました。

可愛そうなのが着物。
査定しにきた業者さん、2社とも買取意欲なし。
団塊世代の大放出で値崩れしているとか。
金の値段が上がっている、とその話題をどちらもされましたが、
うちには貴金属ありませんから。

本で一番高かったのものでも、せいぜい2万円ですが、着物は何十万のものが多数。
本に800円くらいの値がつくのに、総絞りの振袖でも200円也。
少し前は500円くらいが相場だったそうな。
ネットの誇大広告ぶりを突っ込みたくなったけど時間の無駄なのでやめました。
羽織、コート、名古屋帯、喪服、留袖、紋付、シミあり、引き取れない条件多し。
和ダンス2棹分で3000円くらいの査定。

1社に少しだけ買取り依頼して、後のものは着物好きの知人を思い出してお譲りしました。
襦袢やぞうりバッグ小物にいたるまで一切合財。

養蚕、機織、染め、刺繍、などなど様々な伝統的な工程が頭を駆け巡り、
あまりにも粗末な扱いをすると罰が当たりそうと思います。

買えば着物はお高いのに、この値段の暴落ぶりは何たること!

着物業界の未来はあるのでしょうか。

片付けはまだまだ続く。。。