熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

小指が痛い

2005年05月28日 | 健康

ボーイングも少し慣れてきて「お、ちょっとイケてるかな?」と思う時がある。
ところが、鏡で見てるとやけに指が広がってきたように感じたので、教則本とか見てみた。
写真ではもっと指がそろっていたのであまり広げないように弾いた。
前の先生にも「指広げすぎ」と言われたことがある。

そしたら、先日のレッスンですぐに小指を持って「ここまで広げる」と直された。
そろえて弾いてる写真が多かったことを言ったら、私達は手がとても小さいから広げないと安定しないとのこと。
そりゃそうだ。当たり前だ。

ところ毎日練習しているうちに、弓は安定するけど小指が突っ張って痛くなってきた。
バネ指っていうのになりそうだ。
以前は親指で弓を支えて痛くなったけど、今度は小指。

左手は始めたばっかりのポジション移動なので、エイッ、ヤァッと指をスライド、ストップ。
何度も練習して命中率を高めようとしてたら、小指が痛い。
4の指の音、4本の指できっちり弦を押さえないで小指にばかり力を入れてしまう。
でないと音がでないんですもん。

両手の小指が腰痛って感じ。
以前から左手小指は第二関節が力をいれるとへこむので苦労していた。
トラブルシューティングのサイトでも取り上げられていたので試してみたら少しマシになってきた。
でも難易度が上がるとすぐ対応できなくなるのが困る。

テーピング用のテープを買ってきた。小指関節に巻いてみよう。
弓に巻くつきつき包帯も新調した。もっとグルグル巻きにすると持ちやすいのだ。

そうこうしているうちに先生のご病気でレッスンがキャンセルに。
次回まで3週間もある。

ちょっと練習を休んだら小指が回復してきた。
このトラブルはやっぱり年のせいに違いない。

第3回1000人のチェロ・コンサート

2005年05月22日 | コンサート

朝からあいにくの雨。チェロを持ち歩くには辛いでしょうに。
開演のころには止んでいたが、終演には降っていた。

さすがにワールド記念ホールはデカイ!
すごいことに空席はまばら、ほぼ満席か。
会場へ早めに行って正解だった。
人は多いし、遠くの自分の席にたどり着くのに時間がかかるし、トイレは混むし…

席についたらあまりに指揮台が遠いのでがっかり。
私の席は指揮者の右手のはるか遠くになる。
オペラグラスで観ると遥かかなたの正面が堤剛氏の席だった。

23カ国4~79才まで1069人!!!がスタンバイされていてそれは壮観!
バッタかイナゴの大群みたいに見えた。
前の子供達はほとんど見えない。

1.ヴィヴァルディ:ソナタ第5番
2.スズキ・メドレー
(以上スズキ・メソッドの子供達と共演)
3.三枝成彰:チェロのための小さなシンフォニー(世界初演)
4.G.ゴルダーマン:レリジョーゾ
5.J.クリンゲル:賛歌
6.D.フンク:組曲 ニ長調
7.G.F.ヘンデル:パッサカリア
8.A.ペルト:フラトレス
9.R.シェリドン:ハムレットバラード
10.C.ダヴィドフ:賛歌

1~7:大友直人指揮
8~10:ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ指揮

休憩なしのあっという間の1時間35分だった。
4人のグループレッスンでも、もう無茶苦茶、バラバラなのにどうしてこんなに揃うのだろう。
広さによる時間差はどうやってクリアしているのだろうか。
「オーバーランとかしてなかったなあ」とお隣のオジサンも話していた。
ドーム状の会場だと1000人で弾いてもそんなに大音響でもない。
耳をつんざくようなロックのコンサートとはちがうのだ。

予想以上にきれいな音と響きだった。最初に聴いたときググッときてしまった。
前面の名演奏家達にはひとつづつ多くのマイクがつき、逆に端の方のアマチュア席はマイクはまばらで多くのスピーカーが立っていた。

珍しい音楽会を見た、聴いたという印象で曲目としてはヘンデルがよかったかな。
何曲も続くとどうしても単調な気がしてくる。

巨匠の威力はどこにあるのか、あったのか素人にはよくわからない。
これはやっぱり、観客よりも参加する方が断然おもしろいだろう。

1000人のチェロコンサートは知名度もあるけど、コングレスの方はそうでもない。
観客としてはこちらのコンサートにもっと行ければよかったと思った。
グランドコンサート、アンサンブル、バッハ、ベートーベン、それぞれ連日のコンサートの通し券も販売されていたのだった。もともと安いのにもっと安い!!!
チェロが弾ける人はクリニックやマスタークラスやまだまだいろんな参加種目があり、またとないいい機会でうらやましい限りだ。

いえいえ、日参できる場所で願ってもないイベントが開催されてワタクシはシアワセでございました。
これから心して串乃家の串カツを食べることにします。感謝!

鑑賞記録つづき

2005年05月20日 | コンサート


19日(木)1:30 連休働いたので代休で~す!

チェロアンサンブルコンサート1
国際会議場メインホール

1.向山佳絵子&ダヴィッド・ゲリンガス
  
  ハイドン:2つのチェロのための二重奏曲

2.CELLO×2
 
  ニーノ・ロータ81/2,甘い生活
  デューク・エリントン:Don't get around much anymore.
  ニール・ヘフティ:リル・ダーリン
  アンヘル・ビロルド:エル・チョクロ
  アストロ・ピアソラ:リオ・セナ

3.ソウル・チェリステン

  ブルッフ:コル・ニドライ作品47
  ゴルダーマン:セレナーデとロマンス

4.ミュンヘン・フィルハーモニック・チェロ・クァルテ

  スーザ:星条旗よ永遠なれ
  ベラミ(シャンソン)
  ‘James’van‘Bond’ven:SymphonyNo.5
  ハルデンベルク:タンゴ
  ハルテンベルク:小さな鉄道
  クレンゲル:即興曲

受付でチケットを不審そうにしばらくチェックされた。
ぴあの電子チケットなのだが、一般人が少ないことの表れだろう。
座席は中央の前から3番目。
2列目にフランス語を話す人達がずら~っと座った。
デジカメで撮りまくっていた。
後の席には東京からの方々。
「こんな大規模イベントすごいですねぇ!チェロを弾く者にとっては最高の企画ですね。
仕事がなければ月曜から来たかった。」なんて話されていた。

舞台になんとサイレントチェロが用意されていていったい誰が弾くのかと意外だった。
SVC100だ。重かったなあ。レッスンを思い出す。

1のハイドンがサイレントだった。どうしてだろう。
2のジャズっぽいデュオの方が向いているのに。
生のチェロを聴きたかった。

2はくだけた曲でホッとした。
今までお上品なクラシックばかりで、チェロそしてこのイベントはお堅い真面目な面しかないのかと思っていたから。
スリップドレスで現れたファンキーなおねーさんふたり。
リゾートに行くみたい。
ジャズもタンゴもクラシックもミックスした編曲はとても受けていた。
右の人の弾きかたが今習っている形に近かった。
華奢なフランス人だった。
ちょっとチェロがまた身近に感じたぞ。

3は韓国の若い女性5人、4人編成。
グループレッスンを思い出した。皆でうまく弾けたらうれしいだろうなあ。

4この4人グループはメンバーにバラエティあり。
見かけによらずエンタテイメントな内容で大拍手だった。
007と運命の合体曲が大受けだった。


インターナショナル・チェロ・コングレス・イン神戸2005

2005年05月19日 | コンサート


正式名はこれ↑でした。コングレスって大会、集会って意味だったわ。
鑑賞記録。

18日(水)7時よりポートピアホール
グランドコンサート2

関西フィルハーモニー管弦楽団・現田茂夫/指揮

1.林峰男/ショスタコービッチ:チェロ協奏曲第二番

2.ラルフ・カーシュバウム/ドボルザーク:チェロ協奏曲

3.ダーヴィッド・ゲリンガス/シェンデロヴァス:‘Do’の協奏曲

4.マリア・クリーゲル/エルガー:チェロ協奏曲

2時間45分の“大盛り”のコンサート。(^^)
お値打ちなのに会場が思ったより空いていた。なんともったいない!
外人も多いし、私のような一般人は少なく関係者が多いみたい。

1と3は初耳。
3は初演なので当然!
ゲリンガスに捧げた現代曲。
この曲だけワタシのセンセイ参加。うしろで援護という感じだが、頭の先しか見えなかった。虫の羽音みたいにずっと鳴らしていた。

現代曲もなかなかおもしろくて興味深い。
第一、技法のバリエーションがあって変わっている。
楽器編成も個性的でキンキラ~ピラピラ~という光物みたいな音も入って楽しかった。

生まれて初めてドボコンやバッハ無伴奏を聴いた時よりワタシには聴きやすかった。ただ名曲といわれるものは聴く機会が圧倒的に多いので、だんだん情が移るのかもしれない。だから、単純に上記2のおなじみのところで体が熱くなるのがわかった。
2は拍手が少なかった。1楽章はいいな、と思ったけど熟知した観客の耳は違うらしい。

3.エライ高い音のオルガンを弾いていた人がシェンデロヴァス氏らしい。
ゲリンガス氏と二人拍手喝采だった。
今回のコンサートの目玉だったようだ。

4.マリアさんの左指がカエルの手みたいで驚いた。
チェロ用に進化した見事な指!

衣装が上半身魚網状でシースルー。超大胆。前だけ一部透けないけど横からが。。。。
スカートはオーガンジーを重ねたものだったが、ライトがあたるとおみ足が。。。
ワタシはものすごく端に座っていたので予期せぬ見え方だった。

ドイツの女性は日本人男性より体格がデカイ。男っぽい場合も多い。
指と腕の長さをわけてほしい。

4つも協奏曲を聴いてマッチョなチェロを思い知らされました。

笑わなくても。。。

2005年05月16日 | チェロ

2~3ヶ月ほど前、久々に会ったTさんにチェロを習ってるといったら、大笑いされた。

彼女とは同じ仕事方面の情報交換で話が盛り上がることが多く、何かを受講する話もお互い100%仕事がらみだった。
今も彼女「この資格とろうと思うけどどお?」と私より7才若いだけに向学心旺盛。
仕事のステップアップを最優先。

その会話に突然チェロが乱入したものだから、その突拍子のなさがおかしかったのか、それともワタシの滑稽な演奏姿と音を連想したのか?

「笑うけど7年くらいたったら、そんな気になるって!」と私。

ところが憎いことに「ヨーヨー・マ、ダンナと行くの!」と言うではないの!
内心、なんでアンタが行くのよぉ~!

なんと、これで2度目らしい。

当時ワタシはヨーヨー・マの無伴奏ばかり聴いても猫に小判だと思っていた。
(豚やら、猫やら、次は馬か)
チケットも安くはないし、神戸でどっさりコンサートもある。
なにを聴いてもそんなに違いがわからないだろうと思っていた。
なので翌日の堤剛のデュオコンサートくらいだと気が楽かなと検討中だった。
そのことを言うと「比較したいから一緒に行こうよ」と彼女。
太っ腹!!!

それでチェロ組曲の2番は両者共通だったのですが、どっちがどうという彼女のコメントはなかった。
この曲は聴いたことがなかったそうだし。
何よりホールが1700人と350人では圧倒的に小ホールのほうがチェロの音がビシバシ伝わってきたそうだ。チェンバロは睡眠薬になっていたが。
ヨー様の人気で会場の熱気もそれなりに楽しかったようだ。
たまたま楽屋から出るヨー様を目撃できて、すごく感じいいヒトだったらしい。

コンサートって半年前からチケット買ったりするけどその時にホントに行けるかどうか問題だ。
今回、彼女が居眠りしたのも理由がある。
姑の介護問題でヨーヨー・マの後、緊急親族会議参加。帰ったら夜中3時。
実の母上もダウンしてるのに翌日またワタシとコンサートへ行ってる場合か?
でも、煮つまりそうなことばかりなので逆に来たのだとか。

公私にわたって未来予測が立てにくい上、おまけに天災や事故、世界情勢までめまぐるしい昨今、先の予約をするのがおっくうになる。

いえ、何も考えず先にちゃんといい席取って万障繰り合わせて行くっていうのがいいのかも。
(暇なくせにって?)
でないと、どこにも行きそびれてしまうのだ。

10月のジャン・ギアン・ケラス2番、3番!同じく10月ミッシャ・マイスキー2番!「無伴奏聴き比べ」行けるだろうか。


デュオコンサート

2005年05月15日 | コンサート

昨日、大阪イシハラホールまで行きました。
堤剛氏は引き続き神戸ですね。

堤 剛(チェロ)
高橋悠治(チェンバロ)

● J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV.1008

● J.S.バッハ:フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV.812

● J.S.バッハ:3つのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
      第1番 ト長調 BWV.1027
      第2番 ニ長調 BWV.1028
      第3番 ト短調 BWV.1029

堤剛氏は何も紹介なしてすっと登場され、にこやかにチェロに向かわれ一気に2番の6曲弾かれた。
さすが大御所の風格。精緻で華麗な演奏だった。
時折、座頭市(勝新)の真剣勝負の場面が頭をよぎった。

座席350の小さなホールの正面3番目だったので、奏者の息遣いまで聞える。
演奏のための呼吸法があるのだろうか。

小ホールでチェロの響きがしっかりと体感できて感激した。
ワタシが習っているのは何の楽器だろうと思ってしまう。

ショックで昨日は練習する気にならなかった。
それに小指でグニグニグニッ!とビブラートをかけているのを見て軟弱な小指を持つワタシには未来はあるのか不安になった。

チェンバロ演奏が不可解。
紬の作務衣風上下に運動靴。
陶芸家か職人みたいな出で立ちで、ゴブラン織りの椅子に座ってロココのバラの装飾のあるチェンバロに向かっている姿はシュールだった。
演奏がすごければミスマッチも吹っ飛ぶだろうけど、なんだか冴えない音色にぎこちないリズム。

それにソロの時も楽譜めくる人がいてほしかった。

チェンバリスト中野振一郎さんの方がずっといいなあ。
関西弁バロック解説もすごくおもしろいし。

機会があったら中野さん(こっちのサイトも)とチェロのアンサンブルが聴きたくなった。

一緒に行った友人はチェロのソロ以外、睡魔に襲われ激しくコックリコックリするのでハラハラした。
んもう。。。

豚に「真珠とり」

2005年05月12日 | 音楽


オペラは高嶺の花だ。
来日中のフェニーチェ歌劇、S席で4万以上。最低でも1万5千円。

数年前来日の時、なんと、なんと!ゲネプロを観ることができた。
近くに元文部大臣の赤松女史が座っておられた。

友人の幼馴染が団員(日本人)にいる関係で、友達の友達で入れてもらった。
ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」
何もわからないまま、4時間の長丁場。
丁々発止と舞台を作っていく様子を見た。

覚えているのは、簡素にシンボル化したモノトーンの舞台。
中央のオブジェは印象的だったし、ライトの使い方も感心した。
ものすごく現代的な舞台美術だ。
衣装も服というより全員白っぽい布をまとっているだけ。

一番圧倒されたのは指揮者が、歌も所作も自ら実演して出演者に指示していること。
あらゆるパートの人をチェックして注文をだしていく。
かと思うと、オケの方を見て演奏の指示。
指揮者一人が4時間立ったまま、休むヒマもなくぶっ通しだった。
すごいタフ。

ここの指揮者が2月に亡くなられたそうだが、この方だったのだろうか。

そして今回、友人が行ったゲネプロは「真珠とり」だったが、人数が制限されているので私まで無理だった。(大勢にタダでみせるわけにいかんでしょうね。)
またもや馴染みのない演目なのでワタシなんかには、まさに豚に「真珠とり」だ。

周囲は音大関係の人ばかりだったらしい。
かなり酷評してたけど、よくわからなかった、と友人のコメント。
楽屋口から入らされたので近くで出演者が見えて、年配のおっちゃん、おばちゃん、ばっかりで驚いたとか。
熟年が第一線でがんばっているのがうれしい、というのが一番の感想だったようだ。
友人は前回、椿姫の方はチケット買って観たそうだが、今回はゲネプロだけだ。
やっぱり知らないものを観るほどオペラ通ではないみたい。
というか、あくまでも幼馴染の出番があるかないかですね。

オペラで思い出すのは中学入学してすぐの音楽祭だったか、文化祭だったか…
今まで観た、そしてこれから観るであろうどのオペラよりもインパクトが強いかもしれない。

女子校だったのだが、オペラハイライトとして高3のお姉さんがカルメンや、椿姫、蝶々夫人の名場面を熱演した。堂々と‘オンナ’を歌い上げていた。
チイチイパッパの学芸会しか知らない新入生は、いきなり惚れた腫れたのオペラの舞台を目の前で観てそれはもう、大騒ぎだった!
宝塚歌劇のノリ!でもレベルの高さも大人の間で評判になったらしい。

毎年恒例ではなく、音大進学するような出来のいい子達を徹底指導した賜物だった。
東京芸大出が自慢の先生も、この特別な舞台のことはずっと語り草にしていらした。
舞台に立ちたい、声楽をやってみたい、と生徒達の進路にも大いに影響を与えたようだ。

功績を讃えられてきた先生ですが、私の場合、お蔭様で音楽的才能のないことを思い知らされましたね。
しっかり選別して教育されましたから。残念!

5回目のレッスン

2005年05月11日 | チェロレッスン

開放弦、音階、移弦、いつものパターンですが、今日は何しようかな?と先生少しずついろんな注文。
ドソドソ、ソレソレ、スラーでいったりきたり、簡単なのにあらためて弾くとうまくいきません。
弓の角度の指摘をうけました。
それから手が小さいのでもっと指を広げて弓をもつように。特に小指。
(先生も手が小さい)

オーラ・リー上がり。
楽譜の指番号通りではなくポジションの移動無しのフィンガリングで弾いてます。

威風堂々上がり。
ポジション移動が含まれていて、今回はそこは弾かなくてもいいということだったのですが知らん顔で弾きました。

どちらの曲も音がブツブツ切れやすいのでもっとつながりよく弾くための左指使いとボーイング。

今回ポジション移動を習うはずだったのですが…

「先生、今日レッスンブック持ってきたんですけど。。。それから違うエチュードの本も使うとおっしゃってましたが。。。」
「あ?今日は時間なくなりました。ポジションの移動をこの本でやろうと思ったけど、もうできてるから。エチュードの本より、レパートリー集の2、3を順にやっていきましょう。」
「はぃ。。。。」
曲をどんどん弾きながら(願望ね)、新しいことを習うやり方。
ワタシみたいなのは、この方が好み。

ポジション移動の要点をちょっと習う。
左手の話がやっと増えてきました。

次はまだレパートリー集1、ハッピーバースデーと荒城の月が宿題。
「え?まだやってなかった?」と先生。
先生、今日はなんか変。誰かと間違えてるのかしらん。

ところで1000人のチェロイベントが来週から始まる。
今の先生も前の先生も最後の1000チェロには出演されない。
なんで~~~?
訊ねた時、「出ません。学生や生徒がでます。」と同じ答え。
失礼ながら、ちっちゃい子が「もう、ボク(アタシ)おにいちゃん(おねえちゃん)だもんね!」というのに似てるように思えた。
お若いので私から見たら学生にも院生にも見えないことはない。
出演されたらいいのに。

でも、先生はイベントのひとつ、グランドコンサートのどこかで弾くことになったそう。
後の方で弾くそうですが。

ワタシは合計3つコンサートへ行く。いざ、神戸へ!楽しみ!

姿勢

2005年05月07日 | 番外

書こうと思いながら日が過ぎたが、憲法記念日の筑紫哲也(夜11時)の番組で大阪のおばちゃん達をレポーターにして憲法とは何かを探る特集があった。
おばちゃんでもわかる?憲法、という設定は、人を見る気させるところがスゴイ。

余談だが昔はおばちゃんというのは40歳くらいのイメージがあったが、ところが昨今、おばちゃん集団というのは60歳が中心なのだ!
ふふふ、ワタシなんでま~だまだヒヨッコだわ。

市会議員から始まって、上京し国会議員船田氏、元防衛庁長官石破氏に憲法について話を聞き、自民党の改正試案に対してじかに疑問をぶつける。

試案で“国民は○○しなければならない”的なところがあり、「昔の修身の教科書みたい~!」といみじくも、おばちゃん達。
家庭を大事にしましょう、みたいな条項もあって、政界失楽園と言われた船田氏は「私のことはさておいて。。」と日本人の精神の荒廃を憂いてらっしゃいました。
笑わせてくださいます。

多くのヒアリングの結果案の定、やっぱりよくわからん、というおばちゃん達だった。
でも、今の憲法どうこうの前に憲法っていったい何?と疑問を持つに至ったところに成果があったようだ。

おばちゃんコーナーの後、スタジオで立花隆と宮台真司のトーク。
意見は護憲と改憲に分かれててはいるが、基本的には同じ思想だと思った。
近代国家の憲法では、憲法とは国が守るもの。
(国家権力の暴走を止めるために!)
○○すべし、と国民を戒めるためのものではない。
この基本をずらせて自民党試案ができているのではないのかな。

お二人お話はまあそれなりなのですが、いくら立派なことを言ってもあの姿勢はない。
お尻をずらして体を斜めによじってひじ突く立花氏。
もちろん足は大きく開く。
そして異常に足を開く宮台氏。左ひざ、つま先は体と水平だ。
さすがに両足それだと180度なので右はそこまで行ってなかった。

ちゃんと椅子くらい座れんのかい?
なんでそんなだらしない格好しかできんのかい?
どっか痛いの、お二人さん?

最近、チェロを弾くことにも、私の弱点の腰にも関係あるので姿勢に目がいくワタシなのだ。

ファッションショーを見て

2005年05月01日 | ファッション

ワタシが今朝新聞に載っていた。
顔が2ミリくらいの大きさで、ですけど。

ファッションショーを見に行ったのですが、そのランウェイの写真がローカル版に載ったからです。
なんと神戸税関の庁舎での開催。税関での開催が珍しいので記事になったようだ。
旧居留地にあるブティックのブランドのショーだった。

今のトレンドは誰でも着こなせるものではない。
ボディが問われるデザインばかり。
若い人もたいへんだ。

お年頃に流行ったファッションって一生何らかの影響を残すことがある。

マスカラ毎日塗りたくっていたら、まつげも減って生えてこないだろう。
茶髪も髪を痛めるし、いずれ嫌でも白髪を染めるころには髪はボロボロだろう。
先がツンツンのピンヒールはいてたら外反母趾になるだろう。
(某靴売り場で‘セレブカジュアルシューズ’なるPOPがあった。なんじゃそれ!?)
ダイエットばかりしていたら骨粗鬆になるだろう。
お腹や腰、出しっぱなしで冷えたら、不妊症になるだろう。
後で後悔しても、取り返せないのだよ。

思い出したけど2週間くらい前、腰が痛いというのに神はいろんな試練を与えたもうた。
路地を歩いていたらサッカーボールがコロコロ転がってくる。
向こうからお兄さんが走ってボールを追ってくる。
躊躇したけど、無視するのも悪いのでトコトコっと行ってボールを足で止めた。
蹴るのは無理なのでそこまで。
それでも大きな声で、ありがとうございましたっ!と言われてうれしかった。

次の日、歩道で白い帽子がふわふわワタシの前に飛んできた。
拾ってあげたいけど痛くならないか???と躊躇したけどがんばって拾った。
自転車で走っていたお姉さんの帽子だった。
そっけなく、すみません。

ローライズのジーンズで胴長の人が自転車に乗り降りするとすごいことになりますよ。
どこにも固定する力が働かないので引力に従ってジーンズはずり下がるしかない。
お腹も腰も出っ張ったところが一旦はみ出てしまったら元に戻すのが大変。
ひどい後姿で立ち去って行った。
セクシーでもなんでもない、マヌケな姿だった。
まさに、頭隠して尻隠さず、ですな。

ローライズ(ヒップボーンより下なくらいだ)をぶり返したのはグッチにいたトム・フォードではなかったか。
ヒップが長い日本人には絶対無理で流行らないと思っていたのに、こんなにはびこるとは信じられない。これを穿いてしゃがんでも問題ない日本人てそうそういないと思う。

本日は文字通り老婆心炸裂!