熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

ペルデンドシ→フェイドアウト

2010年06月22日 | チェロ

今弾いている「愛の悲しみ」(クライスラー)に見慣れぬ音楽用語。 
一番最後にperdendosiとあり。
次第に弱めて消えるように弾くのだそうです。
そもそも後半の繰り返し部分はppなのですが、それをまだ消し込むように弾くなんてワタシには不可能。
おまけに最後の長~いトリル自体が苦手で、ボロボロ。
ヘロヘロで息絶えたのではいかんぜよ。

こないだのガブさんの演奏でも、このペルデンドシと思われるエンディングがありました。
なんの曲が忘れたのですが、ステージ近くにもかかわらず、まったく聴こえなくてびっくり。
超絶技巧のプロでもエアチェロになってしまうくらい小さな音は難しいということでしょうか。
気が楽になりましたわ。

それから複付点のリズム感が難しいです。
正調クライスラーブラザーズのチェロ演奏は、この複付点を略して簡単バージョンにしているんです。
ますます金婚式に似てきます。

楽譜に忠実にといいますけど、元祖家元は案外好き勝手しているのですね。
でも、ここは楽譜通り複付点にトライしてみます。

Kreisler - Liebesleid
元祖版
マ版
マイスキー版

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