「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

2010 宮守町砥森神社例大祭

2010-09-27 22:20:58 | 郷土芸能

大船渡から帰った日曜の午前、間に合ったとばかりに宮守に車を走らせる

 

去年の感動を味わいたくて

 

何とか二日目の神事に到着

この日の鹿込神楽のメンバー構成は去年と少し変わっており、お会いしたかった太鼓の老人は見えず

 

また粡町南部ばやしの参加者も少ない

 

さらに下郷さんさの参加者も

 

それに比べ神輿を担ぐ人数は例年並み

 

逆に鹿込神楽は例年以上の人数となっており、

何がおきたのかと思っていると

各団体とも、人数を分けて門かけに行っているとのこと

一安心

 

昨年廻った場所を思い出しながら、mm1に行くと

南部ばやしは全員集合となり、店内での踊りの披露の真っ最中

 

この後の行程をお聞きし、安心して一時帰宅。

 

昼食を済ませ、一休みしていると妖怪睡魔君が取り付く。

目覚めると今度は金縛り(歳甲斐もなく動き回った昨日今日の疲れの第一陣が襲ってくる)

 

無理を押して、また、宮守へ

 

南部ばやしは、既に老人ホームへ向かう途中まで来ている。

その後、休憩時間となるのがわかっているので、その先にいるであろう団体を探す

 

下郷さんさも既に商店街の通り抜けの最終段階、宮守駅に向かって来ていた。

 

そして、

 

神楽も門かけをしながら駅へ

 

下郷さんさには今年デビューした女の子が

誰にも指示されること無く演目に合わせ、持ち物を自分で準備して踊る

何ともすごい新人である。

そばにいたお母さんらしき人を見ると、昨年まで先頭で踊っていた方に似ていたが、真実はわからない。

 

時間がないまま、そして体調不良では、気に入った写真がとれる訳もなく、

観られただけで良しとし帰宅。

 

来年も、この土日に遠野を離れなければならず、楽しみにしていた土曜の夜の部を見ることができない。

 

ご覧の皆さん、ぜひ、宮守最大級のこのお祭りを来年は忘れずに見に来て頂ければと思う気持ち半分、

内緒にしておこうという気持ち半分

 

いずれ、年齢不相応に動き回ったツケが今日当たりからジワジワと・・・。


COME BACK

2010-09-26 23:14:03 | その他

25日(土)某職能団体の親睦野球大会へ

このイベントにはかなり久しぶりの参加

以前はユニホームを着ていたのだが、これからは添乗員の役割?

場所は大船渡市末崎町

朝から台風の影響により小雨降る中、開会

第一球場の第一試合だったが、試合開始後、2回戦まで進むと大雨となり、中断。

大会本部の方針に従い、野球から会場を移してドッジボールへ競技変更

 

20代から70代までと幅広い年齢層の方々が、真剣モードで

 

第一試合が終わった直後、我がチームの若手の一人の様子が変?

脱臼

市内の整骨院へ向かう。もう着くかと思われる辺りまで来ると冗談のように肩が戻る。

安全のために診察をしてもらい、マッサージ。

その間に第二試合も勝ったと報告を受ける。

そのまま準決勝・決勝までやるのかと思いきや、残りの試合は明日野球にて

ということで、先に帰ったメンバーに連絡をしていると、日曜に予定が入っている人が多く、棄権することに決定。

またまた、その連絡。

てんやわんやの一日

 

今回の宿泊先は荒れている海が見える碁石海岸の民宿「碁石丸」さん

本当はここで海の幸で宴会をしたいところだが、市街地のホテルへ、また移動

 

ここで添乗員の仕事から一時、解放され乾杯!

 

うれしいことに余興として三陸町浦浜の獅子踊り

(今年の上郷町日出神社例大祭で観た団体)

 

二次会は若い人たちの云う事を聞いてこんな感じ?

 

〆はラーメンかと思っていたが、宿までかなりの距離があるため

 

途中で食材を調達し、・・・・・若人の夜は更ける

(私は早々に布団に入る・・・・本当です!)

 

明けて朝、見事に快晴

(朝食をおいしく頂いている時にわかったが、貸切かと思っていたところ、何組かのお客さんが別にいたようで、夜遅くまでお騒がせして申し訳ありませんでした。)

 

稲刈りが始まるこの時期、それぞれの予定に合わせ、メンバーが帰途に着く中、

少し時間のある数人にて碁石海岸を散策するも波は高し

 

それでも名所「風通穴」はしっかり見学

 

さらに気仙大工の匠の技も


2010 金ヶ沢 村兵稲荷例祭

2010-09-23 17:11:48 | 稲荷

2年ぶりに訪問(前回の様子はこちら

 

新しく出来た看板の矢印に従い

 

雨のりんご園を右折すると

 

この地域の方々によって雨天対策のテントが張られ、神事を待つばかり

 

準備中の地域の重鎮にお聞きすると、その方が子供の頃までは、

虫祭りや田植踊りがここでも行なわれていたとのこと。

また、かつては神楽の面も保存されていたようで、ここ金ヶ沢にも神楽組があったのかもしれない。

 

豪商「村兵」を頂点とし遠野一円に散居する「村上氏」が崇拝する稲荷さん

この日も何人かの村上さんがお出でになる。

 

八幡神楽の打ち鳴らしにより、神事

 

稲荷さん脇の集会所で直会の挨拶が済むと、権現舞

 

やがて神楽は中に入り出席者の頭を噛み、無病息災の厄除け

 

お初にお目にかかるこの方も・・・・地域の新人さんかな?

 

地域の若い人たちは、焼き鳥や綿あめ、

そして、中の賄いと例年通り忙しそうに動き回っており、

ちょうどお昼となったところで、この場を去る。

 

こちらこそ!

 

さて、今週土曜日は、松崎元八幡神社例大祭

そして、同じ土日は宮守砥森神社も例大祭となるが、

所用にて遠野を離れ、観ること能わず。涙

 


2010 遠野まつり 後編

2010-09-22 20:19:16 | 郷土芸能

19日(日)

前日の夜の出番前に紫波のおいしいお酒をしっかり頂きながらも

頭は快晴、が、身体はクタクタ。

前日より遅い9時に保管庫から山車を移動し、穀町・勇町・大工町と流し、蔵の道広場にて昼食(飲食ではなく)。

 

ステージには、招待団体のひとつ「永井大念仏剣舞」

国指定重要無形民俗文化財

(心待ちにしていた団体である)

 

笠ふり?

 

 関東周辺から広く分布している三匹獅子舞に「花懸かり」なる演目があり、その中に花を被った役回りの人が登場するが、それとの関係はどうなのか気になるところだ。

 また、盛岡近郊の念仏剣舞は南無阿弥陀仏を唱えることから、盆中行事に関係してきたものと思われるが、現在は伝統芸能としての位置づけのようだ。

 江戸時代、六日町の神明神社例祭には、花担ぎなる役が行列に加わっていたようだが、今は無い。その花担ぎとの関連も興味深い。三匹獅子舞とセットのこの花、伊達に伝わるしし踊りと剣舞のセット、南部に来て二分化か?

 

もうひとつの招待団体「八戸えんぶり研鑽会」

ここ数年でえんぶりも広く遠野人に知られるようになった。

 

そして、10,000個の餅蒔き

 

餅蒔きが終わると観客用のブルーシートが海原のようになり

今年の祭りのポスターになった平倉神楽が登場

 

続いて、綾織しし踊りと上柳しし踊り

 

やがて仲町と穀町の南部ばやしは、お互いが観る側・観せる側となる。

 

(蔵の道広場に食べ物の出店が集まっていれば、昼時間の集客は可能かもしれないと、ふと思う)

 

空き時間に廻った共演会では、今週末開催の宮守砥森神社例大祭

御馴染みの下郷さんさが景気のいい踊りの真っ最中

(残念ながら、今年から、しばらくは観に行けない・・・

さんさも粗町南部ばやしの皆さんも頑張って下さい)

 

飯豊神楽

 

綾織しし踊り

 

鱒沢神楽

 

出番を待つ大工町太神楽

 

参加者は、どこで何が行なわれているのか事前にチェックする習慣がないので、

最後の南部ばやしが踊られる時間まで衣装を着けたままの子供達は、かなり大変。

 

それでも、しっかり踊り

 

三本で閉める

 

今年は最後まで鳴らずじまいの笛

来年には・・・・


2010 遠野まつり 前編

2010-09-21 13:12:22 | 郷土芸能

18日(土)遠野まつり

仲町南部ばやしは朝8時保管庫から山車を運び出し、9時には最初の踊り披露

 

去年まで踊り子だったこの子も笛吹2号として参加

(当初、他団体への参加希望だったようだが、昔踊り子だった母親のダメの一声に素直に応じたようだ)

(そのせいか、人の世話をやいているうちに自分の持ち時間がなくなり、わが明笛は鳴らず)

 

八幡さまへ奉納していた際立ち寄っていた、新張の老人施設へバスで移動

ここを地元とする新張7区自治会の松崎音頭と御輿も訪問中

 

遠野郷八幡宮例大祭に参加している時の二日目の行程を最初に行なっていることとなる

 

仲町に戻ると各団体が門かけの最中(大工町太神楽)

 

昨年度まで末娘がお世話になった小学校の子供達と消防署の皆さんによる消防御輿も元気よく練り歩く

 

お昼過ぎのわずかな時間に

 

人気の山口さんさは沢山の人だかり 

 

夜の部に備え、三々五々集まる粋な女の子達

背中にあるのは○マーク。「丸組」ではなく、「わ組」

いろは順に数えた13番目、早瀬町13区の御輿団体

 

昼食も夕食も蔵の道広場で過ごし、気がつくと真っ暗

 

思い出したように駅前へ駆けつけると青笹しし踊りの柱がかりの真っ最中

 

しばらく振りにこの人が太鼓を叩く姿を見る