熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

62回目のレッスン

2012年12月29日 | チェロレッスン

お互いのキャンセルが重なって、ずいぶん間があいてしまいました。

延々と続けている例の曲、進化したか否か?
先生からは特に評価はなかったけれど。。。

自分では、微々たる進捗状況かもしれないけど、修了せずに時間をかけてよかったと思います。
とにかく時間がかかるのでありますよ。
そして忘れるのは早いですよ。

こう冷え込むとペグがユルユルになって困ります。
ケースを開けるたびにヒヤヒヤ。
張力がきついとペグが堅いので上手く回せなくなります。
力まかせに回すと前みたいに弦を切ってしまうかもしれません。
そこで冬場、441hzで練習しています。
私の耳では442hzとの区別がつきません。

レッスンも441hzでお願いしました。

1楽章から4楽章まで、下のパートの先生と初デュオ。
寒くて最初は左手が硬直していました。
でも1パートの責任感からか、俄然指が張り切り、回りだしました。
アレグロは自己ベスト。
つんのめる寸前でしたけど。

ヤワな手なので、1~4章を続けると、途中疲れてストップすることがあるのですが、それがなかったのがラッキーでした。
やはり、気合、勢いでしょうか。

下のパートとの和音を考えて弾く、というのが初めての注意点。
後、幼稚な箇所を訂正、がいくつか。

クオリティはともかく、デュオまでこぎつけられてやっと一区切り。
楽しい稽古納め。

これで5番と1番が終わりました。
昔は6番までだったのに今は全部で9番までありますねん。


寒いです

2012年12月27日 | 日常
今朝は猛烈な冷え込み。
珍しくリビングのガラス戸は全面結露。

下の方に、手形のようなものがペタペタいくつか浮き出でていました。
母が「あんなところ、何で触ったん?」
「はぁ???」

さては?大姪ちゃんの手形?
伝い歩きの高さにピッタリ。
あの子が触ったあとは撥水性になるん?

それにしても予想以上に大きな手!
私の手と間違えられるほどとは。。。
まだ当時(2ヶ月前)10ヶ月ですけど。

でもチェロ向きなのはよろしいね。

と呑気なことを書いていたら叱られそう。
10日ほど前、育休明けの姪っ子の初出勤のはずが、保育園でもらった風邪で一家ダウン。
ワーキングマザーの多難な船出でありました。

虎は死して。。。

2012年12月25日 | 番外
BSで再々々々放送?の「スティーブ・ジョブズの子どもたち」を見ました。

名門スタンフォード大学卒業式での彼のスピーチを直に聞いた卒業生の、その後のルポです。
スピーチの影響力と、彼らの鋭い感受性や生き方に、驚きと感動でした。
偉大な教育者の一面をジョブズは持っていたのですね。

ちなみに自分のいくつかの卒業式でのスピーチ、まったく記憶にないのはやっぱり私が悪いから?

60才で急逝された先輩の回顧展へ行きました。
個人的なお付き合いはなく学生時代の記憶だけですが、忘れがたい方でした。
屈託のない笑顔、陽気でおおらか、才能を秘めた自由人という好印象。
苦学されて、ドラムやギター演奏のバイトに追われておられたとは。
(ジャズはどこで身につけたのか今頃気になる・・・)

作品もさることながら、どんな人生を歩まれてきたのかがわかりました。

人間力は存分に開花され「私もこんな先生に出会いたかった!」と思うような魅力的な教師に。
中学からはじまって高校校長、最後大学教授までのバラエティにまたビックリ。
美術作品も多く残しながら、現場の仕事も精力的に取り組み、
また論文では幼児教育を憂いておられました。

彼への思いが詰まった大勢の追悼文を読みながら、名もない先輩の影響力はジョブズに負けていないと胸が熱くなりました。

ジョブズも彼もまだまだこれからの仕事があったでしょうに。南無。
(今日はキリストの命日じゃなくて誕生日)

彼らの子どもたちに幸あれ。


新レッスン29回

2012年12月22日 | チェロレッスン

ヴィジュアル的な方が敏感に反応するとのことで、
鏡を見て練習するのが課題でした。
1ヶ月近くトライしましたが、予想以上に難しい。
アラが見えすぎて、ガマの油状態。

まず前かがみを直すことから始まって、チェック項目が実にたくさん。

前回と同じエチュードを弾いたところ、チェロらしい音になってきたと評価をいただけた。
やっと正しいフォームに近づいたかしらんと思ったら、今度は固さの問題。
背筋を伸ばしてもガチガチになって弾いてはいけません。

しっかり弾こうとがんばると、呼吸がおろそかになるようです。
上半身が自由に動けるようリラックスするのにはいったいどうすればよいのか試行錯誤。

両手だけでなく胴体までも音に影響するのを理解するレッスンでした。

易しいはずのエチュードも、体を柔軟に弾くように言われたら相当難しい。

最後に、とある曲でロクな音がでなくて困っているところを質問。
右手の問題点は共通でした。
左手も余程練習しないとフワフワ弱い。
ただ曲になると荒っぽい弾き方になって、エチュードの勉強が生かされいないとのこと。
曲も、エチュードの丁寧さで弾くこと。

8年

2012年12月18日 | チェロ
レッスン記録をまたサボっています。
何度レッスンを受けても、録音を聞くのにはちょっと勇気と覚悟がいるのです。
1回聞いてしまえば、後は全然平気なんですけどね。
変ですね。丸8年も習っているのに。

そうです、8年も経ちました。

友人達によく聞かれるのは、「発表会でるの?どんな曲を弾けるようになったの?」「オーケストラも参加できるの?」
どれも期待される答えが出来ないのでモゴモゴ。
そんなんで続けても楽しいのかな?という顔をされます。
人知れず、地味な楽しさもありますよ。
だから続いてます。
ただチェロが弾けるということだけで、どれほど幸せなことか。

50過ぎてからの8年なんてアッという間、少々練習してもタカが知れているというのが正直な実感です。
それをわかっていながら練習するというのもオツなもんです。
ひょっとして今日は上手くいくかもと淡い期待を抱きつつね。

年々1年が短く感じます。
時間ばかりビュンビュン過ぎて、何年かかっても上達は超スローペース。
(先生方には面目ないですけど。)

それが苦にならないというのも大きな発見です。
向上心がないんかい?と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
その時々で、自分の小さな目標が出来るので、ヤル気を維持できています。
ヤル気の元には、チェロ繋がりの絆もあります。
実は若い頃、かなりのオバサン嫌いだったのに、自分がオバサンになってみて、お若い先生や先輩達からこんなに親切に教えて頂いたり、お付き合いして頂けるとは思ってもみませんでした。
驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
オバサンもおだてりゃ木に登る、という(気持ちだけでも)勢いが欲しいところですね。

一方で、お初のアラ還同士の繋がりも出来そう。
私の影響かしらん?と自負してますが、友人の友人がやめていたチェロを復活していて、チェロ持参で遊びに来てねと言ってくれました。
同い年でも30才から10年みっちり弾いている人とは、まったくレベルが違うでしょうけど楽しみ。

これからも新しい楽しみをみつけよっと。

やりなおしのボウイング

2012年12月10日 | チェロ
細く長く続いているチェロデュオ。
ベテランの相棒さん、なんと初心に帰ってボウイングの指導を新しい先生から受け始めました。
私も基礎レッスンでやっと右手がテーマになったので、しばしデュオはそっちのけ。
2人でやり直しのボウイング講座。
自分では上手く出来ないのに、相棒さんに先生の受け売りでアレコレ申し上げると、音がバージョンアップしてくるのです。
びっくりです。
他人様が体を使って弾けているかどうかチェック出来るのに、自分のことになるとわからなくなるのが困ったもんだ。
相棒さんに「ガダ兄」の美声を聴いてもらえるようになりたいです。

ベートーヴェン弦楽四重奏曲

2012年12月04日 | コンサート

アルティ弦楽四重奏団。
「ブラビッシモ!」おじさんも奮闘。
確かにブラビッシモ!
ベートーヴェンの濃厚な世界をリアル体感でき大感激。
めくるめくドラマを感じるのですが、時折ハッとするような美しい旋律に心を奪われます。涙。。

オール・ベートヴェン・プログラム
弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.18 No.3
弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 Op.18 No.6
弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135
そしてOp.130フィナーレ

昨今、集客に苦労するホール、新しいトライをなさっていました。

・公演前の日本庭園でのお茶席
 ホールに美しい庭園があったことに、今まで気が付きませんでした。
 京都らしいですね。残念ながら不調法なので申し込みせず。
・プレトーク 睡眠中の方多し。
・公演後交流会 ジュースだけ頂いて交流以前に退散。
 喉カラカラだったので生き返る。

次回の企画モノは恒例のチェロアンサンブルです。
以下コピペ。

2013年2月23日[土]15:00~ 府民ホール アルティ
上森祥平/上村昇/河野文昭/林 裕/藤森亮一
【曲目】ジョプリン:エンターテイナー、サン・サーンス:白鳥 ほか

12:00 開場
12:30~13:30 公開リハーサル

公開リハーサルが新企画ですね。
1時半から3時までどうしましょうか。
お茶席でお点前楽しめる方はいいですね。

この頃、極寒の京都でないことを祈ります。