熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

アンサンブルクラス2

2007年05月29日 | チェロレッスン
このクラスの参加は、各回自由なので今回は6人、1名が新メンバー。

先生も進行の方法に苦慮されているみたいです。
最初、全員でへ長調音階。
Annie Laurieを2人ずつ3パートにわかれ、ゆっくり一拍目の音を合わすことから。
一つになってきれいに響いた時には、うれしいというより、ホッとしますね。

DVDを見て以来、音程の悪さを痛感、はずしているのは自分ではないかと神経質になっているのです。

次に、Chaconne/Purcellが3人、前の課題4曲を3人、2室にわかれてレッスン。
Chaconneをリクエストなさった楽勝的Fさん、(まだポジション移動はあまり習っていないとおっしゃる)Kさんとワタシ。
この曲、ポジション移動がかなり多いのですが、Kさんの楽譜の緻密な書き込みで、熱心に練習されていることが伺えます。

3パートのうち、3はまさにこれが通奏低音!というわけで、延々同じフレーズの繰り返し。
やはりパート1,2は無理そうだからと3を選んだ謙虚なKさん、違う意味で激務だった様子。
申し訳なかったです。
何回も繰り返して弾いているうちに、手に痛みが・・・
長時間、拡張ばかり弾き続けるのは、かなりのコツがいるようです。

ワタシも1,2とも難しく最後の方は練習が手薄。
どちらを担当しても足を引っ張ってしまいました。
へ短調なんて、音程の悪いワタシには酷ですね。

前回、イケイケムードで突っ走ると書きましたが、今回は自信なげな、か細い音になるのを注意されました。
音程が悪くても、まずはしっかり音を出すこと!

一人、弱気になると伝染するみたい。だめだめ。
アンサンブルの醍醐味は、全員の集中力、気持ちをどこまで一つに高められるか?にありますね。

スムーズに弾けるところは、さっと視界が広がるかのように余裕ができ、音を冷静に聴けるようになります。楽譜も不要です。快感です。

それが今はほんの一部分。すべてがそうなるように練習しないとね。
ビシッと決めて、シックなバロックに浸ってみたいものです。

最後に、2組それぞれ発表。
弾けないのに、人前で弾くのは体に悪いです。
どーーっと疲れて講評を聞き漏らしてしまいました。←身勝手な生徒

宿題 
Chaconne   Henrry Purcell
あとは未定

メンバーの方々と初めてお茶。(店内で5本のチェロがメチャメチャ邪魔)
ワタシ以外妙齢ね。
発表会のアンサンブルとは違うメンバーだったので、レッスン外では初対面の感覚。
ですが。。。
先生の噂、他の教室、弦楽サークル、コンサート情報、などなど話題はつきません。
ちなみにチェロブログは話題に上らず。

わが先生、メンバーそれぞれの個性に合わせているのか、テキストも教え方もエライ違い。
バラエティー豊なレッスン秘話暴露大会に大爆笑。

ワタシは最古参には違いないですが、上達速度はさすがに遅いですね。
でも、ここで焦って先を急ぐのは禁物。
お先にどうぞと居残るつもりで、しっかりした音程と発音をもっと身に付けないと。

他人様の演奏を観察する余裕などないのですが、誰もが陥ることなのか、自分だけの欠点なのかわかるのも複数のレッスンのありがたさです。
音程は特に悪いですね。とっさに聞き分けられません、弾けません。
以前、Manbouさんちで発見したテストの成績も悪いです。
(1.5 Hzが関の山ざんすよ)

いい耳になるにはどうすりゃいいんだ?
まずは集中力?

若冲展

2007年05月24日 | アート
2000年、京都国立博物館で、
サブタイトルが『こんなすごい絵描きがいた!』(だったっけ?)
という戦後初!の「若冲展」を見に行きました。

その時、代表作の「動植綵絵」シリーズは、何点か見られただけ。
全部一同に見られることなんて、一般庶民には有得ないと思っていました。

その夢が現実に。
今回はなんと120年ぶりに作品がお里帰り。
若冲との縁の深い京都・相国寺、承天閣美術館にて。
京都御所の北にあります。

相国寺が総本山でその塔頭が、金閣寺、銀閣寺なのですね。
金閣寺、大書院の障壁画も展示されていて、ありがたかったです。

空前絶後、夢の33幅の展示をグルッと見渡した途端、鳥肌が立ち、涙が出そうになりました。
日本人でありながら、江戸時代の大作群でこんなに圧倒されたことがなかった気がします。

ああ、日本で見られてよかった。
所有者だった相国寺が、明治時代、フェノロサ?ビゲロー?の求めに応じず宮内庁に売却したお陰だそうです。

前の若冲展でも、すでにブームはすさまじく、
休日に行ったため、満員電車のような混雑で鑑賞した気がしませんでした。
それに、あの格調高い博物館で「押した、押さない」の怒鳴りあい、
小突きあい騒動が起き、大変ショックでした。

マスコミも若冲を頻繁に取り上げ、プライスコレクションも有名になり、益々ドッと人が繰り出すはず…
おまけに絶好の京都観光日和。
おそろしい、、、でも絶対行きたい!!!

今回、同じ失敗をしないよう、チケットは前売りを買っておく、
ウィークデーの開館30分前には到着、を実行。
お寺側の受け入れ態勢も、大変行き届いていて快適でした。

お陰様で不自由なく存分に鑑賞できました。
1時間足らずで終わりましたが、そのころには絵の前は何重にも人垣でした。

「動植綵絵」はちょうどモーツァルトが生まれたころに着手されました。
(突拍子もない比較)
斬新でなんと生きのいいこと!

前の展覧会では、ナイーブで子供の目を持った純粋な若冲、ユーモラスな若冲、が印象に残っています。

今回、全「動植綵絵」を前にして、宗教的な目的で描いたにもかかわらず、色彩、形、両方から濃厚な妖艶さを感じました。
ストイックな面だけではありません。
女性がダメな人が仏門(禅宗)に入るとパラダイスなのか?と思ったり。

老舗八百屋の長男なのに、若い頃(引きこもり、ニートの)あほボンと呼ばれた彼の生涯は興味がそそられます。

読んだ本の中に、京都の花街を支えるのは、今は坊さんですが、当時は商人の旦那衆。
(今は坊さん、に反応。不況知らず?!)堅物で旦那遊びが出来ない若冲は疎んじられ・・のような記述があって可笑しかった。

主流の画壇の硬直した形式を嫌って、自分の目と心で描いた渾身の作品群。
どうして、長い間人々から忘れられ、近年、急にクローズアップされたのか不思議。
有名なお寺に作品を残しているというのに・・・
他にもそんな芸術家が何人もいるのだろうか。


←若冲を知ったきっかけ。
何もわからず、日本の‘奇想’に惹かれて買っただけ。
1989年の本ですが、若冲に関しては写真が白黒が多かったりで、当時はピンときませんでした。
北斎のページの方に目が行きました。
あらためて、この著者の目の付けどころに注目。
昔も今も、一貫して「稚拙美」を説いておられます。
なんか、チェロ的にとっても勇気づけられますねぇ。


訂正
27日の日経朝刊、小林 忠氏によりますと、1971年に充実の若冲展が東京で開催されたとか。
では戦後初の京都展だったのか、とにかく戦後初と何かで読んだ記憶だけありました。スミマセン


45回目のレッスン(通算62回目)

2007年05月21日 | チェロレッスン
心身ともにボチボチ立ち直り中。
小指のヤケドはすぐ回復。
ヤケドしていても練習するのは熱心というより、天邪鬼だからかもしれない。
(普段、できるのにしない時がよくある)

左肘は、以前腫れた箇所が太く、筋肉質になりました。
普段の練習程度なら、痛むようなことはありません。ホッ。

さて、レッスン。

教室に入ると、レッスン室からしっかりした音色でデュエットが聞こえてきました。
敬虔な気持ちになるような調べ。

先生に尋ねると、「スズキ2のバッハですけど。」
先生が伴奏をつけていらしたのです。

たっぷり響かせて弾くスズキ2の方が、フラフラ、スカスカ弾くスズキ4より聴かせますね。
そう実感しました。
スズキ5でも10でも音楽として“聴いてられない”のはNGです。
あ、また発表会を思い出す。。。。

ワタシもしっかり鳴らせるかな?とレッスン開始。(チェロは同じ教室のもの)

○ Violoncello Schule Op 30. Lee Sebastian

◎ lesson6(H-moll ハーモール/ロ短調)P27

まず、音階から。この音階練習はサボっていた。
というか、前のニ長調の復習をしていたから。
シからはじめる、しか頭になくて弾き始めたらA線で立ち往生。
何回やっても同じ。(楽譜はハ音記号混じりなので眼中になく)

「これは長調ですか?短調ですか?」と先生。
ハッ!我に返る。「短調でした。」
勝手に長調を弾こうとしていた!
♯が2個つく短調でした。

音階も全然頭に入らず、いつも右から左だわ。

でも・・・
先生すぐに指摘して下さればいいのに、と思いましたが、
そのお蔭で少し覚えたかな?

さて曲は…
不安的中。出だしの音質からダメ出し。
最初しっかり響かせて、やさしく締めくくる、というフレーズが出来ていない。
ボケた音で始まって、キツイ音で終わる、みたいな。
弱々しくてキツイ音、なんて言われると大ショック。
フラジオのラも、「フワー」と気が抜けた音。半押しにする。

ポジション移動の練習曲で、左手は少し移動に慣れてきた分、右手がまだまだ不安定。

そこで右手トレーニングタイム。

A線、D線の2分の1フラジオから高音を全弓往復。
メトロノームで60からテンポを上げていく。
端から端まで使って、ターンで音が切れない。
A線の場合ラ、ミ、ラ、ミ(指板 突端)まで。
自由な速度で安定走行をめざす。
腕の動かし方を注意されましたが、理解不能。
大変ハードな運動でした。
どうしてジラジオで練習するのか聞くのを忘れました。
音の変化がわかり易いから?

(家でこれを練習すると、高音フラジオで頭がズキンズキン。できません。)

曲にもどり、
譜面に何も指示が書いていなくても、自分なりにちゃんと表情をつけること。
この曲先生のお気に入りだと思う。
初めて、曲に取りかかった時、実はワタシもウルウルきました。

何度か先生と合わせるうちにマシになり、何と先生が録音なさった。
新しいマイクを買われ、実験のよう。
少し聴きましたが、忠実に再現されているのに感心しました。

lesson6は修了。

◎マルチェロ ソナタ ホ短調 1楽章Adagio(スズキ4)

この曲は、いつもベニスの貴族の館をイメージしながらウットリできるので好き。
もの悲しく優雅です。

前回、付点でコケタのですが今回も同様。
ターッカ、ターッカと繰り返す箇所が多いのです。
重点的に練習してきたにもかかわらず、ダメ出しばかり。
リズム音痴?

帰って、CDと一緒に弾いてみたところ
“ッ”が短いのではなく“カ”が長すぎるのではと試行錯誤中。

まだ発展途上。
2楽章Allegroもみてくること。すごく早い曲なんですけど。

○Chaconne ( Henrry Purcell)
アンサンブルの宿題。実は生徒さんからのリクエスト。
セピア色の心に染入るような、シンプルで不思議な曲。
こんどはイギリスにワープだ!

楽譜的には、ピアノだったら3歳児でも弾けそう。
でも♭4つだし、8分音符で甘く見ていたら、フィンガリングが決めにくく大変。
次回のアンサンブルクラスのためにフィンガリングをチェックしていただいた。
概ね、決め方も的を得るようになってきた。
ヤマカンで移動している箇所を指摘。
♭が多いと、かなり危ない。
たとえば、4に1がきてその隣の弦の2が目的地、とか目安をつけること。

次のレッスンまで間があったので少し雑談。
アンサンブル用のいい曲集を見つけたとご満悦な先生。
なんとトロンボーン用の本でした。
ポップスなんかもやりたいですね、と先生。
やってみたいですけど。。。
今でも、曲が多すぎて消化不良なのをお忘れなく!

発表会の映像

2007年05月19日 | チェロ
発表会の動画DVDと写真CDが今ごろ配られ、どん底に落ちたワタシ。

ちょうど、仕事面で新しいチャレンジをすることが決まり、一抹の不安と戦う毎日。
ワタシにできるだろうか?と思いつつ、ドンマイ、ドンマイ、やれば出来る!と自分を励ましていたのです。
未知の挑戦‘チェロ’が、その前向きさの根拠になっているのは確かでしたが。

でも、このショッキングな映像を知ってしまったら・・・
無謀なチャレンジは、危険!
趣味ではなく、仕事ならもっと慎重になるべきでは・・・
でも、もう後に引けない・・・
ううう、心身共に急降下。
なんで、急にチェロでマイナス思考になるのかしら。
五月は危ない季節ですねぇ。

レッスン記録を書く気力も出てきません。
でも、ボヤキは書く気力があるの。

それにしても、こんなにも過激にバラバラなチェロアンサンブルだったとは!
お客様にも、余りにも立派なホールにも、失礼でした、まったく。

耳を澄まして、自分のパートだけを聞くのは、聞き取りにくいものですね。
力んでしまって、A線開放弦でビャ~ン、高音でキィ~ッと鳴らしたり、悪事を重ねているのがわかりました。

アイサツを忘れそうになったと書きましたが、そうではありませんでした。
何と、真っ先に勝手にお辞儀をして、一人逃げるように回れ右をしていたのです←アホ。
気がついて、向き直って皆さんと一緒に腰が引けた一礼。情けない。

記憶もぶっ飛ぶ舞い上がりようだったわけです。
演奏も何もかも、すべてワタシは前のめりでフライングのヒト!
これは大発見!
いい年してるんだから、もっと落ち着いていないと恥ずかしすぎる。

発表会パンフレットの先生のコメント。
「それぞれの個性がまとまって、いい音をきかせてくれると思います。」
先生、どこまで本心?

「冗談も、タイガイにせ~よ~!」という声が客席から上ってたりして。

先生、過信は禁物です。
次回、レベルに合った選曲と充分な練習が実現できますように。

DVDの映像は遠いし、位置的にも自分の姿が見えにくかったのが残念。

写真CDは、いいカメラなのか、いろんな角度でリアルに撮れていました。
どっしりと構え方だけは安定していたので、楽器に貫禄があれば超ベテランみたい?
ピッカピカの“安さん”が初心者をアピールしてくれるので、かえってヨカッタです。

土曜も働く!

おいしいフレンチ、なつかしい話題

2007年05月13日 | 昔のこと

大阪・北浜のフレンチレストラン(ラ・クロッシュ何とか)で、友人達と食事。
東京から帰省の友人がテレビで知って、予約してくれました。
但し、テレビで見たのは姉妹店の方。
場所が違う!前に淀川がない!とバタバタしましたが、
実力派シェフが実際腕をふるうのがこの店の方でした。

大当たり!
さすが大阪、激しい競争に打ち勝ってきたことが伺えます。
だいたい、大勢でおしゃべりに花が咲くと、せっかくのご馳走も印象に残らないことが往々にしてあります。
それが今回、メニュー選びから、全員真剣になり、最後までそれぞれのお皿をじっくり味わい、ヒトサマの分も観察しました。
いくらおしゃべりしていても、しっかり味わいたいと思わずにはいられません。

そのおしゃべりですが、ワタシが「何で今marimekko?」と振ったことで昔話に花が咲き・・・

特に、メンバー最年長58才(ちょい悪おやじ風のヒト)のファッション遍歴が大受けだった。
知人、友人でこんなにオシャレな男性も珍しいのですが、年とってもその姿勢が変らないという頑固一徹さに一同拍手。

さて、最年少30才女性も大好きというmarimekkoですが、70年代日本中に販売されていました。
ファブリック以外の日本製ライセンス商品もありました。

当時ワタシは学生で、自宅が改築されて自分の部屋のインテリアを考えたので覚えているのですが、世界のインテリア全般、ポップなイメージでカラフルでした。
マイルームもなんとテーマカラーをオレンジにしました。
派手!よほど、うれしかったのでしょう。

スウェーデンはイノベーターというメーカーの、カラフルなキャンバス地の椅子なんかが人気であこがれてました。
買わなかったけど。

カーテンの図柄もmarimekkoの影響を受けたというか真似した商品が多く、知らないうちにそれ風のカーテンを選んでいました。
ポピー柄でした!
60年代のポップアートの名残?
はたまた、染料の技術革新で色があふれたのか?

表参道のハートアートというお店。
神宮前のヨーガン・レールとともに、東京へ行くたびテキスタイルデザインに心ひかれていました。
まったく何も買えない若い頃の話。

あと、ワコールもアーティスティックな柄のテキスタイルで有名でした。

瞬く間に、カラフルでポップなテイストは古いとされ、絶滅。
自然志向や高級志向に。
単純パターンのプリントより高度なプリントや織りの方に目が行きます。

marimekkoの社史をネットで見ましたが、昔の柄を引っさげて再出発なのですね。
折りしも、ファッションも昔のデッドストックだった、ジオメ柄とか息を吹き返していますね。
あとは、時代にマッチしたマーケッティング戦略でしょう。
ブランド力って大きいと思いました。

日本のメーカーのブランド力が育っていないのは悲しい限りです。
ハートアートのサイトがあるのには感動しましたが。

それから、湯に黒(こんな変換でました)がホームテキスタイル部門誕生だか、リニューアルだかだそうで、現物を見てみたいです。

なぜか、ポピーっぽい柄もあって不思議です。


大阪の休日 変る御堂筋

2007年05月13日 | 紀行

人でごった返す繁華街を避けて、ガランとしたオフィス街に。
御堂筋も只今、スクラップ&ビルド中?
久しぶりに来たら、ずいぶん景色が変っていました。
それにしても、レンズの歪って震災後の風景を思わせて嫌ですね。

西へ入って、南船場へ。
会社が減って、お店が増えている地域。
でもお店の変化も大きいようで、いつまでもあると思うな今時の店、です。

このビルは健在!


こんなところに、三宮にもできたmarimekkoが。
どうして、どうして????なぜ今ごろ????
「かもめ食堂」を見て、うわ、なつかし!と思ったけど、出店ラッシュとは知りませんでした。


神戸の休日

2007年05月13日 | 紀行

遅ればせながら、ゴールデンウィークの記録のぶり返しです。
ペコリ。

神戸・三宮駅の近く、よく通るところにその楽譜店はありました。
あまりにも有名なそのお店が、ウチから最も近い楽譜店なのです。
気になりながら今まで一度も行ったことがなく、このたび初めての訪問。
雑居ビルの狭いエレベーターを降りたら、一見、事務所ですがお店。

そのドアをあけるのは勇気が必要でしたね。
ふつうの本屋と勝手が違いすぎ。
書庫みたいな感じでそれも横文字ばかり。
平積みの本や、雑誌スタンドがないと超、超初心者はどうしていいものやら。
お店の方の電話の専門的なやり取りにも、ますます場違いな気分をかきたてられて。
無作為に2,3冊手に取り、チラッと見るポーズをして、回れ右で帰ってきました。
まさに昨日今日、楽器を始めたばかりのワタシを実感しました。

北野阪の路面が花びらの絵で飾られるというお祭りフィナーレに出くわしました。
皆で画面に入って花びらシャワーを浴びましょうというアナウンスとともに、写真のごとく。
町に迫る山の新緑もきれいでした。

とこで、こんなカフェってどこでも多いですね。
年をとると座りやすい椅子でないと…

アンティーク風、カフェ風は疲れるよ。
だから、お店には好都合なのか。。。


ケーキがとってもおいしかった。
こんなチーズケーキ作ってみたい!


イタイッ!

2007年05月10日 | 健康
その1
そろそろ腕を露出する季節。
鏡でマ~ジマジと二の腕を見ると…
太い!太すぎる!
みっともない。
明らかに、前より肉付きがよくなっていて成長著しいのです。
腕とお腹ばっかり膨張するのはやめてほしい。
これは、チェロが原因か?

チェロで腕が引き締まることを期待していたのに、逆やん!
せめて、その重みでいい音鳴ってくれないと、やってられへん!

この際、か弱い肘、腕を冷やさない方がいいので長袖を着てがんばるか。
あっつーー、


その2
今朝、左小指の先にやけど。
結構痛くて、半日冷やしていた。
小指のチェロマメの隣に同じような水ぶくれ。
さっき3本指で練習。4の不在は辛い。ドジ!

おばさんとプラットホーム

2007年05月09日 | 番外
「内田樹の研究室」にて、
大学入試で登場する「現代文頻出著者」ランキングなるものが。
2007年のランキングは
1位 養老猛
2位 内田樹、鷲田清一
3位、茂木健一郎

ベスト3を見て、売れ筋的?!
なかなかトレンディな感じがしました。

最近、読んでませんが、鷲田さんはファッションとかカウンター・カルチャーに詳しく一時ファンでした。
講演も行ったことがあり、こんな切り口で物事を見ることもできるのかと感心したものです。
あとのお三方はアチコチで書かれてますので読む機会がありますよね。

全員内田氏のお友達で、共通するのは「おばさん」なおじさんらしい。
ルックスでは茂木氏が言えてそうですけど、でも何だかよ~わかりません。

「男のおばさん」といえば、永六輔さんに勝る方はいないと思うけど、
ランキングには入ってません。
橋本治さんも外せない気がするけど。

何でも、おばさん的要素があると読者に対してコミュニケーション・プラットホームなるものが発生して、対話しやすくなるのだそう。

残念ながら、話が非論理的に暴走するおばさんのワタシとしてはピンときません。

ちなみに女性のおばさんは5位の小川洋子さん、たった一人。
さびしいですね。すばらしい書き手はいるはずなのに。
「おばさん的知識人」がポイントで、リアルでおばさんであることとは違うようです。
あっ、内田氏と小川氏はお友達なのかなぁ。。。
確か、同じA市民のはず。

思い出した!亀井勝一郎!

時代を感じますね。
ワタシが受験生の頃は、この方が入試問題の本命でした。
でも、自分の入試には出なかったことだけ覚えています。

「青春論」なんぞ無理して読みましたが、青年に「あなたの考えは青い!甘い!」とか言うのはナンセンスだ、というクダリしか記憶にありません。
不純な動機の読書をたしなめるように、こっちの方が面白いと坂口安吾の堕落論を友人が薦めてくれたっけ。

亀井氏をググってみたら、なんと爆笑問題の太田さんが
<もっとも影響を受けた人物として亀井勝一郎を挙げている。>ですって。
向田邦子の大ファンでもあるそうだし、彼のお年頃では珍しい方です。

うゎ、ワタシは向田さんの年齢をいつの間にか越えてしまっている。。。

左様に、おばさんの話はとめどもなく彷徨うのであります。
プラットホームはどこだ

新緑の京都

2007年05月03日 | 紀行

雨上がりの銀閣寺。
こんなにも美しく清々しいのは今までに経験ないくらい・・・
拙い写真ではお伝えできないのが残念!




わざわざ3種類の苔が提示されていましたが、
何の罪もない嫌われ者の苔がお気の毒。



路地で迷子になっても京都は楽しい 

お昼は大徳寺近くのお蕎麦屋さんで。
んもう、1時間も待たされました。
名店「ろあん」さん的、本格派のお蕎麦で美味でした。

待っている間、隣の町屋のショップを冷やかしてみたり。
一見、古布で作ったような、カード入れを衝動買い。
千円もしませんが。
手作りのモノを持つと、ほっこり気分になりますえ。
いかにも京都人らしい、ちょっと皮肉屋でひょうきんなオジサン(店主)とおしゃべり。
タクシーでも独演会に遭遇することが多いけど、独特な話術ですね。
スタンダードな京都を満喫してきました。