熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

ご近所コンサート

2014年11月23日 | コンサート
そういえば年2回、地元の図書館でコンサートがありました。
先日、久々に行ってみましたら、夜の寒空に長蛇の列。
近所なので油断して薄着で大失敗。
室内も寒かった。
ですが、演奏に熱くなれて、思わぬ恵みの弦楽四重奏でした。
近くで気軽に(無料で!)聴けるとは、今の私には本当にありがたいことです。

こういうコンサートは、音大出たばかりの新人さん、ベテランアマチュアが多いですが、
なんと音大の先生、現役プロオケメンバーなどのバリバリプロ集団!

チェロは大フィルの方でした。
ベートーヴェンでゾクゾク盛り上がって、
モーツァルトのクラリネットで浮遊するような、
浄化さるれような心地になりました。

モーツァルト 1番 ト長調 K80
ベートーヴェン 11番 ヘ短調セリオーソ
モーツァルト クラリネット五重奏曲

余談ですが、図書館で時々ほほえましい親子に、すごく幸せな気持ちにさせられます。
小声で読み聞かせしているお母さんに、何か思うことがあるのか可愛い声で懸命にしゃべっている2,3才のチビちゃん。
たどたどしい言葉で意味不明でしたが、その真剣さが、ものすごくかわいかった。

さて、このコンサートで情報を得て、後日、今度は福祉センターのコンサートへ。

フルート四重奏です。音大出たての美女達でした。
どういうわけかフルートのためのクラシック曲よりも「いい日旅立ち」の四重奏にウルッとなりました。

それにしてもフルートの音、さすがに高いですねぇ。
「愛の挨拶」もありましたが、ドスのきいたチェロとエライ違い。

キラキラしてます。

皆さん、すごく美しい音色なのですが、普段あまりにも低い音ばかり聴いているせいか、オールフルートは疲れそう。
後半は予定もあるので失礼しました。

耳がチェロに傾きすぎているのを痛感したコンサートでした。

レッスン65&66回目

2014年11月15日 | チェロレッスン
最近レッスンは月1なのですが、10月の記録を忘れておりました。
65回目は人前演奏の本番前にレッスン。
演奏曲の難所を直前まで弾くのは下手な人がすること、というのが衝撃的でした。

この期に及んでとびっくりしましたが、音階を丁寧に弾きました。
ところが、かなりの不出来にショックを受け、本番に影響しないか不安に。

本番でコケたところは、ずっと苦戦していた難所ではなく低弦の発音でした。
ロングトーンで音が切れ切れ。
あたりまえに出来そうなことが出来ていないと思い知りました。

66回目

一ヶ月間、あれやこれやで練習不足。
細々と音階、エクササイズなど基本的なこともやり直してはおりましたが。。。

後退するのは実に早いもの。
新たな変なボウイングのクセのおまけまで。

先生にたくさんの指摘をいただいて、厳しい現実にガックリ。
老化が加速しているのだろうかと、つい年齢のことを考えてしまいます。
しょぼ~ん。

しかし録音を聴いてみたら、意外なことに立ち直れました(普通はもっと落ち込む)。
あの手この手で先生は大奮闘。
確かに時間はかかってじれったいけど改善していくのが聞き取れます。
後退してもまた取り戻せる!

ただ結論として、体幹を鍛える必要がある、というのが悩ましい。
安定感がないのです、ワタシ。

次回の人前演奏の私の選曲について、先生は難色。
そんなにつまんない曲なのかしらん。

もっと長くて弾き応えのある名曲を選んでほしかったそうですが。。。
今はとにかく肩のこらない気楽で短い曲がいいです。
それにあまり知られていなくて。

ありふれた古臭い曲だとは思ったのですが、
全然知らなかったその作曲家は、
きっと皆に時代遅れとか言われていそうと想像するのも面白かったりする。

そういうものが妙に心にフィットすることもあるのです。
先生は、飽きてきませんか?と心配顔。
どうなりますことやら。


マチネ・シンフォニー

2014年11月14日 | コンサート


久々の音楽鑑賞、た~~っぷり楽しませていただきました。
前の席の男子の頭が臭ってきたのが苦しかったけど。

ブルネロさまお久しぶり。
前から2列目で、奏者の右側面だけを拝見。
(正面も見たかった~)
おなかがビッグになられていて、
深く座って背もたれにもたれつつ?演奏。

それで本日、
目に焼きついた右半身を真似すべく、右を鏡に写しながら
椅子に深く座ってチェロを弾いてみる。

まずこんな座り方では弾きにくいので普通に座る。
やっぱり私の右半身は仕事していませんでした。
固い体の末端だけが、がんばって動いている感じ。
余裕のしなやかさがあってこそ音をコントロールできるのですね。
(わかっちゃいるけどできまへん。)

個人的には泥臭い曲だと思っているのですが、とっても繊細で、汗だくとは無縁な軽やかなチェロ演奏。

アンコールの無伴奏も、ロマンチックで軽妙洒脱なセンス!
強烈な個性を発揮してくれる演奏家は実に魅力的!

オーケストラは断然「運命」の方が聴き応えありでした。

マチネコンサートの企画、いいですね。
お手ごろ価格で2公演セットだともっとお安い!

井上氏のぶっちゃけ?トークも愉快です。
お元気になられて本当にうれしい!!!

<曲目>
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 作品67 「運命」

<ソリストアンコール>
バッハ無伴奏3番ブーレ
グレゴリー・ヒドレック アルメニア民族曲

<オーケストラアンコール>
チャイコフスキー アンダンテカンタービレ




腰痛予防 メモ

2014年11月06日 | 健康
<ちょっと待ってバランス>腹横筋と多裂筋を同時に鍛えられる動き

(1)肩の下に手、股関節の真下にひざがくるように、四つんばいになる
(2)この姿勢でドローインする
(3)片手を上げる(腹横筋が働く)
(4)手と逆ガワの脚を上げる(多裂筋が働く)
(5)10秒間キープ(2つの筋肉が同時に動く。無理でも反対側も同様に行う)

<ポイント>

回数を多くすることよりも、なるべく毎日続けること

「ドローイン」とは?
おなかのぽっこりをなくす効果もある
横になってひざを曲げ、腰骨を床に押しつけて息を吐きながらお腹を引っ込める方法
腰骨を床に押しつけて、おへそを引き込むようにすること



太ももストレッチ

(1)座った状態で骨盤を前に倒す。
(2)骨盤を前に倒したままひざを伸ばす。
(3)息を止めずに10秒間キープ。
(4)反対側も同様に行う。

<ポイント>
太ももの前側の筋肉にグッと力を入れるとさらにストレッチ効果が高まる

以上、11月4日あさいちからほぼコピペでございます。

余談:あさいちといえば、馬さまの録画を期待しながら拝見したところ、
世界的チェリストが過剰といえるほどの?(関西弁でいうところの)イチビリでビックリ。
シルクロードの印象がぶっ飛んだ。
通訳は有働さんがなさる方が絶対よかった。
面白いやり取りになったでしょうに。


おわった!

2014年11月01日 | 健康
ほぼ一ヶ月毎日のクリニック付き添い修了!
母はよくがんばったものです。
どっと疲れが出てバタンキューで寝込んでおりますが。。。

先端技術の放射線のお陰で痛みはかなり軽減されました。
今にも爆発しそうだったオデキも少し萎んでいます。

このところ眼科、歯科、地元病院、もっと大きな病院と
付き添い以外でも医療機関に行くことが重なりました。

その中でもこのクリニックは本当にビックリすることばかり。
スタッフの方はどんな役職でも同じようなアロハ着用だし、看護師さんもそれに合わせた柄のエプロン。
複数の医師がおられますが、後ですごい権威のお医者さんとわかったり。
フレンドリーな優しいオジサンにしか見えませんでした。

着替えは素敵な個室が用意されて、急かされることがないのも嬉しいと母。
個室で待っている間、私はストレッチをしていました。

中庭の花壇を囲むようにホールがあり、あちこちにお花があしらわれ慰められます。
冬は本物の暖炉に薪がくべられます。

お茶とお菓子も毎回いただきました。
(付き添い人まで。)

待ち時間もなくゆったりした気持ちで通院できるのは、
体が弱っている者にとっては本当にありがたいことでした。

最後の日、技師さん看護師さん達に見送られ、
なんと一輪の真紅のバラを添えて(それも地元名店の)皆さんの寄せ書きの色紙まで頂き大感激。
すごく嬉しかったのですが、正直そこまでして頂くと恐縮しまくりです。

今度何か気の利いたものを持っていかなくてはとちょっとプレッシャー。

こんなに至れり尽くせりのところは費用が心配でしたが、保険がきくので高齢者だし、ごく普通でした。
病院の緩和ケアも含めて、一人ひとりに心をこめて向き合ってもらえる先生、スタッフさん達に出会えて母はラッキーです。

ラッキーと書きましたが、不幸中のラッキーですね。
家族でそんな大変な闘病経験の人がいなかったので、どうして自分は?と思うようです。

きっと一番心が丈夫だから宿命なのでしょう。