熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

74回目のレッスン(通算91回目)

2008年07月30日 | チェロレッスン
2曲見ていただくので、音階は省略。

●8.ユーモレスク ドヴォルザーク(鈴木3)

テーマの繰り返し部分(4~5小節)dim.したままのレで。

ファ♯~オクターブ~ファ♯音程、音質、発音。

前回と同じ注意、弓の返し拙く、相変わらずアップで音が抜ける。

D線、3ポジションの問題点。
ラの音がボケすぎ。←シフト1発で取る自信を持つ!
4の音もしっかり。
4の時、小指に体重をしっかりかけるのだが、
そうすると拡張した人差し指が下がるのが悩み。

G線、4ポジションの問題点。
音の深さを出すためにG線で弾く意味を忘れない。
弓の毛をベタッとつけずに、斜め下に重さをかける。
指で弦を心持、右にも押し出すようにする。
ウルフ音を避ける工夫をする。

一番高い音、3オクターブのド、左指に体重をもっとかける。
音程を取る確率は高いけれど、しっかりした良い音が出ていない。
(3の指、弱いんですよね~)
レ~ド、レ~ド、練習あるのみ。

悩みのリズム感、平常心の時はまずまず。
でも、失敗して焦ってやり直しを繰り返すとか、何かあると前のめり、乱れる。

●カノン:パッヘルベル
残り10分になってしまった。
どこも一本調子。
フレーズごとの表情について。

__________________________

注意を受けながら、反復練習を繰り返すレッスン。
出にくい4ポジションは、先生がガダ兄さんをチェック後コツをアレコレ。
先生の弾くパワーアップしたガダ兄さんを、しかと覚えねば!
やはり、重くて暑いけど自分の楽器でレッスンを受けられるのは良いです。

レッスン中に成果が上がった!?
「深いチェロの音が出てきました。これがチェロの醍醐味ですよ。」とうれしいお言葉。
(録音を聴くと、まだ「出かかってます」というレベルでしたが。)
ユーモレスクは、きれいな高音が出るまで当分粘るつもり。

先生、ガダ兄さんを買った時からずっと見て(聴いて)こられたわけで、
「よく鳴るいい楽器でよかったです!」としみじみ。

生徒に楽器を選ぶのも、思えば責任重大。
一安心というところでしょうか。

またまた2本もペグがユルユルになって、
一度見てもらったらと言われましたが、
ペグを差し込むのが浅いせいだと思っています。
すべり止めを塗ってもいいのですけどね。
冷房のきいた部屋は、異常乾燥注意報です。

アンサンブルクラス 4回目/2008

2008年07月23日 | チェロレッスン
お暑うございます。
記録も遅れ遅れ。

日曜のこと。
暑いのに、ガダ兄さん背負ってご苦労さん。
見知らぬオジサンに「チェロですか?」と声をかけられた。
「やっぱり、デカイなぁ。」ですって。

今回はオール女性5名。
「賛歌」を弾きたくて参加されていたウマイ男性氏は、(カノンになったので)もう来られない!?
わっ、皆勤賞はワタクシのみ!

カノンは4番以外、皆同じメロディーを弾くのですが、スムーズに完奏できない人ばかり。
アンサンブルって、まともに弾けるようになって初めて人に合わせられると思うのですが。
ワタシも、高音部分と32分音符のフレーズがヒジョーにキビシイ。
早く弾けないのに、急いでしまう。自爆フレーズだわ。
高い音はしっかり押えるつもりが、指がズルッと指板から落ちて、弦がビャァーン。
音程も打率悪し。
ついでにエアコンで部屋が乾燥しているのか、ペグが2本も演奏中にゆるむし、ドタバタ。

ただ、男性氏が参加の時は、自分の音ってすごく貧相と思ったけど、今回は思わなかった。
これっていいのか悪いのか。
まあ、一ヶ月ずいぶん練習したしね。


チェロを習い始めて間がない方も参加されたのですが、易しい曲に替える気もなさそう。
最初の開放弦の音あわせ、音階を、丁寧にして下さったのはよかった。

無理な曲といえば、かつてのチャイコフスキー弦セレを思い出す。
あの二の舞になりたくないなぁ。。。

先生は熱心に、30分延長してレッスンして下さった。
音程とテンポに終始。
この曲も頓挫するのは嫌だなあ。



大フィル バーバー&シューマン

2008年07月22日 | コンサート
過去2回行ったことのある、神戸郊外の大学での無料コンサート。
出演が、大フィルと長谷川陽子さん。
(陽子さんはレギュラーで二十?回目ですって)
この猛暑と、不便な場所にもかかわらず超満員。
補助席も通路にズラリ。
中央より後ろ寄りで聴きました。

今回の目玉、バーバーのチェロコンチェルトは陽子さんも初めての演奏という、埋もれた名曲。
バーバー(1910-1981)は現代に近い作曲家。
いわゆる抽象的難解さの現代音楽ではなく、不思議な親近感が持てました。

特に今回は、陽子さんの意気込みの凄さ、気迫を感じました。
天国のお父様に捧げておられたのかもしれません。

シューッ、シューッという息遣いは、後ろでも聞こえたのには驚き。
昨年暮れの記録を詳しく書いてませんでしたが、
3大Bで、無伴奏6番、チェロソナタでベートーベン3番、ブラームス2番、いずれも全曲。
アンコールもありました。
チェロを習って時間が経つほど、プロの超人ぶりがわかってきました。

超絶技巧を無理なくこなし、ステージでも堂々と余裕の笑顔で振舞われていました。

ちなみに、もぎぎ氏の本で、
「コンチェルトの時、指揮者とソリストはどっちが強い?」というのがありましたが、
ソリストがイニシアチブを取るんですってね。

1曲目、バーバーの弦楽のためのアダージョ、聴くたびに感動。
(たった2回目ですけど。1回目はちょうど3年前)
弦の重なりあう響きが、何とも悲哀に満ちた美しさ。

大フィルのチェロ奏者は?と目をこらすと、いつものトップの方ではありませんでした。
ヴァイオリンもそうでした。
チェロは客演で、なんと上森祥平さん!
昔に書いてますが、セミナーでのお茶目なキャラが印象に残っています。
HP見ましたら、Bach無伴奏全曲+アルファの演奏会なさるのですね。
それも1日で。すごっ。

3曲目シューマンで急に睡魔が。。。お恥ずかしいことです。

<プログラム>

バーバー 
弦楽のためのアダージョ
チェロ協奏曲 作品22

アンコール
無伴奏チェロで 翼 武満徹

シューマン
交響曲 3番 ライン

アンコール
トロイメライ シューマン

大阪フィルハーモニー交響楽団コンサート
指揮 下野竜也
独奏 長谷川陽子

女性カルテット

2008年07月21日 | コンサート
ベルリン12人の感動覚めやらぬ2日後に女性チェロカルテット。
ディナーで満腹なのに豆大福4つ入るかな~という気分でした。
(比喩に他意はございませんので)

でも、堪能しました!
手作りのお袋の味みたいで、とってもおいしかったぁ。
心がこもった、ほのぼぼとした味わいです。

百戦錬磨のソリストではなく、
地元で地道に活動されている女性チェリスト達が、
満を持して晴れ舞台に立たれた雰囲気。
その緊張とワクワク感が伝わって、新鮮な感動。
習っているチェロの先生が、こんなステージをされたらきっと大きな刺激と励みになるでしょう。
何名かは、見覚えのあるお顔。
代表の後藤さんのblogは時々拝見しています。

パンフひとつにも、気配りが行き届き、楽しいエピソードも織り込まれてました。
さすが関西人!(全員大阪音楽大学)
クレンゲル:4つの小品中「ララバイ」でお客さんが寝てしまう、とありましたが、きっちり寝ました。
賛歌のクレンゲル様でもこの曲は、どうも苦手なんです。すみません。

大好きなフィッツェンハーゲンのアヴェマリア、何回聴いても感激です。
CDじゃなく、なぜか絶対生。涙がこぼれます。
フィッツェンハーゲン 協奏曲的ワルツOp.31、 ワルツだけどインパクトありました。

鳥の歌に続いて、2曲目のアンコールでクスクス笑い声。
プログラムの曲を復習メドレーかなと思ってたら、ジャジャジャジャ~ン運命になって、人生楽ありゃ 苦もあるさ~♪水戸黄門で、メリーさんの羊♪で、いろいろあって、フィッツェンハーゲンのワルツになって。
おもしろかった!
(記憶あいまい)

音大時代からの熟成したお仲間で、ステキな音楽を奏で続けられるって最高ですね。


チェロカルテット・ビンテージ
 
フンク、グルツマッヒャー、ケリー、クレンゲル、ラコフ、
フィッツェンハーゲン、マッケーベンなどのプログラム。

芸文小ホール

先週のコンサート

2008年07月20日 | コンサート
どういうわけか行きたいコンサートが集中しました。
行けたのは前述の、ベルリン12人。
地元女性チェリスト4人のアンサンブル。
大フィルと長谷川陽子さん。この3公演。

行けなかったのは、神戸国際音楽祭←ここで試聴可。
(どうしてこんなにビッグなネーミングなんでしょう)
渋い室内楽を聴いてみたかった。
チェロはヘーデンボルク・直樹さん、遠藤真理さん。

それから、林裕さんのチェロリサイタル。
ソロはまだ聴いたことがありません。


兵庫県内でバッティングでした。

ベルリンフィル12人のチェリストたち

2008年07月15日 | コンサート
驚きました!
大所帯のチェロアンサンブルでは、1000人のチェロを聴いたことがあるのですが、あくまでもチェロの1000倍。
でも、この12人は違っていました。
クラシックだけでなく、ジャズ、シャンソン、ラテン、映画音楽、バラエティ豊かなプログラム。
ストリングスになったり、オーケストラになったり、ジャズバンドになったり。
チェロの12倍じゃなくて、バイオリン族はもちろん、管楽器、打楽器やバンドネオンにも聞こえるチェロの百面相なのでした。
まさに、チェロマジック!
今後、レパートリーにオリエンタル系が入って、二胡やら三味線も加わったりして。
太棹や義太夫をチェロで表現する名曲「文楽」がありますものね。

もっちろん正調クレンゲル賛歌、生で聴けて大感激!!!
(1000チェロで聴いたことは忘れている)

しずか~~に12番さん11番さんのソ~が始まった途端、鳥肌。
(次は10番のワタシだっ!レ~ミ~~~~!)
ちょこっと習った曲なので勝手に気持ちが入り込んでました。
12人も聴いて観察するのが忙しくて、アンコールであと2回は演奏してもらいたかった。

あとウルウルしたのは最後の荒城の月。
ドイツ人なのに日本人の哀愁たっぷり。

月と言えば、この曲も。
ドビュッシー「月の光」ですが、チェロだと重厚すぎて曲のイメージに合わないのではと思っていました。
誰ぞのソロではそう感じました。
それを、見事に裏切って下さった。
涼やかな高い音で凛とした月光が良く表現できていて、認識を新たにしました。
名人が束になれば、チェロで表現できないものはない!?

お月様まだありました。
ムーンライト・セレナーデ。
これも驚きの変身。トロンボーンに聞こえる!

皆さん、高音が美しい!
ソロですごいハイポジの披露もありました。
ワタクシ、高音は、キーキー嫌な音か、情けない音ばかり連発の日々。
こんな高い美音が出て、集団でそろえばこんな響きになるのか、と耳からウロコ。

全17曲、とアンコール3曲。
いわゆるクラシックのコンサートではなくて、チェロのエンターテイメントですね。
皆さん、リラックスして笑顔の演奏でした。

客席もリラックス。
とても和やかなムードで、アンコールも盛大な拍手でした。
曲の切れ目「ヒェ~ックショ~~ン!!!」というオジサンの大音響に客席で爆笑が起こり、ステージでも笑い声が。←失笑か

チェリストさんの服装もノーネクタイで、紅一点はチューブトップ(ずり上げた腹巻状態ね)で‘のーぶら’。
前日陛下はネクタイされてましたが…。
(新聞にも写真が出てました。)
奏者の服装は両日同じようです。
日本人演奏家だったら、きっと変るでしょうね。

家族連れもチラホラなので、近くの方でしょう。
前回は確か奈良で、今回も三田(さんだ)という郊外の町。
(大阪駅から電車で40分)
馴染みのないホールのせいか、もったいないことに空席がまだありました。
(開館1周年記念コンサートですって)
小じんまりしたホールなので、すごくお値打ちなのに。
京阪神で宣伝不足ではないのでしょうか。

そう、ボウイングのチェックについて。
譜面台があるので思うように皆さんの右手が見えませんでした。
1~3番の手の内(右手)を覗き込む位置に座っていました。
1番さんは第一ソロで、12人のリーダーです。
右親指第一関節が、くの字に曲がらず、反ってます。
屈伸運動もありません。手の動き固め。
2番さんも親指反り気味。

親指が反るなんて~、初心者には厳禁じゃないですか。
3番さんになって、やっと、くの字に曲がった親指が良く動いています。

それから、やはり女性の手の動きが柔らかくしなやかでわかりやすい。
男性の手は固そうで動きが少ないけど、いざという時の動きの瞬発力が強そう。
こないだ、散々注意された小指ですが、やはり小指を離す人はいないように見受けました。(見えた限り)
ppのために、2,3の指はよく浮かせてますが。
小指に関してはしっかり使うべし、ですね。
弓を持つときの、深さ、指の伸ばし方、広げ方十人十色。

サイン会もありましたが、10時近くになっていたのでCD+DVDセットだけ買って帰りました。
あ~面白かった。チェロってやっぱり楽しい。

追記:プロフィルによると楽しませて下さったメンバーの師匠達は歴史に残る名チェリストのオンパレードでした。
まさに世界最高のすご腕チェリスト集団なのですね。

73回目のレッスン(通算90回目)

2008年07月13日 | チェロレッスン
いきなり「カノンからです。」と先生、キッパリ。

しかしながら、開放弦ナシ、スラーのC-durは毎日練習してきたので、
「音階からお願いします。」と。

「では、D-durで。」

「ユーモレスク」「カノン」ともに二長調なので、
少しは練習していました。

3の指での半音が高くなる。
低くしてはいけないと頑張りすぎかも。
CがDになっただけで、勝手が違って音程が崩れる。
指、肘、の準備が不慣れ。


●カノン:パッヘルベル

出だしpで。
ファルセットみたいな音を出さない。
音程を厳密にチェック。

高音部(3オクターブ、レまで)音程を取る練習方法。
地道にいろんな反復練習で距離感を覚える。
左指が弱く、重さが乗ってないので変な音。

○印Aフラジオは守らず、3でしっかり取る。
その時親指はネックにつけたまま。

突如、珍しく派手な反応で、「うぁ、きれいっ!!!」と先生。
何とトリルを賞賛!?
特に練習してないし、マグレもいいとこ。
上手く弾けたら、こんな風におっしゃるのかと新鮮な体験。

32分音符の音符満載のところでストップをかけられた。
早くなると、重みが乗らず音が軽く浮いたようになる。
しばし、グルグル回って私を観察。

カノンは中止して、右手の脱力、重み乗せ、の実験に切替。
前に教えていただいた、右手の実験。
左手に鉛筆を持って弓に見立てるのとか。

最近気になっていたのが、実は右親指。
がんばって弾くうちに親指が疲れる。
弓の巻き皮と弓が爪で削れてきている。

親指が固くならないよう、気をつけていたのに、
案の定、早い箇所で親指が固まっていると言われた。
重みを乗せるためには、しっかりとした、なおかつ弾力のある手指が必要。
親指も屈伸できるように。
ターンの時に、不安定なので音が抜けたりする。
重心移動が良くないと。特に小指側。

早いパッセージになるとポジション移動、ターン、移弦、あらゆることが不安定。
出すべき音量、音質をしっかりつかんでおくこと。

それから、指全体が弾いているうちに弓先寄りに動いてしまう。
前に、両面テープ貼ろうかしら、とワタシが言ったからかどうか、
右手実験の時、小指に貼られてしまった。

しょっちゅう、元の位置に戻さないといけない。
根本的な改善はないものか。。。

音が抜けるのが気になっていたので、ボウイングをチェックできてよかったと先生。
以上ほとんど右手レッスンで時間切れ。

帰って復習すると、右手の重心移動を気にしつつ、
親指を気にしつつ、いろいろ考えつつ、曲を弾くのは難しい。
よって、簡単なエクササイズで下準備をしなくては。


音楽の先生

2008年07月06日 | チェロ
今の先生にチェロを習い始めて、ちょうど丸3年(72回)。
お若い新米講師で、不安もあったけど(今もあるけど)よく続きました。
指導力というより、先生のお人柄ですね。

ヒステリックでない、というのが個人的理由でポイント高いのです。
それから、権威主義とは縁遠く、謙虚で純粋という点も。

ワタシ自身は口は悪いのですが、ヒステリックにはならないタイプ。
そのためか、感情の起伏が激しくエラソーな人というのが大変苦手。
若い頃、そんな上司の取り扱いに神経をすり減らしたものです。
この年になって趣味の世界までまっぴらです。

思えば、ピアノ、そして教科としての音楽が苦手だったのは、自分の出来の悪さもあるけど、先生との相性も関係ありです。
ピアノ、小、中、高、全員ヒステリックな先生でした。
(例外は1名くらいあるかも)

未だに覚えているのは…
小学校の時、地区のコーラス大会に出場するため、先生も必死で指導。
若くて美しい先生でしたが、思い通りいかず激昂のあまり泣き出したことが鮮烈な思い出。

中高では、激しく生徒をエコヒイキするオバチャン先生で、タカビーなヒステリック。
校内一の美人教師と本気で自認なさっていた。←そんなわけないのに。
そして二言目には(東京)芸大のお話。

音楽的才能も素養もない生徒は眼中にナシ。
出来る生徒は可愛くてしかたない。

亡き親友Y子は、いかにも音楽好きで歌もピアノもウマイので先生からは熱い視線。
お茶目でいたずら好きのY子、ヒステリーと思い込みを手玉にとった事件が忘れられません。

やはりコーラスの練習の時、終盤ピークに盛り上がったころ、突然ドスのきいた地声が聞こえます。
一瞬、先生も皆も空耳か?
平常にもどったかと思うと、また聞こえる唸るような地声。
音楽家なら、誰がどこで発声しているかわかりそうなものなのに・・・
まさか、あの優秀なY子のはずがないという思い込み。
私達はすぐわかったけど、黙って笑いをこらえている。
犯人探しは続くが最後まで先生だけがわからない。
先生は烈火のごとく怒り、ヒステリー全開。すごかった。
痛快でしたね!
(似たタイプ:家定の母、本寿院 in篤姫)

学年が上って音楽が必須でなくなった時、迷わず音楽は選択しませんでした。

それ以後、一気に初代チェロの先生に飛ぶ。
中高年のズブの初心者(それもグループで)を教えるのはお嫌いという困った御方。
先例どおり、感情にすごく波があるし、とてもエライ師匠になりきっておいででした。

若くて出来る生徒だけ個人レッスンウェルカムで、
中年ビギナーの皆様は考え直した方がいいですよ、という格差社会。
やっぱり、クラシックの人達は。。。こうなんだ。←偏見拡大
辞めるしかありません。

今の先生になって、ド下手な生徒にもチェロの伴奏をつけて下さるのに一番感激しました。
もう、うれしくて、うれしくて。
ルンルンのチェロレッスンでありました。

でも、慣れとは恐ろしいものです。
口下手なので、説明よりチェロを弾く方がお得意な先生。
こちらとしては、ココは伴奏より、もっと観察してダメ出しの原因と対策について究明して下されば、なんて要求が増えたりします。

お互いの向上を目指して、気がついたことは、お伝えしています。
レッスン中は時間がないので、メールか手紙で。
中年の生徒は、学習能力ないし、うるさ~~~~い!と思われない程度に。
↑思われてるって?笑

ワタシのペースが著しく遅いので、練習しているのか否かの判断が難しいようです。
こういう生徒もいると、データ管理してもらいませんと。

万事、おっとり受け止めて下さいます。

中高年サンプルとして、もうしばらくお付き合いくださいませ。
先生の忍耐力には感謝でいっぱいです。




クラシックライブ

2008年07月05日 | チェロ
みどりさんとの四重奏で、重厚な響きが印象的だった辻本玲君のソロを聴いてみたいと思っていました。
チャンス到来!

近場のクラシックライブのラウンジにて。
リビングルームで演奏してもらっているような至近距離。
演奏が終われば、客席で歓談されているので素顔も垣間見られます。

質、量ともボリュームたっぷりで、贅沢な夕べでした。
7時から10時過ぎまで座りっぱなしでも平気。
飲食を忘れて惹きこまれてしまいます。

同じチェロでも男性的な重厚な音色は、さわやか明るい系より、やっぱり好みです。
低音の深い響きにうっとり。上村氏のチェロにも通じるような…。
古い楽器の音色はいいですねぇ。
ガダ兄さん、アッケラカンカラカ~ンとした別の楽器の音に聞こえてしまう。

『チェリストはタフでなくては生きていけない。やさしくなければ生きていく資格がない。』

チェリストはまず体力!そう思いました。
あふれんばかりの若い力で、朝まででも弾いていられそう。
今、フィンランドに留学中だそうですが、これからどんな風に成長されるのか楽しみです。
(フィンランドといえば、陽子さんも留学されてましたね)

チェロのコンサートへ行くようになって4年足らず。
聞き覚えの曲も増え、演奏家による差も少しは感じられるようになって、これも楽しみの一つです。

<あいまいな記憶を元に順不同>

ベートーベン チェロソナタ4番
ブラームス チェロソナタ2番

コダーイ二重奏

ベートーベン 「街の歌」トリオ

メシアン「世の終わりのための四重奏曲」7楽章

ヤナーチェク「おとぎ話」

クライスラー小品3曲


Vnさん、pfさんのお仲間と辻本玲さん


                お店の前 サツバツ。。。