今日は、隣の住田町産業祭りへ行ってきた。嫁さんの仕事を家族で応援しがてら、会館で行われた芸能まつりを鑑賞させて頂いた。以前から、江刺や花巻と同様の太鼓系鹿踊りがあるのは承知していたが、その中の、高瀬鹿踊り(手持ちの資料では月山鹿踊りとある)と外館鹿踊りが演じられた。住田町には、他に寒倉鹿踊りと柿内沢鹿踊り、坂本鹿踊り(中断中)があるようだが、場内の観客の話を盗み聞きしたところでは、後継者不足に陥っているらしい。遠野でも、かつては、土淵に足洗川・和野しし踊りが、上郷には平倉・火尻しし踊りがあったようだが現在は廃絶もしくは中断中だ。芸能を有するお祭りは興すのは容易いが、継続するのは大変なことだとつくづく感じる。そういえば、先週図書館で、八戸の郷土芸能なる本を読んでいて興味深かったのは、八戸にもしし踊りがあったということで、勿論、市民はその事実をほとんど知らないらしい。八戸藩勘定所日記に記されているとのこと。どのようなしし踊りであったのか想いをめぐらしていた休日だった。