熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

2019謹賀新年

2019年01月04日 | チェロ


ごくまれに、抜き打ちで更新するような拙ブログへようこそ。
ここ2年くらい風邪もひかず、元気に暮らしております。

1本、絶対に抜けては困る弱々しい歯がありまして、疲れたら即、出血します。
この歯を死守するために健康管理しているようなもの。

暮れに被せ物をやり直した奥歯2本。
今まで機能的にも美観的にも、具合が悪かったので保険適応外にしてもらったら、思わぬ大出費。
(インプラントではありません)
いつまでキープできるかしらん。

きききりんさんの映画をテレビで見ましたが、70歳前から入れ歯なので驚きました。
メンテ次第で長持ちさせられるという認識、早くから持てないもんだと共感です。
私も悪くなってから大後悔です。

写真の品々、実は少々サボりがち。
チェロを弾いたり、担いで歩いたりするために、柔軟性や筋力が落ちるのを少しでも阻止したくて。。。
あとダンベルやステッパーもあります。

パワーがなくなってくるのを痛感するけど、弾くこと自体に昔ほどは疲れなくなっています。
高齢になっても弾けるための脱力レッスンのおかげでしょう。

では今年も何が起こるかわかりませんが、元気で乗り越えましょう。

おくればせながら謹賀新年

2018年01月06日 | チェロ


今年もよろしくお付き合いのほどお願いいたします。

不思議なショットを発見、拝借↑
中身は超高額な楽器のはずですが、コロコロで振動与えてもよろしいの?
なかなかの愛犬家のようですね。
本当に散歩しているのではなく、当時の写真栄えを狙っただけかしら。
そういえば、重い楽器を担いでウロウロ歩けるのは何歳まででしょう。
ワタクシ、そのための筋トレが必要になってきた気がします。

さて、いろんなチェリストを集めた未知のアルバムを聴くのも楽しいですね。
ながら、で聴いていてハッとしたら誰の演奏かチェックします。
ハッとした1人が彼でした。

条件を変えるとまた違った受け止め方になるのが面白い。
昨日、地元の天才少年チェリストのコンサートでした。
2000人の大ホール、あっという間にチケット売切れそうになり、ようやく取れた席が最上階の真横。
見下ろすのでツムジしか見えません。
いつもニッコニコの表情と共に拝聴していましたが、今回ナシだとかなり印象かわりました。
不思議なものです。

今年も焦らず地道にチェロを楽しみます。

おひさしぶり!早、立冬!

2017年11月07日 | チェロ
こちらOpenして以来、とうとう広告が入るほどご無沙汰してしまいました。
歳とともに時間が経つスピードがどんどん早くなり、書きたかったことが追いつかず、そして忘れるというパターン。
仕事に追われて時間がない昔こそ、たくさんアップしていたのがウソのようです。

何でも飽きる時が来るというものでしょうか。
チェロは飽きていませんので念のため。
新しい先生の下、心機一転やりなおしレッスンをスタートしております。
自分で練習していても変なクセがついてしまったりで埒が明かないワタシです。
レッスン強化で上手にならない原因を元から探り対策をたて練習することに重点をおきます。
人前で弾く曲を目標にすることが常でしたが、ちょっと方向かえてみます。


以下、書くつもりだったネタ在庫。
おいしくても食べ飽きた定食みたいなリサイタル。
1万歩歩いた後のコンサートで寝る時、寝ない時。
山陰地方に初めて行ってみた。
初めて聴いた曲、2曲。
82歳の元ベルリンフィル首席奏者を間近で拝聴。
85歳ロシア人指揮者、遠くから拝見。

スポットライトはまぶしかった

2017年07月19日 | チェロ
広告が入ってしまうほどご無沙汰で失礼しています。
チェロ弾いてます。

前回書いたように、上昇気流に乗れると信じつつ今日に至る。
気の持ちようは大切です。

それで、2年ぶりの大きな舞台での演奏も何とか無事クリアできてホッとしているところ。
地元の名門ホールなので出演者の意気込みがスゴかったです。

人生かけてチェロを熱愛するお若い先輩チェロ弾きさん達に大いに刺激を受け、そしてこんなアラ還にまでアドバイスや励ましをいただき感謝感激。

本業でも活躍されている上にオケにソロ活動に頑張っている方々、そのバイタリティにただただ脱帽です。

後で、聴きに来てくれた友人に「ちゃんとエンドピン出してから出場するように」言われました。
お客さんにとっては「何ゴソゴソしてんねん!ルーティンか!?」
椅子の高さ、エンドピン刺すポイント、お尻、足を置く位置、決めることが多い。
弓の張りをチェックし忘れて、1音弾いてゆるいので一瞬動転!
一応、音が鳴ったので落ち着くことができた。

演奏する時は祈る気持ち。
うまく弾こうという祈りではなく、祈りを捧げたい人に祈る。
正直、しっかり祈るところまで余裕なかったかも。
でも、心の中で名前を叫んでいました。

実は、突然困難がふりかかった友人達もいて、気楽にチェロ弾いていてキリギリスみたい、と思わないでもない。
こっそりチェロを弾いていくことにしよう。
そして私もガン検診に行こう。

あけましておめでとうございます

2017年01月02日 | チェロ


午年にも使える便利な名画?を見つけました。
よく見ると馬の被り物をつけた天使なんですね。
なんだか幽霊みたいですけど。
シャガールは他にも胴体がチェロのチェロ男?もよく描いています。
ニワトリはもっとたくさん描いています。

酉年だからというわけでもないですが、大晦日に手羽元が安いので多めに買って、
スロークッカーで煮込んだら、ぷるぷるコラーゲンのスープが!

目下のマイテーマは「音に潤いを!しっとりとした音、コラーゲンたっぷりの音を!」
潤いと弾力がない固い音ばかり出していることに(今更ながら)気づき、このままでは弾きたい曲がヤバいことになります。

しっかり弾かねば!というガンバリをちょっと忘れようと思います。
ショボくなるか、固くなるか加減が難しいところですが、意識してみます。
愛の曲を弾く予定がありますもので。。。笑

チェロ経済事情

2016年12月07日 | チェロ
今年も残念ながら欲しいと思う弓に出会いませんでした。
というか、最近自分の判断力があてにならないと確信できるようなことが多々あって、諦めました。

久々に遠くに嫁いだチェロの先生と自宅で再会でき、私のチェロを弾いていただいた。
普段、使うことのない初代チェロ「安さん」を先生が弾いたのですが、大きな音でよく響くのでちょっとびっくり。

「ガダ兄」よりも響く!

とんでもなく古く安い弦を張っているにもかかわらず。
ただし音質は悪いです。

「ガダ兄」はエンドピンも変えて、その後調整もしてもらって、よく鳴るようになった実感があったので大変ショック。

そして、先生から「弓の毛がすべる感じ」と言われるまでそう思わなかったのもショック。
比べてみれば、なんと「安さん」セットについていた弓の方が弦にフィットして弾きやすい!
その弓は5年くらい毛替えしていません。

今の弓は7月に毛替えしたのでOKと信じこんでいました。
そのお値段が激安の4千円台でした。
旅先の工房で毛替えしたのですが、か弱い弾き手なのに毛がよく切れていました。

その前に地元の工房で毛替えをした際、それが原因かどうかわからないけれど音が裏返るようになりました。
そして職人さんが気をきかせて魂柱を移動してくださったのですが、
今お世話になっている工房では、「変なところに魂柱がついていたので治しておきました。」と。

いろんな見解があるようで。。。
私が敏感に判断できればいいのですが、なかなかそうできません。

とにかく良い毛替えをしてもらわなければ。(予約待ち)

仕事場のマンションを売却したので、チェロや弓を奮発しようかとも考えましたがやめることにしました。
基本、猫に小判なので、チェロ関連にお金をかけないようにしていましたが、やはり初志貫徹でいきます。
(例外:大枚はたいた防音室)

キッチンをリフォームすることにしました。

こけた

2016年11月15日 | チェロ
フルートさんと、恒例、高齢の発表会にデュオで参加してきました。
前回2曲も欲張って消化不良だったので、今回はお手ごろな1曲集中。
バッハのポロネーズで、チェロはフルートに比べて楽な役割。
リハーサルも難なくこなせて、いざ本番。
出だしのズレもなく、ちょっと萎縮した響きになっているものの、落ち着いていい感じ。
客席も前回のようなざわつきもなく静かに聴いてくださっている。
あともう少しで終わり、よかったよかった!と余裕をかまし?フルートを見てみたり。

その途端、スムーズに勝手に動いていた左手が度忘れみたいになって音をはずし、
楽譜に視線をもどしても、目が泳ぎ舞い上がって弾けません。
ほんとに最後の方だったので、尻切れトンボのようになってしまいました。
もうショックでショックで。。。。
油断大敵、最後まで集中力を維持しないと何が起こるかわかりません。
最近、顔も体も気持ちもたるむ一方、活をいれられました。

やさしい曲でコケルとほんとにガックリ。引きずります。
段差のないところでつまずいて骨折したことを思えば、怪我がないだけましと思おう。

会場は小さなライブスタジオで、プログラムは多種多様でクラシックはごく少数。
今回はおやじバンドが多くて、キャリア40年とかベテランぞろい。
高校、大学時代から続いているバンドって貫禄ですね。
会の趣旨は、年配レイトスターターの発表の場ということだったけど内容は変化しています。
(だから本物のレイトスターターは肩身が狭い)
私ら世代は洋楽世代でもあり、記憶の底に眠っていた懐メロに聞き入ってしまいました。
デイドリーム・ビリーバーなんて中学生の時。
グループサウンズが盛り上がる前、モンキーズにクラス中わいてましたっけ。
クラスメートの顔まで浮かびます
なぜかイーグルスのコピーバンドが多く、
イーグルスの曲を聴くと、学生時代の合宿の光景が浮かんできました。
ドン・ヘンリーのソロアルバムまでは聴いてましたが、それから長い間のご無沙汰で、懐かしいこと。
時のヒト、ボブ・ディランを誰も取り上げなかったのが不思議でしたが、
長くて歌うのが大変らしいです。

アナログ時代のコピーの苦労話もお察しします。

来年がんばる。


これの前半↑
こわいもの見たさで本番の動画を見ると、こけてなくてもチェロはフルートの足をひっぱるダサさにあふれていた。音符が少ない曲はこわい。(音符の多い曲ももちろんこわい)

チェロ合宿

2016年08月25日 | チェロ

この年になってチェロ合宿体験をさせていただきました。
妹の先生が主催された合宿です。
先生には、私も今まで3回ほどレッスンを受けていました。
遠いのでコンスタントに行けないのが残念。

驚いたのはレイトスターターたちのパワーのすごいこと。
やっぱり首都圏は、チェロ人口も多くて刺激やチャンスが多いですね。
地方の井の中の蛙で、すっかり圧倒されてしまいました。

家に帰って、自分の持っている楽譜の少なさを見て苦笑です。
合奏もソロも経験値が乏しすぎ。

毎日、練習はしてるんですけどねぇ。
同じことばっかりしていたわけですねぇ。
でもそれはこちらの先生が丁寧に根気よく時間をかけて学習能力の乏しい私に、
チェロの基礎を教えて下さっていた証でもあって、
そのありがたさもしみじみ感じました。

大昔このブログに最初にコメントを下さったゴーシュさんにもお目にかかれました。
楽器に関するアドバイスがガッテン!です。

ゆるゆるボーイングも教えていただきました。
だまされたと思って?毎日忘れず日課にしようと思います。
ゴーシュさんありがとうございました。

先生はじめ皆さんに大変お世話になって感謝でいっぱい。
刺激もいっぱい。
台風のオマケはいらんかった。


帰りの新幹線、最後列のスペースには車いすやスーツケースが先客で、チェロを寝かせることができず苦肉の策。
そんなこともあろうかとスーツケースのベルトを持参。
これさえも出来ない場合はどうするかまだ不明。

幼児にチェロを聴かせてみたら

2016年05月04日 | チェロ
姪夫婦、4才、2才の娘がお泊りでやって来た。

4才児はチェロが怖くて、聴くのはもちろんチェロケース見るのも嫌みたい。
今回、防音室が出来たのでみんなでチェロを聴いてもらうことに。
4才児1人で室外にいるのは耐えられず、すったもんだのあげく、
みんなと一緒に聴いてみたら、やっと何とか聴いていられるようになりました。
でも好きではないみたい。
楽器をさわってみる?とたずねたら断固拒否でした。

童謡とかサッサと弾いてあげられなくてごめん。

面白かったのは2才児。
4才児以上に、ものすごく熱心に凝視。

調弦で「うるしゃ~~い!」と叫ぶ。
防音室でそれも近くで鳴るから大きな音にびっくり。

怖がりはしないのでGO!

エクレスのソナタ1楽章、終わりの方でアクビ。
ラルゴですから。。。

2楽章、頭を振り振りリズムを取る。
(内心やった~!三拍子!)
4才児も頭振り出す。
アレグロ成功!?
幼児には2楽章の方が圧倒的に受けました!

イタリア人が書いた音楽用語の本には、アレグロには速度の意味はなく「陽気」「楽しい」「明るい」と。
余談ですが、その本によるとアレグロな女とは、陽気な女ではなくて「尻軽女」。
アレグロには「軽い」という意味もあり。

幼児には陽気で楽しげな曲で攻めてみたいと思います。
今度来るのはたぶん来年。





婿入り

2016年03月19日 | チェロ


「団十郎」で思い出しました。
サイレントチェロを買った頃、市川新之助にはまっておりました。
親子で踊る連獅子の余りの美しさとひたむきさに心打たれたのです。

サイレントチェロの愛称を「しんのすけ」にしたかったのですが、
まったくの初心者の音色とはギャップがありすぎました。
そこで「ぎいのすけ」とネーミング。
ギイギイとした音の記憶がありましたが、今弾くと全然普通。
10年がんばった甲斐があったかしらん。

仕事場に「安さん」や「ガダ兄」が来てから「ぎいのすけ」の出番は少なかったのですが、
自宅に防音室が出来ていよいよ出番ナシになりました。
タイミングよく、先月遠方のアマチュアチェロ弾きさんにお譲りできました。
使ってもらえてうれしいです。

すごい場所とりましたが箱等すべて保管しておいてよかった!
大きいものは運送が大変!